中国語でドラマを見る-潜龍在淵 #17 | あさひのブログ
「三国機密之潜龍在淵(全54話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第四十九集]
曹仁は重罪を犯したが今までの功績を鑑みて降格処分とする、また曹操を魏公に封じ鄴城を治めるように、と言い渡された。皆が跪いてお達しを聞く中、孔融と伏完だけは立ったままで反対する。だが劉平は聖旨を渡し、曹操は平然としてそれを受け取った。

伏完は改めて劉平に面会し、曹操を魏公にすればますます勢力を増やし手に負えなくなると説くが、劉平は命令は撤回しないと言い、伏完に早まって彼に手を出さないようにと忠告する。もし曹操を襲う様なことをすればそれは漢皇室に背くことになる、と。漢皇室に背く、という言葉に伏完は愕然とする。この皇帝にはもう任せておけない…伏完は独自に人を集め曹操が鄴城へ出発する前に暗殺しようと計画する。
皇后は父が何かしでかさないかと心配で実家へ戻る。そして陛下を信じて欲しい、クーデターを図らないと約束してほしいと言い伏完も約束すると答える。

司馬懿は伏完がひそかに城門の衛士に自分の手下を紛れ込ませていることを掴み曹丕に報せる。すぐに父に知らせようという曹丕に司馬懿は、まず楊修にそれとなく教えろと言うのだった。
話を知った楊修はすぐに父上に報せに行けと曹植の尻を叩くが、曹植は父に報せれば伏完の身が危ういと心配し陛下に助けを求めようと言い出したため殴って気絶させ、急ぎ曹操に報せに行った。
目を覚ました曹植は馬に乗って宮殿の門衛の制止も振り切って進入し陛下の前に参内した。伏完が兵を集めていることを知った楊修はきっと父に告げるに違いない、そうなれば陛下や皇后さまにも父の怒りが及ぶに違いないと。

伏完の潜ませた衛兵は満寵の兵に取り囲まれ全員殺された。クーデターは起こさないと約束したのに…皇后はすぐに実家へと向かう。その後を劉平も追う。
伏府には後ろ向きに座る伏完の姿と、そして傍らには司馬懿が立っていた。皇后がおそるおそる父に近づくと、その胸には深々と剣がささっており伏完は既に息絶えていた。
後からかけつけた劉平はその光景に愕然とする。そして司馬懿につかみかかるが、司馬懿は伏完を放っておけば許都で壮絶な殺し合いが起こったであろう、それを未然に防いだのに非難される筋合いはないと言い切った。そこへ悠然と曹操が入って来た。司馬懿によくやったと言い、反乱を企んだ伏完の娘である皇后は冷宮送りだと告げて去って行った。

曹植は規則に反して馬で乗りこんだ罰として50の棒叩きに処された。期待し可愛がっていた息子がすっかり皇帝の虜になっていたという事実を見せつけられ曹操は憤慨する。曹植がなおも陛下を擁護する発言をしたため曹操は息子を足蹴にする。

[第五十集]
荀彧は皇后を処罰すれば皇室を支持する多くの勢力から丞相が謀叛を企てているとの誹りを受けると酌量を願い出る。だが曹操は逆上し、お前が庇おうとしている皇帝は、口では協力しようなどと言いながら陰ではわしを殺そうとしている奴なのだと突きつける。荀彧は暗殺もクーデターも漢皇室に昔から仕えている臣下の仕業であって陛下自身は無関係だと擁護するが、曹操はお前も同類だと睨みつける。荀彧はもう自分を信じてもらえないのなら何も言いませんと去っていった。
入れ替わりに崔琰がやってきた。孔融が儒家の集会を開くと伝えに来たのだ。今回の皇后の処置について難癖つけるためかもしれない…。

曹操は劉平に、伏完の謀叛の罪は確定であるから連座で娘の伏寿も死罪になるのが規則であると言う。これを曲げれば皇帝は法を守らない身勝手な人物だと信用を無くし国は破綻すると。なおも抵抗しようとする劉平に曹操は突きつける、「わしはお前の正体を知っても黙って我慢した、唐王妃の件でも譲歩してやった、伏完のクーデター、もはやわしは我慢し続けることはできん!」
劉平は朝廷勢力が乱れる原因は曹操が兵権を独占しているからであって、はたしてそれは漢臣と言えるのかと言う。曹操は乱れの原因はそもそも皇后にあると突きつける。劉協の死を隠し陰で朝廷を操ろうとしたのは皇后一派なのだ!
「だまれ!」劉平は声を荒げる。お前は臣下だ、私と皇后は主君だ。お前が好き勝手しようとするなら私は各地の王を召集し今すぐ逆賊を討てと命じるぞ!
曹操はあざ笑う。劉備かそれとも孫権か今度は誰の傀儡になるつもりか知らないが、たった一人の女のためにこの中原を血の海にするつもりとはなと。劉平には返す言葉もなかった。

皇后が冷宮送りとなり誰にも相談できなくなった劉平は司馬懿の元へ。司馬懿は皇后を救う方法はただ一つ、お前のその仁慈の心を捨てる事だと言う。
司馬懿は潜龍観に劉平を連れていった。孔融と崔琰が儒家の集会のために建設した建物だ。促されて中央の柱に触れるとどこか妙だ。司馬懿は言う、この柱にはからくりが仕掛けられており、スイッチを押せば柱が壊れ建物は一気に崩れ落ちる。儒家の集会に集うのは反曹操勢力が殆どだ。彼らがここで一網打尽になれば民衆はただの事故ではなく曹操が図ったと考えるだろう。曹操は退かざるを得なくなる、そうすれば皇后も助かる…。つまりここの集う儒家を犠牲にしろと言うのだ。
やるかやらないかはお前に任せよう、司馬懿は笑って去って行った。

集会当日、崔琰は孔融の元を訪れ集会で事故を起こし曹操を追い詰める策を告白する。多大な犠牲を払うこの計画に孔融は猛反対するが、漢皇室を守るために他に方法はないと言って崔琰は孔融を部屋に閉じ込め出られないようにしてしまった。
儒家の集会で陰謀を警戒した満寵は潜龍観へ赴く。崔琰は満寵が儒家だったとは知らなかったと皮肉を言いながらも中へと案内する。満寵は立派な室内を観察していたが、ふと天井から埃が落ちて来たのが気になった。よくよく天井を見ると、この造りはいささか奇妙だ。その視線に気づいた崔琰は焦り柱のスイッチに手をかける…「おい!今すぐ逃げろ!ここは危険だ!」その寸前で満寵が大声を上げ皆が一斉に振り向いた。崔琰は満寵に曹操の命令で集会の邪魔をしに来たのかと突きつける。
そこへ、劉平が現れた。崔琰は驚いてスイッチから手を離す。劉平は儒家を前に、儒教の教えに従い漢皇室を守ろうとしてくれるのは有難いが儒教以前に人の道として、世の人々を守ることを第一に考えてほしいと説く。


[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。世の中に平和を取り戻すため戦っている。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉協の身代わりである劉平をいつしか愛するように。
[C] 曹操
丞相。現在の漢帝国の実質的支配者。
[D] 伏完
伏寿の父。国丈と呼ばれる。
[E] 荀彧
尚書令。荀令君と呼ばれる。曹操の古くからの配下だが儒家であり漢皇室との板挟みに苦しむ。
[F] 崔琰
尚書。字は季珪。河北の多くの勢力を抱える名家の当主。
[G] 孔融
少府。孔子の子孫で儒教を重んじ漢皇室を支持する有力な大臣。
[H] 司馬懿
字は仲達。劉平と兄弟同然に育つ。曹丕の参謀となり政敵の曹植を陥れようと図る。
[I] 曹丕
曹操の次男。字は子桓。父に頼み込んで司馬懿を参謀として迎えた。
[J] 曹植
曹操の四男。字は子建。平和を愛する劉平に心服している。
[K] 楊修
主簿。太尉・楊彪の息子。曹植の参謀を務める。
[L] 満寵
許都令。字は伯寧。満府君と呼ばれる。

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