ダイバ・ダッタ。
ウィキペディアさんの記述によると、釈迦の弟子であったものの、後に違背した人物の名前。
仏教史の中でいわゆる異端とされた人物と同じ名前をもつ人物がこの物語の主人公のお師匠様というところにも「レインボーマン」が一筋縄ではいかない秘密がありそうですね。
この物語の中でもダイバ・ダッタ老師は、インド・パキスタン国境付近の、人煙とは隔絶した秘境の中で孤高を貫いているようです。
ヨガの秘法を極めた151歳の老師。
年齢は151歳だと思っていたのですがちょっと自信がなくなってきました(苦笑)。
経典(DVD-BOXのこと)は秘密のアジトに隠してありますので、
今度秘密のアジトに出向いた時に確認します。
それまでは151歳という前提で記事を進めます。
もはや生涯も尽き果てようとしていることを自覚していたのか、日本からやってきた主人公ヤマトタケシとの運命の出会いを果たし、孤高を捨てて彼にヨガの秘法を伝授すべく過酷な修行を課します。

老師は主人公に言います。
(言葉の言い回しは正確ではありませんが)
「151年待っていたのだ」
151歳の老師が151年待っていたなんて、ちょっと茶々を入れたくなるところですが、こんなことを意味しているのではないでしょうか。
並みの人間には会得できないヨガの秘法を受け継ぐことのできる人物はそうそう簡単に現れることはない。
つまり、ダイバ・ダッタは生まれ落ちた時点から後継者にふさわしい人物の出現を生涯を通して待ち続ける運命にあった。
そんなところでしょうか。
しかし、151歳というのは妙にリアルですね。
「悪魔くん」に出て来るファウスト博士がその秘法を伝授するために300年生きながらえたというのは現実離れしているので、あくまでもフィクションだと思うことができるのですが、151歳となると・・・。
現実世界でも長寿の方は120歳を超える方もいらっしゃいますから、ヨガの秘法を体得したダイバ・ダッタ老師なら151歳まで生きていても、と妙に納得してしまいます。

この「レインボーマン」でのヨガの修行、実に厳しいですね。
導入部の第3話ぐらいまで、主人公のヤマトタケシに修行を課しているのですが、険しい斜面を登ったり、炎が上がっている地面を走ったり、それは目をそむけたくなるような厳しい内容です。
ヨガの修行とはこんなにも大変なのか、子ども心にそう思いました。
ところがこの「レインボーマン」が放映されてからおよそ10年後だったでしょうか、「美容と健康」のための「ヨガ教室」が、特に女性に大人気ということで、当時私は、これはいったいどうしたことか、と絶句しておりました。
ヤマトタケシが満身創痍になって取り組んだヨガの修行だったから、ヨガに対しては近寄りがたい畏敬の念を持っていたのです。
ところがお手軽な「美容・健康法」として普及し始めたなんて。
これと似たことはやはり「美容・健康法」として「太極拳」教室が一般に普及し始めた時にも感じました。
「太極拳」をブルース・リーのような強い男になるための拳法だと思っていた私は、お手軽な「美容・健康法」として「太極拳」が普及しはじめたことに相当大きなショックを受けました。
「ヨガ」にせよ「太極拳」にせよ、今では納得しているのですが(笑)、
「レインボーマン」や「カンフー映画」を観て特別な畏敬の念を持っていた私にはそれはもう衝撃的な現実だったのです。

老師ダイバ・ダッタを演じたのは井上昭文さん。
この特撮ドラマでどのように演じたらいいのか戸惑われたようですが、ダイバ・ダッタが主人公のお師匠様として活躍する導入部で見せる井上昭文さんの縦横無尽の動きがコミカルですね。
このコミカルな動きを見ていると、
「竹中直人の恋のバカンス」(こちら
と こちら
)に登場する、竹中直人さん扮する怪キャラクターの動きにそっくりなんですね。
竹中直人さんのキャラクター作りにこの「レインボーマン」のダイバ・ダッタの動きがひょっとしたら参考になっているのではないか、そんなことも思ったりします。
導入部のダイバ・ダッタの動きは注目して見たいところです。

では今回はこの辺で。
バッハッハーイ!