ちょっち、「代表取締まられ役」が考えたこと。 -124ページ目

報告はメールで5行以内

米国クリントン前大統領の送信メールは在任中わずか2通でしかなかったそうです。

クリントン政権下で送られたメールは4000万通を超えるそうですから、クリントン氏の占める割合は0.00000005%でしかありません。

つまり、氏はメールを意志伝達の手段として利用しなかったということです。

大統領執務室で下された決断の大半は、メモ書きされているので、実務には支障はなく小説家でいうと口述筆記みたいなものでしょう。文章を書くより早いでしょうからね。

さて、対極の話題です。

近頃、評価の高い松下電器産業株式会社中村邦夫社長は、400人の経営幹部に自分宛のすべての報告書はモバイルe-mailで送るように義務付けたそうです。

これは何を指すかというと、すべての報告を、わずか数行で表現しなければならない、ということです。

ライオンは下痢をしない!

「突然の下痢」などに優れた効果。

水なしで飲めて、1錠で効く。

下痢止め薬『ストッパ下痢止め』はライオン株式会社が発売している。

ライオンと聞けば歯磨き粉なので、さすがに企業名を伏せたCMを流していたのでしょうね。

ちなみに、TVCMでよく観るヘアケア商品のASIENCEは「花王」が発売している。花王株式会社は新潟県中越地震の被災者の方々にパンティライナー、赤ちゃん用おしりふき、はみがき、ハブラシ、食器用洗剤などの支援物資の提供と社員からの義援金を贈っている。

こういう会社は応援(消費)したくなる。

未来は何によって創られるか

随分前に放映された、NHKの「課外授業ようこそ先輩」にゲームクリエーター水口哲也氏が出演されたビデオを観た。

その中で氏曰く、未来は人間の欲求や本能が創っている、と。

例えば、香水は発明しようとして作られたのではなく、「異性に気を引かせる」、「体臭をごまかしたい」などの欲求があって、それを解決するには、他の香りを身につければいい」となったわけだ。

>>ゲームクリエーター 水口哲也氏のblog

打算

その単語の意味は、

 ~しようと思う。

 ~するつもりだ。

という意味らしい。

ただし、中国語です。

日本語では損得を考えて行動する意でなんだか卑しさがつきまとう単語なのに…。
ビジネスにおいては中国の解釈そのままで良さそうです。

大失敗

マーケッティングの世界にたったひとつ存在するのは、「カスタマーの心の認知、それだけである」と、ジャック・トラウト氏は力説する。

私が思うに、顧客心理を読むことは現場を知っているか否かではないでしょうか。

市場調査と称して、グループインタビューやWebでアンケートを実施しても、意図的に都合のいいデータを集めることは難無くできる。「百聞は一見にしかず」ということでしょうか。

当たり前のことが余計なことで惑わされる。肝に銘じたいと思います。

大失敗」(ジャック・トラウト著 ダイヤモンド社刊) この本はお奨めします。

失敗しないために…

強い会社をつくる失敗学」 畑村洋太郎著 日本実業出版社刊 を購入しました。

このところ失敗に関する書籍を参考にしています。本日購入したのもそれ。

「どう失敗したか」「どうして失敗したか」「どうすれば避けられるか」。これがあって初めて、成功へと至ることができる。という著者は、失敗における人的原因を10に分類しています。

1)欲得

2)気分

3)うっかり

4)考え不足

5)決まり違反

6)惰性

7)恰好

8)横着

9)思い入れ

10)自失

私が真っ先に読んだのは、2)、3)、4)、9)のケーススタディでした。

これを読んでいる巷の方は何が失敗を犯す要因でしょうか?

うるさい店内音楽

最近、気に障るのが、ボリュームの大きな店内音楽。

まず、ソフマップでトナーを購入した際、3つの音が同時に鳴っているのに気付いた。

その後、BOOK OFFへ。J-Popが鳴り響く中、うるさいな~、と思いつつ目ぼしい本を物色。ジャック・トラウト氏の別著「シンプルパワーの経営」(リック社刊)を購入。

一体どんな人が居るのかと、うるさいBOOK OFFの店内を見回すと、

ヘッドフォンを耳にした若者が漫画を立ち読みしていました。

そっか~。

逆選択

経済学者アカロフが指摘した現象、逆選択アカロフのレモン市場とも呼ばれる。

例えば中古車市場のように取引される財に関する情報が不完全な場合、市場ではどれが良質でどれが低質な財か区別がつかず、すべて同じ商品と扱われることで、良質の財を売ろうとしている者が市場から撤退してしまうことをいうそうです。

意図的に「逆選択」を用いると、マーケッティング戦略でいうカニバリズム(共食い)になります。あるビール会社が冬物語という商品を発売したら競合は、冬のなんとかという類似品の新商品を発売します。最初の会社は入念に開発・販売したので良質の商品ですが競合は準備不足で満足な商品でないにしろ、類似商品が出回ることで需要者は混乱し、そのカテゴリーに関して判断できなくなり、競合企業は、市場を萎縮することができ、リーディング企業に独占させることなく、新しいマーケットを作らせなくできるわけです。

赤いウィンナー

実は私、スーパーマーケットに行くのが大好きです。

1時間やそこらは有にくまなく巡ります。怪しいせいかふと気付くと店員がそばに寄ってくることもあります。きっと競合のスパイと勘違いしているのでしょう。

「いやいや、私は通りすがりのスーパー・フェチなのです」とは言いませんが…。

毎週月曜日は近所の「新鮮で安い店 まるえい」の百円市!本日の発見は表題にある「赤いウィンナー」です。お弁当専用食材の堂々たるネーミングです。

そういえば九州 博多のとある百貨店が「赤いバーゲン」というのを開催しています(いました?)。期間中は特別に紙袋が赤になります。すると地下街などで人々がその袋を提げて歩く。あの人はバーゲンに行ったんだと視覚的に見せる。それだけで歩く広告塔なのですね。

さて、”お弁当の彩り世界”における黄色は、すでに玉子焼き軍の占領統治下にある。茶色は、鶏のから揚げとハンバーグで二大政党が確立。緑色は、ピーマン党、グリーンピース党、ブロッコリー党が現実離れした政策を提言し混迷を極めている。
果たして、赤色は、「タコ・ウィンナー」派と「プチ・トマト」派の勢力図がはどうなっているのか!少数派閥のイチゴはバブル経済の亡霊か?普通のトマト派は解散寸前なのか?ケチャップは抵抗勢力として存在感を誇示することができるのか?

>>Yahoo!お弁当アクセスランキング

リサーチの限界

超顧客主義」 著:片平秀貴、古川一郎、阿部誠 刊:東洋経済新報社 を読みました。

「リサーチ通りの商品は、顧客に感動を与えず、記憶すら残さない。リサーチから得られるのは、経験つまり過去のフィルターを通した結論でしかない。未来にニーズをいかに見出すのが重要で、お客様相談室に寄せられるご意見にはそのヒントが数多く存在する」─花王の常盤文克氏のコメントがありました。

まず、商品ありきで顧客データから市場を裏づけするマーケッティング?で苦労したことはありませんか?マーケッターはより顧客に近いポジションにいなければいけません。