こんにちは。
Smalllest Barの
小野ちはるです
4月に行った吉方位旅、
熊野古道の件
今回含めてあと２回！笑
2, Day1和歌山県田辺市滝尻まで移動、民宿「古道の杜あんちゃん」
5, Day3熊野古道・中辺路②近露・比曽原王子〜熊野本宮大社
▷12, 中辺路で気になったエピソード「三体月伝説」
13, 全体を振り返って
熊野古道、
中辺路に伝わる伝説、
「3体月伝説」とは、
旧暦の11月23日にのぼる月が
3体見えるというお話。
いつ頃のことかはわかりませんが、
中辺路の高尾山あたりで
修行をしていた修験者が
里におりてきて、
「11月23日の月が出たとき、
高尾山の頂きで法力を得た。
村の衆も
11月23日に高尾山に登り、
月の出を拝むがいい。
三体の月が現われる」と
村人たちに言ったそうです。
それで
言われた通りに
11月23日に
何人かの村人が山に登り、
月の出を待ったところ、
里ではいつも通りの
1つの月しか見えなかったのに、
山の上では
3つの月が昇ってきたらしい！
そして、
この3つの月が見える現象は
熊野の他の
あちこちの場所でも起きていて、
もともと熊野本宮大社のあった
「大斎原（おおゆのはら）」でも
見られたそうです。
そちらの伝説は…
ある日猟師が
大きなイノシシを見つけて
見事お腹に
矢を射ったのですが、
そのままイノシシは逃げて、
それを猟師は
走って追いかけたそうな。
そしたら
大斎原に横たわって
力尽きていたのを発見。
追いかけた猟師も
疲労困憊で、
イノシシの肉を食べて
寝落ちしてしまったそうな。
しばらくして目を覚ますと
そばに立つイチイの木に
3体の月が引っかかっていたらしい！
しかも猟師は
それにびっくりしたので、
直接月に
「なんでやねん！」と
聞いてみたそうです！
すると月は
「われは熊野三所権現なり」と
答えてくれたんだとか。
猟師はさらにびっくりして
そこに祠を建て、
それがのちに
熊野本宮大社になったという、
熊野大社の
元々の起こりにも通ずる
重要なエピソードなのです！
これを知った時、
コレはただの伝説じゃないなーと
すごく興味が湧きました！
あちこちに残っている話だし、
実話に基づいた話っぽいなと。
最初は、
何か他の天体が爆発して
普段以上に明るく見える現象と
何か関係があるんでは？と
予想したのですが、
どうやらそうではなく、
純粋に月が3つ見えるっぽいのです。
というのも、
旧暦の11月23日は
今だと1月くらいで、
大気が非常に冷えています。
その寒さが原因となって
月が3つに見える
現象があるとのことで、
現代でも
見えた人の記述が
ネットにありました。
そういうことも
あるかもしれませんが、
ステキなのが
今でも三体月を見るイベントが
開催されているようなのです！
コレは参加してみたい！
めっちゃ夜中のイベントですね！
次の旧暦11月23日は
どうやら今年の
12月23日(月)のようです。
またイベントやるのかなあ？
飲食店は繁忙期か…
要検討です！
なんか３という数字は
パワフルだという説もありますよね。
（Smalllest BarのLも3つ）
熊野三山。
まだ
熊野本宮大社しか
行ってないので、
他の熊野那智大社、
熊野速玉大社も
行ってみなければ！と
思っております。
他の古道も
歩いてみたいし。
次はいつ行けるかな〜♪
ということで、
長かったシリーズも
次で最終回となります。
お付き合いありがとうございます！