▼映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」前作比178%で2週目も制覇
（C）カラー
【関連記事】映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」の恐るべき動員力
1位（1）：ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破（2週目）
2位（2）：ROOKIES 卒業（6週目）
3位（3）：トランスフォーマー・リベンジ（3週目）
4位（4）：劔岳 点の記（3週目）
5位（5）：ターミネーター4（4週目）
6位（-）：MW ムウ（1週目）
7位（-）：それいけ！アンパンマン だだんだんとふたごの星（1週目）
8位（6）：愛を読むひと（2週目）
9位（7）：天使と悪魔（6週目）
10位（11）：ディア・ドクター（2週目）
新作2本、公開2週目の作品1本がランクインした先週の映画市場。
トップを獲得したのは、先週爆発的なヒットでスタートを切った
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」。2週目の興収は約8億円で、
先週末のオープニング興行を含む9日間で動員98万人、累計興収は13億円を突破、
これは前作「序」比で178%の高水準となる。
「序」「破」の興行成績の推移は以下の通り。（左端がオープニング）
■BD：「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11)」
07月08日発売■CD：「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 OST SPECIAL EDITION」
07月30日発売■PS2：「CR新世紀エヴァンゲリオン 最後のシ者 限定SPECIAL BOX」
「Beautiful World (PLANiTb Acoustica Mix) 宇多田ヒカル」【序】2.8億円→7.3億円→10.4億円→12.9億円→14.7億円→16.1億円→17.0億円→17.5億円
【破】5.1億円→13億円
公開2週目にして「序」の4週目あたりまで伸ばしており
月末から夏休み興行に入ることを考えれば、累計興収30億円も狙えるかも知れない。
▼映画「ROOKIES 卒業」70億円突破、邦画の歴代興収で5位に
(C)2009 映画「ROOKIES」製作委員会
本年度No.1邦画として独走態勢に入っている映画「ROOKIES 卒業」が
公開6週目にして動員600万人、累計70億円を突破。
配給収入から興行収入の発表へと切り替わった2000年以降の
邦画（アニメ作品を除く）の歴代興収で、ついに5位まで浮上している。
夏休み興行次第では歴代2位あたりも狙えるか。
1位：173.5億円：踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
2位：85.0億円：世界の中心で、愛をさけぶ
3位：81.5億円：ＨＥＲＯ
4位：77.5億円：花より男子ファイナル
5位：73.0億円：ROOKIES 卒業
6位：71.0億円：LIMIT OF LOVE 海猿
7位：60.8億円：THE・有頂天ホテル
8位：53.4億円：日本沈没
9位：52.0億円：デスノート the Last name
10位：50.9億円：男たちの大和 YAMATO
▼テレビ局映画全盛にあって、「劔岳」「ディア・ドクター」大健闘
（C）2009『劔岳 点の記』製作委員会（C）2009『Dear Doctor』製作委員会
【紹介記事】映画作りの原点を見た。映画「劔岳 点の記」
【紹介記事】うそとほんと。映画「ディア・ドクター」
上記の歴代興収をご覧頂いてもお分かりの通り、今や日本の映画はテレビドラマの延長か、
テレビ局が製作した作品ばかりに人が押し寄せる状態に陥っている。
そんな中でも映画ファンを中心に高稼働が続いているのが
「劔岳」と「ディア・ドクター」の2作品。
「劔岳」は先週までに累計動員数が100万人を突破。
「ディア・ドクター」も作品の質の高さはもちろんのこと、
西川監督の手による原作本が直木賞にノミネートされるなど話題性も豊富で
上映館では満員御礼の回が続出しているとのこと。
「ディア・ドクター」は「重力ピエロ」に代わり現段階での私の2009年度邦画No.1。
興味のある方は是非。
★公開中の作品紹介一覧
【紹介記事】王様（紀里谷和明）は裸だ。映画「GOEMON」
【紹介記事】イーストウッドと同じ時代を生きる幸福。映画「グラン・トリノ」
【紹介記事】原作ファンも納得。映画「重力ピエロ」
【紹介記事】文句なしの完結編。映画「ROOKIES 卒業」佐藤隆太 市原隼人
【紹介記事】荒削りと斬新を履き違えている。映画「ウルトラミラクルラブストーリー」
【紹介記事】映画作りの原点を見た。映画「劔岳 点の記」
【紹介記事】ちょっと太めのウルトラマン。映画「守護天使」
【紹介記事】全てはバルセロナのせい。映画「それでも恋するバルセロナ」
【紹介記事】呪怨アンソロジー。映画「呪怨 白い老女 / 黒い少女」
【紹介記事】原作ファンは時間の無駄。映画「MW ムウ」
【紹介記事】うそとほんと。映画「ディア・ドクター」
▼BD&DVD「化物語」9月30日発売
09月30日発売■BD：「化物語 ひたぎクラブ」
09月30日発売■DVD：「化物語 ひたぎクラブ 完全生産限定版」
7月より放送が開始されている「化物語」が早くもBD/DVD化決定。
知人から私好みですよと勧められたので私も見たのだが、なるほど確かに面白い。
西尾維新の原作は未読のため、高橋留美子の「人魚」シリーズに
流行のツンデレ要素などを加えて学園モノに仕上げましたという表現で
ファンから叱られないかは不安だが、初回の印象はそんな感じ。
何よりもそのクールな演出法が気に入った。さすがは「絶望先生」の新房昭之氏。
▼Amazonカスタマーレビューを改善、発売前のタイトルは原則禁止に
健全なコミュニティを維持するためにも、次の内容のレビューの掲載は禁止しています。
・読んでいない本、見ていない映画、遊んでないゲーム等、使用していない商品に関する感想
・未発売商品へのレビュー（劇場公開された映画のDVD、おもちゃなど、一部商品を除く）
一度も触っていない商品について、好き勝手にレビューを投稿出来るシステムが
何年も放置されていたことの方が不思議。
おそらくはDS「ドラゴンクエストIX」のレビューが一斉に削除された頃から
検討に入ったのではないかと思っているのだが、いずれにしても対応が遅過ぎる。
「買いません☆」も「面白そうです！★★★★★」も、
レビューとして無価値という意味では同列だ。
どうせならもう一歩踏み込んで、Amazon経由で商品を購入したユーザーのみが
レビューをつけられるようにして欲しい。
