日本の「食」を守る
「食」を通して健康をみつめる下総屋茶舗・五代目 金久保俊也です。
お茶の放射線量について、静岡県の最新データが発表されました。
マスコミの報道で、お茶の放射線量を気にしている方も多いと思います。
現在、規制値を上回る放射線量が観測され、自主出荷規制をしているのは茨城県、栃木県、千葉県、神奈川県です。
福島第一原発は、茨城県に近い福島の海岸線に位置します。
放射線は、気流に乗って茨城県から千葉県北部を経て東京湾に抜け神奈川県を通り、足柄山にぶつかって返されるそうです。
ですから、この通り道になっている地域からは通常より高い値が出ます。
埼玉や群馬などの内陸部は平常値と変わらないようですね。
私の店では静岡県の菊川市で採れた茶葉を扱っています。
静岡県では新茶時期の5月にも検査をして、安全宣言を出していますが、二番茶の始まるこの時期も19産地を対象により細かく調査を進めています。
結果は、「健康への影響を心配するレベルではなく、問題ない」と安全宣言を出しました。
日本国内の放射線量よりも中国の放射線量の方が高いという指摘もあります。
微量の放射線は、もともと自然界に存在するのですから、元の数値と比べてどうなのか知りたいですね。
日本の野菜や食料の放射線より、外国産の食品の残留農薬などの方が健康に悪いとも指摘されます。
私は、一消費者としても日本の食品を買うべきだと思います。
外国産よりも多少高いとしても、次世代に日本の食料生産力を残すべきだからです。
国産品にお金を払うということは、国内生産を守ることに投資しているという意味もあるのです。
よく、地産地消といいます。
「身土不二」という言葉もあります。
身土不二とは、「人と土は一体である」、「人の命と健康は食べ物で支えられ、食べ物は土が育てる。故に、人の命と健康はその土と共にある。」という捉え方です。
『医食同源』とも根っこは同じです。
明治時代の人は、四里四方(16km四方)で採れる旬のものを正しく食べようという運動のスローガンに掲げたようです。
また、人の体は、【常在菌】というその人のDNAにあった微生物によって守られています。これは、その環境に適応して存在するものなのです。
同時に、【酵素】も消化促進と免疫向上で人の健康に不可欠なものです。
酵素は60℃以上に加熱すると分解されてしまいます。
生の食品や発酵食品に多く含まれるのです。
酵素の無い食事ばかりをしていると、消化機能や免疫力が下がり病気になりやすいのです。
外食や加工食品ばかりを食べている人は気を付けたいですね。
生野菜やお刺身、ぬか漬けや納豆や味噌、醤油には酵素が豊富です。
手作りの食品には、お母さんの常在菌が移り家族の健康を守るのです。
私達の命は、自然や微生物との共存によってのみ成り立つのです。
こんな素晴らしい日本の食文化を、僕は次世代に引き継ぎたいのです。
僕のミッションは
「健康で安全で豊かな社会を子孫に手渡すことである」
です。
これは、食文化をベースに精神性豊かな社会を進化させることです。
国際競争力に陰りのある日本、(既存の)エネルギー資源のない日本、農業を育てない日本。
果たしてこのままで、国民の食料や健康を確保していけるのでしょうか?
ひとりひとりの意識と行動が大切な時ですね。
飲むだけじゃもったいない!お茶で美白
皆さん、こんにちは
「食」とお茶で、健康と癒しを楽しむTossy金久保です。
相変わらず、放射線の話題が世間を騒がせていますね(汗)
報道の仕方やデータの取り方に問題を感じるのは、私だけでしょうか。
例えば、NHKの夜6:50からの天気予報時に表示する今日の大気中の放射線量。
数週間前までは、手描きで各地の数値だけが表示され「正常の範囲内です」とコメントされました。
今は、各地の数値の下に被災前の通常値が表示されるようになりました。
私が住む埼玉県では、さいたま市で0.05mSv/hで通常は0.03~0.07mSv/hです。
人間の心理として、比較できる数値が無いと0(ゼロ)と比べてしまいます。
以前は、コメントがあっても0.05増えたんだと思い込む人も多かったのではないでしょうか?
野菜やお茶や水も同様に、役人が決めた暫定安全基準値と共に、
「自然界にもともと存在する数値も表示してくれたらわかり易いのに」と思いませんか?
消費者にとっても生産者にとっても、その方がフェアだと思います。
むしろ、タバコ1本吸うと80ミリシーベルト出るそうです。
タバコにはそれよりも有害な毒素が300種類以上含まれるそうです。
放射線の影響で亡くなる人より、タバコの影響で亡くなる人の方がはるかに多いことを
問題にしないのは、なぜでしょうか?
おっと、今日のテーマから外れてしまいました(汗)
おいしい煎茶には、ビタミンCも豊富に含まれています。
だから、カテキンの殺菌力と相乗効果で、飲むと風邪予防にも有効です。
ちょっと詳しい人は、「でも、ビタミンCは熱に弱いんじゃない?」って思いますよね。
茶葉のビタミンCはタンニンと結合しているため、お湯で入れる時も分解されません。
おいしい煎茶や特に抹茶には有効なビタミンCがたっぷり入っています。
ちょっと余談ですが、ペットボトル茶の表示にビタミンC(酸化防止剤)とあるのは
食品添加物の石油から作ったLアスコルビン酸という化学成分です。
茶葉に含まれる天然のビタミンCとは全く別物ですよ。
健康に良いとは思えません。ここらに食品表示のマジックを感じますね。
話を戻し、ビタミンCには肌の美白効果があると知られています。
カテキンの抗酸化(老化防止)成分とビタミンCが、シミやソバカス、シワの形成予防に良いのです。
カテキンには、肌を引き締める作用もあります。
お茶をお肌の美白に利用するには、いくつかの方法があります。
一番簡単で安上がりなのは、【茶殻洗顔】です。
茶ガラをとっておき、夜、洗顔後にその茶殻にお湯を入れて、
冷めたらそのまま洗顔したりパッティングする方法です。
根気良く数ケ月は、試して下さいね。
私の店のアラフォーのお客様が1ケ月間試したら
「美白はほとんど感じないけど、お肌はスベッスベになってて薄いシミが目立たなくなってきた。」
って正直な感想を聞かせてくれました。
次は、【緑茶化粧水】です
200ccの熱湯で緑茶をいれます。おいしく飲んだ後の二煎目でもOK。5分ほど待って濃くいれます。
これを冷ましてから、消毒用アルコール(果実酒用リカーや料理用のお酒でも代用可)を10~20ml
(小さじ2~4)とグリセリンを2~10ml(小さじ1/2~2)を混ぜて出来上がり。
化粧水の空き瓶や¥100ショップのスプレーボトルなどに入れて冷蔵庫で保管します。
アルコールは保存性と清涼感のため、グリセリンは保湿のしっとり感をだすためです。
自分の肌質に合わせて、濃さを調整してくださいね。
使い方は、洗顔後に塗るのが基本です。
さらに美白効果を高めるなら【抹茶化粧水】と【抹茶パック】です。
別のお客様は、私の母がお勧めの【抹茶パック】で肌のくすみがとれたそうです。
【抹茶化粧水】は、ビンに日本酒400ccを入れ、抹茶2~3gと柚子を洗って輪切りにしたもの
1/2~1個を入れて蓋をし、冷暗所に約1ヶ月間保存してから、柚子を取り出して完成です。
お酒は燗冷ましを使うと良いそうです。
緑茶化粧水もそうですが、お風呂上がりに全身にすり込むように塗るのがイチオシですよ。
どちらも、日にちが経つと茶褐色になりますが効果に変わりはありません。
マメに少しずつつ作っておくのが良いでしょうね。
【抹茶パック】は、小麦粉・大さじ1.5杯に卵黄1個を加えてよく混ぜてから、
抹茶小さじ1杯を入れてさらによく混ぜます。卵黄の代わりにハチミツ大さじ2杯でもOKです。
洗顔後に、普通にパックして20~30分放置し、水かぬるま湯で洗い流します。
抹茶は、緑茶のなかでも一番ビタミンCが豊富です。
美味しいお茶菓子といただくのが一番ですが、アイスやパンケーキ
クッキーや天ぷらの衣などお料理にも活かせますね。
でも、傷みやすいので古くなる前にパックに使うというのも無駄がなくていいですね。
では、次回スベスベお肌のあなたが
このブログを読んでくれていることを思いながら… To be continued !
虫歯予防にも食後のお茶習慣を
皆さん、こんにちは。
下総屋茶舗 五代目の金久保です。
このところ雨が多く、湿度が上がっていますね。
今年は、梅雨入りが早いようです。
さて先週、食後にお茶を飲むと口臭予防、虫歯予防、食中毒予防に良い と書きました。
虫歯・口臭予防について詳しく触れませんでしたので、もう少しお話ししたいと思います。
まず、虫歯や歯周病の原因は何か?
食べ物カスなどで、歯や歯ぐきに付いた細菌が原因なんですね。
だから、食後の歯磨きを歯医者さんは勧めるのです。
「プラーク・コントロール」とよく聞きますが、プラークとは細菌の塊のことなんです。
ここで、思い出してください。緑茶のカテキンには強い殺菌力があるということを。
原博士の研究では、虫歯の原因菌S.ミュースタンス菌に対して、
普段飲む濃さのお茶の水溶液を混ぜると、プラークの生成が抑止されたそうです。
また東京医科歯科大学歯学部の志村則夫助教授の調査では、
小学1年生に昼食後に1杯のお茶を飲む実験を1年間続けたところ、
検診の結果、飲まなかった子供達より虫歯発生率が50%も少なかったということです。
静岡県の茶産地では、小学校の蛇口をひねるとお茶が出ます。
給食時には必ずお茶を飲むのです。
静岡県の小学生の虫歯の発生率が全国平均よりずっと低いのは、
このおかげかもしれませんかもしれません。
お茶には、天然のフッ素も微量に含まれています。
だから、余計に歯を守る効果があるのでしょう。
「歯医者さんのフッ素塗布は化学成分だから不安」というお母さんにも安心ですね。
さて、次は口臭予防です。
お茶には、フラボノイドという消臭作用のある天然成分が含まれています。
これは、お茶の香りの成分の一種です。
最近、緑茶入の殺菌・消臭効果を謳った石鹸などもよく見かけますね。
僕は、毎晩寝る前にお茶で口をすすぎます。
寝ている間は、唾液が分泌されないので口中に雑菌が繁殖しやすいからです。
これで、朝起きた時の口の中のネバネバ感が無くなります。
カテキンの殺菌力が、雑菌の繁殖を抑えてくれるからです。
どうですか?
日本の伝統食品って、素晴らしくないですか?
伝統の食習慣のひとつである【食後のお茶】
ちゃんと取り入れていれば、マウスウォッシュの薬品も、うがい薬も不要ですね。
僕にとっては、化学成分に頼らない意味でも「医食同源」を大事にしてるということです。
日々の生活に安心を求めるのなら、「食」こそ大切にしたいですね。
