地元の温泉とハイキングの1日 ポルトガル旅行記⑪ 2021年夏
皆さん、こんにちは。2021年のポルトガル旅も終わりに近づいてきました。今回はサンミゲル島最後の旅行記です地元の人たちが通う温泉を目指し、ハイキングも楽しみます。それではポンタデルガダからスタートです----------ポンタデルガダからリヴェイラグランデ 行き方運営会社: CPR時刻表: バス101, 102, 103, 105, 107, 108, 110, 111, 112番 行き、帰りともに30分に1本程度(週末は本数が減るのでご注意下さい。最新の時刻表はポンタデルガダの観光案内所で入手できます)所要時間: 1時間弱料金: 片道2.58ユーロ(335円)バス乗り場(ポンタデルガダ):プロムナードの海側、Aerobus8番のしるしもあります。バス乗り場(リヴェイラグランデ):バスターミナルに停車。(Google mapのリンク付けておりますので、必要な方はご参照ください)2021年9月の時刻表はこちら。----------この日は土曜日、まずは10時発のバスに乗車。50分ほどでリヴェイラグランデ(Ribeira Grande)週末だからか、バスターミナルの待合室は閉まっていました。(トイレに行きたい方は近くのマーケットに公衆トイレあります)バス停まで戻り、海と逆方向に向かって進み、突き当りを左へ。そして、5分ほどで小さな川が見えてくるので、その橋を渡ると見えてくるのがこちら、ポルトガルらしく、可愛らしい教会ですね。この手前を右に進みます。そのまましばらく進み、2つ目を左に曲がるとそこからはしばらく1本道です。そのうち、舗装されていた道路も、未舗装に。二手に道が分かれるので、右へ進みます。この二股がハイキングコースのスタートとなります。(ハイキングコースは後ほどまとめで)坂を下っていくと、何やら、川が道路を塞いでいます。。。どうしよう、と思いながら近づいてみると、、、横に吊り橋を発見!ふーっ、安心しました吊り橋はこんな感じ、妙に左に傾いているのと、結構揺れるので、スリル満点です。笑しばらく進むと、、、ゴォーーーーーーーーーーー。地上から突き出した煙突から、白い煙が。皆さんこれなんだと思いますか?温泉?工場?正解は、、、地熱発電所です小さな施設ですが、存在感は抜群です。なぜなら、、、音がめちゃめちゃうるさいからです。笑半径徒歩30分圏内は常にゴォーーーっという音が響いています。----------地熱発電所を過ぎてしばらく進むと、何やら、看板が。矢印の通り進んでみると、綺麗な渓流が見えてきました。おおーー、良い感じ靴を脱いで、川の中に入り、もう少し撮影してみることに。それが、こちらです。もう少し上流へ進むと、そして、この大きな岩に登って、もう一枚。こんな感じです。マイナスイオンを浴びながら、しばし岩の上で休憩です----------休憩の後は、下流の方に進んでみることに。すると、景色が一変!こちらも、壮大で美しい景色に出会うことができました----------素足を乾かした後は、ハイキングを再開。5分ほどで2つ目の見どころに向かいます。それがこちら。水が透き通って、きれいな滝ですよね。ズームアウトしてみると、お、なにやら2段の滝になっています。そして、さらに引きの絵で見てみると、こちらの滝は、サルトドカブリート滝。10mは優に超える崖の間を流れています。圧巻ですこちらで泳ぐこともできますが、水は結構冷たいです。写真では誰も映っていませんが、勇敢に泳いでいる人々もちらほらいましたよー。----------そして、滝を離れてすぐ、登り階段が始まります。それが、こちら。うーん、100段くらいあったかな。頑張って登っていきます上まで着くと、足場がスケスケのハイキングコースの始まりです。笑こんな感じで先に進んでいきます。左下には、先ほどの2段の滝につながる川も見ることができます。そして振り返ると、こんな感じ自然と人工物、相対的な組み合わせですが、なんとなく馴染んでいるようにも見えます。足元はスケスケですが、恐怖心もあまりなく意外と楽しいコースですしばらく進むと、スケスケ橋で川を渡り、現役の水力発電所を通り過ぎます。その後は、森の中を通ったり、倒れた木々に行く先を阻まれつつも、めげずに進みます。そして、水のパイプラインに再度合流。パイプラインに沿って、もう少し上っていきます。一端道が開け、1分ほど車道を進むと、右手に見えてくるのが、こちら。何やら、煙が出ていますね。温泉かな?っと思いきや、こちらはため池。先ほどのパイプラインへと繋がります。しかし、こちらのため池もさらに上流から流れてきている模様。もう少し遡ってみましょう!少し温泉の硫黄の匂いを感じつつ、近代のラバーダ(水路)を横に進んでいきます暫くすると、ダムを発見上からダムを覗いてみます。今日は放水はしていない模様。小さいパイプが真ん中の建物の下を通って、上流の水を下流へと運んでいました。もう少し奥まで進んでみると、道が少しずつ狭くなってきました。そして、こちらが裏から見るダム。しかし、進めるのはここまで。植物が生い茂りすぎて、進めなくなってしまいましたそれでは引き返しましょう。ダムの横を通り、再度ラバーダを横に見ながら進んで、道路まで戻ってきました。ここからは先ほどのハイキングコースではなく、少し下って、二股が見えたところで右手の舗装された道路へ。景色はこんな感じです。奥に海も見えますねー!すると、こんな看板を発見二酸化炭素注意の文字が。。。なんと地面から二酸化炭素が自然発生している模様。特に地面に近いほど二酸化炭素濃度が高まるため、休憩しないでくださいっと注意喚起している看板もそして、さらに5-10分ほどで小さな集落が見えてきます。---------その集落にあるのが、こちら。地元の人が通う温泉、カルデイラス温泉(Termas das Caldeiras)です2021年9月はコロナの影響で、一度に利用できる人数が最大15人と制限がありましたが、運良くすぐに入ることができましたチケットはこちら。入浴料は3ユーロ(390円)でした。更衣室で水着に着替え、いよいよ温泉へ!---------こちらが、その温泉ですこじんまりしていて可愛らしいですね。手前の湯舟が38.5度、奥側は39.5度と温度もちょうど良いですよー。温泉で火照った後は、奥に隠れている水シャワーでクールダウンすることもできます。入ったり、出たり、シャワーを浴びたりを1時間ほど繰り返しました。この写真の裏辺りには小さな芝生エリアもあります。イスに腰掛けたり、ピクニックシートを敷いて休んでいる家族の姿もありました。観光客はほぼおらず、ポルトガル語が飛び交います。女の子が話しかけてくれるのですが、ポルトガル語のみなので何を言っているか良くわからず。。。でも、一緒に楽しい時間を過ごすことができました。ゆったり、まったり、とてもリラックスした時間でした着替えも含めて計1時間半ほど、後ろ髪を引かれつつ温泉を後にします。温泉を過ぎると、ひたすらゴールに向かって下っていきます。石畳の自動車道を通りつつ、こんな並木道も通ります。上を見上げると、木漏れ日がとてもきれいでしたそして、もう少し並木道を超え、ゴールへと向かいます。ハイキングコースのゴールに到着、そこからリヴェイラグランデのバスターミナルまでさらに45分ほどかけて戻り、バスに乗ってポンタデルガダへ戻りました。----------まとめ今回も公共交通機関を利用してのハイキングだったので、公式ハイキングコース、PRC 29 SMI - Salto do Cabrito、よりも前後45分ずつ多く歩くことになりました。レンタカーで行かれる際は、温泉に車を止め、反時計回りに1周するのがおすすめです。私は温泉の後も歩かないといけなかったので、最後はリラックスしきった体を動かすのが大変でした。笑こちらのカルデイラス温泉は、写真としてはあまり映えていないかもしれませんが、ダントツでリラックスできました湯加減もちょうどよかったし、何より人が少ないのが良いですよね。静かでリラックスした空間、また訪れたい温泉No1ですそして、今回のハイキングコースの地図はこちら。見どころは、 渓流 (Natural water spring) 2段の滝、サルトドカブリート滝 (Cascata do Salto do Cabrito) バラージェムダム (Barragem Dam) カルデイラス温泉 (Termas das Caldeiras)(先ほども書きましたが、リヴェイラグランデのバス停はスタート・ゴール地点まで徒歩片道45分ほどかかりますので、この地図上には入っていません。)リヴェイラグランデからハイキングして戻ってくるまで、休みなしで4時間ほどですが、美しい渓流や滝、ダム、そして温泉もありますので、1日かけてゆっくり楽しむのがおすすめです。ポンタデルガダからの日帰りで十分楽しめます皆さんも、ハイキング・絶景を楽しんだ後、温泉でリラックスするこちらの日帰りコースはいかがでしょうか----------おまけバスの時間まで少し時間が余ったので、リヴェイラグランデの町を散策。タイルのお家、ポルトガルらしくてかわいいですよねースーパーを発見したので、覗いてみることに。すると、カツオを発見1人じゃ食べきれないかと思ったら、切り身も発見!しかーし、閲覧注意 血が苦手な方は早めにスクロールしてください。何と切り身が輪切り なんか違和感ありますよねとりあえず二切れ買って帰ることに。お値段は何と、、、41セント(53円)でしたえ、ドーナツ50セント(65円)よりも安いです。。。笑ということで、この日はお家に帰ってカツオのたたきにしました 美味しかったですそして、アゾレス諸島で唯一の造醸所、メロアブレウで作られたラガービールも一緒に頂きました。----------今回も最後までご閲覧いただき誠にありがとうございました。次回は、、、舞台をポルトガル本島に移し、イカの町セチュバルとアラビーダ国立公園滞在記をお送りしますハイキングあり、ビーチあり、ポルトガルグルメありそれでは次回もお楽しみに。