以前の日記に引き続き、
春のダヴィデ像まつり(・∀・)

春のパンまつりに対抗しているわけではないですパー

今回はヴェロッキオ
(´ω`)


まず作者の紹介からすると、
アンドレア・デル・ヴェロッキオ
(すみません フルネーム今調べましたです…)
1435年-1488年 フィレンツェ生まれ

一時期、門下生には あの
レオナルド・ダ・ヴィンチがいた(・∀・)!


まあ“居た”ってだけで
ヴェロッキオが師匠として
何か特別な事をしたのかと言われると…
ほら レオナルドさん
ひとりで何でもできるからさあ…(・∀・)

アシスタントのつもりでレオナルドに担当させた、
天使の絵が びっくりするほど上手すぎて
(゜゜)となったヴェロッキオ師匠は
それ以来テンションがだだ下がり
絵を描く仕事はやめて彫刻に専念したという…


師匠かわいそす


レオナルドさんは存在がテラチートだから
師匠の筆とフラグをへし折っても
仕方ないっすねレンチ

レオナルドは空気よまないよ!!(・∀・)


フォローしておくと
ヴェロッキオ師匠の能力はほんとすごかった
レオナルドが全部もってっちゃっただけで(…)

他にも ラファエロの師匠ペルジーノなんかも
ここの工房で修業したみたいですよ

15世紀には屈指の規模の工房になっていたとか


で、ヴェロッキオさん
結構マルチクリエイター肌でして

本業は彫刻・金工なんですけど
先の一件があるまでは、
依頼さえあれば絵画もやっていたアート


そんなヴェロッキオ師匠の彫刻
渾身のダヴィデ像はこちら




ヴェロッキオ『ダヴィデ』1472頃
ブロンズ バルジェロ国立美術館(フィレンツェ)蔵


師匠ーーーーーっ(・∀・)!!


ドナテルロから40年ほど時代が下ったころです
片手に剣、もう片手は腰にというポーズ
ひねりの加えられた体系など
かなりドナテルロのヴァージョンを踏襲している感じします

着衣なので恥ずかしがらずに
じろじろ見れますね
<●><●>
じろじろ


ブロンズ像大理石彫刻の違いについても
触れておきたいんですけど、

ブロンズ像は 作り方としては
最初に粘土像を造形するんですよね(・∀・)

で、それを型取りして
言うなら鋳型(いがた)を作って
金属を流し込むというプロセス

ですので、納得いくまで像を作り込めるという所と
細部の表現が得意、細いパーツも耐久性がある、
その気になれば量産もできるお金
と 利点がけっこうあります(・∀・)

1発勝負、ぶっつけ本番の大理石彫刻に比べると
バランスを調整てんびん座しながら
わりと自由な立像が作れます

ただし、金属像の鋳造は
大規模な工房と、大量の人員が必要なので
必然的にビッグな工房じゃないと
にっちもさっちもいかないのが
悩みどころって感じですかね


アップで見ると
すげえ柔和な表情していた(゜゜)

仏像のように
こころ安らかなイケメン

やっぱり羊飼いダヴィデといえば少年だよねーーーという
世間のイメージがあったのかなと星空



その暗黙の了解をぶち壊したのが
巨匠ミケランジェロさまでした(・∀・)

つぎはたぶん ミケ様のダヴィデ像かたるぞーー

画像お借りしました
web gallery of artさま  http://www.wga.hu/


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⇒ ダヴィデ像まつり まとめ