タータ日記 〜 その121 4人目デビュー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



以前骨折をした際、友人にシッターの仕事を2ヶ月間代わってもらっていた。その縁があり、ママさんの妹さんのところにお子さんが産まれ、昨年9月から保育園に通い始めた息子くんを友人がお世話することになった。

 

その友人が、現在帰国中で、シッター先のお子さんが発熱。保育園に行けないので、私のシッター先のママさん経由でSOSが入った。

 

私は本来午後からの仕事なので、その前の時間までなら基本的には可能なのでお受けした。(1回だけと思ったので)

 

まだ1歳になったばかりだから、午前中に一回、昼食後もたっぷりお昼寝をする。

 

私が行った時は、既に熱はなかったが、念のためもう一日、自宅療養させたいと言うので、2日続けて午前と午後の二軒の仕事を掛け持ちした。(ちなみに初日はパパさんがリモートワークで在宅。2日目はママさんが午後早退で帰宅)

 

自分の子育てもそうだが、ツインズのお宅で3人も乳児時代のお世話をしてきたにも関わらず、乳幼児のパッパ(食事)の準備の仕方をすっかり忘れていた。


私の子育てでは、インスタントは一切使わなかったが、今は便利な時代。(私の子育て時代にもイタリアの瓶詰離乳食は現在と変わらずあったが)特にイタリア料理は、サイズがミニではあるが、小っちゃなパスタをゆで、瓶詰の肉類や野菜と混ぜるだけ。ツインズの時は、ママさんが肉や魚、野菜をゆででペースト状にしていたが、基本私は食事は大人と同じに作り、味付けがなしか超薄味でつぶしてたべさせていたのだわ。

 

いずれにしても、きちんと食べてくれる子供はありがたい。

 

それにしても、乳幼児の天使のような微笑みには癒される。ツインズ先は4歳児2人と2歳児。いとこは1歳と、それほど年齢は変わらないのだが、この年齢の1歳差はかなり大きい。普段あまりにも、しかも特別やんちゃな子達を見ているので、1歳児のいとこは天使そのもの。笑

 

しかも、何冊も絵本を読んであげたが、日本語の絵本もあった。日本語は擬音語が多いのか?音が心地よいようだ。抑揚をつけて読んで行ってあげると、自分で次のページをめくっていく。「Finito!おっしまい!」といって本を閉じると、まだ喃語なのだが、うーっと叫んでもう一回!何度もリクエストされた。やはり、日本語の語りは耳に優しいのだろうか?


そして、ちょうど数日前から、後追いが始まったそうだが、ちょっと私がボックスから離れ、数歩の場所にいても、視界から消えると泣いた。2人だけの時は、心許した私だけが頼り。ママでなくても、消えてしまうと不安になるのだろう。

 

寝かしつける際、母親によっては、抱き癖はつけないで欲しい、寝る時は、暗くして、という人もいるので、どうしたものか?と思ったが、始めに抱っこしてあげると、ぐたーっと肩に頭を寄せてきて、眠りのスイッチが入った事を確認。

 

子供は抱っこされる心地よさ、誰かに愛され支えられる安心感を感じながら人として育っていくのではないかと思う。

 

スキンシップは、子育ての基本。肌のふれあいはタータも癒される。笑 あ~、脳から幸せホルモンであるオキシトシンがバクバク出てる!爆

 

おにぎりをほおばりながら、ツインズ家へ移動。溢れたおもちゃを片付け、洗濯、掃除、山のようなアイロンがけをし、幼稚園と保育園へお迎え。

 

彼らを連れて家に戻っても、いつもの様に嵐の様。


さすがに2軒はきっつい。しかも1日目は夜に空手の稽古もあり、さすがに夕飯の準備が出来ず、先に帰宅した夫に準備してもらった。

 

いや~、働くって大変よ。

 

やっぱり午前中ダラダラして、午後からの勤務が一番。笑 もうフルタイムは無理。

 

今日の一句

オキシトシン 心の癒しと 幸福感