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ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

内部資源の有効な活用について点検するフレームです。


内部資源について、

Value:経済価値 値打ちがあるか

Rarity:希少性 珍しいか

Inimitability:模倣困難性 真似ができないか

Organization:組織 組織ルールは整備されているか


この軸と企業の持つリソースとでマトリクスをつくり、整理します。


この中で、「価値が高く」、「貴重な存在で」、「マネが難しく」、「使い方や仕組みがある」ものは・・・

すなわち、コアコンピタンスを持っているということです。


このフレームは提案する会社のコアコンピタンスを作るときに参考になりそうです。


情報が多すぎる昨今では、

データを分析して、またデータを分析して、問題点を整理して、その対策を練る・・・。

というプロセスだけでは、スピードと精度の点からも、うまくいかないことが多くなってきています。


そこで、「仮説」思考です。

コンサルタント用語です。

要は「結論から考えること」です。


○状況の分析

発生している問題や課題から、事実を集めたり、情報を集めます。


①仮説設定 

情報は限られているので、ある程度で一旦仮説を立ててみます。

②仮説実行

実際に仮説を実行してみます。

③仮説検証

行動した結果を分析し、正しいかどうか検証します。

④修正 →立証できなければ、①に戻る

予測と合えば、立証。できなければ、再仮説を設定します。


私は、パソコンが普及され、EXCELを使い始めたときです。

表やグラフが簡単に作成できることが楽しくて、「分析オタク」になったことがありました。


データマイニングなど知らなかった時代でしたので、

とにかく情報をたくさん集めて、あらゆる角度から分析してみて、

課題や問題点を発見しようかと試みていたことがありました。


ところが、私は研究者でも発明をするヒトでもありません。


そのときに、「ばくっとこの答えを見つけるためにデータを探してみよう・・・」と発想を変えたことがありました。

これも一種の仮説思考なのでしょう。

ばくっと考える=仮設を立てる


経営に正解はありません。

ただし、60%くらい「こんなことがあるかもしれない」と想定することを訓練することも大切です。


特に実践のビジネス経験が少ない人にとっては、一般常識や倫理観から、

これはこうなる

だからこうなる・・・

といった考えで、仮説を立てるクセをつけたいものです。



外部環境を分析するフレームでPESTという整理の仕方があります。

マクロ変動要因である、
Politics 政治要因  政権交代・政府の方針変更・業界法の改正・規制の強化、緩和・外交問題など
Economics 経済要因 景気動向・物価変動・GDP・失業率・様々な景気指標など
Society 社会要因 人口動態・文化・教育制度・ライフスタイルなど
Technology 技術要因 新技術など
のキーワードで整理してみることです。

整理したキーワードが自社のビジネスにどう影響するのかが大切です。


昨今、外部環境については変化が激しく、また競合環境よりも重要だと考えます。

視野を常に広げておく、世の中にアンテナを張って、情報の取捨選択をしておく、そのような地道な感覚をつかむことが必要です。

事業戦略の方向性を示唆するフレームです。


デルタモデルの戦略方向性は3つ

①ベストプロダクツ

商品力で差別化する方向性です。

コスト面での優位性がある

提供する機能が差別化されている

ことが必要です。


②トータルカスタマーソリューション

顧客への提案力で差別化する方向性です。

提案力がシステム化されている

サポートサービスが差別化されている

ことが必要です。


③システムロックイン

デファクトスタンダード(業界標準)を獲得する方向性です。

新規で参入できない業界

独占されている業界

などで実現可能です。


ここでのキーワードは「何かしらビジネスモデルの中で他と差別化できているか?」という点です。

昔から言われてきた、商品力があれば、営業が弱くなり、営業が強ければ、商品開発が弱くなる・・・。

という企業が抱える課題を意味しているのかもしれません。


いったい自社が今どのような状態で、今後どのような方向性に向かうのか?

一度社内で議論してみるのもいいかもしれません。


企業とは、顧客に価値を提供することで営利を得ることを目的とする組織や集団のことです。

また、ゴーイングコンサーン:永続的継続(今日売上げを上げて、会社は終了とはいかない)という社会的責任も持ちます。


根源的体質として「資本」「組織」の本能を理解しなければいけません。

なぜならば、資本は環境に反応しますし、組織は変化をいやがる性質を持ちます。

いわば相反する関係です。


企業を経営するということは、「戦略を策定すること」と「組織を運営すること」と言えます。

戦略策定→何をするのか?

組織運営→どのように実行するのか?


もちろんその前に

「何がしたいのか」=創業時の経営者の夢やロマン

「何ができるのか」=保有している資産や能力

の視点を検討することも重要だと考えます。


ここまで細かな話を経営者の方とすることはありませんが、「いったい何をするのか」「そのときどのように進めるのか」ということは、常に自問自答してもらうように支援します。

経営者は、感覚でそのようなことはお持ちのことが多いです。

私はそれを思い出して、言葉にして、整理することの大切さをお伝えします。

しかし、まあ、一筋縄ではいきません。

そんなとき、私はいつも原点に戻ることが大切だと考えているので、創業時の夢や大ピンチだったことなどをしっかりヒアリングします。

そして、そのときどんな心境だったのかなどを腹に落とすことから始めて、言葉にしてもらうことから始めます。

すっきりされて、新しいアイディアや今までの実績を確認されて、さらに事業熱が膨らむことも・・・。