新型コロナウィルスの感染拡大防止策として政府が要請した今週から始まった小・中・高校の休校措置。
今や70%が共働きの時代に、一人で留守番が出来ない、または何かしらのサポートが必要な子どもを持つ子育て世帯にとって、学校が予期せず長期間休校になった影響は深刻です。
参考:(独法)労働政策研究・研修機構 専業主婦世帯と共働き世帯
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0212.html
私が住んでいる千葉市では、共働き・一人親世帯などで仕事が休めない、または預け先がない小学校低学年の児童に学校への登校を認めています。
とはいえ、義務教育課程において3月中にやるべき約1か月分の授業は出来ないでしょうし、全員が登校する訳では無いので、正規の授業を行わず自習になるのでしょうか。
政府としては、子どもの休みに合わせてやむなく仕事を休んだ場合の所得減少を補てんする目的で、2月27日から3月末までに取得した休みに対して8,330円を限度として助成金を事業者に交付するとしていますが、休めないような職種・職業に対するサポートは何かあるのでしょうか。
飲食店やデパートなどの流通業では一部で時短営業も行われていますが、それが不可能な飲食・介護・医療・保育・交通機関・物流に加えて在宅勤務が不可能な派遣業など、社会やインフラを支えている人たちは、むしろ給与補償もあるからと休暇を取る主婦パートタイマーが休みを行使する事により、今まで以上に休めなくなる状況が今後少なくとも一カ月近く続く可能性があるのですから、そちらの方のケアも必要でしょう。
休めない人への支援も考えていないと思われる今回の政策は、連立与党の得意技、人気取りのバラ撒き政策かなと勘ぐってしまいます。
春・夏・冬休みなど、長期休暇時には欠かせない学生アルバイトも。今回はフル稼働するようになったとしても限度はありますし、集団感染への懸念と政府要請により、事業者が雇止めやパートタイマーのシフトを減らしたり、派遣社員や委託業務を減らしたりといった形での人件費抑制に向かうと、企業の収益といった経済への影響が、即収入減少につながるフルタイムで働くパート・アルバイト従業員やフリーランスに対する経済的な損失につながりかねませんから、そうならない事を望みます。
経済の縮小は、結局は家計の経済的損失に直結しますからね。
日銀でお札をバンバン印刷して国債などの債券を買う政策が、持続可能な適切な政策ではないという事が判っているのにやめられないようですからね・・・
既存の取引先ならともかく、全く知らない相手に新たに開発した商品やサービスを採用してもらうには、いかに決定権がある人に提案できるかが重要です。
大手派遣会社もそこを踏まえて、大手企業や行政機関などの幹部OBを、顧問などの役職で企業に斡旋するビジネスを行っていますし、コンサルティング会社も、人脈を使って希望する業種・業態の担当責任者と商談の機会を作る、営業支援サービスを行う企業があるのです。
個人宅向けにも、通信・保険・健康食品に・リフォーム等々、電話によるセールスアポイントは以前からありますが、企業向けも全く知らない所から電話で面談予約をするより、直接顔が見える相手から紹介されて商談する方が、提案の採用確率は格段に高いのです。
それだけに、アポイントを取るだけで5~20万円かかるところもありますが、費用対効果があればそれも一つに選択肢でしょう。
私もたまに企業間取引をつなぎますが、それでお金をもらったことはないのですが、先日私の会社に営業支援を採用しませんかという話が来たので、どういったサービスか聞いてみたら前述の予算がかかるとの事。
取引をつなぐだけで20万円なら、自社でも企業間取引の紹介営業プランを作ろうかなと考えてしまいました。
確かに、自社が大手企業ならまだしも、実績も取引も、ましてや面識もない中小企業の担当者なんて、なかなか相手にしてくれません。
何とか面談が出来たとしても、その相手は役職では管理職のようでも決裁権がない、役職手当を出す代わりに残業手当を出さなくて済む、名ばかり管理職だった、という事も少なくありません。
誰が本当の決定権者なのか、外部から見ていると分かりにくいので、ストレートに経営者や決定権者に合えるというのは魅力でしょう。
名ばかり管理職で決裁権や人事権は無くても、トラブルや不祥事が発生した時には、部下の責任まで取らされるようですけど。
大企業でも、役員や執行役員ですら担当部門が違えば相談になるとは限りません。
もちろん、プレゼンテーションをした結果、これは良い提案だと認識してもらえれば、担当者や責任者を紹介してくれることもありますが。
実際、私が企業に新たな商品やサービスの提案を行う際に注意する点はそこで、まずは役員や執行役員に話を持って行き、その役員経由で担当責任者を交えたプレゼンテーションを行います。
これをやると役所などでは嫌われることもあるのですが、そうでもしなければ、役人が良く使う言い回しに“検討します”に振り回されます。
実際にはその場で断らないだけの口上で、提案された事を本当に検討しての結果なのか、提案を採用しようと稟議に掛けたのかも外部からではわかりません。
そんな無駄骨になるかも知れない事に時間を掛けるのはもったいない事ですから、組織の上部に話を持っていくのが最短かつ、採用不採用の結果も早く出るのです。
企業や行政の窓口担当者の逃げ道を作らない為には、いかに決定権がある人に提案や話が速やかに正確に伝わるか、というところはとても重要です。
中には、単に情報が欲しいだけで、採用を検討している企業からの提案を受けていて、その予算が適正か、ほかにどのような提案があるのかといった他社と比較する為の当て馬になっている事もあります。
見積りだけ欲しがる担当者は期待を持たせるだけに厄介ですね・・・
昭和のセールスマンのように足で稼ぐ、下手な鉄砲も数打ちゃ・・・的な行動も、確率で言えば一定の効果はあるので否定はしませんが、私は余程時間に余裕がある時と、市場調査的に多くの意見が欲しい時位しか飛び込み営業はしないですね。
特にこの数年はセキュリティ面の理由もありますが、企業の窓口は敷居が高くなり、飛び込みで担当者を知らないと会ってくれませんし、予め電話でも約束をしていないと、社内には入れず面談や訪問が気軽に出来ないようになっています。
これは飛び込み訪問やセールスにより、社内の誰かがいちいち対応するという無駄な時間を取られなくて済むという面では非常に効果があるようです。
そんな状況だからか、企業の決定権者と面談する機会を作る営業支援に紹介手数料を払ってでも頼みたいという企業があるのでしょう。
企業向けには、この紹介営業を仕組み化して企業や個人向けに営業の武器とする研修を行うコンサルティング会社も増えました。
その良し悪しや効果のほどは分かりませんけど。
異業種交流会などの名刺交換パーティーがあちこちで行われているのも、人間関係の構築が難しいからなのでしょう。
今や恋愛対象や結婚相手といった出会いの場も、SNSやスマホアプリからという人が増えている位ですから、仕事も効率よく取引先を見つけられる営業の新規開拓や商談機会の外注は、結果的には従業員の働き方改革や生産性向上に結び付くのかもしれません。
随分前から行われている割には進み方が遅い政府主導の働き方改革。
勉学という面では優秀な官僚たちが上手に制度設計をしても、但し書きや例外規定があれこれと盛り込まれてくると、運用が抜け穴だらけの骨抜き法制度になるのが残念です。
もっとも、国会議員が自らを律する政治資金規正法でも見受けられるように、解釈も運用も国民の監視も出来ないようなザル法しか作れないのですから仕方ないのでしょう。
現状に問題があるから、新たな規制緩和や改革する法律を作るはずが、なぜ故こんな法案が採択されてしまうの?というのは、そういう法律を作る議員を選んでいるのは有権者である私たちですから、自責の念も感じなければいけないのですけど。
制度が上手に機能しないのは、企業や経営者側の意識も改革も進まないまま、現状だけを変えようとしているから、どうしても矛盾が生じてしまいます。
そんな現場の矛盾を改革していく為には、まずは現場に足かせとなっている上司への報告書の類や、時間ばかり掛かる割に費用対効果が現れない無駄な会議の削減で、本来の業務時間を作り出すところから始めないと難しいでしょう。
その役割こそ、管理職がやらなければならない働き方改革の為に取り組む業務改革です。
例えば、営業利益が20%の企業が、平均年収500万円(週休2日、年間実働250日勤務×8時間=日給換算2万円、時間あたり2,500円)の社員を10人集めて営業会議をすると、1時間あたり25,000円の人件費を費消します。
年間50週、1回1時間ずつ開催した場合でも、125万円の人件費を会議費で費消するのです。
それを生み出す為の売り上げは利益の5倍の625万円ですから、従業員が多い企業ほど会議に掛かっている潜在的コストは莫大です。
光熱費や人件費等は数字を見れば現状と改善策を比較する事も可能ですが、目先の支出が見えない当たり前にやっている業務や会議による無駄は、数値化しないから問題意識も薄いのでしょう。
月給制だと同じ人件費だと思っているのでしょうが、残業時間が減るだけで事務所や施設の水道光熱費も減りますから、人件費だけはないコスト削減効果があるのです。
会議時間または会議の開催頻度を半分にする為には何が必要か。
管理職にはそこを考えて欲しいですね。
例えば、就業時間外から始めたり、終了時間を決めずに定例的に開いたりする会議は無駄の象徴です。
本来なら会議の数日前に、会議の目的となるゴールを示しておけば、各自が考えをまとめてアイデアや意見を出し合う場になりますから、短時間で結論が出るでしょう。
何も発言しない、意見がない人は会議に参加する必要がありませんから、傍聴だけで参加する人は、そもそも会議に参加する必要がない、決定事項を後で伝えるだけで良いのです。
会議より他にやらなければならない業務を優先してもらった方が良いでしょう。
会議が始まってからその場で意見を考えるなんて、会議の為の会議であって無駄な時間としか思えません。
しかも、今ではちょっとした会議や研修でも、誰かしらが相当の時間を割いて全員配布するレジメを紙やデータで配布するので、それをみんなが集まった場で発表するだけの会議なら、これこそ無駄な会議です。
中央官庁はもちろん、地方自治体や学校などの公務員でさえ、現在もサービス残業が当たり前のように行われているのに、上司や首長から命じられるのは人件費も含めた労働時間や残業時間の抑制です。
定時で退勤する日や曜日を定めるなど、無理やり労働時間を短縮しようとしても、各々が抱えている業務には締切りなどの期限があるのに、一定時刻になると建物全体の照明や空調を切るなどする事が、残業時間を短縮する為には効率の良い業務改善をしなければ難しいのに、単に業務時間だけを縮めようとする、対外的なアリバイ作りの“なんちゃって働き方改革”になるのです。
もちろん、能力や資質には個人差もあるでしょうが、長時間労働をさせる原因が、能力以上の業務や雑務を負わせている管理職側に大きな責任があるのが伺い知れます。
その結果どうなるかといえば、近隣のネットカフェや自宅にPCやメモリー端末を持ち出して作業を続ける人が出てくるのです。
それが、ともすれば個人情報や企業情報の漏洩につながりかねない、セキュリティ面での違反行為につながるのです。
結果だけ見れば、規則を破ってメモリーなどを外部にコピー・持ち出しをしている個人の責任を問題視していますが、それをしなければならない程、時間に追われる原因を作っている組織側に問題があるのに、再発防止に努めるといった、口先だけで原因の改善をしないまま管理を厳しくするなど、現場の余計な仕事を増やす悪循環に陥っています。
学校教員のデータ管理がおろそかで、メモリー端末など個人情報の紛失や流出、盗難騒ぎが起きるのも、そもそもの問題は、学校内の業務時間内で終わらないのに、残業時間をさせないように上司から帰るよう命じられるから、違反を承知でやっている面があるのです。
先日も某千葉県の地方自治体でのサービス残業が発覚、労基署から指導されていましたが、私の知る限り教員や地方自治体職員の自己申告制の残業時間はまやかしで、多くの公務員は労働時間を意図的に短く申告するという改ざんをしています。
中には、本当は勤務時間を短縮しているのに、通常勤務と申告して明るいうちから退勤、早々にパチンコ屋や居酒屋で寛いでいらっしゃる方もいますが、それを指摘も密告もされないのは、いても居なくても業務に影響がない方だからなのでしょうけど。
上司は残業させるな、でも成果は出せ、現場の人員は増やさない・・・
働き方改革により生産性を向上させる為に必要なのは、生産性が上がる仕組みづくりを組織が出来るかどうかにかかっています。
経営者や管理職がそこを理解している企業や組織はとっくに実行しているのです。
