朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -98ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

山田川村・津々井法律事務所に勤める美馬玉子が今回は主人公。

事務所の一年先輩である剣持麗子に苦手意識をもちながらも、弁護士で上司の津々井の差配で麗子とコンビを組むことになってしまう。

 

ゴーラム商会経理担当の女性社員・近藤まりあ。

彼女が転職するたびに、その企業は倒産。

なんとこれまで彼女が勤務してきた三社がことごとく全て倒産しているという。

 

近藤の内部調査が始まると、ゴーラム商会のリストラ勧告で使われてきた「首切り部屋」で、総務課長の只野愛子の死体が発見されて事態は思わぬ方向に変化していく。

 

終わりは、トラの尾を踏んだときのように恐ろしくあまりすっきりとしない気分だけれども、全体的には、美馬玉子の精神状態や剣持麗子の静と動の行動メリハリが効いていて面白い内容だったと思う。

 

 <目次>

第一章 羨望と下剋上

第二章 あちらこちらの流血

第三章 同じくらい異なる私たち

第四章 トラの尻尾

第五章 命の値段

 

1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』(宝島社)でデビュー

「人は話し方が9割」の兄弟本。

聞き上手は話上手。

できることから始めて聞き上手になる。

すぐ今からできることが書いてあり、読んでからすぐに実践することができる。

この中から、凄い名言やこころに響く言葉を取りあげながら内容を理解してアウトプットしていきたい。

 

「人は本来話したい生き物である」

 

会話を上達させる一番のコツは、

「苦手な話し方を磨くことや、苦手な人との会話に使う時間を減らし、自分の大切な人の話を聞く時間を増やすこと」

 

解決しなくていい、無理にいい話などしなくていい。ただ寄り添うだけでいいのです。

気持を理解してくれる、ただそれだけで人は救われます。

そして、自分を理解してくれる人のことを人は好きになります。

 

聞くことで手に入る7つのメリット

1 語彙力が少なくて済む

2 聞くことは読書と同じ。インプットが増える

3 人の感情が読めるようになる

4 相手を不快にさせるリスクが減る

5 聞くことで自分の盲点が見えてくる、人生の幅が広がる

6 沈黙を恐れなくて済む

7 話すより聞く側のほうが、勝手に凄い人にされてしまう、評価が上がる

 

嫌われない聞き方

1 違う意見の人を否定しない

2 自分の常識を押し付けない

3 話す相手と競わない

4 結論を焦らない

5 答えや解決策をはじめから言わない

6 さえぎらない、話を変えない

7 心を折るツッコミはしない

8 干渉しすぎない

9 ここだけの話は絶対、人に言わない

 

「人は安心感をくれる人を好きになる」

 

「人を作っているのは言葉である」

 

「身体は食べたもので作られる。心は聞いた言葉で作られる。そして未来は語った言葉で作られる」北原照久 ブリキおもちゃ博物館館長

 

 <目次>

はじめに 話なんか苦手なままでいい

第1章 なぜ「聞く人」はうまくいくのか?(「ねえ、聞いてる?」問題、安心感からすべてが始まる ほか)

第2章 人に好かれる人の聞き方(この聞き方こそ、好かれる人になる一番の近道、口下手でも話し上手を超えることはできる ほか)

第3章 嫌われない聞き方(コミュニケーションは、まずは「嫌われない」ことが先決、嫌われない聞き方1 違う意見の人を否定しない ほか)

第4章 「また会いたい」と思われる人の聞き方(聞き方は「スキル」より「メンタル」、)内容よりも、「感情」を聞こう ほか)

おわりに いい言葉といい出会いがいい人生を作る

 

 

株式会社人財育成JAPAN代表取締役。大分県中津市生まれ。2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで県外から毎年1万人を集める大繁盛店になる。自身の経験をもとに体系化した「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で多くの講演、セミナーを実施。「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累計動員数は延べ45万人にのぼる。2016年より、拠点を東京麻布に移し、現在は執筆だけではなく、次世代育成、出版コンサルティング、イベント主催、映像編集、ブランディングプロデュースなど数々の事業を展開する実業家である。著作業では2020年、書籍の年間累計発行部数で65万部という記録を達成し、『人は話し方が9割』の単冊売り上げで年間ランキング1位を獲得(日販調べ、ビジネス書)。

 

【No.1014】人は聞き方が9割 1分で心をひらき、100%好かれる聞き方のコツ 永松茂久 すばる舎(2021/12)

小学校校門前で起きた凄惨な場面から物語は始まった。

小鳥店を営むどこにでもいそうな四人家族。

この家で暮らす小学生の長男、奏汰が通り魔によって刺されて命を失われる。

その犯人は、歌を歌いながらその場で車にはねられ自死した。

犯人に直接ぶつけられない憤り、怒りなどの感情。

天国も極楽も、地獄も自分の心次第だ。

突然、地獄に突き落とされた母の響子は救いを求める。

父の三知男、義理の姉妹の花音も永遠(とわ)の声と名乗る怪しい宗教にのめり込んでいく。

信じる者は救われる。か!

何かに縋りたくなる気持ちはわからなくはない。

しかしながら……。

信じる者の正体は、神さまなのかじつは悪魔なのか。

今まで善と思っていたものが悪で、悪と思っていたものが善となるなど反転していく。

カルトの闇に強く迫る力ある心震えるような作品だった。

 

「あの時……嘆きの壁で見たんだ」

「神様を……見たんですね」

「ああ……それは光ったり、天に浮かんだりもしていなかった」

「……どういうことですか?」

「そこには、ただ壁があるだけだった」

「壁……」

「そう、壁だ。信仰の行き着く先にあるのは、高く聳える壁なんだ」

「どうして生きることがこんなに苦しいのか、なぜこんなに辛い目に逢うのか。人は理不尽を壁に向かって嘆きながら、そこに神を感じるしかない」

 

 <目次>

第一章 檀野三知男

第二章 檀野響子

第三種 檀野花音

 

1979年横浜生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。「君の名は。」などの映画を製作。2011年、優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。12年、初小説『世界から猫が消えたなら』を発表し、同作は21カ国で出版された。18年、初監督作品『どちらを』がカンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に出品される。

精選版日本国語大辞典よると、ダブルバインドとは、二重拘束の意味。

相反する二つのメッセージを同時に受けて即座に反応を求められる場合のような身動きのとれない状態のことをいう。

たとえば、母親が子供に対して口では「愛してる」と言いながら嫌悪の表情を示した場合の子どものどちらを信じていいのか分からない精神状態をいう。

文化人類学者のグレゴリー・ベートソンが1950年代に提示した概念だ。

 

石川県七尾市出身で金沢大学法学部卒業の金沢市在住のミステリー作家城山真一さん。

今回も金沢が物語の舞台だ。

「この場所でなければ成立しないという必然性を常に意識して物語をつくってきた」

この首尾一貫した姿勢をこれからも継続していってほしいと思う。

 

主人公は、金沢東部署の比留公介刑事課長。

電話で資産状況を確認したうえで押し入るアポ電強盗の容疑者、新藤達也を取り逃がして左遷がささやかれる中、愛娘の比留美香が自身の出生の秘密を知って家出をする。

その時高坂駐在所の警察官久本が殺害され拳銃が奪われる大事件が発生する。

南雲芽衣警部、中池久美子署長、冨島捜査一課長など警察組織で生きる者たちの保身と比留ら刑事としての正義や父娘親子の愛憎が絡み合う中で緊張した物語が進んでいく。

 

比留公介はまさにダブルバインドの状態の中、葛藤し究極の選択を迫られる場面が続いていく。

ぼくはスリルとサスペンスの王道を味わうことができた。

終わりの自白や真犯人につながる箇所には、我田引水気味の強引さがあった。

もう時間を忘れて最後まで読み終えることができた。

この物語に引き込まれる筆力には脱帽した。

リアルな刑事ドラマの熱さのようなものを強く感じた。

これは面白かったよ!

 

 <目次>

第一章 事件

第二章 逮捕

第三章 被害者

第四章 自白

最終章 真犯人

 

1972年、石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で第一四回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞

 

お金って何?

児童が疑問に持つことは、ぼくも知りたいのです。

学校では教えてくれない、自分で学ばなくてはいけないことだから。

お金に関する正しい知識を身につけて、賢く使えるようになれば人生は豊かに生きていけるよ。

 

「インフレ」は物価がどうなる状態?

景気が悪いとモノを買う人はどうなる?

インフレのとき、日本銀行はお金の量をどうする?

日本の国家予算はいくらくらい?

日本の「国の借金」は国民1人あたりいくら?

働いている人の給料にかかる税金は?

ノートを100円で買ったら消費税はいくら?

社会保障給付費でいちばん使われているのはどれ?

年金制度はお年寄りを誰が支えるしくみ?

小学生の医療費は何割が自己負担ぶん?

「国内総生産」を3文字で表すと?

 

お金を上手に貯めて上手に使っていく応用の前の基礎の基礎を、クイズの質疑応答形式で楽しみながら大人も学べる本です。

 

人生の三大出費は、教育、住宅、老後、家庭の生活費の平均は、約28万円、平均年収は、440万円、内閣総理大臣の年収は、4千万円、貧困の状態にある子供の割合は、日本7人に一人、世界は6人に一人、宇宙人誘拐保険や胸毛保険がほんとうにあった 等々…。

耳知識や蘊蓄になるような内容もあって大人にも面白いと思う。

 

 <目次>

お金ってなんだろう?

1 知っておきたいお金のしくみ(世の中のお金にはどんな役割がある?、お金は好きなだけ使えるの?;お金が持っている3つの役割とは? ほか)

2 お金の基本 なるほどクイズ(日本のお札を発行しているのはどこ?、日本の紙幣の肖像に選ばれないのは誰?、1円玉に描かれている植物は何? ほか)

3 かしこく生きるためのお金のルール(「お金」と「幸せ」の関係を知ろう!;お金の「決まりごと」について考えてみよう!、人にも地球にもやさしいお金の使い方をしよう! ほか)

やりくり名人になろう!おこづかいノート

 

子どもの環境・経済教育研究室代表。株式会社六次元。四国学院大学(子ども福祉学科)非常勤講師。全国各地で「女性のためのコーヒータイムの経済学」「エシカル・キッズ・ラボ」「親子経済教室」など講演活動を行うかたわらテレビ、ラジオにも出演。環境・経済絵本、児童書の執筆多数。

自分の裁量で仕事ができる、働く時間や場所を自由にできる、自分の能力や資格を活かせることができる、ワークライフバランスをうまく活用できると言われるフリーランス。

自分をブランディングする力や成果に結びつくための専門性、能力、経験が必要です。

 

仕事を受けたら書面を交わすことが約60%にとどまっていることや契約を結ばないので不利となって報酬が未払いとなった経験をしているフリーランスが7割もいることは少しびっくりしました。

 

開業資金・設備資金・運転資金などの資金繰りや資金計画、税金、確定申告、業務委託契約、就業不能保険、所得補償保険、法人化、信用と信頼と人脈等々、法律やビジネスのコツなどを知っておくに越したことはない。

 

これはビジネスをスムーズにしていくための情報がギュッと詰まった一冊です。

会社務めではないので自分の身は自分で守らなければなりません。

転ばぬ先の杖として諸々の事例を知って、将来役に立てるときに役立てたいと思います。

 

 <目次>

はじめに 知らないでは済まされない法律とお金

1章 会社員時代から準備が必要!会社を辞める前後にやるべきこと

2章 仕事の第一歩!時間とお金を自分でマネジメント

3章 約束のギャラがもらえない!仕事のトラブル対処法

4章 会社員よりも得したい!確定申告と税金のポイント

5章 健康保険や年金、家のローン…ライフプランはどうする!?

基本編 みんなはどうやっているの!?「フリーランス」の現実

 

二森礼央

弁護士法人THP神田人事労務法律事務所・代表弁護士。社会保険労務士。1986年兵庫県生まれ。第二東京弁護士会所属。労働問題の解決に定評のある弁護士として活躍している。

 

萩口義治

はぎぐち公認会計士・税理士事務所長。株式会社HG&カンパニー代表取締役。新日本監査法人(現・新日本有限責任監査法人)・独立系の会計・税務コンサル会社を経て、2012年に事務所を開設。創業・スタートアップ支援に特化した、資金調達に強い会計事務所として、創業融資支援も含めたスムーズな開業と事業継続・拡大のサポートを行っている。

 

【No1010】フリーランス六法 独立から契約、保険、確定申告まで フリーランスの働き方研究会 青春出版社(2021/06)

読みはじめる前のワクワク感が好きです。

とくに初めて触れる作家さんの作品を読む前には、新しいものに触れるときのようなドキドキ感があります。

第一印象は、人との出会いと同様に大事だと思います。

自分にフィットする作品かどうかを瞬時に判断し、これから付き合いをして(読んで)いくかどうか。

ぼくは、最初の文章を大切にしていて、それにはインパクトを求めます。

冒頭には、魂の籠った惹きつける文の力が必要だと思っていました。

あのググッと入り込んでいく気持ちが本の巻頭に感じることができればいい。

そうでないとそのまま引き続けて読んでいきたくならないからだ。

 

冒頭文には著者の魂がこもっている。私はそのように思っています。

作家というのは切れば血が出るような文体で書いています。

冒頭文というのは作品の筋に限らず、その著者の気合いというものが感じられるものだということです。

 

川端康成の「雪国」

その国境を抜けると雪国であったと、もうこれだけで名文です。主語がないんですね。誰が抜けたのか、列車が抜けたのか、よく分からない。そして「夜の底が白くなった」とあって、一気にその世界に導かれていく。こういう冒頭文の凄みというものを分かってもらえると、その作品の全体の良さも推し量ることができるというものです。

 

川端康成の文章は、一つひとつの言葉が、まるで音の宝石のようです。

川端の文章によってはじめて私は美しい日本語とはどういうものかを知りました。

美しい日本語には、世界を官能的に捉える川端の身体感覚が溶け込んでいました。

 

齋藤孝さんが選書された100作の冒頭が披露されています。

貴重な感じるべきポイントを解説されているほか、うんちくとなるような作家に関する齋藤孝さんのエピソードも書かれてありました。

 

名作のエッセンスにふれることでさらに啓発されて、続きを読みたくなるがよいかと思います。

その作品に誘われるリズムや感覚、誘われた快感というようなものを名作から味わえたら最高ではないかと思います。

 

「名文を一行も読まなかった日は失われた一日と思うがよい!」

 

 <目次>

はじめに 

第1章 これだけは読んでおきたい!最高に面白い日本の近代文学の名作(坊ちゃん、高瀬舟、浮雲、五重塔、たけくらべ、夜明け前、鼻、山月記、死者の書、雪国)

第2章 僕らの好きな日本の現代文学の名作(走れメロス、山椒魚、金閣寺、気まぐれロボット、火垂るの墓、蝉しぐれ、IQ84、火花ほか)

第3章 読めば読むほどどんどん教養が高まる日本の古典文学の名作(古事記、万葉集、源氏物語、土佐日記、枕草子、平家物語、太平記、徒然草、好色一代男、曾根崎心中ほか)

第4章 日本&世界「知のレジェンド」からのメッセージ自伝・遺書・手紙・評伝の傑作(福翁自伝、留魂録、龍馬の手紙、紫の履歴書、シューマン自伝、フランクリン自伝ほか)

第5章 共感しながら読むと心に響く「日本及び日本人」論の歴史的名著(更科日記、葉隠、五輪書、言志四録、武士道、陰翳礼讃、遠野物語ほか)

第6章 アイデンティティを確立してくれる!東洋の精神文化vs.西洋の思想の名著(論語、老子、史記、ブッダの言葉、孫子、菜根譚、新約聖書、方法序説、ゲーテとの対話ほか)

第7章 別の読み方でも、読み直してみたい!児童文学の名作(銀の匙、銀河鉄道の夜、二十四の瞳、みにくいアヒルの子、赤毛のアン、ハイジ、ガリヴァー旅行記、星の王子さまほか)

第8章 文化・芸術から人文・社会・自然科学まで、探究心をぐいぐい追究するための名著(風姿花伝、歎異抄、養生訓、みだれ髪、論語と算盤、禅の研究、魏志倭人伝、社会契約論ほか)

第9章 紀行文・時代小説・ミステリから総合小説まで繰り返し読みたくなる傑作エンタメの名著(おくの細道、東海道中膝栗毛、ライ麦畑で捕まえて、ドン・キホーテ、アンナ・カレーニナ、カラマーゾフの兄弟ほか)

第10章 戦争を知らない親子でも、ともに語り合いたい「あの時代」のリアルを描いた名著(戦艦大和ノ最期、戦艦武蔵、レイテ戦記、日本のいちばん長い日、アンネの日記、夜と霧ほか)

おわりに 

 

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。主な受賞作品に、宮沢賢治賞奨励賞を受賞した『宮沢賢治という身体』(世織書房)、新潮学芸賞を受賞した『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス)、シリーズ260万部を記録し、毎日出版文化賞特別賞も受賞した『声に出して読みたい日本語』(草思社)。他の著書に「身体感覚を取り戻す」「古典力」など。

生涯学び続けることは、当たり前・当然のこと。

 

人口減少・少子高齢社会を踏まえて、個々にそれぞれ色々な事例を取り入れて時代の先を読む「未来を見る力」を得るための説明があり大変参考となる。

 

人口減少がもたらす変化に対応するしなやかさを身に付けるためには、エンパシーが重要となる。

シンパシーと似ているが違う。

シンパシーが自分とは違う立ち位置にいて、相手に同情することを指すのに対し、エンパシーは自分も相手の立場に立って、気持ちを分かち合うことを意味する。

 

「未来を見る力」を手に入れる10の思考法

1 少子高齢化・人口減少を前提として考える

 人口減少が社会にどう影響しているかという視点を持つ

2 過去からの延長線上に「未来」を観ない

 常識や成功体験を、一旦否定した上で考え直す

3 人口減少の影響を自分のライフプランに書き込む

 年齢によって感心事は変化する。いつ頃、どんな影響を受けるか考える

4 外国人やAIといった不確定要素に頼り過ぎない

 外国人や画期的な技術は思惑通りにならないこととして位置付ける

5 戦略的に縮む発想を持つ

 捨てるものと残すものを選別し、残すと決めたものを活かす方策を探す

6 人手不足は国内マーケットの縮小としてとらえる

 働き手世代は消費の中心でもある。内需依存は行き詰まると認識する

7 量的拡大路線と決別し、質の向上を優先する

 薄利多売のビジネスモデルは破綻する。付加価値を高めることを考える

8 人口の多寡で優劣を競う発想を捨てる

 自治体同士の住民の争奪戦は不毛だ。小さくとも魅力的な街を目指す

9 居住エリアと非居住エリアを区分する発想を持つ

 地域ごとに集まり住み、生活に必要な機能を残すことを考える

10 政府や自治体に安易に依存できないと覚悟する

 自助自立を基本とし、住民同士が助け合う発想を持つ

 

 <目次>

はじめに 

第1章 令和の時代はどうなるか―イオンやアマゾンが使えなくなる日(少子化は決して止まらない、政治家の“意気込み”に付き合っている暇はない ほか)

第2章 こんな考え方はもはや通用しない(「人手不足は外国人、女性、高齢者で解決できる」のウソ、「人手不足はAIで解決できる」のウソ ほか)

第3章 マーケットの未来を見る力(優先すべきは「内容」より「器」―高齢者マーケット1、街のお店の勝ち残り方―高齢者マーケット2 ほか)

第4章 地域の未来を見る力(自治体の職員不足で起こること、地方の人口、地方の施設―成功モデルの破綻 ほか)

第5章 コロナ後を見る力―「変化の時代」というチャンス(テレワークがもたらす雇用の流動化、老後生活の備え ほか)

むすびにかえて 自分の手で未来を変えよう

 

作家・ジャーナリスト、人口減少対策総合研究所理事長。1963年、名古屋市生まれ。中央大学卒業後、産経新聞社に入社し、論説委員などを歴任。高知大学客員教授、大正大学客員教授、産経新聞社客員論説委員、厚労省をはじめ政府の各有識者会議委員なども務める。「ファイザー医学記事賞」大賞ほか受賞多数。

収束の兆しが見えないコロナ禍、新型コロナウイルスは、全世界で猛威を振るっています。

いままでのデルタ株からオミクロン株へと主流が変化してきています。

NHKニュースを見ていると、すべての都道府県で罹患された患者がおられる状況です。

この大変な状況下で従事しておられる関係者の方々にまずは感謝をしたいです。

 

以前よりもかかりやすいが重症化しにくいと聞いていますが、患者数が増えてくれば必然的に厳しい状況になるのは火を見るよりも明らかです。

 

新型コロナウイルスの最新情報を得ながら、マスク、手洗い、うがい、三密を避けるなど、今までしてきた基本的な事項を踏まえ正しく備え敵を恐れたいと思います。

 

以前から疑問や不確かな点を払拭したいと思っていました。

 

例えば、PCR検査と抗原検査と抗体検査の違いはなにか?

検査の使い分けはどうするのか?

検査を受けるといくらかかるのか?だれが負担するのか?

もし濃厚接触者になってしまったらどこに相談してどうすべきか?

風邪やインフルエンザの症状に似ている、新型コロナの感染の疑いがあるときの対処法は?

 

新型コロナ検査の基本的な情報をはじめ、検査の目的別の対応、検査機関や検査キットの選び方などをわかりやすく説明しています。

 

検査は、罹患の有無がわかりもちろん自分のためになるほか、かかわりのある周りの大事な人たちを守るためにもつながります。

 

これらの有益な情報から、ウィズコロナ時代を生き抜くための一つの手助けとなりヒントが得られればよいかと思います。

 

 <目次>

巻頭特集 編集部が調査 PCR検査の体験レポート―最安値と最高値を徹底比較!

第1章 新型コロナの感染を調べる検査について知りたい!(新型コロナの感染や感染歴を調べる検査にはどんなものがあるの?、PCR検査ってよく耳にするけど、どんな特徴のある検査なの?、抗原検査ってどんな検査なの?何を調べているの? ほか)

第2章 シチュエーションや目的に合った検査方法が知りたい!(「○○なとき」には、どの検査を受けたらいいの?、この症状はまさか新型コロナ!?「感染疑い」があるときの対処法とは?、濃厚接触者になってしまった場合、どうすればいいの? ほか)

第3章 検査についての疑問、もう少しくわしく教えて!(検査のタイミングや検体の採り方は結果の正確さに影響するの?、検査に必要な検体を「正しく採る」ための方法が知りたい!、PCR検査と抗原検査の違いとは?使い分け方はあるの? ほか)

PCR検査、抗原検査、抗体検査の特徴は?価格帯は?

特別収録「コロナ検査」カタログ

 

東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科教授。慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部内科学教室呼吸循環研究室、東京歯科大学市川総合病院内科学講座准教授などを経て現職。日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本感染症学会専門医・指導医などの資格を持つ。

 

【No.1007】新型コロナウイルス PCR検査 完全ガイドブック 「隠れ陽性」が不安になったら?職場で「陰性証明」を求められたら? 監修:寺島 毅 宝島社(2021/11)

この本に心がキャッチされました。

題名は本を選択するときに重要。

優先すべきだと思う。

実際にこの文字を見て面白そうだと手に取ったからだ。

 

5年前に殺したはずの夫が妻のところに帰ってくる。

妻が夫を崖から突き落として殺した冒頭のプロローグ、衝撃の展開で幕が開けた。

この斬新な設定がどんな方向に向かうのかと興味津々となった。

夫や妻の他、登場人物の背景や情景描写、過去のエピソードの披露がわかりやすく丁寧だった。

 

妻の鈴倉茉奈の前に、急に姿を現した夫の鈴倉和希。

殺したはずの夫がなぜ生きているのか。

なぜ!なぜ?

どうして5年後に妻に顔を見せたのか。

これは、亡霊なの?他人の空似か、それとも双子の兄弟がいたからなのか!?

いずれも違った。

 

夫は妻と一緒に暮らしたいと言う。

過去は絶対にDV夫だった。

記憶喪失となり別人のようになった。

穏やかな生活が始まった。

この先にどんな仕掛けが待っているのか。

読み進めたい気持ちがみなぎっていた。

 

あるとき夫の白骨遺体が発見されたと警察から妻に連絡が来た。

遺体の歯形が夫と一致したからだ。

今いっしょに暮している男は誰なのか?

 

思い出の女性を探し出そうとする男がいて、この男のお陰で真実にたどりついた。

そうかそういうことだったのか。

してやられたわ。

だから結構面白いと思う。

 

 <目次>

プロローグ

第一章

第二章

第三章

第四章

 

2013年、第19回電撃小説大賞で大賞を受賞した『きじかくしの庭』でデビュー。