社員と顧客と経営者の幸福 -18ページ目

経営品質への取り組みから得られるもの

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

経営品質には4つの基本理念があります。

顧客本位
社員重視
独自能力
社会との調和


経営品質は、この4つを実現する経営を目指すものです。

逆に言えば、この4つの理念を実現する気がないのであれば、
経営品質に取り組むことは無意味です。


「利益が上がれば、顧客のことは知らない」
「企業が儲かれば、社員は使い捨てる」
「地域や社会のことは企業には関係ない」


と考える経営には、経営品質は何の役にも立ちません。


しかし

「顧客が満足(感動)する価値をどうやって提供するか」
「社員が誇りを持ち、働く喜びを感じる
組織を
いかにして構築するか」
「地域や社会から感謝され尊敬される組織をつくりたい」


と考えるのであれば、経営品質に取り組むことは
大きな意味があります。



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経営品質は顧客評価品質

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

品質と聞くと、普通、製品やサービスの質の高さを考えます。

そして、より高機能の製品や、さまざまなサービスを提供しようとします。

これは「製品やサービスを供給する側からの質」の高さを
意味しています。


それに対して経営品質では、「知覚品質」という考え方をします。

これは顧客(お客さま)の購入目的から見た質を意味します。


顧客のサイドに立ち、顧客を基準に品質を見る 
これが経営品質の考える品質です。


日本は、「過剰な品質」とか「ガラパゴス化」などと言われます。


本当にお客さまの望む品質を提供していれば
「過剰」とは言われないでしょう。


供給側の利益のために顧客を囲い込み、不当に高価なものだけを提供するのでは、結果的に顧客満足度を低下させることになります。


生産者・供給者の論理ではなく、利用者・お客さまの感覚から品質をみる

これが経営品質のものの見方になります。



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経営品質賞の始まり

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

経営品質は、米国の国家品質賞(MB賞)を基本としています。


時は 1980年代、日本ではバブルと呼ばれた時代、米国は不況にあえいでいました。


そのころ、日本の製品やサービスの品質の高さは、
世界の羨望の的でした。

Japan as No.1” その日本の品質の高さを手に入れようと考え出されたのが、米国国家品質賞だったのです。

そのとき米国は日本企業を調査し、高品質を生み出す秘訣を知るとともに、日本企業の問題点も知りました。
そして米国流にアレンジしたものとして国家品質賞を創設したのです。

したがって、世界にある経営品質賞の原点は、
日本の品質の高さにあると言えるわけです。


といっても、ただ日本の品質を真似するのではなく、
各国の状況や特質を考慮して制定されています。

日本経営品質賞も、現代日本企業の特質を考慮して制定され、毎年時代に合わせて改定されています。

世界は日々変化し、企業も変化していきます。

経営品質賞は、何か基準をひとつ決めて、それを守ればいいというものではなく、変化する世界のなかで、日々革新する能力を高めていくものなのです。


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日本経営品質賞とは

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

経営やマネジメントを良くするヒントとして、これから経営品質の情報を提供していきます。

日本経営品質賞(ジャパン・クオリティ・アワード) は、米国の
国家品質賞(MB賞)」の日本版として創設されたものです。


世界には、「ヨーロッパ品質賞(EQ賞)」など、80以上の
国や地域が品質賞に取り組んでいます。


日本国内では、関西経営品質賞埼玉県経営品質賞会津若松経営品質賞 など、各地域の経営品質賞も多数存在します。

地方の経営品質賞では、各地域のすぐれた企業を表彰し、
その経営やマネジメントの取り組みを学習することにより、
地域の企業を元気づけ、地域経済の活性化を図っています。


その全国版にあたるのが日本経営品質賞であり、最近は、地方賞を受賞した後、日本経営品質賞にチャレンジするパターンが定着してきました。


いきなり日本トップレベルの経営を実現することは無茶かもしれませんが、確実にレベルアップするステップがあれば、チャレンジしやすくなります。


経営品質賞は、現実を踏まえて理想にチャレンジできるシステムになっています。



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もしうまくいっているなら、変えちゃいけない

ソリューション・フォーカス・アプローチには、


3つの原則(3つのルール)


と言われるものがあります。



その第一番目が、


もしうまくいっているなら、変えようとしない


というものです。



私たちは、余計なことを、よく行います。


そのままやり続ければ成功するのに、つい違うことに手を出してしまいます。



私たちは、余計なことを、つい言ってしまいます。


余計なことを言わなければ、丸く治まるのに、余計なことを言って、かえって混乱させたり、相手を怒らせたりします。



そう言えば。菅総理の消費税発言も、余計な発言でしたね。

せっかく人気が回復して、うまくいっていたのに、ダメになってしまいました。


ソリューション・フォーカスの第一番目の原則を守らなかったからです。



もしうまくいっているなら、変えようとしない


これを守るだけで、世の中の多くのことは、うまくいくようになります。




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ソリューション・トークの会話例

こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。

ソリューション・トークの具体的イメージが分らないという声が
ありますので、会話例をいくつかご紹介します。


ソリューショントークの例 

【会話例】 例外の発見。
クライアント:いつも幻覚に悩まされているんですよ。
コーチ   :幻覚が出ていない時のことを教えていただけますか?

クライアント:朝、布団のなかでグズグズしていて、すぐに起きられないの。
コーチ   :子供が入試の日は、なぜ早く起きられたのですか?


【会話例】 リソースの発見とコンプリメント(承認・称賛)。
クライアント:今日、本当はあんまりここに来たくなかったのですけどね。
コーチ   :そんなお気持ちのなか、わざわざお越しいただいて
        ありがとうございます。

クライアント:彼のダメなところは、すぐに20はあげることができるよ。
コーチ   :あなたのその鋭い観察力は、どこから来るのでしょう?

クライアント:私は愚かだ。自分のことを何も分かっていない。
コーチ   :そのように自分のことを見つめる勇気を、
        あなたはどのようにして身につけたのですか?


【会話例】 ゴールの明確化、具体化。
       差異(ちがい)が分かると変化が起こる。

クライアント:どうしたらいいのか、私には分かりません。
コーチ   :このセッションが終わったとき、今と何が違っていたら、
        ここに相談に来た意味があると思いますか?

クライアント:これからは心を入れ替えて、まじめに働きます。
コーチ   :そのために、まず何をしますか?

クライアント:目標は、チームのコミュニケーションを良くすることです。
コーチ   :チームのコミュニケーションが良くなると、
       今と何が変わりますか?


【会話例】 リソースの活用。問題を否定せず、活かす方法を見つける。
クライアント:勉強しないで、ゲームばっかりしているんですよ。
コーチ   :勉強に役立つゲームをやってみましょうか。


【会話例】 問題を問題としない。ダブルバインド的な会話。
クライアント:緊張してプレゼンテーションがうまくできないのです。
コーチ   :では緊張したまま話すことにしましょう。
        まずきちっと緊張できるように練習してください。


【会話例】 他人の視点を入れて、関係を見直す。
クライアント:もう無理だ。あきらめよう。
コーチ   :あなたの尊敬する師匠がここにいたら、
       彼は何と言うと思いますか?


【会話例】 何も変わらないとき、そこにリソースがある。
クライアント:ぜんぜん痩せないですよ。
コーチ   :それ以上太らないで体重をキープできているのは、
       どうしてですか?


【会話例】 生きているということは、リソースにあふれていること。
クライアント:もうダメです人生の終わりです。
コーチ   :そのような辛い状況のなかで、今までやってこられたのですね。
       その力はどこから来るのですか?




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ガラスの仮面の動画 個人の能力向上

こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。

GyaO! で「アニメ ガラスの仮面」の配信をしています。

水曜配信で、今週から始まりました。

「ガラスの仮面」は、空手道玄和会開祖であり
弁証法上達論で名をはせた南郷継正氏の
ご推薦ということで、昔よく読んでいました。

スポコン漫画の系列ですが、個人の能力を伸ばす方法が満載の漫画です。

才能と努力と、よき指導者と環境がかみ合ったとき、
北島まやのような天才が生まれます。

凡人を集めて成果を出すようなチームマネジメントの参考にはならないかもしれませんが、個人の能力向上には、参考になります。



GyaO! ガラスの仮面 第1話 千の仮面をもつ少女
http://ow.ly/5G09r

日本のモデル スイス 大前研一動画

こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。

ブログ改訂中なので、情報提供記事をアップしています。

スイスについてはよく知りませんでしたが、国防意識、
グローバル感覚、論理的能力に優れているようです。

日本は内に閉じこもっていちゃダメですね。

ソリューション・フォーカス(解決志向アプローチ)

産業カウンセラー協会東京支部でお世話になった、佐々木律子先生の勉強会が、大阪でありました。


内容は、ソリューション・フォーカス(解決志向アプローチ)の、入門的なお話です。


もう何年もお会いしていなかったので、懐かしさもあり、大阪まで出かけてきました。


久しぶりに入門的なお話をきくと、とても新鮮で、大変勉強になりました。



さて、このブログでは、ソリューション・フォーカス・アプローチを知らない方のために、基本的な方法を順番にご紹介していきたいと思います。



ソリューション・フォーカスの一番の基本


それは、悪者探しをしない で  上手くいっているところを探す ということです。



もう少し、正確に言うと


問題の原因を追究しない

で、

上手くいっていることの原因を追究する

ということです。



上手くいかないで、ウダウダ悩んでいる時、発想を変えて、ほんの少しでも

上手くいっていることを考えると、未来が見えてくることがよくあります。





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菅直人 対 原発推進派

こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。

ブログ改訂中なの
で、情報提供記事をアップしています。


菅総理のリーダーシップやコミュニケーションの問題については、これまで何度か取り上げましたが、最近、原発推進派が、それを利用しようとしているようです。

菅総理のダメさを攻撃することで、原発再開へ向かおうとする動きです。


そもそも経産省、海江田大臣が安全宣言を出したのは、安全だからではなく、原発を再開するためには安全だと言う必要があったからです。

玄海町長、佐賀県知事が一時、原発再開に賛成したのは、安全宣言を信じたからではなく、再開するために、政府に安全のお墨付きを出して欲しかっただけです。

原発は、地域の産業や雇用とも密接に関係していますから、いつ来るかわからない地震のために原発を止められるのは困るというのが本音でしょう。

このような原発推進グループは強力です。


経団連など経済界は、電力会社が大きな力を持っていますし、当然原発派になります。

自民党は経済界と、昔から深いつきあいがあります。


電力労連は、原発を強力に推進してきました。
いまだにその旗は降ろしていません。

民主党は、その支援を強く受けています。


経済界、政界だけでなく、マスコミも同様です。

そもそも日本に原発を持ち込んだのは、読売の正力松太郎氏です。当然、原発反対にはなりにくいです。

フジテレビなどフジサンケイグループの監査役になっているのが、東電元社長の南直哉氏です。

株主総会で問題になったようですが、大スポンサーの東電とのパイプを残しておきたいのは、企業経営としては当然でしょう。
(中立性には疑念が生まれますが)


原発が自然エネルギーに変わっても、利権が変わらないのであれば、構わないのでしょうが、発送電を分離されたり、孫正義に利権を持っていかれるのは、何としても阻止したいところでしょう。


このような状況のなかで、菅総理の後、どうなるのか、
事態は混迷しています。

民主党のなかで、わりとまともな発言をしているのは、
馬淵澄夫氏です。

「今回の事故を踏まえて安全基準を見直し、そのうえで稼動できる原発を決めろ」という、きわめてノーマルで現実的な主張をされています。

安全基準を変えずに、電力会社や保安院がいくら安全だと言っても、まったく信用度がありません。


このようなノーマルで現実的な主張が、政界では数少ないのは不思議です。

日本は民主主義国家ですから、まともな意見を持つ政治家を支持することで、政治を変えていくことが大切です。