名誉教皇ベネディクト16世追悼ミサ in ミラノ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

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去る2022年12月31日ローマ時間の9時34分に、名誉教皇ベネディクト16世が95年に渡る人生を終え、帰天された。

 

1月5日、現教皇でおられるパパ様、教皇フランシスコによって名誉教皇ベネディクト16世の葬儀ミサが、ヴァチカンのサンピエトロ広場にて執り行われた。

 

その後イタリアをはじめ、世界各地で追悼ミサが行われているが、ミラノでは来週の26日木曜日の夕方18時半より、サンタンブロージョ教会にて、ミラノの大司教であるモンシニョール・マリオ・デルピーニによって追悼ミサが行われる。

 

このミサは、誰でも参加できるが、2012 年に名誉教皇が「世界家庭大会」でミラノを訪問されたことを記念し、家族が特に招かれている。

 

私も当時、大会開催中は、ボランティアで参加。当時の日記を読み返すと、長女長男は中高校生であったので昼食の準備をし、次男はまだ小学生であったので、給食はあったものの小学校への送り迎えがあり、合間を縫って走り回っていたけれど、人生で一度だけの経験だろうと思い、目一杯動いていた様子がわかる。(そして、その感動も大きかった!)

 

 

さて、話は基、名誉教皇の追悼ミサでは、聖歌隊として参加できることになり、今週金曜日に練習がサンタンブロージョ教会にて夜の8時45分より行われる。通常、金曜日は仕事の後に空手の稽古があるが、サンタンブロージョは目と鼻の先。しっかり、稽古に出てから練習にも出られる!

 

ミサの式次第と聖歌リストが送られてきた。イタリア語はもちろん、ラテン語の曲もある。



そして、"Padre nostro"  「主の祈り」  more ambrosianoとはどういうことか?いずれにしても、ローマ典礼バージョンと比較し、微妙に半音下がったような音が多いのは気のせいか?

個人的に、私はこの2012年の世界大会がきっかけで地元教会の聖歌隊に参加するようになり、昨年より新たな教会でも歌い始め、今回この追悼ミサに声をかけてもらえた。また。今年の私の守護聖人(まだ聖人どころか福者にもなっておられないけれど)として名誉教皇の御絵を頂き、とても感慨深い。

 

心を込めて聖歌を歌い、祈り、本番ミサに与りたいと思う。

 

改めて、名誉教皇ベネディクト16世の魂の永遠の安息のために共に祈ろう。