舌下免疫療法 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昨年の10月、10年ぶりにアレルギー検査をすると、出て来た出て来た…。

 

特に一昨年の2023年は、自転車で転んで骨折したことは別としても、やたらと顔が赤くなり、カサカサになり顔が変わってしまうことが数回起きた。免疫力がかなり下がっている年だったのかもしれないが、昨年の夏まで定期的に顔が変わってしまうくらいのアレルギー症状に悩まされた。

 

また今思うと体が限界で悲鳴を上げている感があり、整体の先生のところへ飛び込む事も数回あったが、その辛さがしばらくない。

 

何が変わったのだろう?

 

去年の5月から始めたファイトケミカルスープは1日も欠かしたことがない。フルーツケフィールも一時期冷蔵庫で休んでいたけれど、復活。お腹の調子も絶好調。後はよく歩き、寝ているからだろうか?


以前も決して睡眠時間が5時間を切るとことはなかったが、目覚ましが鳴ってすぐ起きるよりも、少しうだうだしてから起きる、これが良いのだろうか?よくわからない。ちなみに現在は、6-7時間は熟睡している。

 

いずれにしても、昨年は肌の問題意外に、咽頭炎はしょっちゅうだった。元々喉は弱いし、子供に触れていては仕方ない、と思っていたが、一概に風邪なのか?アレルギーなのか?は判断しにくいところ。

 

イネ科のアレルギーがあり、どこかで草刈りをして良いものなら、大抵調子が悪くなる。やはりアレルギーなのか?

 

今更だが、アレルギー(反応)とは、病気を引き起こす異物(ウイルスや細菌)から体を守る仕込み、つまり免疫が、ある特定の異物(ダニやスギ花粉、植物など)に対して免疫が過剰に反応して体に症状が引き起こすことを言う。

 

勿論、年齢によってその症状や、反応するアレルゲンも変化するし、単独または複数のアレルゲンや環境条件が重なった時に出るものも変化していくことは、身をもって体験した感じ。

 

なので、ドクターに免疫療法を薦められいろいろ考えたが、意外にこの療法をやっている友人が日本にもミラノにもいた。ドクターに説明を求め、納得したので、先月12月からこの治療を始めたのだった。

 

毎日決まった時間に、舌下で溶かして服用。私の場合は7カ月を3年間続ける予定。長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状を抑える効果が期待できるのだという。また、症状が完全に抑えられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できるという。

 

この薬剤は、薬局では販売されておらず、毎回病院へ行き、病院内の薬局で調剤してもらう。初回だけは、ドクターの前でそれを服用し、30分様子を見てから帰宅。今回はあと数日で薬が終わるので、取りに出かけて来た。今回は3か月分。

 

それにしても、病院はミラノ市の果て。我が家からだと1時間半近くかかるが、交通機関は4本乗り継いでいかなくてはならず、また巨大な院内も循環バスで移動。車で出かけた人も、駐車場からバスを利用しなくてはならない。

 

バスは12-15分毎に廻っているが、決まった時間ではないので、急いでいる時は、途方に暮れてしまう。今日も乗り継ぎよくやってこられたが、前回は、乗り換えに20分も待つことがあった。

 

それにしても、循環バス、ここはどこ?といったような風景。しかも毎回音楽がかかっている。大抵はロック!

 

 

遠いのは、ネックだが、ドクターや看護師たちが非常に親切。そして、なんとロンバルディア州では、この治療は無料。地域予算の配分に基づいているそうで、特定の種類の医薬品の購入にかかった費用を病院会社/ASLに払い戻す方式らしい。ちなみに一箱(1ヶ月分)なんと98.28ユーロ!

 

ロンバルディア州様様である。

 

この春、どう反応するか、気になるところ…

 

 

今日の一句

免疫力 沢山笑って 元気に長生き