温故知新
昨日、物件調査に西葛西へ行きました。
何気なく、iphoneでダウンロードしてあった「セカイカメラ」というアプリで調査対象物件
を映し出してみたら・・・。
驚きの光景が・・。
画面にエアタグと言われるものが浮かび上がり、そこの画面をタップすると・・・
「な、なんと!」
調査に来た物件の不動産相場がとある大手不動産ポータル名で表示されました。
「ああ、ここまで来ていたのか?」素直な実感。
セカイカメラは知っていましたし、不動産の情報開示(私、これを不動産の
ディスクロジャーと呼んで、方法を模索しておりました)の有効な手段だし、
いつか仲間に話してみようと思っていた矢先、とっくに始まっていましたね。
ただし、不動産広告の媒体としてですが。
下記はネットで見つけたセカイカメラと不動産情報開示の紹介の映像です。
不動産広告は、それなりの市場規模があり私もかつてそのような情報誌の営業を
していました。
不動産広告は、紙からネットに移行しています。
かつて(というかすごい昔ですが)、不動産広告が街中の電柱や店舗の壁
に手書きで貼られていた時代がありました。
貸主さんが直接「貸し間あります」なんて筆文字で書いて貼ってあるのを、
子供の頃の記憶で覚えています(私、古い人間ですね)。
高度経済成長時代を通して、不動産市場とともに不動産広告市場も発展し、
さまざまな手法が試されビジネスとして成功をおさめてきました。
しかし、不動産および関連業界は近い将来の不動産市場の質の転換が予想される中で、
システムそのものが変化する予兆に溢れています。
(まず、前段階として不動産業者から収益を求めようとするモデルは陳腐化寸前です)
温故知新
情報はつたえたい人からその情報が欲しい人へ、シンプルに流れるのが一番です。
貼り紙広告・foreverだと思っています。
市場規模が拡大して、その間に立ち産業化してきた努力も功績も認めつつ、
ユビキタス化しつつある情報社会で、
残念ながら「仲立ち」は雑音になりつつあります。
やはり、シンプル・イズ・ベストじゃないでしょうか?
とことんガラパゴス。
リノベーションのことを考えていて、思うことがあります。
それは、外国人が言う日本の良さ。
日本人は親切。
日本の施設は清潔。
日本の食事はどこでもおいしい。
日本の交通機関はいつも正確。
でも、日本人の住まいについてはあまり聞きません。
その昔、「うさぎ小屋」って言われたのは覚えていますが・・。
観光客は、木と紙でできた、日本旅館を物珍しく体験するのかもしれませんが、
日本が誇る床材である、畳に対するほめ言葉はあまり聞いたことがありません。
学生の頃、街で知り合った米兵を4畳半一間の下宿に連れてきて(しかも2人も)
言われたことがあります。
「ここで、メシを食うのか?そして、ここで寝るのか?」
「起きて半畳寝て1畳、なんていう深遠な哲学的起居スペースの意味など
チミらにはわからんだろ~」とその場は済ませましたが・・。
最寄の商店まで車で1時間なんていう田舎者には、当然わからないのですが・・・。
これはスペースの問題ではなく、純粋に哲学的かつ経済的なマターなんですっ!
ということで、前フリは終わりましたが、
我が国が誇る、ウレシイ機能満載の携帯電話は海外市場ではダメだそうで、
このことを「産業のガラパゴス化」と言っています。
通話機能だけでもその利便に十分な海外において、メールやweb関連の機能、
カメラなど不要ということなんですね。
つまり、ある産業が外界と関係なく独自に進化してしまったということです。
私、こと住環境に関しては日本の風土や伝統、そして現状の居住環境
(広さ・間取その他設備や構造に関しての全て)については、独自に進化していいと思っています。
それも、行ける所まで行っちゃっていいと思っています。
日本人が住むのですから当然なんですが、その安全性・快適性について徹底的に追求して、
いいものを造って、
外国人が居住した時に
「日本の家屋は、狭いがその居住性能については世界に類を見ない」
などどいう評価があっていいと思っています。
リノベーションを考えるとき、日本人の細やかな気遣いがカタチになった
リノベーション住宅は、たとえガラパゴスと言われても、世界に冠たるスペックになれると思います。
そのような住宅を供給したい、と考えています。
「理念」の時代!
いつも警鐘を鳴らし続け(腕が痛くならないかな?)、
世界で一番最低な「国」、「日本」を演出するマスコミが、
今の世界経済と国内経済の状況から、
日本の大企業の整理統合を促す報道が目立ちます。
低迷する国内経済や経済のグローバル化で、同種の企業が乱立する状況は、
いづれ淘汰の嵐に巻き込まれ、未来はないという意見です。
さて、視線をずっ~と川下に移して、
経済の低迷や人口動態の変化は、中小どころか弱小・零細に
つらなる「不動産業」においても大きな変化の渦中に放り込まれている、
というのが実感です。
かつて、「父ちゃん母ちゃん」で経営する賃貸の不動産仲介業は、
地元に根を下ろし地縁血縁を第一としている限り、安泰であった筈ですが、
昨今はこういう不動産屋さんも廃業の憂き目にあっています。
口銭商売において、神聖にして犯すべからざる仲介手数料を
半額にしたり、0にしたりする不動産業者が出て来ました。
仕事のプロセス全体を利益創出のシステム(ここは秘中の秘らしいですが)に組み込むことにより、
半額の仲介手数料でも契約期間中に別名目でそれ以上になるビジネススキームに
賃貸物件のオーナーは翻弄されています。
当然そこには納得もありますが。
このようなビジネスのスキームに対し、かつての地縁血縁にもその限度があるようです。
売買と違い、賃貸業ではサービスの本質の見極めが早いです。
日本の不動産業で最も先鋭的で進取の精神に富むのは、賃貸関連業です。
それは、軸足を常に消費者(借り手)に置いているからです。
(恥ずかしながら、売買関連は正反対、遺物・ゾンビ化しています)
一方の仲介の資源(貸し手)を取り込むのに、
借り手サイドからのアプローチの手法が功を奏しているようです。
空室を埋めるという、貸し手にとっての大命題をとりあえずの初期費用の低減という
手法で解決したわけです。
このようなスキームは関東の不動産業者では、
たとえ考えついても行動できないものでした。
これも「理念」のなせるわざでしょうか?
これらの会社の「理念」は見たことはありませんが、
キチンとした理由があり、当然のあるべき姿をカタチにしたものでしょう。
さて、それでも余る既存の賃貸物件の流通をどうするか?
リノベーションを伝家の宝刀とする方々も英知を発揮して
対応しているようです。
リノベーションが哲学になることを祈ってやみません。
さて、またはなしは変わりますが・・
イケイケドンドンの高度成長の「躁」の時代から
ジトジトジメジメの低成長(というより後退?)の「鬱」の時代に突入したようです。
つまり、今までの経験や成功体験が、何の意味も持たなくなりました。
私の貧しい経験も問題解決の決め手にはならなくなりました。
限られた、しかも際限なく?後退する市場規模において、
不動産業界でも激しい「生き残り」合戦が展開されています。
こんな時代・状況で生き残るために、頼りになる羅針盤が必要です。
それは、「理念」だと思います。
では、「理念」って何だ?ということになります。
それは、そうあるべき姿・希求するカタチなんだと思います。
ハッキリと見えるあるべき姿です。
もちろん、3Dで!
そんな、明確かつ平明な、「理念」を前面に押し出した経営や営業が必要なようです。
その「理念」とは、当然、お客様目線で打ち立てられなければなりません。
しかも、会社の壁に掲示されて終わりではいけません。
提供できるサービスや商品そのものに「理念」が注ぎ込まれなければなりません。
つまり、「理念」を基本にビジネスのモデルを考えなければなりません。
当社でも、「理念」は明確で平明なものです。
また、それが行動や活動の原理です。
などど、
ちょろちょろとそれらしいことはブログに書いておりますが・・・。
後日、発表いたします(たいそうなっ!)
といいますか、これは私自身の行動への戒めというのが、本当のところですが・・。
「理念」を実現化するためには、手法が必要です。
私は、企画という手法が好きです。
企画とは、人を動かすことである。
企画とは、仮説をたて、それを実証する道すじである。
企画とは、利益計画である。
全てのビジネスの失敗は、企画の失敗である。
未来のお客様のため、
これらを胸に刻み対応させていただきます。
シンプル・イズ・ベスト
今朝、NHKのニュースで白井の分譲住宅の紹介をしていました。
NHKですから、企業名は言いませんが、それは無印良品の良品計画です。
半年位前に日本経済新聞でも記事に取り上げられていました。
この物件に対する地元の反応は、「うれない!」でした。
場所は、地元でもC評価の場所。宣伝もあまり地元ではしていません。
実際どの程度の成約数が出るか?、完売までの期間は?、まだわかりません。
30代の購入者が都心をはなれて、無理をしない住宅購入を志向している、
というのがニュースのテーマでした。
そのためには、地価の安い地域でシンプルな発想の建築物を提供すれば、
賛同する顧客層が殺到するだろう、と言う想定ですが、
今のところ、正しかったようです。
外観的にもシンプルで雨漏りや地震にも強そうな印象です。
今後の成約状況に関心を持っています。
そういえば、最近築浅の既存一戸建てが売れています。
それも半年前の事例を越える金額です。
右肩下がり?に下がり続けていた当地の事例をひっくり返すものです。
北総線の延伸を待つまでもなく、顧客の志向性の変化で、
新しい需要が出ているようです。
ハデな見かけより、よりシンプルにかつ無理のない価格で
、賃貸当時のまま人生を楽しみたいと思う顧客層の登場です。
この建物にはカーテンレールも付いていません。
そのあたりは、DO IT YOURSELF(DIY)なんでしょうか?
そうなると、ホームセンターのテーマも変化すべきかもしれません。
「THINK YOURSELF(TYS)」とか「MANAGE BY YOURSELF(MBY)」とかです。
安心、安全、シンプル、等身大。
そんなキーワードが頭に浮かびました。
私の大好きな、リノベーションのテーマも変わらなくては!
売らんかな主義の買主不在の見かけだけリノベーションは、
いずれ姿を変える必要に迫られると思っています。
もっと大切なものがあると思いますから。
※30代って、スマートフォン+twitter世代ですね。
仲間内だけの符牒ですが・・。
ちなみに、地元では、捕捉できない購買層です。
「売れない!」と地元ウォッチャーがつぶやくのも
納得できます。
リノベーション物件ご紹介
当社物件の中でもダントツのお薦め物件。
クリックすると施工会社の実績ページで内容をご覧になれます。
リノベーション推進協議会会員の施工物件で、リノベーション工事に2年間の保障が付く!
優良物件です。
リフォームの雑誌にも掲載されるとか・・。
早く見てみたいものです。
当社はリノベーションを普及することを使命としています。
当社のリノベーションへの取り組み姿勢は、
・安全であること
・便利であること
・快適であること
・安心であること
です。
この4つのキーワードで、住まわれる方やそのご家族が「幸せ」になれることを
第一としています。
当社のリノベーション不動産事業は、
①当社物件としてご提案するリノベーション物件
②リノベーションの素材となる既存不動産を仲介にてお薦めし、
リノベーションの提案と施工をする事業
③木造家屋の耐震化など日本の不動産の価値を向上させ、流通させる事業
などです。
②や③はこれからの不動産流通の普通のカタチになると思います。
国全体の資産である、不動産の資産価値向上に少しでも貢献したいと
考えています。
ゴールデンウィーク中も公開しています。藤和津田沼コープ602号室
今年は日並びがよく、休暇を取る事ができる方ならなんと!11連休も可能。
住宅流通では、連休中も物件の公開を行っています。
下記は、そのうちの1物件
藤和津田沼コープ602号室です。
ゆっくりご覧になれます。
ぜひ、お越し下さい。
成田高速鉄道、7月運行開始。
地元情報ですが、今年7月に成田高速鉄道は運行を開始するそうです。
下記は、京成さんの動画です。北総線の全貌がわかります。3分の2は
新型スカイライナーの紹介です。
「日暮里」から「成田空港」まで最速36分。従来は51分ですから、
15分も短縮されることになります。
地元の人々にとっては、国内最速の時速160キロ(新幹線を除く)で
地元駅に停まることも無く、北総台地を風のごとく(新型スカイライナーのイメージ)
駆け抜けるわけですから、その恩恵は具体的ではありません。
千葉ニュータウン地域では、この鉄道は掘り下げられた線路上を走り
ますので、窓外の景色も限定的になります。駅前の高層建物を垣間見る
程度かもしれません。
千葉ニュータウン中央や印西牧の原での窓外の景色が、乗客にこの地域
に対する新しい認識を植えつけるチャンスになることを祈ります。
線路沿いの住民にとっては、この高速走行がもたらす騒音を心配している声が
多いのが事実です。
また、日本一高いと言われる北総線の運賃はわずかしか下がりません。
羽田空港が拡張され国際線の需要や注目が羽田に集まる中、
いったい、地域経済にどの程度の恩恵をもたらすのでしょうか?
日本を訪れる人々、日本を離れる人々に愛される景色であることを
期待します。
今後の動向に注目しています。
千葉ニュータウンの発展はこれから!
昨日の当地の市況展望のつづきです。
All Aboutさんでいい記事みつけました。
ニュータウンの中でも新しい千葉ニュータウン。成田への鉄道の延伸も2010年に予定され魅力が増しそうです。計画的な街づくりの魅力と、価格的な魅力も合わせ、最新動向を紹介します。
この地域、新しいマンションも多いですが、強調したいのは、
「西白井」「白井」地区で、都市機構分譲の昭和年代公団物件がお買い得
かつリノベーション対象として条件を備えていることです。
しかも、駅徒歩10分以内です。
「西白井」 清水口団地 大山口団地
「白井」 堀込団地
いづれも100㎡前後の広さで1000万円前後です。
リノベーションの素材として適しています。
また、車利用または駅まで車での送迎が可能でしたら、
平成完成の既存一戸建てが2000万円未満で購入できます。