今年メディアを騒がせた、レストランや通信販売等の食品・食材の不適切な表示。
政府の発表では、200品目以上の誤表示・偽装表示があったようですが、つい最近和食文化がユネスコの無形文化遺産に登録されたのが、日本人としてちょっと気恥ずかしく感じてしまうのは私だけではないでしょう。
産地・価格に加えて、食材までも別の高級ブランドのものを表示するのでは、誤表示とはとても言えない消費者を欺く悪質な行為でしょう。
もっとも、ブランドネームのある高額な飲食や贈答品などに多少高いお金を払っても良いかな、と思っている消費者に甘えている販売業者に問題があるのですが。
普段でもそんな企業の様子が垣間見えるのは、スーパーマーケットの特売チラシなどで見かける、冷凍食品5割引セールといった特売価格の表示方法です。
例えば、通常販売する価格が決まっている商品の半額セールといえば、100円で販売していれば50円になるのですが、目安となる価格表示が無い現在では、消費者が自分の目で通常価格の変動に注意していないと、表示価格が特売時だけに値上がりした上で5割引セールとする、意図的な割引偽装としか思えないようなスーパーマーケットが少なからずあるという事実です。
以前なら、チラシに記載がある“通常小売価格”というお店の表示を信用するしかなかったのですが、メーカー希望小売価格といった価格の裏付けとなる根拠の存在がないので、普段から買い物をしているお店や商品でなければ、なかなか通常価格の変動に気付かない事もあるでしょう。
そんな特売品の価格表示方法も、以前と変わってきているのを知っていますか?
チラシなどでは「5割引セール」「日替わり半額」などという表示が目立ちますが、以前は「通常(希望)小売価格」もしくは「メーカー希望小売価格」より半額!!という表示方法でしたが、現在は「店頭表示価格」より半額!!という表示方法になっています。
つまり、普段販売している通常価格ではなく、表示価格に対しての半額セールなので、冷凍食品やアイスクリームのように、ほぼ通年で2~3割引で販売している商品に関しては、特売時には表示価格を割引無しの価格に変更した上で半額(5割引)とするのです。
首都圏の中堅スーパーでもよく見かけますが、100g当たり130円程度で販売している豚肉が、半額セールの時には100g当たり240円などと値上がりしてからの半額セールなのです。
計算上、通常価格100円なら3割引で70円、半額なら50円でも納得がいくのですが、通常70円であれば50円で販売していても5割引とは言えませんね、約3割引ですから。
スーパーマーケットでは、広告の特売商品の割引根拠となる「通常販売価格」という表記方法が問題になったので、役所もやっと動いて“通常価格”の定義に関する指針を出しました。
特売日より以前から4週(1ヶ月)以上販売している過半数期間の価格を通常価格とするとしているので、チラシで注目される“半額セール!!”には小さく店頭表示価格より、と表示されています。
お店に行ってみてガッカリすることがないよう、注意して見ておきたいですね。
“スーパーマーケット大好き”な私が、そんな値付けが気になって、普段の販売価格をチェックしてみたところ、特に、肉・乳製品・豆腐・納豆・キムチ・冷凍食品で価格を操作してからの特売が行われているようです。
今日の特売セールで見た豚肩ロース肉の半額セールなんて、普段は100g当たり128円くらいなのに、表示価格100g当たり260円になっていました。
特売時は肉の種類が違うといえばそうなのかも知れませんが、いつもの方が安い・・・・
通常78円で販売している納豆は、表示価格98円に変更されて3割引の特売。
普段より1割引なだけなのに・・・
ヨーグルト・納豆・キムチなど、よく特売をする冷蔵ショーケースのプライスタグは、特売時と通常時のタグが2枚重ねで入っていたりして?!(実は確認済み)