本当に、感動でいっぱい。今年は今までと違って本当にたくさんの方に助けていただき、Showko チームができました。

監督の、ジェイソンマリオンさんは、最初の1週間は毎晩公演に来られて2ページものダメ出しをくださり、またたくさんお客さんを連れて来てくださいました。本当に熱いそして人情のある方です。演奏者のスティーブさんは、テディーベアーの着ぐるみを着て本当はクラリネット奏者ですが、ウクレレを演奏してくださいました。元売れっ子ミュージシャン、有名校で音楽の先生をされていますが、顔が怖くてトニーソプラノという一世風靡したイタリアマフィアにそっくりなので、トニーソプラノというキャラで特別出演して頂きました。音響のエリカちゃんは、パペットフェスでも音響を担当してくださり、毎回の細い調整に笑顔で答えてくれました。ゆうこさんは、メルボルン在住が私よりずっと長くメルボルンを熟知する先輩で、また落語ファン演芸ファンでもあり、毎回私の公演をボランティアで補佐してくださいます。劇場のマネージャーのローラさんも、ローテクな私に、色々と教えてくださり、無理だとわかった暁には、私がやっておくわ〜と笑顔でサポートしてくださいました。

 

オーストラリアでは打ち上げ文化はありません。外食が異常にに高いのと(主催者がみなさんをご馳走することになります。)仕事が終わると、とっとと家族やパートナーのもとに帰るからです。

でも、日本人しかも落語家としては、打ち上げなくては終われず、強要はせず楽屋にワインとシャンパンとジンとチーズとハムとその他おつまみを用意して残って頂きました。結局チーム全員と監督さんのお父さんやお友達のコメディアンなども参加して大人数で打ち上げが盛り上がりました!やっぱり、打ち上げは大事だ!日本の打ち上げ文化は素晴らしい。

 

今回のショーは、タイトルがパペットフェスと同じにもかかわらず、内容は半分以上が新しく、新しいキャラもできました!

 

モルトハウス劇場の元支配人や、オーストラリアズゴットタレントのスタッフの方など、業界人は招待券で入場できるにもかかわらず、私のショーをサポートしたい!とチケットを買って観に来てくださったのには感動しました。

そして、素晴らしい感想をたくさん頂き、励みになりました!

 

今年気になったのは、超売れっ子コメディアンたち(本人ではなく、プロジューサーやエージェントかな?)が、ただチケットを毎日ばら撒いていたことです。新しいビジネスで、これは凄いな〜と感心したのですが、ただ券を斡旋するサイトができたのです。そこへ行くと、なんと130ものショー、半分が売れているコメディアンたちの名前がでているではないですか!メルボルンコメディーフェスティバル事務所は、自分たちがプロジュースするコメディアンたちをソーシャルメディアや、Eメールで毎日割引チケットを宣伝するという実情。そして、そのコメディアンたちは「今晩も、売り切れだぜ〜!追加公演だぜ〜!」とソーシャルメディアで流しています。

これが、マーケティングというものか。新しいラーメン屋にさくらを雇って行列を作るのと同じか。それは、全然ありな商売方だと思うが。でも、こんなことは今までありませんでした。

メルボルンは、アートな街でとにかくライブにチケットを買って来てくださる方の多い街だったのです。

コロナもすっかり明けて、通常560のショーが参加する中、今年は800という公演の多さ(今まで最多)に加えて、物価高、生活が困難になって来ていることも影響しているのかもしれません。

でも、私は3ヶ月も前から正規の値段で楽しみにチケットを買ってくださってる方々に申し訳なくて、ギリギリに大安売りするようなことはできませんでした。!なので、コメディーフェス主催の早割りキャンペーンには参加して、早割は1日だけしましたが、あとは割引をしませんでした。すみません。これからもそんなことはしません。

最終日はおかげさまで大入り満員となりましたが、全てクチコミで割引なしです。

色々と勉強になった、また自分のポリシーとやりたいことが固まったフェスティバルでした。

 

お越しいただいたお客様に、心より心より感謝いたします。

そして、笑子チームに愛をいっぱい送ります!本当に支えてくれて、ありがとう!!!