保健車って今ならバスみたいなやつですよね~スヤ52-2~ | 北海道限定の鉄道ブログ

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美瑛で1番の観光地と言えばなんでしょうか???

 

 

それはもちろん、市街地にあるスヤ52ですよね!!!!!!!!!!!!!

 

まーじで美瑛町の市街地の一角にポンっておいてあります。水道や電気を通し、住所表記も入っていたため建物として登録したうえで、レストランとして使われていたと思われます。それにしてもなんでスヤ52を選んだんでしょうね…💦

 

場所はこちら。美瑛駅から1.5キロ。歩いて行けそうなところではあります。本当に住宅街の中に「え、ここ??」みたいな様子で置いてあります。下手をすると気が付かないです…( ゚Д゚)

 

スヤ52は、保健車というカテゴリーに属します。なんですかそれ?という人が多いと思いますが、皆様は通っている(た)学校や会社に、健康診断の期間中だけ、心電図を撮るためにレントゲン車が来たことは無いでしょうか?あれが搭載された鉄道車両になります。これを全国各地に走らせて、(主に国鉄職員の)健康診断を行っていた。ということですね。当時は地方病院にレントゲン設備があるところも少なかったとかが理由としてあるのではないでしょうか?

 

 このスヤ52-2は、最初からレントゲン設備を乗せた車両として作られたわけではないです。

43系客車の北海道向けグリーン車であるスロ52のうち、本州向けグリーン車スロ51からの編入車ではなく、最初から北海道向けとして製造された「スロ52-4」を改造して用意されました。1960年台の後半には、それまで客車で運転されていた1軍の急行列車は、キハ80系やキハ56系に置き換わり、客車のグリーン車が余ってしまったということなんでしょう。

 そんなスヤ52ですが、JRに移行する前の1986年には廃車となっていて、おそらく国鉄清算事業の一環で、売却されたと思われます。

車両を眺めていたら、車両表記があって…って、何故かスヤ52のものではなく、改造前のスロ52の表記がありました。なんでや!!

 

保健車の象徴として、客車の片側は渡り通路用の、いわゆる貫通扉が埋められて無くなっています。走りながら健康診断をするわけじゃないので、移動している間はただの回送車、設備の邪魔ということで埋めたのですかね~?

 

一方で、逆側には貫通扉が残っています。そこそこサビてはいますが、今でもあんまり朽ちてる感じもしませんね。市街地の保存ということもあり、気軽に見ることが出来るのはメリット。一方で、専用カラーに塗り替わった客車が1台だけある、ということもあり、まー興味のあるモノ好きであればどうぞ、といったところでしょうか。

 

スヤ52の特徴的な窓配置は、こちら側ですが、ちょっと木が被ってますね。レストラン?時代に使われていたと思われる、客室への入り口が残っています。中はリフォーム済みなんでしょうか~?

 

本当、この車両が何に使用されていたのかまでは調べていませんが、なんで一般型のオハ45等ではなく、「スヤ52」を選んだのでしょう。まさかこの見た目で病院…をやるとは思えませんし。

 

 

というわけで、美瑛一の観光地のお話でした。

 

え、四季彩の丘????セブンスターの木????ちょっと知りません('◇')ゞ

 

ではまた次回です~