今日も、トイレ時間を活用して学ぶ心理学にようこそ!!
今日も引き続き、一緒に学習していきましょう。
働いているとき、ストレスに対してどのように反応を示しますか。
【ストレス反応】のカテゴリーでは、職場やそのほかの場面でしばしば遭遇するプレッシャーに対して、人がどのように反応するのかで、その反応パターンは大きく次の三つに分けられます。
【仕事というコンテクストにおいて感情型15%、チョイス型70%、冷静型15%】
【感情型の特徴】
もっともストレスを感じやすい
日常的なレベルのストレスにも感情的に反応する
感情を仕事のエネルギーに転嫁できる仕事(芸術的、創造的な仕事)には適している
常に冷静さを求められる職業やストレスレベルの高い仕事には向いていない
【チョイス型の特徴】
日常的なレベルのストレスに対し、最初は感情的に反応するが、自分の選択次第で冷静さを取り戻したり、そのまま感情的でいられることができます。
自らも感情的になることで、周囲の人に共感することもしないことも選択することができます。
ある程度、自分の感情は自分でコントロールできるタイプ。
【冷静型の特徴】
もっともストレスに強い
日常的なレベルのストレスにも感情的に反応することはありません。
相手の話に感情移入しないので、接客やサービス業には向いていない
大抵の緊急事態では、取り乱すことなく冷静さを保って機転を利かせることができます。
ストレス反応を判断するときに用いる質問には以下のようなものがあります。
〇〇で困ったときのことを話ししてくれますか。
※仕事上、何か困ったときのことを思い出しながら話してもらい、その反応を見ます。
ポイントは、話をする中で、その人の非言語の部分をよく観察し、どのように変化するのかをよく見ることです。
非言語の部分とは①姿勢・ジェスチャー②顔の筋肉の貼り具合③視線が落ちる④声のトーン、スピード、声量
事態について話しているときに、感情的に反応しその状態が持続するのか、一時感情的な反応を示した後で冷静になるのか、それとも全く何の感情的な反応も示さないのかを観察します。
【感情型の反応】
思い出して話しているうちに、とても感情的になり、非言語の部分を含めて明らかな変化が見られ、ずっとその状態が続く
その時の感情を引きずり、なかなか平常に戻れません。
過去の出来事を思い出しているにもかかわらず、現在形で語ることが多い
【チョイス型の反応】
感情型のような状態を一時的に見せるものの、すぐに普通の状態と取り戻す
過去の出来事を、終わったこととして過去形で語ることが多い
【冷静型の反応】
それまでと何ら変わることなく淡々と話す
感情的なそぶりを見せない
【感情型の影響言語】
共感 幸せ すごい ワクワクする 度肝を抜くような 素晴らしい
【チョイス型の影響言語】
共感 適切 理にかなっている しっくりくる
【冷静型の影響言語】
聡明な 論理的に 合理的に考えると 客観的に 現実的に 統計的に
【活用法】
あなたの部下が、大きな契約が取れて興奮した状態で報告に来た時、もしも相手の気持ちを汲み取らずに冷静に対応したら、部下はどんな気持ちになるでしょうか。やはり、『素晴らしい』など部下の感情に合わせて対応したほうが、モチベーションに良い影響を与えることは間違いありません。相手の感情にペーシングすることを心掛けるといいですね。
【自分の傾向を知ろう】
トラブルが起きたとき 1.動揺して感情的になりやすい 2.最初感情的になるが、冷静さを取り戻す 3.冷静に対応し、感情的な人を理解できない
トラブルを報告するとき 1.感情表現(不安・いらいらなど)が出てくる 2.感情上限も最初出るが、冷静に状況説明する 3.理路整然と状況や対処法について話す
1が多い人は感情型の傾向が強いです。2が多い人はチョイス型の傾向が強く、3が多い人は冷静型の傾向が強いです。参考にしてください。
今日の学習はこれくらいにしておきましょう。
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では、張り切ってトイレから出てよい一日を!!
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