「お酒はどれくらい飲みますか?」
これは当院の問診項目の1つで、よく飲んでいる場合はそれに合わせた治療が必要になる事もあります。
お酒といっても色々な種類があり何を飲んでいるかによっても体に与える影響は違うのですが、今回はどのお酒にも関係あるアルコール自体についての影響についてを書いていきます!
アルコールを飲みすぎると肝臓が悪くなる事は一般的にも知られていますが、数値が高くないからまだまだ大丈夫と思っている人はいませんか??もちろん数値が高くなければ病気という診断にはなりませんが、数値だけで大丈夫だと過信していまうのは危険です!
肝臓は別名「沈黙の臓器」とも言われており、なんと70~80%損傷していても働き続けてくれる強い臓器になります。
強い臓器であるからこそ自覚症状や数値に現れにくく、何か変だなと思った時には損傷がかなり進行してしまっている場合も珍しくないのです。
肝臓には多くの栄養素や血液が流れ込んでおり、物質の代謝・解毒作用・胆汁の生成という3つの大きな働きを担っています。このうちアルコールに関係するのは解毒作用で、体内に入ってきたアルコールを分解して体にとって害のないものへと変えていきます。
しかし肝臓の機能にも限度があるので、多くの負担がかかると次第に機能は低下してしまいます。機能が低下するとたくさん送りこまれてくる血液や栄養素などを処理しきれなくなり、血管の中で渋滞が発生してしまうのです。
当院では腹診などで使いこの渋滞があるかないかを見極め、あった場合は数値が低くても肝臓の負担を軽減させるような治療をしていきます。
では血管の中でに渋滞が起きるとどうなるかと言うと、血液の流れが悪くなるので代謝の低下や冷え、筋肉の硬さへと繋がります。特に肝臓に繋がる肝門脈という血管は渋滞が起こりやすく、その影響で背中が張ってくる人が多いです。
このような場合は血流を良くする治療を行っていきますが、特にアルコールの影響で背中が張っている人には骨盤付近にあるツボを使っていきます。
背中なのに骨盤?と不思議に感じる人もいるかもしれませんが、直接背中に鍼をするよりも渋滞の原因を解消する方が効果的に筋肉を緩める事が多いからです。
私もお酒は好きな方ですが、みなさんも体に現れているサインに気を付けて飲みすぎには注意しましょう!!
《夫婦で営む所沢の鍼灸院》鍼灸専門 志和治療院
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