ダウンタウンの浜田さんが扮装された黒塗りのエディーマフィーのコメディーが、

アメリカやイギリスで人種差別だ!と問題になっているようだが、オーストラリアでは

全く報道されていない。昔、オーストラリア人のコメディアンが黒塗りをして問題になったことはあるが。

 

何が問題だったのか番組を観て私が思ったのは、エディーマフィーの役で黒塗りで登場したのには問題ないと思う。ただ、バスに乗るときに外に立っている黒人が一人いるのがおかしくて笑いが止まらないなど、黒人が一人いるという不自然な状況、しかも浜田さんが扮装されているという状況がおかしかったのだが、それがいけなかったのかもしれない。

黒人という存在自体を笑い者にしてはいないが、しているように受け取れたのだと思う。

私も、海外に住んでいなかったら爆笑していたと思う。

あと、今は英語では黒人(Black Man)と言ってはいけないことになっていて、アフリカンアメリカンというように呼ばれているが、日本ではまだ黒人と呼んでいる。あ、私も書いてしまった。それから、罰ゲームで棒でお尻を叩くこと。これは、よく奴隷時代に逃げようとする者たちを罰する時に使っていた。それを彷彿させられたからか?

そんなん言うてたらテレビで何もできへんやん!

そうなのである。日本のテレビは単一民族である日本人視聴者に向けて作られているのだから、本人たちに差別の意識がなければ、ユーチューブや衛星放送などなければ、何の問題もないのである。

ただ、日本のコメディーは世界でも注目されていて、いろんな国の方が観ているのだ。

日本で流行った画用紙に絵を描いてするコメディーも、欧米で真似してやっているコメディアンが多くいる。

 

ダウンタウンさんは短大生の時からの大ファンで、「4時ですよ〜だ」を欠かさず観ていた。サークルもコンパも断って。最終回は、テレビの前で一緒に泣いたっけ。ダウンタウンさんもこれを機に世界で知られ、世界的スターになられるかもしれない。

 

それはさて置き、電車の中でよく見かける光景。

隣に肌の色が黒い人が座った途端に、大学生の男子が席を立って隣の車両に移った。

白人が隣に座った場合は、そんなことはない。学んだ英語を使える絶好の機会と話しかける光景は見るが。

白人金髪に弱い日本人。。。これは日本だけではないが。

私たち日本人も他のアジア人を無意識のうちに差別する傾向がある。

大ヒットしたコメディーミュージカルで、「Everybody is racist ~」皆誰もが少しは差別人〜。なんて歌があったな。本当にそうの通りである。

 

オーストラリアのゴールデンタイムの番組の出演者はほとんどが白人金髪である。

アメリカでは、アングロサクソン系(白人)、アジア系、ヒスパニック系、アフリカ系、とかならずミックスされている。アメリカには以外と差別はないのかと思いきや、そうではなく規則があるらしい。アメリカに住んでいる方に聞くと、学校でも、先生が生徒たちにグループを組ませる時、必ずバランス良く違う人種を混ぜないといけない決まりになっているらしい。

 

とにかく、アフリカ系の方々への差別問題は、単一民族の私たちには理解しがたい感情や、深い歴史がそこにはあるのだ。

 

笑いをやっていく上で関西人の私は、自虐ネタがどうしても多くなってしまう。

自分が差別をされたことを笑いにしてもいる。実は、そのネタで笑いが起こったということは、その差別をした人をみんなで笑い者にしていることになるのである。もしくは、あるあるという感情。人を傷つけない笑いは難しいな〜。

でも、笑いは最高の感情だ!人に笑ってもらうためにコメディンは必死にネタを考え、

新しいことをどんどんやっていかなければならず、時にはリスクも犯さなければならない。やってみないとわからないことだってたくさんある。

 

人のネタについて書くのはこれくらいにして、さあ今から私も新しいネタ作りに励むぞ〜。