小学生は、自分の経験をもとに、しっかり話し合いをしている! ~『誰が国語力を殺すのか』を読んで2 | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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● 小学生は、自分の経験をもとに、しっかり話し合いをしている! ~『誰が国語力を殺すのか』を読んで2

 

 

こんにちは 三浦真弓です。

 

『誰が国語力を殺すのか』

が話題になりまして。

右『ごんぎつね』の読めない小学生たち、恐喝を認識できない女子生徒……石井光太が語る〈いま学校で起こっている〉国語力崩壊の惨状

 

 

実際に、本を購入して読んだ、私の感想記事です。

右物事は、一部だけみて、知った気になってはだめだなぁ… ~『誰が国語力を殺すのか』を読んで1

 

 

で、読み始めました!

序章で、さっそく、ごんぎつねの例の場面について

子どもたちが、意見を発表している場面になります。

 

その言葉を読んだ第1印象は

「子どもたちは、自分の経験や知っていることを元に、

しっかり話し合いをしてるよ?」

 

おばあちゃんちにはお墓があるこどもが

いずれはお墓に入れることを考えた発言をしたり

死んだ人をそのままにしておく訳にはいかないから、

煮て溶かしたのでは…と発言をしたり

 

小学校4年生がこのように考えても仕方ないのでは?

と思います。

 

 

ここだけなら。

 

ただ、本の続きを読んでいくと

授業をされていた先生と、筆者さんが言いたかったのは

 

その前の情景が色々伝えてあるから

そこから考えてほしかった、

色々な状況から、想像したり考えたりする力が、

衰えてきていることを心配している

 

と言うことなんだなと、わかりました。

 

高校生の付き合っている同士の関係で

恐喝みたいなコトになってしまった話も、

 

それじゃなくてさ。

LINEメッセージでやりとりして誤解が生じた件が

掲載されているではありませんか。

 

 

インタビュアーさんも、そちらを話題にしてくだされば

こんなに

「え?どういうこと? この本、大丈夫?」

みたいな話題にならずに済んだような気が、少ししたりして。

 

LINEでのやりとりのトラブルは、

お子様のLINEの使い方などの相談を、

子どもの成長発や達を考慮して対応している人は

(血液型とか、誕生日から「そういうタイプですよね~」みたいな

対応をする人ではなくて、と言う意味です)

 

10年くらい前から、すでに、

「スタンプのやりとりで、誤解が生じて、トラブルになっているなぁ」

と、話題いや、問題にしていました。

右で、その先の親子のコミュニケーションは…

右そのスマホは、本当に誰のために持たせているのかな!?

右スタンプ、短縮語世代に負けない親に!!

 

押したスタンプとは、違う意味に受け取られて

ライングループ外しされちゃったとか~

相手に、怒られたとか。

 

きちんと、自分の言葉で書いた方が誤解が少なくなるよ。

ということを、伝えていました。

 

私の場合は、

「その様に、お子様に伝えてくださいね」

と、相談くださった保護者様に伝えていた、ということですが。

 

 

反省文を書かせたら、反省の見られない反省文だったので

保護者様におつたえしたら

その、保護者様も、意味が読み取れなかった…

という場合もあったようです。

 

さすがに分厚いだけのことはあり

そういう事例が、たくさん書かれています。

 

image

 

今では、このような社会情勢でもあり

ネット環境で、いろいろなコミュニケーションがとれること

助かっている部分が多いですよね。

 

なので、ネットが悪い!なんていうつもりはありません。

 

ただ、ネットのバーチャルなものを利用するのと同じくらい

実際に、体験しておくことはとても大切です。

 

体験しているからこそ、

バーチャルでも、あぁ~そういうことよね。って

理解できると、私は思います。

 

もちろん、例えば、身体的な理由とかで、

実際の体験が出来ない人もいらっしゃるので

そういう方にまで、体験してからね!とは言いませんが。

 

ただただ、子どもに体験させたら、はい終わり。

ではなくて、

体験させるときに、出来れば親も一緒にその場にいて

色々な声をかけてほしいなと思います。

 

そうやって、使った、聴いた言葉が

子どもの中に「言葉」として残ります。

 

自分の中にない言葉は、使おうと思っても

出てきませんからね。

 

ごんぎつねファンの方はぜひ。

9月の連休に、半田市の矢勝川界隈に来てほしいな。

 

 

矢勝川沿いをあるいて、

たくさんの彼岸花をみていただいて

 

ごんも、この景色を見たのかな?

どこでどんぐりがとれたんだろう?

 

などなど、

ごんぎつねのお話を話題にしていただきたいです。

 

夕方、空が赤くなってきたら、

彼岸花の赤色と見比べて、

「あか、と言っても、色がちょっと違うね~」

なんて話もしたりして。

 

そういう会話をするなかで

国語力の基礎が育っていくと思います。

 

 

まぁ、ざっくり言えば

「野山を駆け巡って、いっぱい遊んで、

それについて、親子で楽しかったね~って会話する」

というコトにもなりますが。

 

そう言う中で、子どもたちは、あれこれ思考して

考えたことを口にして、

自分の言葉にしていくんですよね。

 

その過程を、大切にしたいですね。

 

またまた、すっかり長いので

不登校の話題や学校でのこと、次に書きますね。

 

右不登校と、成長に合わせて育つ国語力!? ~『誰が国語力を殺すのか』を読んで3