「理念」の時代!
いつも警鐘を鳴らし続け(腕が痛くならないかな?)、
世界で一番最低な「国」、「日本」を演出するマスコミが、
今の世界経済と国内経済の状況から、
日本の大企業の整理統合を促す報道が目立ちます。
低迷する国内経済や経済のグローバル化で、同種の企業が乱立する状況は、
いづれ淘汰の嵐に巻き込まれ、未来はないという意見です。
さて、視線をずっ~と川下に移して、
経済の低迷や人口動態の変化は、中小どころか弱小・零細に
つらなる「不動産業」においても大きな変化の渦中に放り込まれている、
というのが実感です。
かつて、「父ちゃん母ちゃん」で経営する賃貸の不動産仲介業は、
地元に根を下ろし地縁血縁を第一としている限り、安泰であった筈ですが、
昨今はこういう不動産屋さんも廃業の憂き目にあっています。
口銭商売において、神聖にして犯すべからざる仲介手数料を
半額にしたり、0にしたりする不動産業者が出て来ました。
仕事のプロセス全体を利益創出のシステム(ここは秘中の秘らしいですが)に組み込むことにより、
半額の仲介手数料でも契約期間中に別名目でそれ以上になるビジネススキームに
賃貸物件のオーナーは翻弄されています。
当然そこには納得もありますが。
このようなビジネスのスキームに対し、かつての地縁血縁にもその限度があるようです。
売買と違い、賃貸業ではサービスの本質の見極めが早いです。
日本の不動産業で最も先鋭的で進取の精神に富むのは、賃貸関連業です。
それは、軸足を常に消費者(借り手)に置いているからです。
(恥ずかしながら、売買関連は正反対、遺物・ゾンビ化しています)
一方の仲介の資源(貸し手)を取り込むのに、
借り手サイドからのアプローチの手法が功を奏しているようです。
空室を埋めるという、貸し手にとっての大命題をとりあえずの初期費用の低減という
手法で解決したわけです。
このようなスキームは関東の不動産業者では、
たとえ考えついても行動できないものでした。
これも「理念」のなせるわざでしょうか?
これらの会社の「理念」は見たことはありませんが、
キチンとした理由があり、当然のあるべき姿をカタチにしたものでしょう。
さて、それでも余る既存の賃貸物件の流通をどうするか?
リノベーションを伝家の宝刀とする方々も英知を発揮して
対応しているようです。
リノベーションが哲学になることを祈ってやみません。
さて、またはなしは変わりますが・・
イケイケドンドンの高度成長の「躁」の時代から
ジトジトジメジメの低成長(というより後退?)の「鬱」の時代に突入したようです。
つまり、今までの経験や成功体験が、何の意味も持たなくなりました。
私の貧しい経験も問題解決の決め手にはならなくなりました。
限られた、しかも際限なく?後退する市場規模において、
不動産業界でも激しい「生き残り」合戦が展開されています。
こんな時代・状況で生き残るために、頼りになる羅針盤が必要です。
それは、「理念」だと思います。
では、「理念」って何だ?ということになります。
それは、そうあるべき姿・希求するカタチなんだと思います。
ハッキリと見えるあるべき姿です。
もちろん、3Dで!
そんな、明確かつ平明な、「理念」を前面に押し出した経営や営業が必要なようです。
その「理念」とは、当然、お客様目線で打ち立てられなければなりません。
しかも、会社の壁に掲示されて終わりではいけません。
提供できるサービスや商品そのものに「理念」が注ぎ込まれなければなりません。
つまり、「理念」を基本にビジネスのモデルを考えなければなりません。
当社でも、「理念」は明確で平明なものです。
また、それが行動や活動の原理です。
などど、
ちょろちょろとそれらしいことはブログに書いておりますが・・・。
後日、発表いたします(たいそうなっ!)
といいますか、これは私自身の行動への戒めというのが、本当のところですが・・。
「理念」を実現化するためには、手法が必要です。
私は、企画という手法が好きです。
企画とは、人を動かすことである。
企画とは、仮説をたて、それを実証する道すじである。
企画とは、利益計画である。
全てのビジネスの失敗は、企画の失敗である。
未来のお客様のため、
これらを胸に刻み対応させていただきます。