寝付きが悪い・夜中に起きてしまう・明け方に目が覚めその後眠れない・眠りが浅く疲れが残る。これらの症状が1か月以上続いている状態が「不眠症」と定義されています。
当院にも不眠症の治療で来院される方もいますが、肩こりなど他の症状で来院されている方でも、話しを聞いていると睡眠が上手くとれていない人が多いです。それらの人に共通する事として、仕事や家庭環境などでストレスを感じているか、生活習慣が不規則になっている事があげられます。
このような状態では自律神経の働きが乱れやすいので、当院では不眠症を自律神経を調整する事で治療を行っていきます。
私たちの体には「睡眠と覚醒のリズム」を調整する体内時計が存在しています。体内時計は朝起きて日の光を浴びるとスタートし、15~16時間後に眠気が起きてくるというのが基本的な働きです。この体内時計に大きく関係しているのが「メラトニン」というホルモンであり、その分泌を調整している自律神経の働きになります。
他にも自律神経は体温や血圧、汗や内臓の働きも調整しています。例えば寝ようとして横になった場合、自律神経の働きによって血圧が下がっていきます。それによって脳への血流量が少なくなるので、覚醒から睡眠に自然と移行できるように手助けしてくれているのです。
しかし自律神経には日常的に様々な負担がかかるので、ちょっとした事でも乱れやすくなっています。季節の変わり目などの気温や気圧の変化、夜更かしや暴飲暴食、悲しみなどの大きな感情の変化、これらは全て自律神経が乱れる原因となってしまうものです。
もちろん健康な人であれば、自律神経が少し乱れても次第に整っていきます。ただ乱れが大きい場合や、長期に亘って続いている場合などでは自律神経がうまく働けなくなり、不眠症や様々症状として現れてしまうのです。
病院では不眠症の治療として、導眠剤や安定剤を処方される事が多いと思います。
もちろん、あまりにも寝られない場合には対処法として薬を使う事も必要かもしれません。しかし本来であれば、薬に頼らなくても寝られる仕組みを私たちは初めから持っています。
交感神経と副交感神経のバランスを整え、自律神経が正常に働く事ができる状態を作ってあげる事ができれば、睡眠の質が改善していくので不眠症にも効果的です!
薬よりは時間がかかるかもしれませんが、少し時間がかかっても薬に頼らないで寝られるように体本来の力を取り戻してみませんか?
鍼灸は痛みの治療だけでなく、こうした自律神経の調整も得意なので悩まれている方はぜひご相談下さい!
《夫婦で営む所沢の鍼灸院》鍼灸専門 志和治療院
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