「あ~、私も~~そうだった~!!」

「え~~、そうだったんだ。だから、私勉強できないんだ~。」

 

私の子どもの頃の経験を

勉強が苦手な生徒たちに話したときの反応です。

学力レベルで言うと

公立高校の平均のちょっと下の学校で

私は長年教えてきました。

 

そのレベルの生徒たちは

概ね英語、数学は大の苦手。勉強はもちろん嫌い。

家庭学習時間は30分未満。

勉強しても5分という子がほとんど。(笑)

もっと言うと普段は学校の授業以外は

全く家で勉強しない子がほとんど。

 

厳しい受験勉強に耐え

大学受験で合格を勝ち取った経験がある人にとって

1日5分の勉強、って何やったの??

という感じかもしれません。

はっきり言ってテストの前日の一夜漬けで

一生分勉強した気分になっている

そんな感じの子たちが多かったかな。😊

 

彼らの勉強での目標は「赤点を取らないこと」(笑)

これ目標なのか??という声が聞こえそう。💦

 

よく私たち教員は

「下ばかり見てるから、点数が取れないんだよ」と

生徒たちに言っていましたが、

NLP(神経言語プログラミング)を学んだ今思えば

彼らには通じる訳がない言語パターンで

話しかけていたので

彼らの心には響くはずがなかったなぁ、と

反省しています。

 

以前の投稿で小学校低学年の頃

私は勉強ができない子だった

ということを書きました。

学校で勉強ができる子たちを目の当たりにし

帰宅すると私は母に質問攻め。

 

「どうして〇〇ちゃんは勉強ができるの?」

「小学校に入る前に幼稚園で習ったからだっぺ。」

「ようちえん?なんでようちえんでならったの?」

「ようちえんは勉強を教えてくれるとこだからだよ。」

「なんでわたしはようちえんじゃなかったの??」

「・・・・。」

 

 

「それなら私も幼稚園行きたかったよ~~!!」

とは生徒たちのことば。

私と母のやり取りを生徒たちに話すと共感の大嵐!!(笑)

 

 

勉強ができない原因はこれだけではないことは

教育熱心な方であればお気づきかもしれません。

幼稚園、保育園、今なら認定こども園

どれに通っていたとしても

家庭での継続的な学習習慣がないと

勉強はできるようになりません。

 

つまり、幼稚園で先取り学習していても

小学校入学後、家庭で学習する習慣をつけるために

親が子どもの勉強に伴走することをしないと

子どもは勉強するようにはならず

幼稚園での貯金は遅かれ早かれ底をつく

ということです。

 

 

タイトルの件についてですが

実際に保護者の方、ママ友、私の講座の受講生さん

複数の方から言われた言葉です。

 

誤解を恐れずに書くと

もし「勉強させるのはかわいそう」という点に

大いに共感される方がいるとしたら

以下の二通りではないかと思います。

 

①本当に勉強ができないことが

子どもの不利益であり

自己肯定感を下げる

大きな要因のひとつであることを分かっていない。

 

②中学受験等のために

スパルタ的に付きっ切りでべったりの

勉強のフォローをしたために

親子共々疲弊している。

 

小学校低学年の頃の私のように

勉強に苦手感を持っている子どもたちは

勉強ができるようになりたいと思っているのです。

だからこそ、小学校低学年でのつまづきは

その後10年程の学校生活を

楽しくするか否かの大きな鍵になります。

 

もっとはっきり言ってしまうと

小学校レベルの学習内容は

小学校卒業時には100%マスター

しているのが望ましい。

そうでないと中学校入学後の学習に

支障をきたしてしまいます。

 

学校は勉強するところです。

学校での勉強が分かれば

学ぶことが楽しくなり

教室にいて授業を受けることへの苦痛は

少なくとも勉強という要素だけを考えれば

大幅に減るのです。

 

勉強させるのがかわいそうなのではありません。

勉強の習慣がつかなかったがために

不利益を被るのが可哀そうなのです。

 

親が子どもにしてやれることのひとつ。

勉強習慣をつけるために伴走する。

 

子どもは勉強ができるようになりたい

そう思っているのです。

 

勉強させるのがかわいそう

もしそう思っていらっしゃるなら

それは宿題等をやらせる時に

子どもから抵抗に遭うことへの

親御さん自身の心の抵抗が

原因になってはいませんか?

 

学歴が全てではありません。

しかし、社会人になったときに

困らない最低限必要な学力は確実にあります

 

この点についてはまた別の機会に

書きたいと思います。

 

子どもたちには小中学校の学習内容で

せめて8割の点数が取れる

レベルの学力をつけさせたい。

 

元高校教師として強く思うところです。

 

子どもたちは

勉強ができるようになりたいと思っている。

揺るぎない事実です。

 

 

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成合弘恵(なりあいひろえ)

ヒロ・スマイルコーチング代表

中学受験ライフコーチ

 

✨「ママの笑顔は、子どもを笑顔にする」がモットー

✨19年に渡り我が子を含め

日々200人以上の生徒達に実践、検証してきた

脳科学、心理学に基づいた

「\1日3分で子どもが自ら勉強する/」子育てメソッドと

 中学受験ママ向けライフコーチングを提供中

✨元大手中高受験指導塾講師(6年勤務)

 元公立高校英語教諭(19年勤務)

✨元中学受験ママ(息子二人)

✨ストアカ、UrSTUDX、MOSHで子育て系講座開催中。

✨ヒロ・スマイルコーチングのHP URL: 

https://hiro-smilecoaching.jimdosite.com/

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