2月28日に、詫摩雅子氏がヤフ-ニュースに書いた記事、「STAP細胞をめぐるNHKスペシャル BPO判断に問題はないのか?(1)がある。

この記事については、1研究者・教育者の意見のブログでも取り上げている。
http://blog.livedoor.jp/pyridoxal_phosphate/
以下がタイトルである。
「小保方氏には元留学生のES細胞を何らかの不正行為により入手、混入してSTAP細胞を作製した疑惑がある」

BPOの委員会は、真実性・相当性はないと判断して、「人権侵害あり」となった。
さらに、BPOは、小保方氏と笹井氏のメール読み上げ映像の問題点に関しては、人権侵害は認めていない。

これを受けて、詫摩氏は、次のようにヤフ-ニュースに書いている。青字部分
メールは問題なしの判断
実を言えば、筆者自身がBPOの判断で「え、そうなの?」と一番強く感じたのは「人権侵害あり」となった部分ではない。
筆者自身(詫摩氏)はリアルタイムで放送を見ながら、あの男女の声を「この演出はマズいだろう」と感じた。NHKにその意図はなかったようだが、男女の仲を疑わせる演出と受け止めたからだ。そして、それは研究不正と直接の関係はないので扱うべきではないと考えた。もちろん、これは筆者の主観からの判断だ。今回のBPOの判断を知って「あのメールの件は、問題ではないのか」と疑問視した人もいれば、妥当な判断とした人もいた。
BPOはこの部分を品位が無いが、人権侵害ではないとした。

男女の仲をのぞき見する報道など、他にいくらでもある。
放送する方も品位がなく、視る方も品位がない事はわかっていても、人々は興味を持つ。
興味のあることは、視聴率があがるネタだ!、ただ、それだけの事である。
こうした個人的問題は見過ごしするに限る(真実かどうかなど、どうでもよい)。

この男女の部分は、窃盗疑惑やねつ造疑惑に比べたら、人権侵害の審議とは質が異なるものである。
だから、BPOは問題にしないのである。

詫摩氏は、この男女の部分の映像を見て、まずいな!と思うくらいなら、自ら、小保方氏にぶつけているねつ造疑惑を、なぜ、まずいな!、と思わないのであろうか?
証拠がないな!と、なぜ、思わないのであろうか?

小保方ねつ造については、理研や分子生物学会の偉い先生たちも同意しているのだから、これで良いのだと詫摩氏は考えているのか?
むしろ、小保方捏造論を疑問視してはいけないと、詫摩氏は、自らに言い聞かせているようでもある。

すでに、事件から2年以上もたっても、小保方氏ねつ造論では説明できない事実が、そのまま放置されている。

「あの日」の発売があっても、小保方氏が提起した理研内部の問題点の暴露には、関係学者たちからは何も反論が出ないのだ。

「あの日」で書かれている出来事の真偽についても、マスコミが学者たちにインタビューを申し込んでも、学者たちは誰も対応などしないだろう。
砂上の楼閣のように積み上げられたねつ造説が壊れてしまうことを、学者たちは恐れているのかもしれない。

桂調査委員会は、若山研究室と理研を守ることが、何より大事だった。
桂調査委員会は、こぶしを振り上げてしまった分子生物学会の偉い先生たちの顔を潰してはいけない。
だからこそ、STAP(幹)細胞は、ES混入であるとの結論したのである。
すり替えとか、入れ替えとの人為的な行動を絡めることを排除した。

混入というのは、非常にあいまいな表現である。ごまかす時には、最良の言葉だ。
故意であろうと、なかろうと、どちらでも使える。
実験者が混入に気付いていようが、いまいが、どちらでも使える。
ありとあらゆる可能性を含んだ言葉だ。

桂調査委員会は、混入がいつどこでどのようにしてなどと説明する気はさらさらない。
説明などしたら、訴訟の時に、理研にとって不利だ。

ただ、若山研究室、理研、分子生物学会に傷がつかないような結論とすることが、桂調査委員会の目的である。もちろん、小保方氏がねつ造したなどとも言わないのである。

しかし、小保方氏に個人的に恨みを持つ理研関係者がいて、小保方氏にねつ造の罪を押し付けたい人はいた!。
「あの日」には、実験中の彼女のモテモテぶりが書かれているが、そうした記述を見ても、周りの人々からの嫉妬が想像できる。

さらに、小保方批判に乗じて、笹井氏の勢力を牽制しようとする人たちもいた。
反小保方、反笹井のこのグループの人たちは、一時的には協力していた。
今は、それぞれ、苦い思いを持つ関係者同士であろう。

アンチ小保方、アンチ笹井のグループの属する人たちが、分子生物学会のメンバーや研究者仲間に噂を吹き込んだ。
「小保方氏によるねつ造は間違ない。これだけいろいろな証拠もそろっている。何とかしないと理研や学会の恥となる」と言ったような流言を広めたであろう。

内密に、この噂は広がり、STAP発表前から、ねつ造行為を信じる人たちが、学会、マスコミ界で増えていったであろう。

「論文が出たら、一気に抗議しましょう」との学者間の申し合わせもあったと思う。
そうでなければ、理研への連名の抗議メイルを、発表後1週間では出せるはずがない。

実は、こうしたESねつ造論は、理研上層部も把握していた。
論文発表後に起きるであろう事件を上層部が危惧していた様子が{あの日」にある。
しかし、小保方氏は、その危惧をはっきりとは書いていない。

当然、小保方氏も不吉な事件が起きるかもしれないと予期していただろう。
彼女の実験中にいやがらせも受けていたであろうが、{あの日」には書けなかった・・・。

しかし、この時小保方ねつ造の噂を信じていた人たちの中で、後になって、この説に疑問を感じるようになった人もいると思う。
その後の理研調査の展開が、噂から予想されていたことと、異なっていたからである。

たとえば、噂とは違い、
STAP幹細胞の種類が極めて多いのを知った時とか、
決めてとなる検体の調査はされないと知った時とか、
調査した対象となったESの遺伝子がおかしいのではないか?太田氏に確かめたいとか・・・
などなど、いろいろな疑問を感じた学者もいたと思う。

実際の調査内容を知れば、この調査では不十分と感じる人はいたであろう。
流されていた噂とは、やや違うと実感し、面食らった人もいたと思う。
研究所特有の暗い側面をつきつけられたと感じた学者もいただろう。
そして、ねつ造論にだまされたと感じて、怒る人とかもいただろう。

桂調査委員会は、どの細胞を検索するのかを、若山研究室に決めさせていた。
桂調査委員会による再調査のかなりの部分は、すでに改革委員会などで調査されていたものと重複する。
容疑者がいるかもしれない若山研究室に、検体を提出させていたのは致命的だった。
こうした経緯から、桂調査委員会を信じず、心が離れた学者は少なくない。

結局、若山研究室を善意の協力者とみなしたことなど、矛盾に満ちた調査であった。
この時の、小保方氏のくやしい悲しい思いは、「あの日」に思い切り語られている。
桂調査委員会のこうしたやり方は、正当な調査に期待していた学者たちを、裏切るものだった。
だから、この調査にコメントせず、無視するようになった学者がいても当然だ。
マスコミは、調査の不完全さを問題視する立場であったにもかかわらず、それができなかった。

遺伝子解析はお金のかかるあるが、それを理由に、桂調査委員会は都合の良い検体だけを解析した。
検索の幅を広げれば、ねつ造ストリーが書けなくなるからである。
だから、ストリーが書ける検体のみを選んで遺伝子解析した。

「あの日」が出版され、新たな疑問が生じても、桂調査委員会の関係学者たちは、決してコメントしようとしないのである。
BPO委員からの問い合わせに対しも同様であろう。

学者層から何もレスポンスが無いのはおかしいとの擁護派が批判しても、意味はない。
そんなに不満なら、早く訴訟を起こせ!と、学者層一部から回答が返ってくるだけである。

学者たちの中には、訴訟になってはっきりした方が良いと考える人もいると思う。

だがら、「早く、訴訟を起こせ!」とのコメントもあるのだろう。
STAP細胞をめぐるNHKスペシャル BPO判断に問題はないのか?(2)
との記事が3月6日のヤフーニュースに出た。
科学ライター&科学編集者の詫摩雅子氏の記事だ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/takumamasako/20170306-00068097/
彼女曰く、科学者に意見を求めたのか?である。
このコメントにはびっくりである。

詫摩氏の次のように書いている。

データ確実にわかっている追加実験は、STAP細胞やその関連細胞の遺伝子解析で、理研CDB自己点検委員会が2014年6月12日に行った記者会見で2013年5月と8月に行われたと述べている。

「あの日」では、理研の情報はつつぬけになっていたと書かれている。
こうした遺伝子情報は、外にも出てしまう危険もあっただろう(想像です)。

調査委員会が調べた細胞が、ラベル通りであるという保証は全く無い!
容疑者がいるかもしれない若山研究室から、検体を提出させて良いのか?
人々の関心はそこに移っている。
実施された手法の調査委員会の結果では、真実はわからないことを、人々はすでに知ってしまっている。

調査されたES細胞も、本来のES細胞であるとの保証もない。
調べるべき検体が調べられていない。キメラやテラトーマが無いと言うなら、調査委員会は、実際に作られていないエアー実験である可能性を指摘しているのか?

現時点で、この問題に、答えを出してくれる科学者をさがさなければならない。
むしろ、詫摩雅子氏たちが、答えてくれそうな科学者たちを探して、意見を求める立場なのではないのか?

詫摩雅子氏は、李氏のチューブの見つかった時期は、小保方氏が実験に使うのに間にあったからどうかについてコメントしている。それって大事なことだろうか?いつ置かれたのかも、誰が置いたのかもわからないしろものである。李氏は、核移植ES細胞を作っていたと言っている。

ES細胞のメッカである若山研究室は、望み通りのES細胞をつくることなど、いつでもできるだろう。

詫摩氏の記事では、青字
・・・・BPOの勧告が出たあと、科学記者仲間や研究者の方々とこの話題になった。「委員会は、科学者にきちんとヒアリングをしたのか?」と複数の人が口にした。議事録や勧告書を読む限り、小保方氏とNHKにはヒアリングをしているが、研究者の意見を求めた形跡はない。

この詫摩雅子氏の弁によって、科学者たちはヒアリングを受けていないことが分かった。
BPO裁定について、科学者たちのコメントが欲しいのは、誰もが思うことである。

今でも、上記の質問に答えてくれて、熱くねつ造論の正当性を主張する科学者は誰なのか?
答えてくれる科学者を探してほしいものだ。
シッダールタ・ムカジーという著者による「がん 4000年の歴史」という文庫本がある(2016年、早川書房、上下巻)。

下巻から入り、レトロウイルス発見とがんの発症について書かれた部分を読んでいる。
初めの部分は、英国の煙突掃除の貧しい子供たちがり患した、がんについて書かれていた(涙)。

この本は、短時間でも、どこから読み始めても良いように書かれている。
たまたま開いたページから読むこともできる。意味が通じなければ、前にさかのぼったりできる。

あらゆる科学分野のアプローチで、がんの発症メカニズム解明にせまった歴史書と言える。
内容はやや難しいが、プロ向けの論文ではなく、一般向け、小説風に書かれた読み物である。

今は、誰でも科学や医学にアプローチできる時代である。
だから、専門家の判断だけで、物事が動かなくなってきたと思う。
科学コミューニティは時にフェアではなく、名声のある人に弱く、無い人には冷たく、差別的な世界であることは世間にもうばれている。そうした意味で、科学コミューニティは反省の時である。

この本を読むには、基礎知識はあった方が良いが、無くても興味がある人であれば、内容を理解していくことは可能であると思う。

例えば、身近な人ががんになった場合、医者の言葉に疑問を感じる場合、人々はがんに関する知識を求めると思う。興味を持続すれば、科学はいつか自分のものになり、役にたつと思う。
上巻はかなり昔の話のようで(未読)、こちらもおもしろいかも・・・。

科学の世界では、偉大な発見がされても、次なる偉大なる新発見に上書きされて、科学知識がとどまるところを知らない。
すごい勢いで変化していく。そこには科学者たちの喜び、怒り、消耗、絶望が読み取れる。
過去には、いろいろな訴訟もあったし、科学者たちの名誉をかけた戦いの歴史でもある。

今や、学生の講義用となった知見でも、そうなるまでに、どのような経緯をたどったのかがわがわかるしくみだ。

学者たちは、反駁し合い、足元をすくいあい、激しい競争と抗争を繰り返した。
自説にのめりこみすぎて科学者がつぶれているエピソードなどが盛り込まれている。

こうした説明をすれば、STAP騒動を考えるに適した本であるとの理由がわかるだろう。

STAP事件を追っている人たちにとっては、上記紹介した本は、興味深いのではないか?と思うのである。
この読み物によると、STAP事件に参考になるような事例があり、繰り返される人間臭い抗争の歴史が見える。

「偉大な科学は、偉大な対立から生まれる」と、書かれている。

今回のSTAP事件は、科学者間の対立が極めて不公平、理不尽に扱われているので、これでは、科学では無いと、一般人は感じている。
つまり、科学コミュニティは、疑問を放置し、1個人の名誉を汚し、世論を無視していると思う。
幸せの追求に貢献するはずの科学が、人々を不幸にしている状態だ。

さらに、上記紹介の本には、このような指摘もある。
「リスクに関するデータを提供し、証拠と因果関係を絶え間なく主張し続けることは科学者の役目だが、最終的な解決は政治にゆだねなければならない。

科学者間の激しい対立、解明できない科学の一場面においては、当事者双方の納得に向けて、政治的解決の手段があると、この書が言っている。つまり、以前から、人々はそうしたことも行ってきたのだ。
同様に、STAP事件についても、関係者とフォロワーが納得するためには、国が解決に動いても良いのだと思う。

理研調査委員会は、証拠を示さずして、小保方氏単独に混入の疑いをかけている状態だ。
理研の事務方は、一般人の感覚に近いだろうから、この点は、問題視していると思う。

事務方は事務方の判断で、あきれたと思うこともあったであろう。彼らは研究者間のいざこざの実態も見ているのだ。

このままでは、国の研究所として、国民に対して、申し訳ないという気持ちになってもおかしくないと思う。
だから、名誉棄損が無きよう、理研としてのコメントがあっても良いと思う。
人権侵害裁判で訴えられる前に、理研は何らかの言及をしておいても良いと思う。

事務屋サイドで仕切れる落としどころはないのだろうか?
それは事務方の役割であるし、一部の学者たちの暴挙を見逃してはいけないと思う。

例えば、理研は、小保方氏が混入の犯人と断定していないことを再確認したり、混入の原因となるような他の可能性を紹介したりしても良い。

突拍子もない話かもしれないが、一般人参加の公開討論会などのイベントを開催するなどしたら、人々のモヤモヤはかなり解消しそうである。
参加者が、STAPを語り合うのも良い。そうなれば、須田氏や日経サイエンスの記者もイベントに参加して欲しい。
もちろん、小保方氏も参加して、STAPの正当性をプレゼンしても良い。
話すことで、PTSDにも良い効果があると思う。
理研のES支持論者は、混入の手口について、推論を語っても良い。

小保方氏は虚言妄想の異常な人であるとは、人々は思わないだろう。
病気の人は、科学コミュニティで生き残れない。
「この人、おかしな人だなあー、これは病的だろう・・・」と、皆にばれてしまうのである。

上記の本でもかかれているが、他人を納得させるには、力が必要である。
熱意と才能のなせるわざである。誰でもできることではない。
自らついた嘘を忘れて信じてしまう病気の人では、他人を納得させることなどできない。

なぜ、STAP細胞と酷似(同じ細胞)のES細胞が見つかったのか?
その原因として考えられる諸説を一般から公募して欲しい。
和モガ説は有力な仮説になるだろう。

議論が沸騰したら、事務屋が発言を制限すればよいのである。

理研が皆のための科学的議論を企画することで、事務方の矜持が保てるような気がする。

おかしな科学コミュニティの判断に対し、国の看板を直接背負った理研事務屋が、何か意見できるしくみがあっても良いのである。

事務方が団結して、科学コミューニティに一矢報いてくれないだろうか?
そのための国家公務員でいて欲しいと思う。
小保方氏に関する大変な悪口が、分子生物学学会に意図的に広められていたと想像できると書きました。

その目的は、STAP(幹)細胞遺伝子の正式調査を、理研に決断させるためでした。

すでに細工された細胞を正式調査をすれば、誤った解析結果が出るはずですから、世間に、ねつ造を印象づけることが成功します。そして、その通りになりました。でも、説明できないことが多々残ったのです。

李博士の発言も興味深いです。
李博士曰く、ご自身の検体は若山研に置いてきたつもりでした。
そころが、彼は、帰国後その箱が無くなり、小保方氏が盗んだと考えていたのです。

彼は、2013年、2月の山梨大転出前の冷凍庫に、彼の研究成果である冷凍ボックスを確認しています。
http://expo70.xyz/interview-with-Prof-Li.html

彼のESは、核移植ESで、小保方氏が必要としていたESではないと李博士は言っています。
その後、そのボックスがなくなるわけですが、彼が中国に帰った後ですから、李博士自身で盗みを目撃したり確認したわけではありません。しかし、彼は盗まれたと言っています。
誰かが小保方氏が盗んだと、李博士に告げ口をしたからです。
小保方氏が盗んだと、意図的に李博士に伝えた誰かがいた証拠です。
李博士に聞いてみることができれば、誰がそういう役割を演じたのか、疑惑の解明の糸口でしょう。

小保方追い落としをした人たちが、実際に、どのような画策をしたのかについて、いろいろな関係者から当時の様子などについて、少しづつでも情報が洩れてくるといいなあと思います。

小保方悪口を信じていた人たちは、その後、どのように心境が変化しているのでしょうか?
小保方悪口を信じてしまって申し訳ないと感じている人はいるでしょうか?
そうなら、そうした内訳の暴露話を聞きたいです。

テレビやマスコミに登場した人たちは、捏造疑惑にはめられてしまった人かもしれません。
こうした人はむしろ被害者的な側面がありますから、一方的な悪口を信じた反省もこめて、内情を暴露して、世に真偽を問うてほしいです。

小保方氏が、生データを出さないとか、ほとんの実験をしていないのではないかと騒がれました。
テラトーマも作っていないとか、いろいろありました。

小保方氏は、臨床医学の研究室である病院のバカンティ研にいたのですから、基礎研究のガチガチな実験法とは違ってもいても良いと思います。
そうした意味で、若山研も、生殖医学なので、ち密なデータを残さない研究スタイルだったようですし・・・。
こうした生殖研究は、目で確認するタイプの研究です。子供が生まれたとか、流れたとかを見ているのです。

STAP研究も、目で見て判断できる性質のものです。
遺伝子の壊れた細胞を扱っているのですから、厳密に細胞の遺伝子解析しても意味がないです。

理研の正式の調査が始まったら、実際にはSTAP実験の証拠はいろいろにあったわけです。
幹細胞も何十種類、細胞株も細胞数も何十種類も、残っていたのです。
理研は、その一部を解析しただけです。調査委員会は、ねつ造で話が通る検体を選んだのみ・・・(涙)。

小保方氏は検体はもっとあったはず、無くなったと言っています。
こうした小保方氏の主張は、全く、無視されている状態です。

STAP研究は、実験をほとんどしていないのに、論文をねつ造したとの偽情報を吹き込まれていた人は、むしろ、STAP細胞の種類の多さにびっくりしたかもしれないのです。
STAP実験の実績を知った時、噂とは違うと、意外に思った研究者もいたかもしれません。

STAP騒動は、理研関係者に、ずいぶんと迷惑をかけました。
迷惑した人たちは、研究者たちのみでなく、事務方の人たちも同様に被害がありました。

事務方は、こうした騒動が二度と起きないことを望んでいると思います。
今でも、外から、STAPに関する問い合わせが来ても、事務の人は答えられず、とても困っていると思います。

聞くところによると、理研にはコンプライアンス部というのがあって、一応、調整作業のようなことはしているらしいです。
各種トラブルを調整するのが事務屋だとすると、彼らは、大変、苦労しているのではないか?と思います。

研究者タイプというのは、お山の大将ですから、素人はわからないから、だまっていろと言う傾向があります。
理研の研究者の発言でしたが、コンプライアンス部は事務屋だけだから、調整能力などない!と切り捨てていた人がいました。

こんな風に言われて事務屋もくやしいでしょうから、今後の研究所運営で、環境改善の方向性とか出していくべきでしょう。STAP事件は、大事な事例になると思います。

コンプライアンス部が、研究所全層の合意を得ながら、調整の裁量権を高めてくれれば、職場差別は改善されると思います。
根本的疑問さんのブログに、NHK番組放送より2カ月以上前の文藝春秋で、九大教授がSTAPはES捏造だと断定する記事を書かれていたとあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/17790447.html#17790447

地位のある方が、こうした記事を書く背景には、その証拠となる確固たる情報があるはずです。
巷でも、STAP論文発表前から、ES説は出回っていたとの情報がありますが、研究者間で出回っていたねつ造疑惑の証拠とは、どのような内容だったのでしょうか?

今後、当時の研究者の方々から証言が出てきて欲しいですが、九大教授の態度から、確固たるねつ造情報が出回っていたと推定できます。

ここで、解析データが流出していた可能性が考えられるわけです。

アンチSTAPの人たちが、若山研究室の実験データにアクセスできる状態があれば、証拠をでっちあげて、研究妨害をする事が可能です。こうした研究妨害とは、ねつ造を偽装したり、データを無断で改変、流出させたりすることなどです。

これとは別に、こうしたネット情報もあります。かの有名なオホホポエムです。
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-85.html

オボボポエムに、次のような投稿内容を紹介している。青字

「STAP細胞事件」-敵意を持つ第三者 (2015/08/07)
810 :名無しゲノムのクローンさん:2014/06/18(水) 08:24:02.20
世に倦む日々の人、竹市のこと信用してたのね。御愁傷様。
竹市は本件をここまで深刻にした張本人です。
CDBの小保方擁護筆頭、未だに現実を受け入れられない。今日も相澤研までわざわざ小保方に会いにいっちゃったり
もうホント馬鹿じゃないかと。
で、細胞の調査をすることには絶対反対ね。認めてもしぶしぶ。CDBは5月末になってやっと細胞の調査を始めた
けれど、若山にプライマーの配列聞いてたから、一瞬で元のESが同定www
もっと早くやってればCDBこんなことにならなくて済んだんだよ。氏ねって感じ。
小保方が引っ越しのどさくさに若山の所から盗んだ細胞が箱ごと発見されたことも公表しろよ。
丹羽のTSもたくさん出てきただろ。
相澤も小保方さんを励ましてあげようなんて言ってるんじゃねーよ。お前、監視役として検証チームを
組織したんじゃなかったのか?陰でこそこそ再現実験させてどうするつもりだ?また手品か?
小保方~地獄の底はまだまだ深いぜwww


オホホポエムに書かれていた名前の人たちは、小保方氏擁護をしてくれていました。
直接、小保方氏と接していた上記の人たちは、小保方氏のねつ造を信じておらず、サポートしていた様子が伺えます。
こうした上記の記載はとても、大事なのではないかと思います。

そばにいる人たちが、ねつ造疑惑の渦中の人に、どのような態度で接していたのか?、ここがとても参考にすべき事です。

一方、小保方氏と接触の無い人たちは、彼女のことをとても悪く言っているようです。
廻って来た小保方氏に関する悪いうわさを信じていて、とんでもない奴と思っていたのだろうと想像します。
Kohoこと遠藤氏なども、小保方氏と話をしたことはほとんどないと言っていました。
直接会っていないと、お互いの不信感がつのりやすいですが、故意に流された悪口があると、関係の悪さに、拍車がかかります。

人間同士、言葉をかわしたり、直接、接し合うと、かなり相手がわかると思います。
まして、STAP研究者たちは、研究とその人となりを見る勘も超一流な人たちです。
彼らは、一緒に研究し合いながらだましあうことは難しいと思います。

研究妨害というのは、いろいろな程度や背景があり、研究現場での激しい競争と人間関係があり、後で、第3者が裁くのは難しいもの。
例えば、研究を横取りされて、怒った研究者がいやがらせをするとか、その逆もありですね。とても、人間的なのですけどね・・・。

今、東大の門脇教授の研究論文不正も、大変なことになっていますが、ここでもねつ造疑惑が指摘されています。ねつ造をする研究者(医師)がいて、ねつ造を助ける業者もいるでしょう。

その逆に、ねつ造があったかのように偽装する手口もあります。
実際には、ねつ造ではないのに、わざとねつ造したかのように細工を加えてでっちあげ、研究者を陥れます。

門脇医局でも、論文内容の疑惑は多々あると書かれていました。上からのプレッシャーでデーターを改変した医師はいたかもしれませんが、ねつ造をしたと偽装された医師もいたかもしれません。

新薬開発で医者にこき使われる製薬会社の社員が、恨みつらみを持って内情を暴露するような職場環境では、こうした足の引っ張り合いがあるでしょう。
業績を医師が独占するなどの記事もありますが、業績をどのように分けるのかは、難しいです。
今回の、STAPも、そこで亀裂が生じています。

主要研究者が、責任を他の人に押し付けたり、逆に、製薬会社の派遣社員が、医師を陥れたりはありでしょう。
後から調査が入った時を想定して、ねつ造と疑われやすいように、あえて、小細工しておくとかです。

だから、競争社会で正義を主張するには、徹底して戦う体力と気力が必要です。

最後は、妥協しあったり、許容しあったりなどをしても、フェアな解決が望ましいです。
こじれた時には、裁判をする前に、ある程度、第三者的な調整機関がうまくさばいてくれたらと思います。

今後、こうしたフェアなしくみつくりに、国が動き出してくれてもいいですよね。
それこそ、女性の活躍する社会につながると思います。
小保方氏は研究妨害の犠牲者ですね。
前々回のブログに、“小保方氏は危ない人物であるから、信用しないように!”(「あの日」142ページ)との、分子生物学の重鎮研究者たちから連名メールが届いたと書いた。。

他の方の書かれたブログにも指摘があるが、分子生物学会やアンチSTAP派の人々による活動開始は極めて速かった。

分子生物学会の重鎮たちからのメイル内容の文章も驚くべき攻撃的なものである。

高いポストの生物科学界の重鎮たちが、自らの地位をかけて、小保方氏の論文に異議を唱えたのである。
これは、極めて、異常な出来事である。

なぜ、こうした事態が起きたのだろうか?このあたりに、今回の事件の鍵はないのか?

“STAP細胞はESから作られた”の証拠を、早い時点から、一部の理研関係者や、学会関係学者たちは把握していた可能性がある。

うわさと言うより、もっと、”STAP細胞はES” の確証に近いものだったのではないだろうか?
つまり、うわさではなく ”ねつ造の確かな証拠があり”との情報であり、これが理研内外に飛び交っていたのではないだろうか?

ねつ造疑惑の拡散は、STAP実験経過と平行して、時間をかけて、意図的に進められていたのかも・・・?

たとえば、幹細胞FLSなどの保存検体の一部は、すでに内密に遺伝子解析されていたとかを考えても良い。
「若山研究室でよく使われていたES細胞と、FLSの塩基配列が似ているぞ!」との解析結果が、流出していたかもしれないのである。

理研が正式に調査する前に、すでにかなりのことは解明されていたとの推論である。
すでに結果がわかっているものを、再度、後で委員会が正式に解析し直したりしたかもしれないのである。

FLSが、アクロシン入りであるとしたら、ネーチャー論文で書かれていた親マウスとは合わなくなる。親マウスにはアクロシンは入っていない。つまり、STAPは親から作られていないになる。

学会の重鎮たちは、論文のプロトコールを見て、ES細胞によるねつ造を強く疑い、激怒したのだろう。

論文発表後1週間での連名メイルであることを考えると、重鎮たちは、小保方氏に対して、強い怒りをぶつけ、ストレートに人格攻撃をしてきた。
それは、小保方氏がねつ造犯であるとの確信を持ったからであろう。単に、図表を書き換えたとかではないのだと思う。
学者たちは、ES細胞を使って、新規細胞をつくったなどした捏造論文は許せないと思ったことだろう。

しかし、実際には、事故、あるいは故意(検体のすりかえ)、妨害で、STAP(幹)細胞が、他の細胞と入れ替わってしまうことなどは起きえることなのである。

今だに、それが解明されていない状態なのである。
今、言えることは、分子生物学会の重鎮たちは、故意的に流されたうわさにだまされたことになる。

ES疑惑初期では、まず、画像のミスが盛んに指摘された。テラトーマの画像も違っていた。
STAP細胞のTCRなど、画像が改変されていると騒がれた。
TCRが再現できないだけで、STAP細胞はねつ造ではないか?と短絡された。

小保方氏は新人であるだけでなく、組織の図などの基礎的医学知識が欠けていた。膨大なデータ管理ができなかった。新人であるが故の弱点をつかれたのである。
小保方氏は高すぎる、広すぎる知識を要求されたのである。
すべてできるのが当たり前というように小保方氏を非難し、それができていないと彼女の弱点をついた。
それは、正式の遺伝子解析へと、理研調査を進ませるための布石であった。

内外の学者たちとマスコミは、理研はさらなる解析調査をすべきだ!遺伝子解析すべきだ!ねつ造疑惑を解明せよ!となったのである。

そして、実際に、次の遺伝子解析へとステップアップさせることを理研上層部にせまった。
遺伝子解析をすれば、大変な結果がでることをすでに知っていた人たちはかなりいたと考えるのが普通だ。

理研上層部は、これらの懸念につき、笹井氏などには、この点を確認していたと思われる。
しかし、笹井氏にはSTAPはねつ造ではないとの自信があった。

それは、小保方氏と直接、長い時間をかけて議論したからである。
実際に、笹井氏は、STAP細胞を見たりもしている。
こうした状況で、新人の小保方氏が専門知識を持つ人をだますことなどはできないのだ。

笹井氏は、噂で飛び交うESねつ造論など打破できると考えたのだろう。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170221-00517722-shincho-soci
小保方氏の日記の公開が、「婦人公論」で連載中。

私も近所のスーパーで3分くらいのななめ読み(立ち読みすみません)をした。

内容は、小保方氏が、「どこかに行かないと心が持たない」と感じて、山奥の旅館に泊まった話である。

文字で心を表現するのが得意な小保方氏が、自らの心を語ったものだ。
しかし、こうした内容は、アンチ小保方派から恰好のターゲットになると私は懸念した。

当然、記事に関する小保方批判は、すでにネットにアップされている。
「週刊新潮」2017年2月16日梅見月増大号 掲載ワイド特集「女という商売」。

いつものように、上昌広理事長の批判もある。青字部分

 「STAP細胞捏造により、日本の医学研究の評価は著しく下がりました。上司だった笹井芳樹教授もお亡くなりになった。にも拘らず、STAPのことには触れず、自身の周りや食べ物の話を書いています。おそらく彼女には、我々には計り知れない自尊心、自己顕示欲があるのでしょう。だから、あの事件を引き起こしたのだと、読んで分かりました」
だそうである。

私を含め、他の人は“読んでわかった”とは思わない。

彼女は、すでに、多くのことを「あの日」に語っている。語れない部分は、他の人に大きな影響を与えることになるから、書けないのである。そして、小保方氏に情報が無い事も書けない。

又、精神科医の片〇珠〇氏の分析“小保方氏は空想虚言者である”も載っている。青字部分

スイスの精神科医アントン・デルブリュックは“空想虚言者”と名付けています。
おそらく彼女は未だにSTAP細胞を信じているのでしょう。
読む限り、食事を美味しいと感じるなど、うつ症状はかなり改善しているものの、自分が被害者だという強い思い込みを感じます。

片〇珠〇氏の分析の文章は、いかにもマスコミが好きそう(採用されやすい)コメントであると感じる。
そして、これは、アンチ小保方派が喜びそうなコメントである。

しかし、小保方氏が本当にねつ造犯であるとするなら、彼女自身はねつ造した事を忘れてしまい、その後、無いものを有ったかのように、今も思い出すというなら、完全なる病気だ。それが本当なら、周りも医者も、入院を勧めただろう。

小保方氏は、ねつ造をしていないと、終始一貫して主張し、万能化現象を確認しているのだ。

片〇珠〇氏の文章は、難しい用語が引用されている部分や、精神科医なら皆、そう考える・・・との言った論調で書かれている。つまり、マスコミ受けなのである。

マスコミは特殊な症例が好きで、普通にいそうな人の話題では、だめなのだ。
さらに、マスコミ誌面に載せるためには、個人的意見でも、代表する業界意見であるように装いたいのだ。

だから、マスコミに採用してほしい場合は、医者は、上から目線の論調で書く。

小保方氏の症状は、日常の診療現場で、決してめずらしくない反応性のうつ状態と思われるが、以下のように精神科医がコメントしたら、マスコミには採用されない。

精神科医が、「小保方氏の行動は、診療現場では、決してめずらしくない反応性のうつ状態です。失恋でも、夫や子供とのトラブルでも、人生に大きな悲しいイベントがあった人は、それに反応してうつ状態が起きます。女性では、こうした行動をとることは良くありますね。」
では、マスコミはつまらないと思うだけだ。

片〇氏は、小保方氏本人を診察しているわけでない。自らが医者と名乗るなら、責任が生じると思うが・・・・。

以下に、アントン・デルブリュックに関するネット情報を書きます。

虚言癖(きょげんへき)1891年にドイツの心理学者アントン・デルブリュック(Anton Delbrück)によって提唱されたとある。
ちなみに、この精神科医を調べてみると、1800年後半で、近代の精神学、心理学が始まりつつあった時代だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%9A%E8%A8%80%E7%99%96

この時代は、フロイドが精神科医として活躍していた時代だ。
フロイドは、上流婦人の精神症状を診療していたが、女性のメンタルトラブルは性の問題と深く結びついていたとする臨床症例の記載をたくさん残している。

この時代には、戦争有り、病気あり、階級差別ありの厳しい世の中で、上流婦人が家庭内トラブルから来るストレスは今とは比較にならなかったろう。

女性たちは権利主張もできず、人格は無く、ただ抑圧に耐えるしかなかった。
それができずに自己主張が爆発した女性は精神病院に入るという社会だったと思う。

当時の精神異常に対する医学的知識のレベルも未熟で、フロイドは、女性たちの病気をみつめて性のトラブルとの関連との結論に達したであろう。
女性たは、性の問題をなかなか口にせず、隠している分、心が病んでいたのである。

夫の浮気などの性の悩みの場合、そうでは無い場合も含めて、病める女性たちは、医者(フロイド)と秘密を共有して、心が解放されたのではないだろうか?
そうして、女性たちのすべての悩みの解決につながったのかもしれない。、

つまり、女性が嘘をつく理由なども、社会背景と密接にむすびついているだろうし、この頃の女性の抱える悩みは今とはかけはなれていれば、そのまま嘘の質を議論できない。

実際に、歴史的症例を思い出しながら、医者は目の前の人(患者さん)を診察をするわけではない。
もちろん、医師に限らず、医学の歴史を学ぶことは大事で、過去の症例を文献考察をする意味はある。

はるか昔の時代に提唱された病気を、医者があえて引用する理由は、マスコミ受けがするからである。

マスコミ人が、医師の代表的意見であるかのように、とりあげて記事に採用するのは、恣意的である。
しかし、マスコミのこうした手法は、今までも何度も繰り返されてきている。

前回ブログで、STAP細胞の実態について、理研の内部点検チームのターゲットになっていたのではないか?と書いた。

どこの研究所でも、あらさがしをするグループ(良く言えば、他人の実験に厳しい研究者たちだが・・・)はいる。

古い名誉ある研究所、学閥の強い研究所などは、そうした傾向があると思う。
実際に理研に勤務したことのあるは、あまり実態をしゃべらないだろうけど・・・。

理研に限らず、最先端の研究をしている研究所であれば、そこ発の論文には、格調が求められるし、研究者たちのプライドも高く、変なものは出したくないとの結束がある。

優れた論文を書くには、多くの努力と才能が求められるが、生物学分野では、再現性の追求が難しい。
生き物を扱うだけに、条件が変わってしまうのだ。
一旦、良い結果がでたものの、その後、良い結果が続かないという壁がつきものだろう。

研究者にとって危険(捏造(fabrication)、改ざん(falsification)、剽窃(plagiarism)と呼ばれる研究不正)にかられやすい研究分野と言える。

STAP研究も、そうした(ねつ造疑惑を持たれやすい)危険な研究であったといえる。

ES研究という仕事内容からしても、若山研究室では、疑惑の対象になっていただろう。
それは、小保方氏が参加する前から、内外からの疑惑が向けられていたと思う。

実際、若山氏は、インタビューで、クローンマウスはねつ造しているのではないか?との疑惑を受けていたと言っている。
そのため、自ら、疑惑を抱く研究者の研究施設に若山氏が出向いて、その人の目の前で若山氏自身で実験をして、相手の信用を得たというようなエピソードを語っている。

四方から投げられる監視の実態がどうであったかはわからないが、小保方氏も実験中から、若山研究室に向けられる“風雲急を告げる”的な雰囲気は感じ取っていたと思われる。

しかし、若山研究室での小保方氏が受けたプレッシャーについては、「あの日」には書いていない・・・。

その一方で、不穏な雰囲気を想像させるような出来事については、書かれている。

ネーチャーに、やっと論文アクセプトが決まった時も、小保方氏は飛び上がるほどうれしかったとは書いていない。

すでにその時、笹井氏と若山氏の深刻な対立はあったし、さらに、周りの自己点検グループがどのような非難攻撃をしかけてくるのか、小保方氏はすでに察知していたかもしれない。

李博士のポストが無くて、彼が帰国せざるをえないような環境もあった。李博士のポストが無い事や、李博士の将来研究についての不信感を、小保方氏は見聞きしているだろう。

又、神戸CDB以外の理研においても、自己点検グループがSTAPチェックに動いていたことも、小保方氏はうすうす感じていたと思う。

こうした若山研究室にただよう不穏な空気を、小保方氏は感じ取ったとしても、そこを書かなかった(書けなかった)。

「あの日」の以下の記述部分には、若山研究室にただよう不穏な空気を示唆させる場面がある。
笹井氏から、”和光詣で”の必要があると言われた時の場面である。
小保方氏が、笹井氏から、和光市の理研に出向くように言われたのは、ネーチャー論文発表前の事であった。
小保方氏は、笹井氏に「皆、行くのですか?」と理由を問いているが、この時に笹井氏の返事は、あいまいであった。

理研本部では、小保方氏は野依理事や川合理事と会話しているのだが、その時に、
「心配だ。できるだけメディアが騒がないように、小保方は表に出ない方が良い。」
と川合理事が発言をしたと「あの日」にある。

ここはどういう意味があるのだろうか?
まだ、論文発表後のあの喧噪が起きる前の出来事である。
小保方氏が若い女性であるので、メディアが注目して騒がれると困るとの意味もあることはわかるが、川合理事の心配は、それだけではなかったような気がする。

この時の小保方氏の認識では、理研の人たちは、メディアはどの位、今回の発表を注目してくれるか?相手にしてくれないのではないか?しっかり報道くれるか?を心配している。

実際、発表時のメディアは、小保方氏にいろいろなポーズを要求した。
カメラマンの要求にポーズをとる小保方氏に向かって、理研の人たちは、「ここまでして、マスコミは、この記事を小さくしか扱われないかも・・・」との冗談を言い合っている。
マスコミは小さくしか扱われないかもしれないと、小保方氏らが冗談を言い合う程度にすぎなかったのだ。

しかし、その以前に、遠く離れた理研本部にいる川合理事は、いろいろと発表後の出来事を心配していたのである。

STAP研究開始時から、理研内では、STAPはESであるとの噂が出ていた可能性もある。
場合によっては、すでにある程度、検索が進んでいた可能性もあるだろう。
神戸CDBと、その他の理研にいる自己検証グループの人たちの間で、積極的な情報交換は行われたであろう。

その結果、STAPはESであるとの疑惑が、理研本部までとびかっていたのではないか?と想像しえる川合理事の発言である。

STAP研究のプロフェッショナルな部分(幹細胞化、キメラマウスの作成)は、若山氏の業績であることも理事たちは知っている。
しかし、論文2本とも、ファーストオーサーが研究歴の少ない小保方氏であるから、理研理事たちの懸念も高まっていたのだろう。小保方ファーストを計画した笹井氏に対しても懸念を感じたていただろう。

しかし、なにより、STAP細胞のES疑惑のうわさを、理事たちは心配していたのではないだろうか?
 
理事長や他の理事たちも、「大丈夫なのかなあー」という懸念はあったと思うが、川合理事は、女性特有の率直さで、本音をしゃべってしまったのだと思う。

「あの日」には、はっきりは書かれていないが、若山氏と笹井氏の間は、険悪になっていた様子は読み取ることができる。
若山氏は怒ることを止め、なげだした状態になったと思う。しかし、発表後も、若山氏はSTAPの真実性については熱く語っていて、自らの手技や小保方氏の発想を評価し、大人としてふるまっていた。

「あの日」には、小保方氏は、川合理事の発言を聞いて、小保方氏自身は何を考えたのかについては書いては無い。
しかし、小保方氏も、川合理事の本音の懸念を理解していたかもしれない。

そうした皆が持った懸念が現実のものとなる。その証拠として、発表から、1週間後に、有名研究者たちの連名のメールが理研に届くのである。

メールの内容は、小保方氏は危ない人物であるから、信用しないように!である(「あの日」142ページ)。
“兵(つわもの)どもが夢の跡”は有名な芭蕉の句だが、今の神戸CDBはそうした状態かもしれない。

STAPにかかわった研究者たちは、もはや誰もおらず、表面的には、新たな研究に従事する新人研究員たちで、活気がある状態にもどっているだろう。
しかし、STAP騒動にかかわったことのあった人たちには、空虚感と不安が残る。

理研関係者は、そのまま、人が忘れていくのを望むかもしれないが、人々はそこで事件があったことをいつまでも忘れない。
STAP騒動が風化しないのは、解明されないまま、放置されているからである。

普通の人が疑問を感じたままの状態でいる。
一般人は、STAP事件の解明に興味を持ちながら、社会人として日常生活を送っている。
そして、ふとした時間にこの事件を思い出し、又、ネット検索を始めるのである。
小保方氏の涙の会見に引き込まれた人は少なくない。
そんな彼女の様子を思い出すと、もっと、解明されてほしいという気持ちになる。

第一線の研究現場では、ねつ造、改変疑惑、論文のオーサーシップの争いとかは、しばしばあるだろうが、今回のような事件はめったに起きないタイプのものではないだろうか?
ねつ造疑惑の疑いが、一人の新人女性研究者が負ったという意味で特異なのだと思う。
彼女は、教授でもなく、研究歴も浅かったのである。

調査委員会の最終結論は、「混入が極めて疑わしいが、詳細はわからない」として調査による解明不明を宣言したのだ。
それにもかかわらず、自らの結論に矛盾しても、単独の混入犯(小保方氏)を示唆したのである。
だから、今回のBPOの裁定で、、一般知識人で構成された委員たちは、この矛盾を指摘したのだ。

BPO委員会は、理研は現状で説明を行っていない、科学コミュニティーは答えを出すべきと言ったのである。
この裁定の意味は大きい。

一人の女性が冤罪を負わされている状況であるからこそ、一般人は、事件の裏で何が起きたのかをもっと知りたいのである。
人々の知りたいことは多々ある。
人々は小保方氏に真実解明を期待しても、彼女自身も知らない事や、いろいろな制約で話せないこともある。

関係者たちは、暴露したマスコミを含めて、誰もさらなる事情を漏らそうとしない。
事件の中核にいた人たちは、お互いの苦しい心の状況を知っているからこそ、しゃべってはいけないと、自らに言い聞かせているのかもしれない。

研究者たちは、専門職であり、選ばれた人であるからこそ認められる特権がある。
研究者であれば、自らの研究費はある程度、ラフに使うことができる。

望ましい事とは思えないが、他人の研究に興味があれば、別の研究者が内密に調査し直すことができてしまう。そして、結果がおかしいと思えば、騒ぐこともできる。
見方によっては、いやがらせかもしれないが、最新の生物研究は疑惑がつきものだ。
若山研究室が理研内外の検閲にさらされていた結果、ES混入疑惑が起きた事件であったようだ。

研究所は本来、人の出入りは自由であり、特殊な場合を除き、検体保存庫に鍵をかけたりはしないだろう。
事実、小保方氏も、{あの日}で検体保存庫に鍵はかかっていない、誰でも検体を持ち出せると言っている。

しかし、事件は、STAP実験中からすでに起きていた。
李博士の努力のつまった検体箱が、一時、行方不明になっていたとのことも、疑惑のひとつだ。
「引越の時に持って行くはずだったものだ」との報道された李博士の検体箱である。
検体保存の状態に異変があったのは、論文発表前のかなり前の話であるのだ。

しかし、現時点では、もっていくべき箱について、李博士本人は否定しているという記事があった。

上記アドレスは、根本的疑問さんのヤフーブログコメント欄に登場するKansoさんと言う方と、李博士とのメイルやり取りのようである。
Kansoさんは、李博士と研究者仲間である(ように読める)。
Kansoさんは独自に自費で細胞群を遺伝子解析したことがネットに載っていた。

上記のサイトには書かれていないが、別のサイトからの情報によると、日本の警察は、石川氏の窃盗告訴事件の際に、この李博士からも事情聴取をしたらしい。

李博士は、警察から長い事情聴取を受けた際、李博士が理解している諸々の情報を日本の警察に提供したらしい。
しかし、小保方氏が不起訴になり、事件の発生そのものも疑わしいという結論になってしまった。

このことに対し、李博士は不満をもらしていた。
李博士は、小保方氏には問題があると信じているようで、彼の研究に被害を与えたと考えている節がある。
擁護派の立場からすると、彼のこの発言は、誤解からくるのではないか?ということになる。

保存検体というのは、どの研究者にとって極めて大事なものであり、それが無くなったということは、李博士にとってひどい話なのだと思う。彼の検体を若山研究室に残しているのは、今後の共同研究に備えてであろう。
事実、日本を去るときは、将来の共同研究の予定について、李博士は話している。

若山教授と李博士との共同研究がいまだそのままになっているとすると、李博士は不満を感じるだろうし、両者間で、研究をめぐるトラブルにはなりそうだ。

STAP騒動を契機に、この李博士の研究もとん挫してしまっているのだろうから、李博士が日本で経験したことには、情報がありそうである。今後、李博士には、STAP研究の進捗情報など、もっと当時の状況を話してほしいと思う。

又、李博士がどのような情報から、小保方非難をしているのかも、話してほしいと思う。
そして、彼自身の見解として、ESを毎回STAP実験のたびに、混ぜることが可能なのか?についても語ってほしい。
李博士にとっても、STAP疑惑の解明は待たれるところではないかと感じた。

STAP事件以後、万能化細胞の研究は足踏み状態になったと思う。
これは、医学生物学の発展には、とてもマイナスだ。


SNSの世界は、ハンドルネームを使い、書いている人の実態はどのようであるかはわからない。
見方を変えれば、SNSの世界は、皆、平等であるともいえる。
書き手はどのような立場の人にもなれるし、他に、どの人と交流をし、そして交流をやめるかについても書き手の自由だ。
己の心の向くままに書き綴り、意見の交換をしていける。
書き手が専門家なのか?そうでないかなどに答えはない。すべて、読み手の判断と想像次第だ。

(私は、職業を明かしているが、私が職業を正しく申告しているという保証はない。)

SNSの世界は、読み手自らの判断がすべてだからこそ、SNS上の議論も方向性も自由、言葉使いも自由である。反論も罵倒も自由である。

小保方氏は絶対ねつ造などしていないと信じる人たちは、彼女の涙の記者会見、その後の「あの日」の記載内容で、彼女の弁明は正しく、かつ、十分であると判断している。

だから、小保方氏を擁護する人たちは、小保方氏は、ねつ造犯にされた被害者であると理解している。

ネットで議論されるSTAP問題は、科学用語や略語、通用語が入り乱れてフォロウは大変だ。コメントも、専門的コメント、そうでもないコメントなどが入り乱れる。

この難解な生物分野においては、自ら生物学の専門家と名乗るコメンテイターもいて、いろいろ親切に解説をしているが、結論が、小保方氏ねつ造説は正しく、桂調査委員会が正しいと断定していたりする。

この部分の結論が気にいらない読み手の人が、「お前が専門家だという証拠がどこにあるんだ」などと反応が出ることもある。

結果、お互いにののしり合ようになり、DO素人!などの罵倒も登場する。
こうなると、議論は煮詰まらないし、読み手は減っていく。
しかし、自由な反論自体は望ましいものであるし、その喧騒の渦から、何か当たりが出てくるかもしれない。

前回のブログに書いた若山研究室に近い人(なりすましを含むかもしれない人)の言いたいことは何なのだろうか?

小保方氏は、熱心で、かつ、素直な若い女性だろうから、上司の男性から.はかわいがられた。その破格の扱いは、「あの日」に書いてある。
その上、お嬢様育ちが影響して、すれていない感じがあるらしい。しかし、そうした一見に反して、小保方氏の人間ウオッチングはとてもするどい。
「あの日」でも、上司の理研の学者たちが発する生のせりふを紹介しながら、上司たちの性格をもののみごとに文章で表現してしまう。
これは彼女の才能であるし、周りの人との日常の会話の中でも、若い小保方氏の言動というのはキラキラしていたと思う。

しかし、小保方氏が得ていた生物学の基礎知識という面では、研究歴が短い分、積み上げたものがなく、年上のベテラン女性研究者にとっては軽蔑の対象になりやすかったのだろう。そこには破格の待遇を受けた若い女性に対するジェラシーもある。

さらに、研究の競争相手といった意味からも、他の女性研究者にとっては、小保方氏は脅威の存在ではあるだろう。

他の多くの女性研究者は、それまでのつみあげた専門知識はあるものの、激しい競争の中で、素直な性格をすでに失い、上司に対する素直な尊敬の念も、新人の小保方氏ほどではなくなっているだろう。
そして、ベテランの研究員は、小保方氏のようなキラキラ感を、失っている人が多くなるだろう。

しかし、それだけでは、年上(女性)の研究者は、これだけのアンチ小保方にはならない。
(女性)研究者は、小保方氏は若山研究室に損害を与えたと言いたいのかもしれない。(あくまでも想像の範疇である。)

さらに、この(女性)研究者は、ねつ造については触れていないので、小保方氏が本当にESを混ぜてねつ造したとは思っていないようである。つまり、小保方氏が故意に混ぜたのではないと考えているように見える。

小保方氏は、「あの日」で、幹細胞の制作には一切かかわっていないと言っているが、この(女性)研究者は、そこは嘘だと言いたいのかもしれない・・・。
小保方氏は、ESを用いてそこそこの研究をしていたと言いたいのかもしれない。
そして、小保方氏がESの操作を失敗して、若山研究室の評価に損害を与えたとか言いたいのかもしれない・・・。

故意の混入は技術的にも難しいので、操作事故による混入も一つの可能性である。
第3者による、犯罪的行為の可能性も否定できない。

混入事故疑惑の中で、小保方氏はいろいろな実験ミスの張本人であり、若山研究室自体の評価を下げたとか言いたいのかもしれない・・

あるいは、自己検証グループの検閲が、小保方氏が参加してから急に厳しくなり、若山研究室の実験が思うようにいかなくなったとか・・・・。

もともと、若山研究室は、理研CDBでは、異所的な存在だったのではないだろうか?
ESなどの危険な研究をしているとされ、派閥学閥による差別を受けていたかもしれない可能性がある。

こうした外様扱いの若山研究室に、小保方氏が参加することにより、さらに、論文のあらさがしをする点検グループによる監視の目が強くなっていたとか、考えられる。
論文発表から、すぐ批判が始まり、学会がSTAP研究を非難するなど、普通はあり得ない。
論文前(実験中)から、アンチ派は、証拠を準備していたのであろう。

事件が起きた背景がある程度見えてくれば、STAP事件の解明に一歩、進むかもしれないなどと考えたりする。