WEBサイトやSNS等で画像や情報を公開してしまうと、それが誰かの手によって二次拡散してしまえば、いくら発信元のデータを消去したところで、ネット上に拡散したものを取り消すのは事実上不可能です。
どこか、放射性物質の拡散と同じような感じを持ってしまうのは私だけでしょうか。
それはさておき、昨今起きている飲食店や店舗でネットに公開された、従業員の度の過ぎた悪ふざけを撮影した画像から、店舗の閉鎖や什器の交換、従業員の解雇といった、本人たちが思っているほど軽い冗談では済まされない事態となっているにも関わらず、類似の行為が繰り返されているのも、様々なメディアやネット上で大きく取り上げられるからなのかなぁと思うと、情報として取り上げたり発信したりする側の問題でもあるのかな、と考えさせられます。
既にアルバイトの雇用契約時に、SNS等での発信に関する責任事項を明記したり、誓約書を取り付けたりする企業も出てくるほど、経営者側は従業員リスクも考慮しなければならないのでしょう。
業務に従事中、来場者や来客等が施設内やサービス中にケガを負ったり、飲食店などで起きている服を汚したりといった場合には、その損害を個人ではなく雇用している店舗や企業が補償する事はありましたし、それらの弁済した費用に関しては施設(店舗)賠償責任保険で補償する事も出来ました。
ところが、従業員の悪ふざけによる損害等に対応する保険などありませんし、飲食店などでイメージダウンによる売上げ減少は、小規模店舗や企業だと存続にかかわる致命傷にもなりかねません。
そうなると、従業員といえども売上げ減少や食品廃棄や消毒など様々な費用を見積もって、損害賠償請求するのも経営側としては当然とも言えます。
実際のところ、民事訴訟による裁判になれば、掛かった費用などの損害額全てが認められるとは思えない程、過剰反応といえる店舗や企業側の対応もありますから、どこまでが裁判所が認める損害額となるかは分かりかねますが、訴訟を起こす側の論理で請求額を算出してくるのですから、応訴(訴えられた側)する側も弁護士等に頼んで理論武装が必要にあります。
お客の側から見れば、今日入った新人アルバイトも10年以上のベテラン店長も“店員”には変わりませんから、そこの従業員でいる以上、責任は負うことを充分に理解してもらうように諭すくらいしか対策らしい対策は無いのでしょうかね。
学校や企業を見ていると、やたらと規則・罰則が多いところ程、レベルが低い気も・・・