【新茶セール】の準備です
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
入学式が終わり、ぴちぴちの新人たちが
新しい環境で新しい学びをスタートさせる時期ですね。
近くの小学校は、桜は散ってしまったけど、芝桜がきれいでした。
新芽の季節に、フレッシュで初々しい姿は日本の風物詩のひとつかも知れませんね。
お茶の新芽もそろそろ伸び始めています。
新茶が採れるのは、九州の茶産地は4月中旬と早いですが
静岡では、例年ゴールデンウィークが茶摘みの最盛期なんです。
でも、今年は少し早まり4月20日から下旬がピークでしょうか。
今の時期は、茶畑は遅霜が降りるのに警戒しています。
気温が6℃以下くらいになると、茶畑の周りの扇風機が回るようにセットされています。
この防霜ファンで風を送り、空気を撹拌して霜が降りるのを防ぐのです。
伸び始めた柔らかな新芽が霜でやられてしまうのは
茶農家さんたちにとっても、業界にとってもショックなんです。
だって、一番おいしくて希少な新芽ですからね。
で、おいしい新茶が採れるのを楽しみにしながら
お店では【新茶セール】の準備をしています。
新茶の出来具合や時期によって、期間やチラシの準備も微妙に日程調整をします。
早い時期から「先手必勝」を狙う店やスーパーもありますが
うちは、じっくりと味が乗ったおいしい新茶が出揃うまで待ちます。
「先手必勝組」は、だいたい九州の鹿児島産を売りますが
甘みと共に苦渋みもあり、味が薄くてすぐに出なくなってしまう茶葉が多いのです。
うちのお得意様たちは、これでは満足してくれません。
じっくり蒸した新芽の、こっくり濃く出て甘みとコクが濃厚な新茶がお好みなんです。
だから、売り焦らず【味で勝負】します。
【新茶セール】の目玉は、もちろん濃く出ておいしい新茶と景品です。
年に一度の大サービスで、2000円ごとにひとつお湯のみや
3000円にひとつ高級急須をプレゼントしていますよ~
うちの景品は、前回の記事でアップしたような
細かい網がぐるりと張り巡らされた、目詰まりのない深蒸し茶用の高級急須です。
常滑焼の急須で淹れたお茶は、おいしいですよ~
安売り用の中国産急須と比べ、土も釉薬も上質なので軽くて丈夫で安全です。
うちの店では、景品といえどもお客様が楽しんで選んでいただけるように
色・柄、形、大きさや生地も様々なものを16種類くらい用意します。
だから、仕分けなど事前の準備が大変なのです。
これからは、日々茶産地からの情報が入ってきて気分も盛り上がってくるんです。
冬に蓄えた養分をたっぷり吸収して、春の柔らかな日差しを浴びて
すくすくと伸びる新芽の茶畑の風景は、黄緑色の海原みたいできれいですよ~
新鮮でおいしくて、香りの良い新茶はビタミンCなど健康成分もたっぷりです。
母の日のプレゼントやちょっとしたお礼やご挨拶にも新茶は喜ばれます。
柏餅と一緒にいただく新鮮な新茶の風味は、幸せ気分にしてくれますよ。
では、もう少し先ですがお楽しみに~
急須のお手入れ
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
みなさん、お元気ですか?
桜の花は満開なのに、花冷えでまだ肌寒いですね~
お花見の宴会もいいですが・・・
風邪など引かないように気をつけましょうね
私は、ほとんどお酒を飲まないので
桜餅とお茶で楽しんでいます。
さくらの香りとお煎茶の風味が、青葉の季節を感じさせてくれますね。
桜の開花が早い年は、お茶の新芽も早く伸び始めます。
今年の新茶は、1週間くらい早く採れそうですよ。
お茶の風味をベストの状態で味わっていただくために
私の店で実施している専門店ならではのサービスをご紹介します。
その一つが、急須の無料クリーニングサービスです。
せっかくの美味しい茶葉も、急須や器が汚れていたのでは風味を活かしきれません。
特に急須の汚れは、放っておくとお茶の味を落とします。
急須の中の網と胴(急須本体)の間の
普段、目と手の届かない所にヘドロのような汚れが付着しているのです。
そのまま使うと、いつものお茶が茶色っぽく出たり
風味が損なわれたりしてしまいます。
網を取り外してみると、こんな感じでドロドロなんです。 ゲゲっ
網の裏側も胴もこんなに汚れているんですよ。
汚れの正体は、細かい茶葉や茶渋です。
まず、水で流しながら、ブラシでこすって大まかな汚れをとります。
網の方は、網が変形しないように気を付けながら一方向にこすって行きます。
液体クレンザーなどをつけると取れやすいです。
網の目にこびりついている汚れは、最後にバーナーで焼きます。
網はステンレス製ですから、ガスコンロなどであぶっても良いでしょう。
本体も同様に、お湯やクリームクレンザーを使いブラシで洗います。
差し口の部分は、歯ブラシなど小さいブラシで洗います。
口の先の方からも、細いブラシなどで良くこすって荒います。
洗い終わったら念のため、熱めのお湯で十分にすすぎましょう。
きれいになったら、乾かして網を取り付けます。
元の形になるように、まっすぐにくるっと丸めて合わせ目が口と反対側にくるように入れます。
網の上下と本体との間に隙間ができないように注意しましょう。
隙間ができると、茶碗に注いだ時に粉っぽい茶葉が出てしまいます。
これが意外ときちっとはまりにくいにくいので
私の店では、急須をお預かりするか10分ほどお待ちいただいて
クリーニングのサービスを提供しているのです。
きれいな急須で、お茶の繊細な風味を本来のままに楽しんでいただきたいですからね。
あなたは、どれくらいのペースで急須のお手入れをしていますか?
ここまでの汚れは、一般家庭では2年くらい使わないと心配ありませんが
いつものお茶の色が変だったり、風味がおかしいと感じたら
まず、茶葉が酸化して変質していないか(褐変したり、嫌な臭いがする)
急須が汚れていないか? 水が臭ったり水質に異常がないかチェックしてくださいね。
普段のお手入れは、月に一度くらいは
お休み前に急須の中に漂白剤を薄めて張り込んで一晩置くと良いです。
茶渋がきれいになります。
塩素系の漂白剤を使ったら、必ず熱いお湯で十分にすすいでくださいね。
塩素は水には溶けにくいので、お湯で流さないと臭いも残ってしまいます。
お手入れが楽なように、カップ式の網で、取り外しできる急須もあります。
あまり高級な急須にはこのタイプはありませんが、普段使いなら十分です。
きれいな器と良い水は、お茶をおいしく淹れるキモですよ~
あとは、お湯の温度や濃さ、淹れるひとの愛と思いやりですね。
あなたは、誰に心を込めてお茶を淹れてあげますか?
宵越しのお茶は飲むな
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
みなさん、お元気ですか?
あちらこちらで桜が咲き誇り
日本の春をかんじさせてくれますね。
わざわざお花見に行かなくても
街の身近に咲く桜にも、とっても癒されて幸せを感じます。
桜の開花が早い年は景気が上向くなんて
ニュースでも明るい話題が元気を与えてくえます。
でも、気温が上がって来たら食中毒には注意が必要ですよ。
先日、近所のお客様がお茶を買いに来てくれました。
で、そのときに質問されたのが今日のテーマです。
この春、中学生になるその家のお嬢さんが
最近、緑茶がお気に入りなんだそうです。
やはり、親がちゃんと急須でおいしくお茶を淹れるご家庭は違いますね。
そういう食習慣や食文化、健康への意識を親から子に伝えるって大事だと思います。
で、娘さんは夜も勉強しながら自分でお茶を淹れて飲むんだそうです。 エライ!
一煎目の味の濃いお茶が好きなので、必ず茶葉を入れ替えて飲むそうです。
お茶の味がわかる人が増えて嬉しいな~
と思いつつ、お話をうかがっていると・・・
「でも、せっかく入れ換えても1杯しか飲まなかったりするんですよね。」
「もったいないから、次の日の朝それを入れて飲もうかと思うんですけど、大丈夫かしら?」
と言うのです。
もちろん「お勧めできません。」とお答えしました。
これから気温が上がってくると一層危険です。
一度お湯を通した茶葉は、タンニンが溶出してしまい腐敗しやすくなるのです。
特にこらからは、夜でも気温が下がりにくくなるので腐敗は要注意です。
目には見えませんが、バクテリアや菌が繁殖しやすくなります。
お湯を通した後の茶葉は、温かく湿気もあり菌が繁殖する好条件となってしまいます。
これからの食中毒のシーズンは、要警戒ですよ。
「昔から、宵越しのお茶は飲むな。」と言うのは
こうした理由がちゃんとあるのです。
昔の人は、経験的に様々な生活の知恵を持っており
それが、親から子へと伝わっていたのですが…
核家族化の悪影響でしょうか
こういった知恵や食習慣、躾けの知恵なども
おふくろの味と共に子供や孫に伝わりにくくなっているんですね。
確かにお茶のことを良く知らない人や
おいしいお茶を飲んだことが無いという人も増えていますね。
これは、お茶業界の努力不足も否めないので大いに反省ですが…
お茶だけでなく日本の優れた食文化の知恵がすたれていくのは悲しいです。
お米の消費量も減っているそうですし…
海外では、日本の食文化は高く評価されてるみたいですけどね
で、お茶はカテキン(タンニンの一種)が豊富で殺菌力が強いから
食後に飲むと食中毒予防にもなります。
O-157や大腸菌対策にも、生肉を切った後のまな板・包丁を
熱いお茶を注いで洗うと殺菌になります。
でも、宵越しのお茶は飲まないでくださいね。
どうぞ、皆さんも先達の知恵を活かして
毎日、健康で安心な暮らしを楽しんでくださいね。






