今日も、トイレ時間を活用して学ぶ心理学にようこそ!!
今日も引き続き、一緒に学習していきましょう。
これまで、ラポールを形成する方法として、ペーシング、代表システム、傾聴、自己重要感を述べてきました。
今回から記事にする内容が、ラポール形成の最終段階のお話になります。
今まで記事にしてきたことを実践することによってラポールは既に強いものになっているはずです。
更に総仕上げとして『LABプロファイル』といいう考え方を紹介して、ラポールに関する記事は終了にしたいと思います。
以前、脳内マップを紹介した際に、自分独自のフィルターがあり、情報は自分の都合のいいものだけが受け取られるということを紹介しました。
このフィルターは、本人の自覚なく、自動的に情報を処理する「その人なり思考のクセ」のようなもので、それをNLPでは「メタプログラム」と呼び、実践的に活用できるように【LABプロファイル】と呼ばれる考え方があります。
『メタプログラム』は、私たちがその世界とかかわる際に、五感の次に使われるフィルターになります。
心の窓と表現される場合もあります。
そのフィルターによって、どの情報が取り入れ、どの情報をカットするのかが決まるのです。
捉え方を変えると、心の窓に合う情報は取り入れられ、心の窓に合わない情報は削除されてしまうのです。
それなら、相手が使っている心の窓の形を知り、受け取られる情報(言葉)としてメッセージを送りこめたらどれだけラポールは深まることでしょう。
その人が自覚することなく、「どのように物事を認識し、考え進めるのか」「どう処理するか」を決めていく、情報処理のパターンをプロファイリングするのです。
心の窓の形をプロファイリングすることを、LABプロファイルというと考えてもらって構いません。
LAB(ラブ)プロファイルとはLanguage and Behaviorの頭文字をとってLAB(ラブ)プロファイリングと呼ばれています。
言葉(Language)と行動(Behavior)の関係性を分析し、その人の言葉使いから、相手の行動の予想を見立てるツールです。
つまり、相手がつかう言葉から思考や行動のパターンを分析し、言葉で人の心を動かすスキルのことです。
実践的な12の質問で、相手のモチベーションや興味や関心の対象など、情報をどのように処理する傾向があるか見極め、思考や行動に影響を与える「14のカテゴリーと37のパターン」で構成されています。
多く感じる人もいると思いますが、すべてを使う必要はありません。必要なものだけ活用してください。
相手の思考にぴったり合った言葉を使うことができれば、あなたの言葉は相手の心の窓へと自然とはいっていきますから、その一言一言が相手の心に響くのです。
人の心を変える言葉をうまく使いこなせるようになるのです。
無意識にある情報処理のクセを理解して会話することができるスキルだと考えると、ラポール形成の最上位にLABプロファイルが来るのも頷けるでしょう。
今日の学習はこれくらいにしておきましょう。
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では、張り切ってトイレから出てよい一日を!!
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