今日も、トイレ時間を活用して学ぶ心理学にようこそ!!
今日も引き続き、一緒に学習していきましょう。
仕事について考えたとき、気持ちや感情に関心が向いていますか。
それとも、アイデアやシステム、ツールやタスクに関心が向いていますか。
【システム】というカテゴリーでは、やる気を出すために必要な要素が感情面にあるのか、そえとも仕事の成果や結果などを重視するのかを見分けます。
相手の関心が、人間関係や人の気持ちに向かっていれば「人間重視型」、仕事の成果やシステム、アイデア、タスクなどに向かっていれば「物質・タスク重視型」の2パターンに分かれます。
【仕事というコンテクストにおいて人間重視型15%、物質・タスク重視型55%、どちらとも30%】
【人間重視型の特徴】
自分または他の人の感情や気持ちに左右されます。
気持ちを大切にするあまりに、仕事への思い入れが深くなりすぎることもあります。
周囲の人と彼らの感情に焦点を合わせられるように仕事を進めるので、ラポールを築くのが得意です。
【物質・タスク重視型の特徴】
結果やアイデア、タスク、システムを重視します。
物事を完遂させることを好み、仕事思考なタイプです。
人やそのアイデアをものとしてとらえ、仕事という世界には、感情の居場所はないと考えています。
システムを判断するときに用いる質問には以下のようなものがあります。
仕事で〇〇(価値基準)を感じたときって、どんな時ですか。
それのどこが好きでしたか。(連携と同じ質問)
【例えば】
質問 『それのどんなところがよかったの』
人間重視型 「みんなが喜んでくれたところがよかった」
物質・タスク重視型「企画書が通って、契約が決まったところがよかった」
両方のパターン「契約が成立して、みんなが喜んでくれたところがよかった」
※答えが、人間の感情や気持ちにフォーカスしているのか、仕事の成果やアイデアなど、人よりもものや事柄にフォーカスしているのかで見極めることができます。
また人を表現するときにも違いを見極めるヒントがあります。
人間重視型「部長のAさん」「うちの課のB君」「取引先のCさん」などと固有名詞を使います
物質・タスク重視型「うちの従業員」「取引先の担当者」などという表現を使います
※物質・タスク型重視型を冷たく感じることもあるかもしれませんが、決してそうではありません。
単に職場に感情を持ち込まずに、もの、ことにフォーカスして発言しているだけだと思ったほうがいいでしょう。
【人間重視型の反応】
人、感情、気持ちについてよく話をします
話の中心が人であることが多いです
人の名前や固有名詞をよく使います
【物質・タスク重視型の反応】
人はものであり、プロセスの一環となっている
「彼ら」「あなたたち」などの代名詞以外は、人についてあまり話さない
プロセス、システム、ルール、アイデア、タスク、ゴールについてよく話す
【人間重視型の影響言語】
感情 気持ち 気分がいい ~な人
【物質・タスク重視型の影響言語】
もの システム プロセス タスク 仕事 目標 組織 会社
【応用方法】
部下に資料を届けてほしいとき、
人間重視型「先方がお待ちかねなので、喜んでくれるはずだから、この資料を届けてくれないか」
物質・タスク重視型「先方の業績にかかわる大事な資料なんだ、この資料を届けてくれないか」
少し言葉かけを意識するだけで部下は気持ちよく仕事をこなしてくれるようになります。
今日の学習はこれくらいにしておきましょう。
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では、張り切ってトイレから出てよい一日を!!
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