横浜市林文子市長と日産の体質 横浜市への影響 | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市林文子市長と日産の体質 横浜市への影響

横浜市林文子市長と日産の体質 横浜市への影響 

 

横浜市は、9月に2021年度までの中期4か年計画への意見公募の結果を発表した。寄せられた意見は、カジノを含む統合型リゾートへの反対と、中学校給食の実施を求める声が突出して多かった。

 

IRに関する意見が433件と全体の2割を占め、うち約94%の407件が「ギャンブル依存症が心配」、「犯罪の温床となる」、「文化芸術創造都市にふさわしくない」など、反対の立場だった。

 

林文子市長が、昨年夏の市長選前に「白紙」に転じたにもかかわらず、素案に「国の動向を見据え、検討」と明記したことへの批判も目立った。

https://www.asahi.com/articles/ASL945F5KL94ULOB01M.html

 

前回の市長選では、カジノを白紙とした市長の方針で、カジノを反対とした候補者との争点が曖昧となった。ところが、今年112日の朝日新聞の報道によると、政府の統合型リゾートの誘致に関する各自治体の意向調査で、横浜市は「検討中」と回答したという。

 

林市長はそもそも、2013年の市長選挙後からカジノ推進を明示している。

https://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-11961876288.html

https://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12225646128.html

 

最初から市長の方針は変わっていないと思うのだが?しかし、残念なことだが、教育上賛成できない曖昧な言及を行ってきたと思う

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO37999140Q8A121C1L82000/

http://www.kanaloco.jp/article/374537

 

さらに、この1119日には、日産ゴーン氏が金融取引法違反の疑いで東京地検に逮捕されるという報道があった。日産の本社は横浜市にある。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37939890Z11C18A1MM8000/

 

また、昨年に引き続き4度目の新たな不正検査が発見されたと報道された。

 

不正を見逃すガバナンス(企業統治)体制や、法令順守に対する意識の低さが、一層厳しく問われるのは必至だとされているが。また、検査不正の背景にゴーン改革の背景が外部報告書に結論づけられていた。

https://www.sankei.com/economy/news/181206/ecn1812060013-n1.html

https://mainichi.jp/premier/business/articles/20181003/biz/00m/010/018000c

 

去年の11月、日産の無資格検査報告書問題が、明るみとなり大きく報道された時、林市政下となってからの横浜市役所内の劣化した法令順守体制に関し、このブログでも言及させて頂いたことがある。

 

その時は、ゴーン氏の問題は明るみにされてはいなかったが、結局、今から考えてみれば、トップ自らが法令順守の意識が低かったといえるのだろうか?

https://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12331762820.html

 

そのゴーン氏の要請を受け、2008年に日産の執行役員に就任したのが、現林文子市長である。無資格検査が行われ続けていた時期に、林文子市長は東京日産自動車販売株式会社、代表取締役社長に就任している。

https://blogs.yahoo.co.jp/senda3/42282485.html

 

出来上がって、販売する車の安全性をチェックする完成検査を無資格の従業員が行っていたわけだが、その事実を知ってか、知らないか販売していた会社の最高責任者であったことになる。

 

無資格検査の車を販売することは、お客様への「おもてなし」とは程遠い行為である。販売する側の最高責任者が「その事実を知らなかった」では通常すまされない。

 

ましてや、車の安全となると生命に関わる問題である。今回の経営陣の責任の取り方の中途半端さも危惧する点である。

 

日産とは全く部外者である黒岩県知事や松沢元県知事の言及はごく自然だが、日産部内者で

執行役員であった、林市長の言及を不自然と感じるのは私だけではないであろう。

http://www.kanaloco.jp/article/373551

http://www.kanaloco.jp/article/374537

 

林市長は、明るみとなった法令軽視の隠蔽体質温存の日産という組織から、横浜市市長への転身であったわけだ。

https://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12311701760.html

https://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-11111818307.html

 

2013年の市長選前に横浜市は数え方を独自で変え、全国初待機児童ゼロと発信したと報じられ、マスコミもカリスマ経営者と称えている。その後、待機児童の数え方のからくりが問題となったと報道されている。

https://www.sankei.com/life/news/130521/lif1305210029-n1.html

https://www.asahi.com/articles/ASK6X5SMHK6XUTFL00J.html

 

横浜市は、子宮頸がんワクチン副反応の患者の支援も全国初として行いながら、早々にその支援を切った。その後の全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会神奈川県支部からの要望書にも誠実な対応をしていない。

https://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12049741319.html

https://ameblo.jp/daizumametarou/entry-12122613334.html

 

カジノに関しては、前述のように前回の市長選前に白紙を表明しながら現在は、「検討している」と報じられている。

 

また、116日の神奈川新聞の報道ではハマ弁の喫食率を向上させるために、教職員に必ず試食するように求めたということも報道された。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00030800-kana-l14

 

1123日には、横浜市立小の女子児童がいじめで不登校になった事案を調査した市教育委員会の第三者委員会が、いじめに関わったとされた児童の誰からも直接聞き取りせずに、市に再調査を求めていることが報道された。

 

2016年の原発いじめ問題では、横浜市教育長および教育委員会の在り方が全国的に問題視されたが、相変わらずの対応のようだ。

 

当時、教育委員会の常任委員会を担当し夜遅くまで議論をしたものの、結局我々議会の動きは教育委員会の体質を改善するまで至っていないことがよくわかる。喉元過ぎれば熱さを忘れるという横浜市の体質が、今回の報道でよくわかる。

https://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12255749068.html

https://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12229857316.html

 

「自分のことを信じてもらえなかった。大人は誰も味方じゃない」

このメッセージは、議会側も受け止めるべき内容である。線香花火だけの議論で終わらせるなら、それは意味がない。

 

地方自治体の管理と会社の経営には大きな違いがある。それは、我々議員も含め、その生活が一人ひとりの市民の税金で賄われているといことだ。果たして、地方自治体にカリスマ経営者が必要かということだ。

 

やはり、誠実な言動と その言動と一致した行動力が、地方自治体の長のあるべき姿であると思うが。