【No.1006】殺した夫が帰ってきました 桜井美奈 小学館(2021/04) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

この本に心がキャッチされました。

題名は本を選択するときに重要。

優先すべきだと思う。

実際にこの文字を見て面白そうだと手に取ったからだ。

 

5年前に殺したはずの夫が妻のところに帰ってくる。

妻が夫を崖から突き落として殺した冒頭のプロローグ、衝撃の展開で幕が開けた。

この斬新な設定がどんな方向に向かうのかと興味津々となった。

夫や妻の他、登場人物の背景や情景描写、過去のエピソードの披露がわかりやすく丁寧だった。

 

妻の鈴倉茉奈の前に、急に姿を現した夫の鈴倉和希。

殺したはずの夫がなぜ生きているのか。

なぜ!なぜ?

どうして5年後に妻に顔を見せたのか。

これは、亡霊なの?他人の空似か、それとも双子の兄弟がいたからなのか!?

いずれも違った。

 

夫は妻と一緒に暮らしたいと言う。

過去は絶対にDV夫だった。

記憶喪失となり別人のようになった。

穏やかな生活が始まった。

この先にどんな仕掛けが待っているのか。

読み進めたい気持ちがみなぎっていた。

 

あるとき夫の白骨遺体が発見されたと警察から妻に連絡が来た。

遺体の歯形が夫と一致したからだ。

今いっしょに暮している男は誰なのか?

 

思い出の女性を探し出そうとする男がいて、この男のお陰で真実にたどりついた。

そうかそういうことだったのか。

してやられたわ。

だから結構面白いと思う。

 

 <目次>

プロローグ

第一章

第二章

第三章

第四章

 

2013年、第19回電撃小説大賞で大賞を受賞した『きじかくしの庭』でデビュー。