22、低反発と高反発 『熟睡出来ると謳うマットレスを寝比べる』 | ウメナ寝具の快眠BLOG

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静岡県三島市の寝具店「ウメナ寝具本店」の【店長(睡眠健康指導士・sleepdesigner)】が書くブログです。睡眠の話、睡眠に絡めた寝具(布団)の話、お店の情報などを載せています。
※6月18日にWebサイトをリニューアルし、記事内のリンクが一部切れています。

お客様が当店の寝具を購入する際、今まで使っていた不要マットレスの処分も承りました。そのマットレス、メディア露出が多い話題の商品だったので、せっかくだし丸洗いして実際に使って寝比べてみました。




ただ、結果は私の主観的評価なのでご了承を


それと私の体型、年齢、性別ですが、身長165cm、体重59kg、年齢32歳、男性です。そんな事も踏まえて参考にして下さい。


さて、お客様がお持ちになったマットレスは低反発マットレスと高反発マットレスです。低反発マットレスはテレビや新聞の通販でよく見かけるアレで、高反発マットレスは有名アスリートを上手にプロモーションに使うアレです。


敷パッドには普段から使っているメリノウールの敷パッドを使いました。


まず「低反発マットレス」ですが、硬質のマットレスを下に敷いて2枚敷で使いました。これは今ある寝具に乗せるオーバーレイタイプなので。




低反発マットレスの中の芯材の様子はこんな感じです。




寝転がってみるとマットレスと体とのフィット感はあります。隙間は出来ません。


オーバーレイタイプなのでマットレスの厚さがそんなにありません。5cm位ですね。その厚さも関係していると思いますが、お尻が沈んでしまって寝姿勢が崩れる感覚もありません。ただ、この素材で厚さを倍にしたらどうなるか…。


そして実際に寝てみると夜中に何度も目が覚めました。恐らく寝返りをしたくて目を覚ましたのだと思います。目覚める度に動きたい衝動に駆られていました。それに寝姿勢を変えてから再度寝るを繰り返しましたしね。


当然ですけど、睡眠の満足度は低いです。


ただ、もし今まで使っていた敷寝具が金属コイルのガチガチの硬いマットレスだったり、ヘタッた状態の硬い敷ふとんだったら、これを使えば前よりは快適に眠れた感覚は持つと思います。


口コミなどの評価を見る時にも考慮して欲しいポイントの1つですよね。その人が"今までどんな寝具を使っていたのか"は。ちなみに私が普段使っている敷寝具ですが、今はマニフレックスです。(以前はBodydoctorの旧生地タイプを使っていたのですが、どうしてもその旧生地タイプが欲しいという方がいて、中古品としてお売りしました。)


さて、次は「高反発マットレス」です。こちらは最初1枚敷で使いました。その様に使うタイプだったので。




ちなみに中の芯材はこんな感じです。芯材にもカバーがあって直接見る事はできませんでした。




マットレスとのフィット感は低反発と比べると無かったです。硬くて腰が浮くほどではありませんが、フィットしているかと言われると微妙な感じでした。もう少し体重の多い方なら分かりませんが。


もちろんお尻が沈んでしまうような感覚もありませんよ。


そして実際に寝てみると、こちらも夜中に何度も目が覚めました。ただ、目覚めた理由が低反発の時みたいに寝返りがうてないからとは違って、寒かったからです。正直こんなに寒いのかとビックリしました。


寒さに関しては寝つく時から少し感じていましたが、そもそもマットレスの芯材の構造がお湯を入れる前の乾燥春雨みたいな感じですからね。良く言えば通気性がイイ、悪く言えばスカスカな構造です。床からの冷えがダイレクトに体に当たる感じなんでしょうね。


素材や構造の理由だけじゃなく、フローリングに直接敷いて使った事も原因の一つだったと思います。その為、翌日は硬質マットレスを下に敷いた2枚敷でも寝てみました。そうしたら寒さで目覚める事はありませんでした。





さて結論、この2つのどっちを使うかと聞かれたら高反発の方ですね。でも2枚敷として使います。2枚敷として使えばなんとか寝れるのでね。


でも、普段から使っているマニフレックス(※マニフレックスも高反発マットレスです。)を含めて選んだらマニフレックスを選びます。


ちなみに今はマニフレックスの「DDウィング(三つ折りマットレス)」を使っています。




これは1枚で問題無く使えますしね。値段もこちらの方が半額以下で安いし。値段が高い寝具が必ずしも良い寝具(合う寝具)とは限らない。今回、正にそんな経験をしました。


そうそう、これもビックリしたんですけど、この高反発マットレスは意外に重いんですね。これを敷ふとん感覚で使うのはちょっと大変かも…。ベッドに敷くなら良いかもしれませんが。寝具は寝心地も大切ですけど、日常の使い勝手もやっぱり大切ですからね。是非、持ち比べもしてみて欲しいですね。


ちなみに、この2つのマットレスと一番タイプ的に近いマニフレックスの「イタリアンフトンⅡ(敷ふとん・オーバーレイタイプ)」と比較しても、そっちを選びますね。




自分が販売しているからでしょ。と、言われてしまえばそうなんですけど(笑)


でも、そもそもマニフレックスやBodydoctor等を選んで販売しているのには理由がありますし、この寝比べのおかげで睡眠と寝具の専門店として選んだマニフレックスやBodydoctor等の品質に更に自信は持てました

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寝比べに使った低反発マットレスと高反発マットレスは店内に置いてありますので、良かったら寝比べてみて下さいね。(販売はしていませんので、そっちが良いなと思ったら通販等で購入して下さい。)



●関連するBLOG記事
当BLOG ⇒ 店内の様子(2019年2月18日)
『話題の低反発マットレスと高反発マットレスを寝比べてみて下さい』


後、暑くなったもう一度試してみようかな~って思っています。


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『寒いはずなのに布団を蹴るのはなぜ?』




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『マニフレックスを試さずに高反発寝具が語れない理由』

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