「三国機密之潜龍在淵(全54話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第五十四集(最終回)]
曹丕率いる魏軍に対峙した劉平はこれが曹操の遺志なのかと問う。曹丕は父とは関係なく、ただこの乱世という時代で自分の夢を実現させるためにやってきたのだと告げる。今戦えば孫権と劉備が攻めて来て、せっかく曹操が勝ち得た中原の平和を壊すことになると劉平は説くが、曹丕は父から愛されなかった自分はもはや、自分が父より強いことを証明することでしか生きる価値を見出せなくなったのだと吐露する。天下の平和は願っている、だがこの戦に勝った者が天下を救う権利を得るのだ…。
劉平は実は曹丕と戦う気はないのだと告げる。元々自分は皇帝でもなんでもなかった、皇室が劉姓だろうと曹姓だろうと、人々が平和に暮らせる世の中であることこそが自分の求める事なのだと。彼は禅譲すると言うのだ。
朝臣らが皆反対する中、劉平は冠を外す。賈詡だけがよくご決断されたと手を握り見送る。
「皇帝ごっこ」はやっと終わった、宮殿の長い階段を降りると曇り空に急に光が差し込んできた。それは劉平の心の中を現わしているかのようだった。
城を出るとそこには司馬懿が待っていた。久しぶりに二人で狩りに出かける。劉平は自分の役目は終わった、次はお前の番だと言って握手し別れる。そして伏寿の待つ庵へと向かう。
ついに再会を果たした劉平と伏寿は固く抱き合う。「みんな終わったの?」伏寿は問う。劉平は笑って答える「いいや、これから始まるんだよ。」
曹丕は一人朝議の間の玉座にやってくる。机の上の箱の中には玉璽が。手を触れようとした時、曹節がやってきた。強引に皇帝の座を奪って、歴史に簒奪者と名を残すことになると罵倒する妹に、曹丕は自分が劉平より明らかに皇帝に相応しいと言い張る。曹節は怒って玉璽をつかむと兄に向って投げつけた。玉璽が床に落ち、曹丕は玉璽が欠けてしまったのではないかと慌てて拾い上げる。その様を見て曹節は失望し去っていく。
父が手にすることができなかった玉璽を、今自分は握っている。見たか、父上、俺はやったぞ、ついにやったぞ!曹丕は天を睨みつけて笑う。その口からは血が流れてきた。長年のストレスで彼の内臓はぼろぼろになっていたのだ。
曹丕は皇帝となり国号は魏となった。だがわずか七年で曹丕は逝去し幼い曹叡が帝位に就いた。曹叡の後見人となった司馬懿はいよいよ天下を我が物にすべく動き出す…。
幼い皇帝と山陽地方へ出向いた時に、山羊の怪我を診る劉平の姿を見かけた。だが司馬懿は車を止めることなく通り過ぎていく。彼が見ているのは天下だけなのだ…。(終)
→インデックス
* * * * *
総括。
アイドルものでした!老いも若きも美男美女で目に麗しくてよろしかった。
物語は史実をベースにかなりトンデモというか漫画的な展開を見せる歴史パロディもの。三国志の知識は必須。主人公が窮地に陥る、かと思いきや奇跡の一発逆転、の繰り返しでしっかりハラハラさせて、若干クサいラブストーリーもいくつも仕込んで、エンターテイメントとしてアイドルものとしてよくできた脚本。だけどいかんせんお芝居が…。ユーモアなしのサスペンスなのにわざとらしいお芝居だから逆に笑えてしまって。アイドルものはやっぱコメディ要素入れてくれないとキビシイわぁ。(´д`lll)
その中で群を抜いて素晴らしい演技力を見せつけていたのが伏皇后役ワン・チェン(万茜)。一人だけ格が違う。見た目はカワイイけどお芝居が何ともならないマー・ティエンユー(馬天宇)くんとの恋愛シーンは全て彼女がリードしその切ない感情を彼の分まで語りつくしてた、本当に素晴らしい!
それからちょっとしか出てこないけどとても泣けるお芝居で印象に残った張太監役、リー・チェンイー(李建義)。ベテランの業。
あとは荀令君役のワン・レンチュン(王仁君)、話の中核には絡んでこない脇役ながら、手を抜かない、心情の推移がきちんと見えるお芝居。この人は「軍師連盟」で曹植を演じてた人。
主人公・劉平役のティエンユーくん、その小動物系のカワイイ表情は最強のおばちゃんキラー。カワイイから何でも許しちゃう!(´∇`)b 司馬懿役エルヴィス・ハン(韓東君)は水戸黄門の助さんにしか見えない。むっちゃ時代劇顔なのに現代的な芝居をブチ込んでくるので頭を抱えた…。序盤の敵役・満寵を演じるトゥー・ナン(屠楠)、この人無名ながらお芝居は良かったな。キャラが立ってた数少ない人物。あとは郭嘉と貂蝉も主役格だけど、まぁお顔は良いんだけど…。特に郭嘉は重要な役なのにキャラが作れてないというか途中で破綻してしまってて、行動原理に矛盾が生じておかしなことになってた。郭嘉以外でも「なぜその事実を知っている?」とツッコミたくなるケースが多くて、何でも「勘が鋭い」で通すのは無茶苦茶だ…。
あと恋する相手が全員既婚者。揃いも揃って…。
この作品最初から違和感を感じたのが、衣装や髪型。現代風にアレンジする時代劇は少なくないけど、これはやけに日本ぽさを感じて。中国の時代劇といえば頭頂部にお団子を結うのが普通だけど、この作品はお団子にせず束ねているだけの日本の侍のちょんまげみたいな結い方をしてるキャラが多くて。スタッフに日本人らしき人がいるわけでもなかったので新しい時代考証の結果なのか…。
「三国機密之潜龍在淵(全54話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第五十一集]
儒家らを避難させた満寵は劉平に、なぜ潜龍観が危険だと分かっててやってきたのかと訊く。劉平は知っていたからこそ来なければならなかったと言った。その時背後で地鳴りのような音が。振り向くと潜龍観が崩れ落ちようとしている。中に一人残っている崔琰がスイッチを押したのだ。自殺する気だ!劉平は崩落し火の手が上がる潜龍観に駆け入り崔琰を引っ張り出す。そこへ炎を上げる柱が倒れかかって来た。だがそれを満寵が間一髪で支え、三人は脱出する。
満寵はなぜ郭嘉が彼の正体を知りながら曹操に告げなかったのかが理解できた。
同刻、皇后の元に毒酒が運ばれる。運んできたのは他でもない司馬懿だった。伏寿は差し出された杯を一気に飲み干す。劉平は急ぎかけつけたが今一歩遅かった。伏寿の冷たくなった体を抱きかかえる。
劉平は平然としている司馬懿に剣を突きつけるが曹丕がそれを制止する。剣の切っ先は司馬懿の胸に刺さったが彼は避けようとはしなかった。司馬懿は自ら成し得たいことのためには自らが傷つく事を恐れないと、この乱世で誰も傷つかない方法などないのだと言うのだった。
伏府からは楊彪と荀彧の手紙が出てきた。荀彧は馬鹿な真似をするなと制止する内容、楊彪は共に敵を倒そうと書いていた。楊修はこれは父を陥れようとする罠だと曹操に訴えるが、楊家には今まで何度も謀反の疑惑があり今度はもう看過できないと曹操は告げる。楊修は父はもう引退した身なので自分が父の代わりに死罪になると願い出て連行されて行った。
外には勝ち誇った顔の司馬懿が待っていた。これは復讐だ…。
尚書台の荀彧の元に曹操がやって来る。伏完の手紙を叩きつけ、謀反を知りながらよくも報せなかったなと突きつける。裏切り者と言う曹操にしかし荀彧は、元々漢皇室を助け董卓と戦ったのに、いつの間にか皇室と対立するようになったのはあなたの方だと涙を流し訴える。
[第五十二集]
荀彧はもはやお役に立てることはないと言い去って行った。曹操は次々と身近な人間が自分に反して離れていくことに苛立ちそして茫然とするのだった。
ほどなくして曹丕がやって来た。荀彧が自殺したとの報せ…。これはわしへの復讐なのか!?曹操は激しい頭痛に襲われ倒れる。
実は伏完への手紙は司馬懿が画策したものだった。司馬懿は伏完に、楊彪と荀彧に宛ててクーデターを企てているという手紙を書かせた。楊彪は賛同するであろうし、荀彧はああ見えて漢皇室を尊重している、曹操には伝えず制止してくるだろう。もしクーデターが失敗して伏完が死んだらこの手紙をわざと発見させるのだ、曹操はきっと楊彪と荀彧を殺す、だが彼らは故郷での人望も高いので反曹操の感情が一気に高まろう!
その企みを告げられた劉平は殴りかかる。だが司馬懿は、曹操の身近な配下は全て荀彧が紹介した者ばかりなので彼を消せば曹操は味方を多く失うことになり結果的には漢皇室にとって良い事ではないかと嘲笑する。
曹操は鄴城へ行く前に曹節を皇后にすることで皇室と協力していこうと伝えさせる。曹節は参内し、そもそもは自分が郭嘉の袋を開けてしまったことが原因で皇后も亡くなる結果となってしまったと自らを責める。そして自分を愛してくれなくてもいい、父と陛下が協力することで二度と争いが起こらないようにしたいだけだと訴える。
そうして劉平は婚姻を受け入れ曹節は皇后に封じられた。
司馬懿は山中の庵を訪れる。そこには、死んだはずの伏寿が静かに暮らしていた。実は司馬懿は劉平から仮死の薬を手渡されていた。皇后に飲ませたのは毒ではなくその仮死の薬だったのだ。
[第五十三集]
関羽が樊城を攻め曹操軍は惨敗した。関羽は樊城に陣取りこのまま許都へ攻め入り皇帝を迎えると言っているらしい。さらに密偵の報告では洛陽に撤退した曹操はこの所重い頭痛で臥せっているとか。本当に関羽が許都へやってきたらどうすべきか…劉平はとにかく城民の安全を第一に考えるよう命じる。曹操が死んだとなればまた中原が荒れよう…劉平は自ら洛陽へ赴き曹操の病を治してみようと考える。
洛陽では曹操が配下を集め良い策はないかと問うが皆八方塞がりのこの状況に何も言葉を発しない。そこへ司馬懿が孫権と組めばいいと言い出した。孫権は劉備と長年同盟を組んでいると皆呆れるが、司馬懿はこの同盟が有名無実になっている現実を告げ、孫権は必ず乗って来ると説く。曹操はすぐに孫権へ使者を出すよう命じた。
劉平は洛陽へ。華佗の書によれば全身麻酔下で開頭手術すれば治ると告げるが、曹操は今まで劉備や孫権が自分の敵だと思っていたが本当の敵はこんな近くにいたのだと笑って拒否する。劉平は世の平和のために戦うという目的は同じなのだから協力できるはずだと説くが、曹操はもう時間がないと力なく呟く。もしわしにもう10年の時間があれば、お前と協力し平和を実現できたかもしれないな、と…。
洛陽で劉平は久しぶりに司馬懿に会った。司馬懿は声を潜め、曹操が死んだらその時が決起のチャンスだと告げる。そして漢皇室に寝返る可能性のある軍の名簿を手渡すのだった。
曹操と孫権の連合軍は関羽を打ち負かした。だが曹操はその凱旋直後に倒れてそのまま亡くなった。予想通り青州で反乱の声が上がる。さらに曹操の次男の曹彰が後継の座を狙い兵を引き連れて洛陽に向かった。孫権と劉備もこの機を狙ってくる、曹丕は内外に兵を割かれ身動きできまい、今こそ決起の時だと朝臣らは劉平に訴える。ついに劉平は兵を挙げ北上すると告げる。
一方、曹丕はタイミング良く青州の反乱や弟の裏切りが発生し、これらは皆司馬懿が裏で手を回しているのではないかと問い詰める。だが司馬懿は自分はただ勝者の味方だと言うのだった。曹丕はもし自分が死ぬようなことがあればお前を陪葬させてやると告げる。そして許都へ向けて兵を出す。

[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。世の中に平和を取り戻すため戦っている。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉協の身代わりである劉平をいつしか愛するように。
[C] 曹操
字は孟徳。幼名は阿満。魏公に封じられ王を名乗ることになる。現在の漢帝国の実質的支配者。
[D] 司馬懿
字は仲達。劉平と兄弟同然に育つ。曹丕の参謀となる。
[E] 崔琰
尚書。字は季珪。河北の多くの勢力を抱える名家の当主。
[F] 楊修
主簿。楊彪の息子。父とは違い新しい時代は実力のある者に従うべきと考える。
[G] 荀彧
尚書令。字は文若。荀令君と呼ばれる。曹操の古くからの配下だが儒家であり漢皇室との板挟みに苦しむ。
[H] 曹丕
曹操の次男。字は子桓。自らが天下を支配する皇帝となる野望を抱いている。
[I] 曹節
曹操の娘。劉平に告白するも一度振られている。
[J] 満寵
許都令。満府君と呼ばれる。
→インデックス
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第五十一集]
儒家らを避難させた満寵は劉平に、なぜ潜龍観が危険だと分かっててやってきたのかと訊く。劉平は知っていたからこそ来なければならなかったと言った。その時背後で地鳴りのような音が。振り向くと潜龍観が崩れ落ちようとしている。中に一人残っている崔琰がスイッチを押したのだ。自殺する気だ!劉平は崩落し火の手が上がる潜龍観に駆け入り崔琰を引っ張り出す。そこへ炎を上げる柱が倒れかかって来た。だがそれを満寵が間一髪で支え、三人は脱出する。
満寵はなぜ郭嘉が彼の正体を知りながら曹操に告げなかったのかが理解できた。
同刻、皇后の元に毒酒が運ばれる。運んできたのは他でもない司馬懿だった。伏寿は差し出された杯を一気に飲み干す。劉平は急ぎかけつけたが今一歩遅かった。伏寿の冷たくなった体を抱きかかえる。
劉平は平然としている司馬懿に剣を突きつけるが曹丕がそれを制止する。剣の切っ先は司馬懿の胸に刺さったが彼は避けようとはしなかった。司馬懿は自ら成し得たいことのためには自らが傷つく事を恐れないと、この乱世で誰も傷つかない方法などないのだと言うのだった。
伏府からは楊彪と荀彧の手紙が出てきた。荀彧は馬鹿な真似をするなと制止する内容、楊彪は共に敵を倒そうと書いていた。楊修はこれは父を陥れようとする罠だと曹操に訴えるが、楊家には今まで何度も謀反の疑惑があり今度はもう看過できないと曹操は告げる。楊修は父はもう引退した身なので自分が父の代わりに死罪になると願い出て連行されて行った。
外には勝ち誇った顔の司馬懿が待っていた。これは復讐だ…。
尚書台の荀彧の元に曹操がやって来る。伏完の手紙を叩きつけ、謀反を知りながらよくも報せなかったなと突きつける。裏切り者と言う曹操にしかし荀彧は、元々漢皇室を助け董卓と戦ったのに、いつの間にか皇室と対立するようになったのはあなたの方だと涙を流し訴える。
[第五十二集]
荀彧はもはやお役に立てることはないと言い去って行った。曹操は次々と身近な人間が自分に反して離れていくことに苛立ちそして茫然とするのだった。
ほどなくして曹丕がやって来た。荀彧が自殺したとの報せ…。これはわしへの復讐なのか!?曹操は激しい頭痛に襲われ倒れる。
実は伏完への手紙は司馬懿が画策したものだった。司馬懿は伏完に、楊彪と荀彧に宛ててクーデターを企てているという手紙を書かせた。楊彪は賛同するであろうし、荀彧はああ見えて漢皇室を尊重している、曹操には伝えず制止してくるだろう。もしクーデターが失敗して伏完が死んだらこの手紙をわざと発見させるのだ、曹操はきっと楊彪と荀彧を殺す、だが彼らは故郷での人望も高いので反曹操の感情が一気に高まろう!
その企みを告げられた劉平は殴りかかる。だが司馬懿は、曹操の身近な配下は全て荀彧が紹介した者ばかりなので彼を消せば曹操は味方を多く失うことになり結果的には漢皇室にとって良い事ではないかと嘲笑する。
曹操は鄴城へ行く前に曹節を皇后にすることで皇室と協力していこうと伝えさせる。曹節は参内し、そもそもは自分が郭嘉の袋を開けてしまったことが原因で皇后も亡くなる結果となってしまったと自らを責める。そして自分を愛してくれなくてもいい、父と陛下が協力することで二度と争いが起こらないようにしたいだけだと訴える。
そうして劉平は婚姻を受け入れ曹節は皇后に封じられた。
司馬懿は山中の庵を訪れる。そこには、死んだはずの伏寿が静かに暮らしていた。実は司馬懿は劉平から仮死の薬を手渡されていた。皇后に飲ませたのは毒ではなくその仮死の薬だったのだ。
[第五十三集]
関羽が樊城を攻め曹操軍は惨敗した。関羽は樊城に陣取りこのまま許都へ攻め入り皇帝を迎えると言っているらしい。さらに密偵の報告では洛陽に撤退した曹操はこの所重い頭痛で臥せっているとか。本当に関羽が許都へやってきたらどうすべきか…劉平はとにかく城民の安全を第一に考えるよう命じる。曹操が死んだとなればまた中原が荒れよう…劉平は自ら洛陽へ赴き曹操の病を治してみようと考える。
洛陽では曹操が配下を集め良い策はないかと問うが皆八方塞がりのこの状況に何も言葉を発しない。そこへ司馬懿が孫権と組めばいいと言い出した。孫権は劉備と長年同盟を組んでいると皆呆れるが、司馬懿はこの同盟が有名無実になっている現実を告げ、孫権は必ず乗って来ると説く。曹操はすぐに孫権へ使者を出すよう命じた。
劉平は洛陽へ。華佗の書によれば全身麻酔下で開頭手術すれば治ると告げるが、曹操は今まで劉備や孫権が自分の敵だと思っていたが本当の敵はこんな近くにいたのだと笑って拒否する。劉平は世の平和のために戦うという目的は同じなのだから協力できるはずだと説くが、曹操はもう時間がないと力なく呟く。もしわしにもう10年の時間があれば、お前と協力し平和を実現できたかもしれないな、と…。
洛陽で劉平は久しぶりに司馬懿に会った。司馬懿は声を潜め、曹操が死んだらその時が決起のチャンスだと告げる。そして漢皇室に寝返る可能性のある軍の名簿を手渡すのだった。
曹操と孫権の連合軍は関羽を打ち負かした。だが曹操はその凱旋直後に倒れてそのまま亡くなった。予想通り青州で反乱の声が上がる。さらに曹操の次男の曹彰が後継の座を狙い兵を引き連れて洛陽に向かった。孫権と劉備もこの機を狙ってくる、曹丕は内外に兵を割かれ身動きできまい、今こそ決起の時だと朝臣らは劉平に訴える。ついに劉平は兵を挙げ北上すると告げる。
一方、曹丕はタイミング良く青州の反乱や弟の裏切りが発生し、これらは皆司馬懿が裏で手を回しているのではないかと問い詰める。だが司馬懿は自分はただ勝者の味方だと言うのだった。曹丕はもし自分が死ぬようなことがあればお前を陪葬させてやると告げる。そして許都へ向けて兵を出す。

[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。世の中に平和を取り戻すため戦っている。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉協の身代わりである劉平をいつしか愛するように。
[C] 曹操
字は孟徳。幼名は阿満。魏公に封じられ王を名乗ることになる。現在の漢帝国の実質的支配者。
[D] 司馬懿
字は仲達。劉平と兄弟同然に育つ。曹丕の参謀となる。
[E] 崔琰
尚書。字は季珪。河北の多くの勢力を抱える名家の当主。
[F] 楊修
主簿。楊彪の息子。父とは違い新しい時代は実力のある者に従うべきと考える。
[G] 荀彧
尚書令。字は文若。荀令君と呼ばれる。曹操の古くからの配下だが儒家であり漢皇室との板挟みに苦しむ。
[H] 曹丕
曹操の次男。字は子桓。自らが天下を支配する皇帝となる野望を抱いている。
[I] 曹節
曹操の娘。劉平に告白するも一度振られている。
[J] 満寵
許都令。満府君と呼ばれる。
→インデックス
「三国機密之潜龍在淵(全54話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第四十九集]
曹仁は重罪を犯したが今までの功績を鑑みて降格処分とする、また曹操を魏公に封じ鄴城を治めるように、と言い渡された。皆が跪いてお達しを聞く中、孔融と伏完だけは立ったままで反対する。だが劉平は聖旨を渡し、曹操は平然としてそれを受け取った。
伏完は改めて劉平に面会し、曹操を魏公にすればますます勢力を増やし手に負えなくなると説くが、劉平は命令は撤回しないと言い、伏完に早まって彼に手を出さないようにと忠告する。もし曹操を襲う様なことをすればそれは漢皇室に背くことになる、と。漢皇室に背く、という言葉に伏完は愕然とする。この皇帝にはもう任せておけない…伏完は独自に人を集め曹操が鄴城へ出発する前に暗殺しようと計画する。
皇后は父が何かしでかさないかと心配で実家へ戻る。そして陛下を信じて欲しい、クーデターを図らないと約束してほしいと言い伏完も約束すると答える。
司馬懿は伏完がひそかに城門の衛士に自分の手下を紛れ込ませていることを掴み曹丕に報せる。すぐに父に知らせようという曹丕に司馬懿は、まず楊修にそれとなく教えろと言うのだった。
話を知った楊修はすぐに父上に報せに行けと曹植の尻を叩くが、曹植は父に報せれば伏完の身が危ういと心配し陛下に助けを求めようと言い出したため殴って気絶させ、急ぎ曹操に報せに行った。
目を覚ました曹植は馬に乗って宮殿の門衛の制止も振り切って進入し陛下の前に参内した。伏完が兵を集めていることを知った楊修はきっと父に告げるに違いない、そうなれば陛下や皇后さまにも父の怒りが及ぶに違いないと。
伏完の潜ませた衛兵は満寵の兵に取り囲まれ全員殺された。クーデターは起こさないと約束したのに…皇后はすぐに実家へと向かう。その後を劉平も追う。
伏府には後ろ向きに座る伏完の姿と、そして傍らには司馬懿が立っていた。皇后がおそるおそる父に近づくと、その胸には深々と剣がささっており伏完は既に息絶えていた。
後からかけつけた劉平はその光景に愕然とする。そして司馬懿につかみかかるが、司馬懿は伏完を放っておけば許都で壮絶な殺し合いが起こったであろう、それを未然に防いだのに非難される筋合いはないと言い切った。そこへ悠然と曹操が入って来た。司馬懿によくやったと言い、反乱を企んだ伏完の娘である皇后は冷宮送りだと告げて去って行った。
曹植は規則に反して馬で乗りこんだ罰として50の棒叩きに処された。期待し可愛がっていた息子がすっかり皇帝の虜になっていたという事実を見せつけられ曹操は憤慨する。曹植がなおも陛下を擁護する発言をしたため曹操は息子を足蹴にする。
[第五十集]
荀彧は皇后を処罰すれば皇室を支持する多くの勢力から丞相が謀叛を企てているとの誹りを受けると酌量を願い出る。だが曹操は逆上し、お前が庇おうとしている皇帝は、口では協力しようなどと言いながら陰ではわしを殺そうとしている奴なのだと突きつける。荀彧は暗殺もクーデターも漢皇室に昔から仕えている臣下の仕業であって陛下自身は無関係だと擁護するが、曹操はお前も同類だと睨みつける。荀彧はもう自分を信じてもらえないのなら何も言いませんと去っていった。
入れ替わりに崔琰がやってきた。孔融が儒家の集会を開くと伝えに来たのだ。今回の皇后の処置について難癖つけるためかもしれない…。
曹操は劉平に、伏完の謀叛の罪は確定であるから連座で娘の伏寿も死罪になるのが規則であると言う。これを曲げれば皇帝は法を守らない身勝手な人物だと信用を無くし国は破綻すると。なおも抵抗しようとする劉平に曹操は突きつける、「わしはお前の正体を知っても黙って我慢した、唐王妃の件でも譲歩してやった、伏完のクーデター、もはやわしは我慢し続けることはできん!」
劉平は朝廷勢力が乱れる原因は曹操が兵権を独占しているからであって、はたしてそれは漢臣と言えるのかと言う。曹操は乱れの原因はそもそも皇后にあると突きつける。劉協の死を隠し陰で朝廷を操ろうとしたのは皇后一派なのだ!
「だまれ!」劉平は声を荒げる。お前は臣下だ、私と皇后は主君だ。お前が好き勝手しようとするなら私は各地の王を召集し今すぐ逆賊を討てと命じるぞ!
曹操はあざ笑う。劉備かそれとも孫権か今度は誰の傀儡になるつもりか知らないが、たった一人の女のためにこの中原を血の海にするつもりとはなと。劉平には返す言葉もなかった。
皇后が冷宮送りとなり誰にも相談できなくなった劉平は司馬懿の元へ。司馬懿は皇后を救う方法はただ一つ、お前のその仁慈の心を捨てる事だと言う。
司馬懿は潜龍観に劉平を連れていった。孔融と崔琰が儒家の集会のために建設した建物だ。促されて中央の柱に触れるとどこか妙だ。司馬懿は言う、この柱にはからくりが仕掛けられており、スイッチを押せば柱が壊れ建物は一気に崩れ落ちる。儒家の集会に集うのは反曹操勢力が殆どだ。彼らがここで一網打尽になれば民衆はただの事故ではなく曹操が図ったと考えるだろう。曹操は退かざるを得なくなる、そうすれば皇后も助かる…。つまりここの集う儒家を犠牲にしろと言うのだ。
やるかやらないかはお前に任せよう、司馬懿は笑って去って行った。
集会当日、崔琰は孔融の元を訪れ集会で事故を起こし曹操を追い詰める策を告白する。多大な犠牲を払うこの計画に孔融は猛反対するが、漢皇室を守るために他に方法はないと言って崔琰は孔融を部屋に閉じ込め出られないようにしてしまった。
儒家の集会で陰謀を警戒した満寵は潜龍観へ赴く。崔琰は満寵が儒家だったとは知らなかったと皮肉を言いながらも中へと案内する。満寵は立派な室内を観察していたが、ふと天井から埃が落ちて来たのが気になった。よくよく天井を見ると、この造りはいささか奇妙だ。その視線に気づいた崔琰は焦り柱のスイッチに手をかける…「おい!今すぐ逃げろ!ここは危険だ!」その寸前で満寵が大声を上げ皆が一斉に振り向いた。崔琰は満寵に曹操の命令で集会の邪魔をしに来たのかと突きつける。
そこへ、劉平が現れた。崔琰は驚いてスイッチから手を離す。劉平は儒家を前に、儒教の教えに従い漢皇室を守ろうとしてくれるのは有難いが儒教以前に人の道として、世の人々を守ることを第一に考えてほしいと説く。

[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。世の中に平和を取り戻すため戦っている。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉協の身代わりである劉平をいつしか愛するように。
[C] 曹操
丞相。現在の漢帝国の実質的支配者。
[D] 伏完
伏寿の父。国丈と呼ばれる。
[E] 荀彧
尚書令。荀令君と呼ばれる。曹操の古くからの配下だが儒家であり漢皇室との板挟みに苦しむ。
[F] 崔琰
尚書。字は季珪。河北の多くの勢力を抱える名家の当主。
[G] 孔融
少府。孔子の子孫で儒教を重んじ漢皇室を支持する有力な大臣。
[H] 司馬懿
字は仲達。劉平と兄弟同然に育つ。曹丕の参謀となり政敵の曹植を陥れようと図る。
[I] 曹丕
曹操の次男。字は子桓。父に頼み込んで司馬懿を参謀として迎えた。
[J] 曹植
曹操の四男。字は子建。平和を愛する劉平に心服している。
[K] 楊修
主簿。太尉・楊彪の息子。曹植の参謀を務める。
[L] 満寵
許都令。字は伯寧。満府君と呼ばれる。
→インデックス
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第四十九集]
曹仁は重罪を犯したが今までの功績を鑑みて降格処分とする、また曹操を魏公に封じ鄴城を治めるように、と言い渡された。皆が跪いてお達しを聞く中、孔融と伏完だけは立ったままで反対する。だが劉平は聖旨を渡し、曹操は平然としてそれを受け取った。
伏完は改めて劉平に面会し、曹操を魏公にすればますます勢力を増やし手に負えなくなると説くが、劉平は命令は撤回しないと言い、伏完に早まって彼に手を出さないようにと忠告する。もし曹操を襲う様なことをすればそれは漢皇室に背くことになる、と。漢皇室に背く、という言葉に伏完は愕然とする。この皇帝にはもう任せておけない…伏完は独自に人を集め曹操が鄴城へ出発する前に暗殺しようと計画する。
皇后は父が何かしでかさないかと心配で実家へ戻る。そして陛下を信じて欲しい、クーデターを図らないと約束してほしいと言い伏完も約束すると答える。
司馬懿は伏完がひそかに城門の衛士に自分の手下を紛れ込ませていることを掴み曹丕に報せる。すぐに父に知らせようという曹丕に司馬懿は、まず楊修にそれとなく教えろと言うのだった。
話を知った楊修はすぐに父上に報せに行けと曹植の尻を叩くが、曹植は父に報せれば伏完の身が危ういと心配し陛下に助けを求めようと言い出したため殴って気絶させ、急ぎ曹操に報せに行った。
目を覚ました曹植は馬に乗って宮殿の門衛の制止も振り切って進入し陛下の前に参内した。伏完が兵を集めていることを知った楊修はきっと父に告げるに違いない、そうなれば陛下や皇后さまにも父の怒りが及ぶに違いないと。
伏完の潜ませた衛兵は満寵の兵に取り囲まれ全員殺された。クーデターは起こさないと約束したのに…皇后はすぐに実家へと向かう。その後を劉平も追う。
伏府には後ろ向きに座る伏完の姿と、そして傍らには司馬懿が立っていた。皇后がおそるおそる父に近づくと、その胸には深々と剣がささっており伏完は既に息絶えていた。
後からかけつけた劉平はその光景に愕然とする。そして司馬懿につかみかかるが、司馬懿は伏完を放っておけば許都で壮絶な殺し合いが起こったであろう、それを未然に防いだのに非難される筋合いはないと言い切った。そこへ悠然と曹操が入って来た。司馬懿によくやったと言い、反乱を企んだ伏完の娘である皇后は冷宮送りだと告げて去って行った。
曹植は規則に反して馬で乗りこんだ罰として50の棒叩きに処された。期待し可愛がっていた息子がすっかり皇帝の虜になっていたという事実を見せつけられ曹操は憤慨する。曹植がなおも陛下を擁護する発言をしたため曹操は息子を足蹴にする。
[第五十集]
荀彧は皇后を処罰すれば皇室を支持する多くの勢力から丞相が謀叛を企てているとの誹りを受けると酌量を願い出る。だが曹操は逆上し、お前が庇おうとしている皇帝は、口では協力しようなどと言いながら陰ではわしを殺そうとしている奴なのだと突きつける。荀彧は暗殺もクーデターも漢皇室に昔から仕えている臣下の仕業であって陛下自身は無関係だと擁護するが、曹操はお前も同類だと睨みつける。荀彧はもう自分を信じてもらえないのなら何も言いませんと去っていった。
入れ替わりに崔琰がやってきた。孔融が儒家の集会を開くと伝えに来たのだ。今回の皇后の処置について難癖つけるためかもしれない…。
曹操は劉平に、伏完の謀叛の罪は確定であるから連座で娘の伏寿も死罪になるのが規則であると言う。これを曲げれば皇帝は法を守らない身勝手な人物だと信用を無くし国は破綻すると。なおも抵抗しようとする劉平に曹操は突きつける、「わしはお前の正体を知っても黙って我慢した、唐王妃の件でも譲歩してやった、伏完のクーデター、もはやわしは我慢し続けることはできん!」
劉平は朝廷勢力が乱れる原因は曹操が兵権を独占しているからであって、はたしてそれは漢臣と言えるのかと言う。曹操は乱れの原因はそもそも皇后にあると突きつける。劉協の死を隠し陰で朝廷を操ろうとしたのは皇后一派なのだ!
「だまれ!」劉平は声を荒げる。お前は臣下だ、私と皇后は主君だ。お前が好き勝手しようとするなら私は各地の王を召集し今すぐ逆賊を討てと命じるぞ!
曹操はあざ笑う。劉備かそれとも孫権か今度は誰の傀儡になるつもりか知らないが、たった一人の女のためにこの中原を血の海にするつもりとはなと。劉平には返す言葉もなかった。
皇后が冷宮送りとなり誰にも相談できなくなった劉平は司馬懿の元へ。司馬懿は皇后を救う方法はただ一つ、お前のその仁慈の心を捨てる事だと言う。
司馬懿は潜龍観に劉平を連れていった。孔融と崔琰が儒家の集会のために建設した建物だ。促されて中央の柱に触れるとどこか妙だ。司馬懿は言う、この柱にはからくりが仕掛けられており、スイッチを押せば柱が壊れ建物は一気に崩れ落ちる。儒家の集会に集うのは反曹操勢力が殆どだ。彼らがここで一網打尽になれば民衆はただの事故ではなく曹操が図ったと考えるだろう。曹操は退かざるを得なくなる、そうすれば皇后も助かる…。つまりここの集う儒家を犠牲にしろと言うのだ。
やるかやらないかはお前に任せよう、司馬懿は笑って去って行った。
集会当日、崔琰は孔融の元を訪れ集会で事故を起こし曹操を追い詰める策を告白する。多大な犠牲を払うこの計画に孔融は猛反対するが、漢皇室を守るために他に方法はないと言って崔琰は孔融を部屋に閉じ込め出られないようにしてしまった。
儒家の集会で陰謀を警戒した満寵は潜龍観へ赴く。崔琰は満寵が儒家だったとは知らなかったと皮肉を言いながらも中へと案内する。満寵は立派な室内を観察していたが、ふと天井から埃が落ちて来たのが気になった。よくよく天井を見ると、この造りはいささか奇妙だ。その視線に気づいた崔琰は焦り柱のスイッチに手をかける…「おい!今すぐ逃げろ!ここは危険だ!」その寸前で満寵が大声を上げ皆が一斉に振り向いた。崔琰は満寵に曹操の命令で集会の邪魔をしに来たのかと突きつける。
そこへ、劉平が現れた。崔琰は驚いてスイッチから手を離す。劉平は儒家を前に、儒教の教えに従い漢皇室を守ろうとしてくれるのは有難いが儒教以前に人の道として、世の人々を守ることを第一に考えてほしいと説く。

[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。世の中に平和を取り戻すため戦っている。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉協の身代わりである劉平をいつしか愛するように。
[C] 曹操
丞相。現在の漢帝国の実質的支配者。
[D] 伏完
伏寿の父。国丈と呼ばれる。
[E] 荀彧
尚書令。荀令君と呼ばれる。曹操の古くからの配下だが儒家であり漢皇室との板挟みに苦しむ。
[F] 崔琰
尚書。字は季珪。河北の多くの勢力を抱える名家の当主。
[G] 孔融
少府。孔子の子孫で儒教を重んじ漢皇室を支持する有力な大臣。
[H] 司馬懿
字は仲達。劉平と兄弟同然に育つ。曹丕の参謀となり政敵の曹植を陥れようと図る。
[I] 曹丕
曹操の次男。字は子桓。父に頼み込んで司馬懿を参謀として迎えた。
[J] 曹植
曹操の四男。字は子建。平和を愛する劉平に心服している。
[K] 楊修
主簿。太尉・楊彪の息子。曹植の参謀を務める。
[L] 満寵
許都令。字は伯寧。満府君と呼ばれる。
→インデックス
「三国機密之潜龍在淵(全54話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第四十六集]
楊修は楊家を守るためには今曹操に帰順すべきだと父・楊彪に訴える。既に何の力もない皇室に仕えて何になろう、彼らは楊家を救ってはくれない、このままでは曹操に潰されるのを待つだけだ。郭嘉がいなくなった今、自分が曹操の第一の軍師となれば楊家は安泰ではないか。その言葉に楊彪は怒り心頭、息子を叩き出す。
皇后は荀彧を呼び、劉平に渡された衣帯詔を見せる。真相を知り荀彧は愕然とする。もし劉平が先帝の双子の弟で正当な皇帝の血筋だと公表すれば、劉平と皇后が「夫の弟」と「兄嫁」の関係ながら共に過ごしていたという不道徳が取り沙汰され漢皇室の名誉が地に堕ちる。皇后はその不名誉を回避するために自死すると告げる。その後劉平の存在を公表し即位式を挙げてほしいと後事を荀彧に託すのだった。荀彧は涙を浮かべ平伏する。そこへ劉平が現れた。劉平は世間がどう考えようとも伏寿は自分の妻であり殺させはしないとはっきり告げる。劉平は解決策があると言う。
曹操に禅譲するのだ。天子の位を彼に譲れば、彼は司馬家を解放する…。しかしそれでは今までの努力、漢皇室を守るためにしてきた努力が無になると猛反対する皇后に劉平は言う、「僕らがやりたい事そしてやるべき事は、人々に平和をもたらす事じゃないか。皇帝の位に居続けることが目的じゃない。」
荀彧が暗い面持ちで宮殿を出てくるとそこに曹操が待っていた。曹操は出自不明の男のために自分を失望させるようなことをするなと言う。しかし荀彧は劉平が正当な漢皇室の血筋であり、曹操も董卓と戦っていた頃は漢皇室のために力を尽くそうと言っていたはずだと反論する。一刻も早く司馬懿を解放し皇帝と協力して天下を平定し国民の平和を取り戻す、それが今丞相が成すべきことではないかと。曹操は二十年来共にやってきたお前とまさかここで袂を分かつことになるとは思わなかったと言い去って行った。
楊彪と伏完はもはや曹操の暴挙を放っておくわけには行かないと反旗を翻す決意を固める。しかし許都で兵を挙げることは陛下の望みではない。楊彪は太尉を辞して故郷へ帰ると言って自宅で餞別の会を開こうと言う。曹操は必ず疑ってやって来るはずだ、そこで暗殺する!曹操さえ消せば許都は伏完の兵だけでも抑えられよう。二人は固い握手を交わす。と、そこへ唐王妃が黒装束を身に着けて現れた…。
[第四十七集]
楊彪は劉平にただただ老いたので引退すると申し出、明日餞別の会を開くとだけ告げる。劉平はおそらくその餞別会にやってきた曹操を唐瑛が暗殺する手筈なのだろうと推測し、伏寿に明日一日唐瑛を呼んで宮殿に留めておくようにと頼む。そして自分が餞別会に行き楊彪が下手な真似をしないよう見張ることに。
楊彪の餞別会に曹操は満寵率いる許都兵を連れてやってきた。いざ何かが起こった時に皆の安全を守るためだと言う。
宴がはじまったところへ突然陛下が到着したとの報せ。楊彪もそして曹操も驚き出迎える。劉平は曹仁が昨夜のうちに城に兵を集めているとこっそり楊彪に耳打ちする。
皆で乾杯するが曹操や曹丕、曹仁は毒を警戒し杯に口をつけない。孔融が無礼だと指摘すると、曹丕は北の土産の良いワインを持ってきたのでそれをふるまいたいと言う。どうせなら庭で詩を詠みながら味わおうということになった。
水に浮かべた杯が止まった場所にいた者が杯を飲み干し一首歌うというゲームが始まる。曹丕も楊彪の健康を願う詩を詠み見事だと喝采を受ける。だがワインがこれでなくなり、次の杯は白酒が注がれていることに気づいた。そして次の杯は曹操の前で止まった…。
曹仁が制止するが曹操は杯を手に取る。劉平は立ち上がり、丞相の代わりに飲もうと杯を取ろうとするが曹操はその手を躱し一気に飲み干した。わしは当初の志を忘れず皇室を助け天下の平和のために戦う、そう言ってニヤリと笑ってみせる。
と、満寵が兵を連れて駆け込んできた。現場は一触即発の事態に。楊彪が誤解を解くために曹操と陛下と三人だけで話し合おうと提案し皆を下がらせた。
劉平はその場で禅譲を提案、曹操は納得し楊府を出る。だが門をくぐったその時頭上から剣が降って来た!間一髪で満寵が庇う。賊はさらに切りかかって来るがすぐに満寵と曹仁が応戦し許都兵が取り囲む。細身で仮面をつけた黒装束の賊は満寵と曹仁をも蹴り倒す。曹丕が立ち向かうが、しかし相手が王氏剣術の使い手ではないことを悟る。唐王妃ではない!?一瞬の隙を突かれて曹丕は殴り倒され賊は逃げ去って行った。失神した曹丕に駆け寄った曹操は振り返り劉平を睨みつける。このように幾度となく許都兵を傷つけたことは許しがたいことだ、と。
[第四十八集]
曹仁は兵を率いて宮殿へ。陛下の許可なく宮殿へ立ち入ることは厳禁、謀反を起こす気かと皇后は逼る。曹仁は刺客が唐王妃ではないかと突きつける。刺客は怪我を負っている、着物を脱いで負傷していないことを証明して見せろと。とんでもない辱めだと皇后は怒るが曹仁は剣を抜いて唐瑛に迫る。そこへ劉平と荀彧が戻ってきたため曹仁は急いで唐瑛の服を切り付けた。彼女の肌が露わになるがどこも傷はついていなかった。唐瑛は羞恥に耐えられないとその場で首を切り崩れ落ちた。
宮殿へ押し入り王妃を脅迫するなど前代未聞、荀彧はすぐに曹仁を現行犯で逮捕させた。その様子を屋根の上から見守っている人物がいた。曹操を襲った黒装束だ。仮面を外したその正体は、徐福であった…。
結婚式で唐瑛の姿が霧のように消えてしまうという悪夢で司馬懿は飛び起きる。牢の前を曹仁が連行されて行くのが見えた。そして兵士らが、曹仁が宮殿へ攻め入り唐王妃が自害したと噂しているのを聞く…。
劉平は朝臣を召集し、昨晩の事件について言及する。朝臣らは皆曹仁が謀叛の罪に値すると口を揃える。
してやられた…曹操はすぐに参内し、王妃を餌にして曹仁を罠に嵌めるとは卑劣極まりないと突きつける。劉平は曹仁が王妃の着物を切って辱めたのは事実だと淡々と答える。そして丞相が司馬家を解放すればこちらも曹仁を解放しようと持ち掛ける。そうすれば今後は協力することを約束すると。協力?今更協力だと!?曹操は嗤う。劉平は曹操と対等の協力関係を要求する、曹操に許都から出ていけ、と。
劉平は釈放された司馬懿を連れて弘農王の祠へ。弘農王妃・唐瑛は弘農王に陪葬されることになる。棺に納められた唐瑛の遺体を見て司馬懿は涙する。これもみんな、お前が世界平和だと甘い事を言って曹操を仕留めなかったせいだ…司馬懿は劉平を睨みつけ、これからは各々が信じる道を行くと決別を告げるのだった。

[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。劉協になりすまし世界の平和を取り戻すため戦っている。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉協の身代わりである劉平をいつしか愛するように。
[C] 曹操
丞相。現在の漢帝国の実質的支配者。
[D] 司馬懿
字は仲達。劉平と兄弟同然に育つ。曹操を騙し勝手に兵を動かしたとして投獄されている。
[E] 唐瑛
弘農王妃(未亡人)。身分を捨て司馬懿と新しい人生を送ろうとするも結局都に呼び戻されてしまった。
[F] 荀彧
尚書令。荀令君と呼ばれる。曹操に次ぐ朝廷の権力者。
[G] 楊彪
太尉。漢皇室に代々使える由緒ある家柄。司馬家とは古い付き合い。
[H] 楊修
主簿。楊彪の息子。父とは違い新しい時代は実力のある者に従うべきと考える。
[I] 伏完
伏寿の父。国丈と呼ばれる。
[J] 曹丕
曹操の次男。字は子桓。父に頼み込んで司馬懿を参謀として迎えた。
[K] 曹仁
将軍。曹操の従兄弟。
[L] 満寵
許都令。満府君と呼ばれる。
→インデックス
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第四十六集]
楊修は楊家を守るためには今曹操に帰順すべきだと父・楊彪に訴える。既に何の力もない皇室に仕えて何になろう、彼らは楊家を救ってはくれない、このままでは曹操に潰されるのを待つだけだ。郭嘉がいなくなった今、自分が曹操の第一の軍師となれば楊家は安泰ではないか。その言葉に楊彪は怒り心頭、息子を叩き出す。
皇后は荀彧を呼び、劉平に渡された衣帯詔を見せる。真相を知り荀彧は愕然とする。もし劉平が先帝の双子の弟で正当な皇帝の血筋だと公表すれば、劉平と皇后が「夫の弟」と「兄嫁」の関係ながら共に過ごしていたという不道徳が取り沙汰され漢皇室の名誉が地に堕ちる。皇后はその不名誉を回避するために自死すると告げる。その後劉平の存在を公表し即位式を挙げてほしいと後事を荀彧に託すのだった。荀彧は涙を浮かべ平伏する。そこへ劉平が現れた。劉平は世間がどう考えようとも伏寿は自分の妻であり殺させはしないとはっきり告げる。劉平は解決策があると言う。
曹操に禅譲するのだ。天子の位を彼に譲れば、彼は司馬家を解放する…。しかしそれでは今までの努力、漢皇室を守るためにしてきた努力が無になると猛反対する皇后に劉平は言う、「僕らがやりたい事そしてやるべき事は、人々に平和をもたらす事じゃないか。皇帝の位に居続けることが目的じゃない。」
荀彧が暗い面持ちで宮殿を出てくるとそこに曹操が待っていた。曹操は出自不明の男のために自分を失望させるようなことをするなと言う。しかし荀彧は劉平が正当な漢皇室の血筋であり、曹操も董卓と戦っていた頃は漢皇室のために力を尽くそうと言っていたはずだと反論する。一刻も早く司馬懿を解放し皇帝と協力して天下を平定し国民の平和を取り戻す、それが今丞相が成すべきことではないかと。曹操は二十年来共にやってきたお前とまさかここで袂を分かつことになるとは思わなかったと言い去って行った。
楊彪と伏完はもはや曹操の暴挙を放っておくわけには行かないと反旗を翻す決意を固める。しかし許都で兵を挙げることは陛下の望みではない。楊彪は太尉を辞して故郷へ帰ると言って自宅で餞別の会を開こうと言う。曹操は必ず疑ってやって来るはずだ、そこで暗殺する!曹操さえ消せば許都は伏完の兵だけでも抑えられよう。二人は固い握手を交わす。と、そこへ唐王妃が黒装束を身に着けて現れた…。
[第四十七集]
楊彪は劉平にただただ老いたので引退すると申し出、明日餞別の会を開くとだけ告げる。劉平はおそらくその餞別会にやってきた曹操を唐瑛が暗殺する手筈なのだろうと推測し、伏寿に明日一日唐瑛を呼んで宮殿に留めておくようにと頼む。そして自分が餞別会に行き楊彪が下手な真似をしないよう見張ることに。
楊彪の餞別会に曹操は満寵率いる許都兵を連れてやってきた。いざ何かが起こった時に皆の安全を守るためだと言う。
宴がはじまったところへ突然陛下が到着したとの報せ。楊彪もそして曹操も驚き出迎える。劉平は曹仁が昨夜のうちに城に兵を集めているとこっそり楊彪に耳打ちする。
皆で乾杯するが曹操や曹丕、曹仁は毒を警戒し杯に口をつけない。孔融が無礼だと指摘すると、曹丕は北の土産の良いワインを持ってきたのでそれをふるまいたいと言う。どうせなら庭で詩を詠みながら味わおうということになった。
水に浮かべた杯が止まった場所にいた者が杯を飲み干し一首歌うというゲームが始まる。曹丕も楊彪の健康を願う詩を詠み見事だと喝采を受ける。だがワインがこれでなくなり、次の杯は白酒が注がれていることに気づいた。そして次の杯は曹操の前で止まった…。
曹仁が制止するが曹操は杯を手に取る。劉平は立ち上がり、丞相の代わりに飲もうと杯を取ろうとするが曹操はその手を躱し一気に飲み干した。わしは当初の志を忘れず皇室を助け天下の平和のために戦う、そう言ってニヤリと笑ってみせる。
と、満寵が兵を連れて駆け込んできた。現場は一触即発の事態に。楊彪が誤解を解くために曹操と陛下と三人だけで話し合おうと提案し皆を下がらせた。
劉平はその場で禅譲を提案、曹操は納得し楊府を出る。だが門をくぐったその時頭上から剣が降って来た!間一髪で満寵が庇う。賊はさらに切りかかって来るがすぐに満寵と曹仁が応戦し許都兵が取り囲む。細身で仮面をつけた黒装束の賊は満寵と曹仁をも蹴り倒す。曹丕が立ち向かうが、しかし相手が王氏剣術の使い手ではないことを悟る。唐王妃ではない!?一瞬の隙を突かれて曹丕は殴り倒され賊は逃げ去って行った。失神した曹丕に駆け寄った曹操は振り返り劉平を睨みつける。このように幾度となく許都兵を傷つけたことは許しがたいことだ、と。
[第四十八集]
曹仁は兵を率いて宮殿へ。陛下の許可なく宮殿へ立ち入ることは厳禁、謀反を起こす気かと皇后は逼る。曹仁は刺客が唐王妃ではないかと突きつける。刺客は怪我を負っている、着物を脱いで負傷していないことを証明して見せろと。とんでもない辱めだと皇后は怒るが曹仁は剣を抜いて唐瑛に迫る。そこへ劉平と荀彧が戻ってきたため曹仁は急いで唐瑛の服を切り付けた。彼女の肌が露わになるがどこも傷はついていなかった。唐瑛は羞恥に耐えられないとその場で首を切り崩れ落ちた。
宮殿へ押し入り王妃を脅迫するなど前代未聞、荀彧はすぐに曹仁を現行犯で逮捕させた。その様子を屋根の上から見守っている人物がいた。曹操を襲った黒装束だ。仮面を外したその正体は、徐福であった…。
結婚式で唐瑛の姿が霧のように消えてしまうという悪夢で司馬懿は飛び起きる。牢の前を曹仁が連行されて行くのが見えた。そして兵士らが、曹仁が宮殿へ攻め入り唐王妃が自害したと噂しているのを聞く…。
劉平は朝臣を召集し、昨晩の事件について言及する。朝臣らは皆曹仁が謀叛の罪に値すると口を揃える。
してやられた…曹操はすぐに参内し、王妃を餌にして曹仁を罠に嵌めるとは卑劣極まりないと突きつける。劉平は曹仁が王妃の着物を切って辱めたのは事実だと淡々と答える。そして丞相が司馬家を解放すればこちらも曹仁を解放しようと持ち掛ける。そうすれば今後は協力することを約束すると。協力?今更協力だと!?曹操は嗤う。劉平は曹操と対等の協力関係を要求する、曹操に許都から出ていけ、と。
劉平は釈放された司馬懿を連れて弘農王の祠へ。弘農王妃・唐瑛は弘農王に陪葬されることになる。棺に納められた唐瑛の遺体を見て司馬懿は涙する。これもみんな、お前が世界平和だと甘い事を言って曹操を仕留めなかったせいだ…司馬懿は劉平を睨みつけ、これからは各々が信じる道を行くと決別を告げるのだった。

[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。劉協になりすまし世界の平和を取り戻すため戦っている。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉協の身代わりである劉平をいつしか愛するように。
[C] 曹操
丞相。現在の漢帝国の実質的支配者。
[D] 司馬懿
字は仲達。劉平と兄弟同然に育つ。曹操を騙し勝手に兵を動かしたとして投獄されている。
[E] 唐瑛
弘農王妃(未亡人)。身分を捨て司馬懿と新しい人生を送ろうとするも結局都に呼び戻されてしまった。
[F] 荀彧
尚書令。荀令君と呼ばれる。曹操に次ぐ朝廷の権力者。
[G] 楊彪
太尉。漢皇室に代々使える由緒ある家柄。司馬家とは古い付き合い。
[H] 楊修
主簿。楊彪の息子。父とは違い新しい時代は実力のある者に従うべきと考える。
[I] 伏完
伏寿の父。国丈と呼ばれる。
[J] 曹丕
曹操の次男。字は子桓。父に頼み込んで司馬懿を参謀として迎えた。
[K] 曹仁
将軍。曹操の従兄弟。
[L] 満寵
許都令。満府君と呼ばれる。
→インデックス
フォン・シャオガン(馮小剛)監督がプロデュースした硬派なスパイ映画。
「風聲」(2009年 監督/高群書、陳国富 主演/周迅、李冰冰)
114分

※日本語版ありません。
原作は麦家という作家の同名小説で原作者が脚本も共同執筆している。
――1940年代。国民党と日本政府の講和により南京政府が立つ。だが政府高官が次々と暗殺される事件が起こる。抗日地下組織である共産党の通称「老槍(ランサー)」の仕業だ。
大日本帝国軍の特務機関長の武田は内部にランサーに情報を送っているスパイ「老鬼(ゴースト)」がいると確信、電報を担当する部署の五名を軟禁した。すなわち電報発電係の願暁夢、翻訳・解読係の李寧玉、署長の金生火、隊長の呉志国、秘書の白小年だ――
[ここからネタバレ------
武田は怪しいと思う奴から一人ずつ拷問していく。白小年を連れ出し酷刑にかけるが身に覚えがないと言い続けそのまま拷問死してしまった。次に言動が白々しく感じる金生火に迫るが怯えた金生火は銃を取り出し、軍兵に取り囲まれパニックに陥り自ら頭を撃った。ゴーストは金生火か、白小年だったのかもしれないが、残る三人の中にいる可能性もある。軟禁は続けられ、彼らの部屋にはひそかに盗聴器が仕込まれていた。
ある時盗聴器から重要な会話が聞こえてきた「あたし分かってるのよ、あなた煙草に暗号を仕込んでるんでしょ!」「は?でたらめな事を言うんじゃねぇ!」「やめて!何するの!」願暁夢と呉志国の会話だ。武田はすぐに彼らを別々に拘束し尋問する。願暁夢は呉志国が落とした煙草をひそかに手に入れたのだと言って武田に渡す。煙草には確かにモールス信号のような線が刻まれていた。武田は呉志国を拷問する。軍人の呉志国はどれだけの酷刑にかけても口を割らない。
その頃、李寧玉は願暁夢から実は自分がゴーストだと告白された。同じ部署で働いていた二人が死に呉志国は酷い刑を受けているというのによく平気でいられる!李寧玉は武田の元へ行き真相を告げた。願暁夢は捕まる。
武田は願暁夢の母親を捕まえさせ、自白しなければ母親から殺すと迫る。願暁夢は自分がゴーストで、しかしランサーには直に会ったことがなくその正体は知らないと吐く。そして突然武田の耳に噛みついた!悲鳴を聞いた部下が駆け付け願暁夢を射殺した。冤罪だった呉志国はすぐに病院に運ばれた。武田は事件の究明のために無実の二人を殺したことで罪に問われ、帰国し裁判を受けることとなった。
数か月後、日本へ向かう船が着く港に武田の姿があった。帰国すれば裁判の上懲罰を受けることはわかっていたが、それでも故郷へ帰れるのは嬉しいことだった。
彼の隣にフードを深くかぶった日本軍服の男が座った。君も日本へ帰るんだな、そう話かけるが、男は無言で武田の前に覆いかぶさるようにしてその喉を掻き切った。男は、呉志国だった…。
戦争が終わり十数年が経ち、呉志国は繊維工場を訪れる。李寧玉がここで働いていると知って会いに来たのだ。呉志国は自分が共産党のランサーだったこと、ゴーストの願暁夢とは互いに正体を知らなかったが、軟禁された時にさりげなく吟じた「空城の計」で彼女が自分の存在に気づき、自ら犠牲になることを決め行動したことを告白する。彼女は祖国を取り戻すために命を捧げたのだ。(終)-----ここまで]
※原語で見たのであらすじは間違っている可能性があります。
えー、火曜サスペンスっすかね。サスペンスというよりミステリか。何がアカンって、役者で犯人バレするのがダメ!(´Д`;)
いやもうネタバレするけどこのキャスティングじゃどーーぉ考えてもチャン・ハンユー(張涵予)が犯人に決まってんじゃん!彼がしょーもない脇役なわけがない。イケメンのホァン・シャオミン(黄暁明)が刑事役やっちゃうならハンユーにはもう犯人役しか残ってないじゃん!
最後のタネ明かしは確かにミステリらしく爽快ではあるけど、中国映画で共産党が出てくれば絶対勝つし、具体的ではないにしろオチが見えてるというのはミステリとしては面白くないな。
共産党を賛美する以上その比較対象として日本軍は鬼畜に描かれるので、日本軍の拷問がハンパない。ただ作品として見せたいのがパニックホラーでもグロテスクでもないのできっちり間接的に撮られており、正視に耐えないとかそういうものではない。見る人の想像にお任せ。
登場人物らがやたらと煙草をスパスパ吸ってて、愚痴愚痴と何を言ってるのかあまりよくわからなかった。主人公の願暁夢と部下の李寧玉の関係がいまいちよくわからないというのか、ただの同僚以上の感情があったのか??ナゾ。
別に人間ドラマとして何かテーマを描いたというものではなく単純にミステリとしての話だと思うので、わからなくてもまあいいか。
ホァン・シャオミンは普通にかっこいい役だしチャン・ハンユーも後半から活躍するし、ファンにはおすすめかな。
Tencent
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「風聲」(2009年 監督/高群書、陳国富 主演/周迅、李冰冰)
114分

※日本語版ありません。
原作は麦家という作家の同名小説で原作者が脚本も共同執筆している。
――1940年代。国民党と日本政府の講和により南京政府が立つ。だが政府高官が次々と暗殺される事件が起こる。抗日地下組織である共産党の通称「老槍(ランサー)」の仕業だ。
大日本帝国軍の特務機関長の武田は内部にランサーに情報を送っているスパイ「老鬼(ゴースト)」がいると確信、電報を担当する部署の五名を軟禁した。すなわち電報発電係の願暁夢、翻訳・解読係の李寧玉、署長の金生火、隊長の呉志国、秘書の白小年だ――
[ここからネタバレ------
武田は怪しいと思う奴から一人ずつ拷問していく。白小年を連れ出し酷刑にかけるが身に覚えがないと言い続けそのまま拷問死してしまった。次に言動が白々しく感じる金生火に迫るが怯えた金生火は銃を取り出し、軍兵に取り囲まれパニックに陥り自ら頭を撃った。ゴーストは金生火か、白小年だったのかもしれないが、残る三人の中にいる可能性もある。軟禁は続けられ、彼らの部屋にはひそかに盗聴器が仕込まれていた。
ある時盗聴器から重要な会話が聞こえてきた「あたし分かってるのよ、あなた煙草に暗号を仕込んでるんでしょ!」「は?でたらめな事を言うんじゃねぇ!」「やめて!何するの!」願暁夢と呉志国の会話だ。武田はすぐに彼らを別々に拘束し尋問する。願暁夢は呉志国が落とした煙草をひそかに手に入れたのだと言って武田に渡す。煙草には確かにモールス信号のような線が刻まれていた。武田は呉志国を拷問する。軍人の呉志国はどれだけの酷刑にかけても口を割らない。
その頃、李寧玉は願暁夢から実は自分がゴーストだと告白された。同じ部署で働いていた二人が死に呉志国は酷い刑を受けているというのによく平気でいられる!李寧玉は武田の元へ行き真相を告げた。願暁夢は捕まる。
武田は願暁夢の母親を捕まえさせ、自白しなければ母親から殺すと迫る。願暁夢は自分がゴーストで、しかしランサーには直に会ったことがなくその正体は知らないと吐く。そして突然武田の耳に噛みついた!悲鳴を聞いた部下が駆け付け願暁夢を射殺した。冤罪だった呉志国はすぐに病院に運ばれた。武田は事件の究明のために無実の二人を殺したことで罪に問われ、帰国し裁判を受けることとなった。
数か月後、日本へ向かう船が着く港に武田の姿があった。帰国すれば裁判の上懲罰を受けることはわかっていたが、それでも故郷へ帰れるのは嬉しいことだった。
彼の隣にフードを深くかぶった日本軍服の男が座った。君も日本へ帰るんだな、そう話かけるが、男は無言で武田の前に覆いかぶさるようにしてその喉を掻き切った。男は、呉志国だった…。
戦争が終わり十数年が経ち、呉志国は繊維工場を訪れる。李寧玉がここで働いていると知って会いに来たのだ。呉志国は自分が共産党のランサーだったこと、ゴーストの願暁夢とは互いに正体を知らなかったが、軟禁された時にさりげなく吟じた「空城の計」で彼女が自分の存在に気づき、自ら犠牲になることを決め行動したことを告白する。彼女は祖国を取り戻すために命を捧げたのだ。(終)-----ここまで]
※原語で見たのであらすじは間違っている可能性があります。
えー、火曜サスペンスっすかね。サスペンスというよりミステリか。何がアカンって、役者で犯人バレするのがダメ!(´Д`;)
いやもうネタバレするけどこのキャスティングじゃどーーぉ考えてもチャン・ハンユー(張涵予)が犯人に決まってんじゃん!彼がしょーもない脇役なわけがない。イケメンのホァン・シャオミン(黄暁明)が刑事役やっちゃうならハンユーにはもう犯人役しか残ってないじゃん!
最後のタネ明かしは確かにミステリらしく爽快ではあるけど、中国映画で共産党が出てくれば絶対勝つし、具体的ではないにしろオチが見えてるというのはミステリとしては面白くないな。
共産党を賛美する以上その比較対象として日本軍は鬼畜に描かれるので、日本軍の拷問がハンパない。ただ作品として見せたいのがパニックホラーでもグロテスクでもないのできっちり間接的に撮られており、正視に耐えないとかそういうものではない。見る人の想像にお任せ。
登場人物らがやたらと煙草をスパスパ吸ってて、愚痴愚痴と何を言ってるのかあまりよくわからなかった。主人公の願暁夢と部下の李寧玉の関係がいまいちよくわからないというのか、ただの同僚以上の感情があったのか??ナゾ。
別に人間ドラマとして何かテーマを描いたというものではなく単純にミステリとしての話だと思うので、わからなくてもまあいいか。
ホァン・シャオミンは普通にかっこいい役だしチャン・ハンユーも後半から活躍するし、ファンにはおすすめかな。
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