コインランドリーで丸洗いをしたら、こんな悲惨な状態になってしまったようで。
こうなってしまうと流石に打ち直しは出来ません。
ちなみに、普通に使って古くなった綿ふとんはこんな感じです。この状態ならとりあえず打ち直しは可能です。
職人が手づくりしない、工場で大量生産される敷ふとんは基本的に下の写真の様なミシンでのキルティングを行っています。これなら多少荒っぽい洗い方をしても簡単に壊れたりはしません。
しかし手づくりの綿ふとんは下の写真の様な「和綴じ」で仕上げます。
もし洗う場合はデリケートに洗って頂きたいんですね。
もう一度、悲惨な状態の写真を。
コインランドリーの様な場所で洗うと、こんな風に側生地と中わたが剥がれ、グチャグチャになってしまう可能性が高いんです。
こう書くと手づくりの綿ふとんは扱い辛そうに感じますが、和綴じなので側生地とわたの分離が簡単に行えます。分離が簡単に出来るので打ち直しという再生方法を取る事が出来るとも言えます。
綿わたでもキルティングで仕上げてあると打ち直しは出来ませんからね。ヘタッたら粗大ゴミとして廃棄するしかありません。
それに綿ふとんは基本的に敷ふとんが3年、掛ふとんは5年のサイクルで打ち直す布団です。丸洗いよりも打ち直す方が綿わたを良い状態に保てますよ。
もし、おねしょとか、今回のお客様もそうだったのですがアレルギーがある様な方で、手づくりの綿ふとんを丸洗いをしたい場合は寝具専門店やクリーニング店に相談して下さい。
もちろん当店も丸洗いを承ります。
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