読んでいて、「そうそう」「わかる」等々つぶやきたくなるほど、ぼくにとっての共感や同感をする内容が多かったエッセイ集でした。
読んでいる人の心に対して上手にことばを伝えていた感覚が残りました。
常日頃から相手にどうしたらうまく伝えることができるかをよくよく考えて実際に行動に移しているからだと感じました。
ひとそれぞれで面白い。他人とは同じ景色を見ていても、似通っていてもそれぞれ微妙に思いや見ている箇所が違います。違う意見があることを認識していくと気持ちが楽になります。自分は変えることができても相手は変えることができません。相手を否定しないし自分と同じ考えになるよう説得をしない姿勢です。
219P 「意見の違い」を上手に伝えるための戦略
嫌われてもいいなんて思わないけれど、全員から好かれるなんてそもそも無理、ならばせめて、自分だけは自分のことをいいと思えるようでありたい。他人に言動を合わせて自己嫌悪に陥るより、その方がすっと健全だと思ってき生きて来た気がします。
そんな人間にとって、他人と自分が違うこと、同じ意見でないことなんて当たり前で、違う前にしても、「なるほど、そんな風に考えてる人もいるんだ、面白いな」と思うだけで。相手や自分を否定する必要なんてなく、まずはその違いを受け入れて、相手がそう考える至った経緯を聞いたり、新たな視点を得た自分に少し変化が生じるを楽しんだりします。
<目次>
はじめに
1章 自分を上手に伝えたい(「はじめまして」を印象づけるシンプルな方法、「人見知りで」は言わないのがマナー ほか)
2章 家族への思いを上手に伝えたい(家族への伝え方は「今」と「直接」にこだわらない、子どものころほめられてうれしかった経験が育む力 ほか)
3章 SNSの世界で上手に伝えたい(まずは肌の合うSNSとマイルールを決める、「いいね」を分析すると自分の強みが見えてくる ほか)
4章 悩みや意見を上手に伝えたい(断り方に人の器や誠実さが表れる、批判的なコメントをチャンスに変える対応とは ほか)
おわりに
小川奈緒さん
エッセイスト。1972年生まれ、千葉県出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業後、出版社勤務を経て、2001年よりフリーランスに。ファッション誌のエディター&ライターとして活動したのち、現在は著作やnoteをメインに執筆を行っている。また、音声プラットフォームVoicyで「家が好きになるラジオ」のパーソナリティーを務めるほか、イベントやワークショップ、講演など幅広く活動中









