こんにちは～
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
夏の土用の丑には、
鰻を食べると良いという風習が
全国的にありますよね
確かに、
鰻はビタミンやミネラルが豊富で、
栄養価が高いので、
スタミナが付いて
夏バテに効果がありそうです
でも、
考えてみると、
スタミナが付く食べ物は、
他にも色々とありますし
鰻は、
高価です。
それに、
そもそも
鰻の旬は冬なのに
何で、
鰻なのか
と、
思いますよね
実は、
これは、
江戸時代の鰻屋さんが、
悩んでいたことに
由来しているのです
夏は暑いので、
味が濃い
蒲焼きが売れず
商売に詰まった鰻屋が、
蘭学者で発明家の
江戸中期に活躍した
平賀源内（ひらがげんない）に、
相談をしたのです
すると、
源内は、
「土用の丑の日は、
「う」にちなんで、
「う」のつくものを食べると
身体に良く、
夏を乗り切れる」という
故事に注目しました
それで、
牛、梅干し、うどん、ウリ科のもの（キュウリやスイカ）・・・・に
鰻も追加しょうと、
鰻屋の
軒先に貼り紙をし、
「本日は土用の丑の日、
鰻の日」と宣伝したのです。
すると、
鰻屋は大繁盛し、
他の店も真似るようになっていき、
いつしか鰻は、
土用の丑の日の
代名詞のような存在となり、
今に至っているのです
なお、
源内は、
歯磨き粉や餅の
広告・宣伝も出がけ、
江戸庶民の購買意欲を
刺激したそうです
又、
源内が注目した故事は、
陰陽道に由来しており
陰陽道では、
対極の位置の十二支は
剋し合うとされています。
夏の土用は、
未（ひつじ）月なので
対極の十二支は、
丑です。
それで、
未月の丑の日に、
牛を食べることで
未の火気（暑気あたりをもよおす気）を
制御しょうとしたのですが、
仏教の影響で
昔は牛が食べられなかったので、
牛の「う」に通じて、
「う」の付くものを食べると、
夏バテをせず、
病気にならないと
されるようになったのです
又、
土用の丑の日には、
厄を払う伝統行事が
各地の神社やお寺などで、
行われます。
京都などの寺社では、
空海由来のキュウリ封じも行われます。
下鴨神社では
土用の丑の日に、
境内のみたらし川・みたらし池の水に
足を浸すと、
疫病や脚気にかからないと
伝えられています。
みたらし団子は、
このみたらし池の泡を
模して作られたものだという説もあり、
一番上の玉は、
人の頭を表わすので、
他の玉より少し離すとも
されています
参考記事
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました
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