短期攻略センター物理I (駿台受験シリーズ)/溝口 真己
¥924
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レビュー
センター物理の分野別問題集。
    
センター物理の全範囲を厳選した101問でカバーしている。
やや地味なレイアウトで、敬遠しがちではあるが、センターの対策にはお勧め!
   
というのも、本書は
センター物理問題集の中でもとにかく網羅性が高いのだ。
しかも一問一問がいわゆる「良問」で、段階を追って思考力をしっかり養うことができる。
応用問題もしっかり解けるようになる。
これ一冊で十分に8割以上狙えるレベルだ。
実際、私はこれのみで9割到達した。
    
しかし、完全な初心者にはやや難易度が高いかもしれない。
というのも、解説が良く言えば良くも悪くもシンプルなのが理由だといえる。
その場合は、別の参考書で基礎固めしてから挑戦すべき。
       
この問題集を終えたら、各出版社から出ている実戦形式のセンター予想問題集でもやって本番に備えればセンター対策は十分。
    


チャート式センター試験対策数学1A+2B
¥1,150
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レビュー
センター向け解法網羅型参考書は、
本書か、数学の点数が面白いほど…がお勧めであり、
あとは好みの問題だろう。
個人的には、前者のほうが網羅性が高く、後者の方がより解説が丁寧で初心者向けな印象だ。
   
問題数が結構多いため、数学はセンターのみという人、また数学の基礎を固めたい人にはお勧めだが、
二次でも数学を使う人がセンター対策をする為の本ではない。
    
とはいえ青チャートなどに比べると、内容を基本的な問題に絞り、分量を抑えている。
    
・基本例題 100問
・CHECK問題 100問
・重要例題 62問
・問題 62問
・実戦問題 38問
・実践模試 8問(数ⅠA,数ⅡB 各1回)

  
  

メリット
素早く解く!というコーナーで便利なテクニックを紹介しているが、これが使える。
また、「フィードバック方式」を取り入れている為、一回勉強した部分は終わり、ではなく、
既習事項を逐一確認しながら進めていけるため、知識が定着しやすい。
      

注意
解説がやや不十分な印象だ。
また、解法網羅型参考書では全般的に言えることだが、例題は基本的な単問ばかりである

実践問題形式が解けるためには、さらに演習が必要になる。
ただ、純粋に基礎確立のための問題集としてはとても優れている。
これと過去問だけでも、マスターすれば十分8割越えが狙えるレベルだ。
      

パワーUP版 センター試験 数学I・Aの点数が面白いほどとれる本/志田 晶
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パワーUP版 センター試験 数学II・Bの点数が面白いほどとれる本/志田 晶
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レビュー
センター向け解法網羅型の参考書では、かなり良書の部類に入ると思われる。
「数学の受験はセンターのみ」という人には是非お勧めしたい。
また、「数学の受験勉強は始めたばかり」という人にも勧められる。
     
センター数学攻略に必要な解法を、1Aを89パターン、2Bは101パターンに分類して紹介しているのが特徴。
     

メリット
解説はチャートなどの類と比べて、とても丁寧であり、教科書レベルが理解できるかどうかというレベルの人が読んでもすらすら理解できる。中級レベル以上の人でも意外と知らないテクニックもあり、バランスが良い。
とにかくセンター数学の問題を解く上で必要な基礎は網羅できる。
全ての例題を見ただけで手が動く状態になればセンター数学で時間がなくなることはないだろう。
見開き2ページで1パターンのレイアウトも、やる気が出る。
              

注意!
一応過去問も記載されているが、基本問題が多く、難問良問はあまり記載されていない。
また、センター試験では度々新傾向の問題が出題されることがある。
つまり、本書をマスターした時点がスタート地点だと考えよう。
とにかく多くの問題に当たって、応用力をつけてほしい。センター試験数学なら、最低でも過去問5年分くらいはこなしておきたい。


フォトサイエンス化学図録 改訂版―視覚でとらえる
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レビュー

いわゆる資料集というやつだ。
    
各元素、化学反応、有機、無機、
ほぼ全範囲に関するヴィジュアルと図が記載されている。
視覚的に興味を沸き立たせると同時に、理解を促す事が約束される、
化学学習者の必携本。
   
学校で化学を学んだことがある人は、大体買うことになる本書。
もし独学で化学を学ぶのであれば、絶対に買った方がいい。  

 

とくにこの本は、暗記が必要な有機、無機分野において欠かせない。
各化学反応、物質名、溶液の色、沈殿の色も本物が見れるので、
ただの丸暗記になりがちなこれらの分野の暗記が、一気に覚えやすくなる効果がある。
   
ひたすら一問一答で暗記を繰り返すなら、この本でイメージをつかむほうがより後々まで、記憶に残るのではないだろうか。
   
そして、このボリュームと大きさで、まさかの値段の安さも受験生には嬉しいところ。
是非、一度手に取ってもらいたい。


岡野の化学をはじめからていねいに―大学受験化学 (無機・有機化学編) (東進ブックス―気鋭の講師)/岡野 雅司

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岡野の化学をはじめからていねいに―大学受験化学 (理論化学編) (東進ブックス―気鋭の講師)/岡野 雅司
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レビュー
化学の講義形式の参考書。

多くのはじめからていねいにシリーズがそうであるように、
こちらも初心者の理解を助ける事が目的の本であり、到達点はさほど高くはない


しかし、苦手な場合暗記に頼りがちな化学を、イメージできるようになることこそが、この本のメリットである。


つまずきそうなポイントをかなり細かく解説している。
理論、有機、無機と情報量が多い化学の全体像をつかんで、苦手意識をなくすことができる。


メリット
とにかく初心者目線のわかりやすい解説。
特に有機分野の解説が優れている。
有機分野では、理解すれば丸暗記する部分を大きく減らすことができるが、
その理解を大きく助けてくれる。


注意
基本的な解説にページを費やしているためか、網羅性はあまりない。
また、やたら詳しく解説しているところもあれば、基本的な説明が抜けている部分もある。


完全な初学者は、教科書や、他の参考書と併用してやるのがお勧め。
これ一冊で十分、と思わない方がいいだろう。
  
また、ある程度化学をかじったことがある人は、この本に手を出す必要はない。   
  
色々書いたが、使い方を間違えなければ、間違いなく良書なので、お勧めできる。