今日も、トイレ時間を活用して学ぶ心理学にようこそ!!
今日も引き続き、一緒に学習していきましょう。
納得して決断するために、集められた情報をどのように処理しますか。
【納得モード】のカテゴリーでは、相手が納得にいたるプロセスを確認します。
人が物事を納得するには、特定の知覚チャンネルを通して集めた情報を何らかの方法で処理する必要があります。
パターンとしては『回数重視型』『直観重視型』『疑心型』『期間重視型』の4つがあります。
【仕事というコンテクストにおいて回数重視型52%、直観重視型8%、疑心型15%、期間重視型25%】
【回数重視型の特徴】
納得したり、何かを習得するためにはデータを何回か確認する必要があります。
【直観重視型の特徴】
わずかな情報を得ただけで自分の想像に基づいて即座に決断します。
結論に飛びつきやすく、一度決めたらなかなか意思を変えません。
疑わしい点でもよい方向に解釈しがちな傾向があります。
【疑心型の特徴】
完全に納得することはありません。
毎日が新しい一日であり、その都度評価しなければならない。
【期間重視型の特徴】
納得するまでに、一定期間情報を集める必要あります。
納得モードを判断するときに用いる質問には以下のようなものがあります。
その人がすごいって、どのくらい(見ると、聞くと、読むと、一緒に働くと)納得しますか。
※知覚チャンネルを確認したうえで、必要な言葉を()の中から選び質問します。
【回数重視型の反応】
ハッキリと回数を答える
【直観重視型の反応】
一例で納得する
「すぐにわかる」「直感で」などと、瞬間的に本能でわかるような答えが返ってくる
【疑心型の反応】
完全に納得せず、その都度考えて判断する
【期間重視型の反応】
必要だと思われる存続期間・継続期間を答える
【回数重視型の影響言語】
数回 次回 ○回目
【直観重視型の影響言語】
すぐにお分かりのように 直観的に 今すぐ 即決で
【疑心型の影響言語】
試してみる 使ってみる 毎回 前回同様 ご自身でお確かめください
【期間重視型の影響言語】
しばらく 過去六か月間 二年前から
部下や上司を説得する場面や、商談・セールス場面でも活用できます
回数重視型の場合 『何回か・・・してから決めてください』
直観重視型の場合 『すぐにお分かりのことと思いますが』
疑心型の場合 『今回もご家族にご確認いただいて』
期間重視型の場合 『しばらく考えてみてください』
それぞれのパターンの見分け方とその特徴を知ると対処法がわかるので、どのような努力をすればいいかがわかってくるのです。
【自分の傾向を知ろう】
初対面の人に対して 1.一定回数会うことで、よい人だと納得する 2.直観的に良い人だと思うと、それを信じる 3.数回会っても信じ切れず、多少直方委が残る 4.言っての時間を共にすれば理解できるようになる
相手の仕事の適性は 1.一定回数以上一緒に、その仕事をやってみる 2.1回一緒にやればわかる 3.一つ一つ確認する必要があると考える 4.一定の期間、やってもらって判断する
1が多い人は回数重視型の傾向が強いです。2が多い人は直感重視型の傾向が強いです。3が多い人は疑心型の傾向が強いです。4が多い人は期間重視型の傾向が強いです。参考にしてみてください。