ミスターK。
頭がいいのはわかるんですが、上司だったら本当に嫌ですね。
でも、そんなミスターKですが人材登用の面では、当時としてはなかなか進歩的だったな、そんな風に感じています。
組織の幹部クラスに女性を積極的に登用しているんですね。
というよりは、女性ばっかり(笑)。
側近として女性幹部をはべらせて、うははー、という感じではなさそうなのですね。
能力のあるものならば男性でも女性でも登用。
たまたまミスターKの組織には有能な男性がいなかったから(苦笑)、側近となる幹部には女性ばかりになった、そんな感じのようですがどうでしょうか。
このドラマ、女性の上司と男性の部下の関係が面白いですね。
男性の部下達は女性の上司に対して複雑な想いを抱いているようで、表面では服従していながらも陰では悪口まがいのことを言っている、という当時まことしやかに言われていたステレオタイプのような図式がドラマの中でコミカルに描かれているので、ついプッと噴き出してしまいます。
例えば、レインボーマンの行方を捜すように命じられた男性団員はその命令を遂行するのが困難になってくると非常にピリピリしてきて、「○○(女性幹部の名前)は××(女性に対する偏見に似た印象)だから早くみつけないと大変なことになるぞ」なんて言っているのですね。
で、実際に見つけられないと、本当に女性幹部の逆鱗に触れる、という場面が実にコミカル。
さて、最近は女性の社会進出に伴って女性の管理職の割合が随分増えてきています。
マスコミでもよく「バリキャリ」とか「ゆるキャリ」などの記事が賑わっていたり。
そのような女性管理職の方は女性管理職ならではの悩みがあるようですね。
その一つが「女性だから~だ、と言われたくない」。
この多くは「存在しないかも知れない相手」と戦っているような気がしています。
「女性だから~だ」という人は今どきそうそういないでしょうし、いたとしても重視する必要はないのでは?
何も陰口をたたかれるのは男性だって同じだから、女性管理職が自分が女性であることを必要以上に意識しなくてもいいのではないか、そんな風に思っています。
第1クールで登場する、ダイアナ、ミッチー、キャシー。
第3クールから登場する、ロリータ、オルガ。
レインボーマンの戦う相手として憎憎しい存在ですが、同時に魅惑的な美貌の持ち主で、彼女たちの登場シーンは実に楽しみ。
個人的にはキャシーがイチオシです(笑)
では今回はこの辺で。
バッハッハーイ!