今日も、トイレ時間を活用して学ぶ心理学にようこそ!!
今日も引き続き、一緒に学習していきましょう。
人はどのように情報をとらえるのでしょうか
全体像を必要としますか。それとも、細かい情報を必要としますか。
【スコープ】は、その人が物事や情報をどの程度の大きさで処理するかを表すカテゴリーです。
物事を全体像や輪郭で見ているタイプの「全体型」と詳細な部分で見みているタイプの「詳細型」の二つのパターンがあります。
【仕事というコンテクストにおいて全体型60%、詳細型15%、どちらとも25%】
【全体型の特徴】
物事の全体像や概念、また物事を抽象的に捉えようとします。
説明が短く、短時間であれば物事の詳細を理解しようとします。
話し言葉や文章が簡潔で短い傾向があり、脈略なく情報を提示しようとすることがしばしばあります。
【詳細型の特徴】
物事の細かい情報を扱うのが得意で、道筋を立てて、詳細に説明をし、話が長くなりがちです。
文字通り細かく細部にわたって理解しようとし、修飾語や副詞、形容詞、また人、場所、物の固有名詞や数字をよく使い話が長い傾向があります。
物事に優先順位をつけられない傾向があります。
※ストレスが生まれやすいのが、このカテゴリーで、全体型の人は、詳細型の話に退屈しやすく、詳細型の人は、全体型の人をいい加減と思いやすい傾向があります。
このカテゴリーを見極める特別な質問はありません。言っていることに耳を傾けることで見分けます。
【全体型の言葉の特徴】
流れに沿って一つ一つ話していく
修飾語、副詞、形容詞を多用する
固有名詞を使う
話が中断されると初めに戻って話し始めるか、話が途切れたぴったりのところからもう一度話し出す
【詳細型の言葉の特徴】
簡単な文章で、修飾語や細かい説明が少ない
全体像や概略で把握する
物事を概念的・抽象的にとらえる
脈絡なしに提示する
【全体型の影響言語】
全体像、本質的に、大切なのは、概念
【詳細型の影響言語】
厳密に、正確に、具体的に、(たくさんの詳細な情報を提供する)
活用例としては、
【全体型を動かす言葉の活用例】
「大切なことに集中して取り組みましょう!」
「まず全体像を理解していきましょう!」
【詳細型を動かす言葉の活用例】
「具体的に進めていきます」
「情報を正確に集めていきましょう」
例えば、
【全体型】の上司に対して、【詳細型】のあなたが事細かに業務の報告をしようとすると、「要領を得ない部下」「上司の私を無視している」「時間の大切さをわかっていない」と、ラポール形成どころか、あなたの評判を下げることにつながります。
逆に【詳細型】の上司に対して、【全体型】のあなたが「ざっくり」あるいは、「おおまかに」報告しようとすると、「状況を理解してるのか?」「ちゃんと仕事をしてるのか?」「細やかさや配慮が足りない」といったマイナスの印象を与えてしまいます。
こういったことを知らないでいると、あなたの努力は水の泡になります。
【自分の傾向を知ろう】
仕事の指示をするときは 1.大まかに説明して任せる 2.細部にわたって指示を与える
仕事を任されるときには 1.全体図や目的を説明してもらいたい 2.細部や手順についても質問する
仕事や物事を考えるとき 1.全体像からとらえる 2.事実や情報はど詳細から捉える
1が多い人は全体型の傾向があります。2が多い人は詳細型の傾向があります。参考にしてみてください。
今日の学習はこれくらいにしておきましょう。
いいね!いただけると励みになります。
では、張り切ってトイレから出てよい一日を!!
この前の記事
この後の記事
関連記事