昨日のブログで、「日本に帰りたくない」
と書いたのは、実はとても勇気がいることでした。
日本が好きな人や、もしくは
そんなことどっちでもいいけど、とりあえずしほりがパワーアップして帰ってくるのを楽しみにしてくれてる人がぱっと見たら
悲しい気持ちにさせてしまうかな
とか、そういうことをたくさん考えました。
でも、最強サバイバルの流れで、本来なら心に秘めていたことも、真実のよき流れのために明らかにする、
みたいな方針に覚悟を入れた上での
今のNY生活において
痛烈に感じた今のリアルを、おそれずに伝えてみようと思ったのでした。
そして、今も引き続きそのことについて
考えていたのですが
そもそもですね
「好きにならなきゃいけない！」
って思い込まなきゃいけないこと
それ自体、もう辛くないですか？
好きだと思えないけど
好きだと思わないといけない！
・・・なのに好きだと思えない自分が嫌だ。。
みたいなループに陥るからです。
これは、家族に例えると一番わかりやすいかもしれない。
多かれ少なかれ、どんな仲良し家族にだって
何か問題があったりするけど
それでもやはり最後は血の繋がった家族なんだから、大切にしなきゃいけないよ、
とか
あとよくあるのは
親との確執が深すぎて悩んでいる人に対して
「でもさ、お父さんとお母さんがこの世に生んでくれなきゃ今君はいなかったんだから、感謝しなきゃいけないよ」
というフレーズ
よく出て来ます。
というか、私はすごくよく言われてきました。
まあそりゃ家族のことは大切か大切じゃないかといったら大切に決まってるんですけど
それを、人に押し付けられるのは
勘弁してほしい、という自分の気持ちを
ようやく近年、大切にできるようになってきたんです。
誤解を恐れずに言えば
「嫌いになってもいいよ」
ということです。
「嫌いになったらいけない！」
と思い込もうとすると
余計嫌いになってしまうのが心理です。
嫌なとこばっか目についてしまいますし。
好きになるのが難しい相手のことも
そんな相手のを好きになれない自分のことも
嫌いになってしまって、
結局誰のことも愛せなくなってしまうのであれば
いったん
「嫌いになってもいい」
と認めてあげられたら
あら不思議
とりあえず、自分のことを嫌わなくて済むんですよ。
そうしたら、相手の
好きになれるところや、自然にありがたいなって思えるようなところもふっと見えるようになるの。
結局、みんなを愛せるんだよね。
そういう意味で
私は長年、子供の頃から日本が大嫌いでしたが
NYに来て、あらためて日本が嫌いであることをたくさん確認していて、
(逆にいいところも再確認してます。)
でも、
「故郷を好きと思えない私」が辛くて
悲しくて、寂しいんです。
故郷のことだもの。
好きになりたいに決まってるじゃない。
でも好きじゃないんだね。しょうがない。
でも、もう一周してみましょう。
そんなに好きになれなくて悲しくて辛い
ほどに、本当は
「好きになりたい」からこそ
好きだと思えない自分が悲しい。
嫌よ嫌よも好きのうち
とはまさにこのことで
それくらい、私は日本のことを好きになりたくてしょうがない。
こいこがれて
でも、日本が私を受け入れてくれなかった人生
そして
すんなり喜んで受け入れてくれるNYという街を目の当たりにして
喜びながら悲しんでいる。
こんなに強く思うってのは
もうポジティブだネガティブだの関係なく
絶対値だけで見ればいい。
それくらい
「想ってる」んだねってことを
今日は、加えて思いました。
私は、先に例えとして書きましたが
残念ながらか、幸運なのか
自分自身の家族を失ってしまいました。
家族は全員健在なのに
再びみんなが仲良く食卓を囲む日は、決して訪れません。
いるのに ない
っていう、どうしようもない
ぽっかりとあいた穴が
私にとっての「家族」。
みんなで過ごした家ももうないし
仕事がないと帰ることもない。
だから、何も気にせず仕事に打ち込むことができました。
なんの因果か
日本そのものが、そんな家族みたいな存在になりました。
故郷なんだけど
自分の居場所じゃない。
好きになりたいのに、なれない。悲しい。
でもそれは
すごく愛したいからで
たぶん
すごく愛しているからなんだと思います。
でも
だからこそ
ここまで来られた、という導かれた感。
とりあえず、いろいろ
こうして想うすべてのことにも
学びがあります。
少し小難しい話でしたが
昨日の補足として。
誰かのことを
「好きになれない」ってことで
自分を責めてる人がいたら
まず、それ責めるのやめてみてください。
好きになれなくたっていいじゃない。
そういう自分をまずは好きになってあげたら
自然と好きが見つかるよ！
私は、日本に対して
今そうおもっているよ。
しほり
【New Mini Album発売&レコ発ワンマン！！】
◼︎5/3(水祝昼) 恵比寿天窓switch. ワンマンライブ
開場12:00/開演13:00 前売¥3,000/当日¥3,500
・5/3 New Mini Album「Little Departure」発売
1、Little Departure
2、Welcome to this world
3、冒険者たちへ
4、Shooting Star
5、Nowhere
【楽曲提供】
・4/5 発売 水瀬いのり 1at Album 収録
「コイセヨオトメ」
作詞作曲:しほり、編曲:齋藤真也
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