しげるんるんウェブログ-上三毛郡上毛町を歩く- -5ページ目

山陰まで足を延ばせば。

久方振りのまとまった余暇を活用して、山陰鳥取島根へ。

どこもかしこも観光客で賑わっているふうに見えるのだが、勝ち組と負け組の差は歴然としてる。
みな、人を呼び込み地域経済を浮揚させることに躍起になっている。当然、観光振興に力を入れる自治体は大多数を占めるわけで、地域のポテンシャルとその巧拙如何によっては、苦心惨憺の道を歩むしかない。

特産品について言えば、「地域限定、オリジナルの特産品」と豪語しながら、実は全国どこにでもあるジャムだったり、ドレッシングだったりする。購買意欲が起きるハズもなく、もはや手に取ってみようとさえ思わなかった。商品開発の難しさなんだろうと思いつつも、空虚感が漂う。


こうげについても、観光施設の土産品コーナーには、おとなり大分県のものが目立つ。

それはそれとして、少し俯瞰してみると、チムニーブレッドやプリン豆腐など、「なぜか売れている」といったモノが見えてくる。また、伝統が重んじられ、細く長く大切にされている川底柿ようかんもある。
これらが、直売所に並ぶその他の商品の牽引役となっているのは間違いないのだが、それだけでは駄目だということに、みんな薄々気づき始めている。


とある地域、山あいの集落の庵では、幾つかの大きな公共事業の会合が行われている。
公共事業といっても一過性のハード事業のようなものではなく、地域のモチベーションを高めながら、サスティナブルな活性化を目指すもの。


こうげ、これからますます面白くなる。





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初めて訪れた鳥取砂丘。期待値が高すぎて拍子抜けしてしまう。



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鳥取砂丘周辺は、らっきょう栽培の適地。偶さかに通りかかったこの景色のほうが圧巻だと感じるという、なんとも皮肉なめぐり合わせ。





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街路灯をはじめ、商店其々に工夫がみられる。地域全体で取り組む姿勢がヒシヒシと感じられる。タクシーの天井のサインまで目玉のおやじだったのは嬉しかった。



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目玉のおやじは、すでに神の域に達している。




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出雲で「ぼてぼて茶」を戴く。泡立てた番茶に、黒豆やコメ、漬物を投入。雑炊のようなお茶なのである。




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山中にある庵での会合。ここにはアイデアがあふれていて、いつも勉強になることばかり。この日は、偶然にもちくごの姉御も訪問。御縁の広がりを実感する。





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先週撮影した山口豆腐の三代目。50年続くこうげの老舗豆腐屋は、いつも元気いっぱいだ。なぜ売れる?を検証したい。






仕事こそ自由に楽しみたい。

お試し居住事業、面白くなってきた。

まだ、具体のプログラムが決まったわけではないものの、上毛町を特徴付ける物件候補が定まってきたからなのである。


殊のほか、すんなり趣旨賛同してくれる方が多かったおかげ。

上毛町の中山間地域に暮らす多くの人たちが、都市圏住民との交流事業に関心を示してくれている。それは、危機感の表れなのかもしれない。


じぶんたちの仕事は、楽しくなくては、なにも始まらない。

でないと、地域を楽しくなんかできるはずがない。
そして、一部の領域ではなく、縦横無尽に飛び回れることが、なにより大切。


自由奔放にやらせていただいている今。

こんな機会は、もしかしたら、後にも先にも、これっきりかもしれない。

精一杯、走り抜けよう。






お試し居住の物件候補のひとつ、築100年以上の古民家を趣味の茶室にリノベーション。全部手づくりだという。これには驚いた。
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お試し居住は、基本的に「ぼっとん」だと不利になるため、新たな物件候補を求めて奔走。

上毛町有田地区には、魅力的な物件が多数存在している。この物件は、山付ゆえ、木々に包まれるように自然と共存している。

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玄関先からは、有田集落が俯瞰できる。すぐ下には、巣狩神社。地域にとって、周辺は、きっと特別な場所なのだろう。

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有田地区には、別荘を構えるほどのファンが存在している。ここは集落よりも高い位置にあり、ロケーションは最上級だといえる。
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この時季、専らの話題は旬のタケノコ。日本有数の産地である福岡県、有名処はやっぱり合馬や八女なのだが、県内いたるところで、タケノコ関連のイベントが行われている。 しげるんるんウェブログ~上三毛を歩く~


さわやか市大平でも、たけのこ祭りが行われ、ここでも、頑張り屋のタニガミ姐さんが活躍していた。しげるんるんウェブログ~上三毛を歩く~


色々な菓子づくりにチャレンジしているタニガミ姐さんから、タケノコ入りのロールケーキを戴く。

期間限定で試作したとのこと。米粉を使用している。

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夕刻、3ヶ月ぶりとなった石蔵酒造へ。すぐに新しい商品が目に付いたが、購入したのは定番の生酒と梅酒。

これは、次回の楽しみに。
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休日らしい過ごし方。

ひさしぶりの休日らしい休日。

家族でゆっくり外出なんて無縁の日々が続いていたので、この日ばかりは、家族サービス以外、選択肢は考えられなかった。


ドライブ日和となった今日は、いぶきの里に立ち寄ったのち、少しだけ、いつもより遠くに出かけてみることに。

たまには違った方面にて、見聞を広めることも大切だと思う。


休日らしく庭に出て、最初に目についたブルーベリー。思えば、ここ数ヵ月、庭の手入れもサッパリ。

気づけばブルーベリーの木にも彩りが。

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いぶきの里では、ずいぶんとリノベーションが進み、屋外部分はすっかりカフェテラスの様相を呈していた。これが全て手作りだというので、これには、いつも感心させられてばかり。

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自家焙煎の薫り高いコーヒーは、常連さんにも一見さんにも大好評。このおもてなしが、いつも嬉しい。

スタッフのみなさんも、みな温かいし。

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先月から販売されている米粉のたこ焼き「こげなもん」も、着々とファンを増やしているもよう。

この日も、次から次に、たこ焼きを求めてやってくるお客さんが、後を絶たなかった。口コミで、順調にウワサが広がっているらしい。ちなみに、冷蔵庫で冷やして食べても美味いという。

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いぶきの里では、「いつも誰かが何かを制作している」といったイメージで、この日は竹細工。

竹のスプーンをはじめ、かっぽ飯や、蒸し御飯なんかもあって、竹三昧で楽しそうだった。

温か味がある。

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竹の茶碗蒸し。よく出来ていて、回数を重ねる度に、質が向上しているように思う。

ここで、こうした竹細工や料理体験が行えることは、とても有意義。
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夜は、IKEAへ。

ショッピングのシステムが面白くて、ついつい、二順してしまった。

欲しいものがいっぱい。次回は、もっとゆっくりと見学したい。
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こうげの友枝。

上毛町の友枝地区。

62.4k㎡という広大なエリアを、大きく4つの地区に分けたうちのひとつ。

昭和の合併までは友枝村と呼ばれていた長閑な農村。


友枝の山間部においては、ふたつの谷筋に沿って幾つかの集落が形成され、それぞれ東上、西友枝というコミュニティで括られている。いずれも、人口流出に危機感を持つエリア。近年では、都市との交流が専らの話題となっている。


東上の有田は、グリーンツーリズムのモデルとして期待されている集落。先般、地域のシンボル「巣雁山」にちなんで、「すがり谷」と命名された。

数回の民泊モニターツアーを経験し、集落のモチベは高い。事務局には、今年度、農家レストランを形にしたいという構想がある。ますます面白くなりそう。


一方、西友枝は、松尾山の山伏文化が、どことなく地域住民のスピリチュアルな繋がりを形成していて、先週、小学校跡地を活用した体験交流施設をオープンさせた。宿泊施設として、各種許可関係をクリアしていることは大きい。

やり方次第で、ここから新しい生業が生まれる。大切なのは、そのやり方。


今日は、社長と課長の御供で有田へ。ここも桜が満開で、お花見日和だった。

里山の桜、菜の花、色づき始めた緑、春の陽気に気持ちが和む。

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有田は、こうげまちで一番の眺望が楽しめる秘境。

ここを訪れただけで、感動したというビジターもいるほど。高いポテンシャルを持った集落なのである。

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棚田のコメはどこも瑞々しくて美味いが、なぜか有田のコメは、味、そして、モチモチした食感も、群を抜いている気がする。都市圏住民にどんどん食べてもらって、その反応を知りたいと思っている。

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土産に戴いた原木椎茸。美味い農産物と食、自然景観、長閑な空間、人情、ローカルの良さはたくさんある。

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先週オープンした西友枝体験交流施設「ゆいきらら」は、これから、地元運営員会が「経営」していくことになっている。早速21日には、タケノコ堀の体験企画が用意されている。

ニーズはあるはず、あとは戦略か。
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開所式には、約500人が参集したと発表されている。

これから西友枝の地域の人間が、本当にどれだけ関わっていけるか、きっと眼目はそこだろう。
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友枝神楽講が登場して、式典を盛り上げた。神楽は地域特有の文化。これも地域らしさといえる。

様々な場面で神楽講を巻き込んでいくことは勘所だと思う。

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食について言えば、ゆいきららでは、食進会のおばちゃんたちが丹精込めて作った料理が振る舞われる。

素材が活かされた母の味。さすが主婦だと思う。
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長年、味噌づくりを続け、定評がある西友枝加工グループのおばちゃんらも、積極的に関わり、西友枝の食づくりを支えている。

とかく、西友枝も東上も、人が温かく、そのおもてなしが地域らしさを形成しているといっても過言ではないと思う。
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動き始めたふたつの地域。

あるところでは、東上を敵対視するような残念な輩もいるとのこと。

くだらない。


大切なのは、地域を愛する人がいて、高邁な精神で活動しているということ。

守りたいものを守ろうとしていること。

明日は、東上を挙げて、手づくりの文化祭が行われる。

横溢する元気の御裾分けを戴きに行ってみよう。





















こうげのサクラ。

朝の庁舎周辺の自主清掃活動に参加して三度目の春が来た。

先般、やっとこさ満開を迎えたばかりのこうげのサクラたち。昨日午後からの雷雨で、懸念されていた花びらの散乱はそれほどでもなかった。ひとまず安堵。


こうげのサクラは、牛頭天王公園、岩屋の滝桜公園、友枝川農村公園ほか、やっぱりソメイヨシノが定番だろうけど、こうげの里山に点在し、ひっそりと彩っている山桜もいいと思う。


相変わらず、時間の経過は、待ったなし。

すぐにここは、ピンクの絨毯が敷かれる。来週あたりかな。

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昨年も、思わずカメラを持ち出し、この場所で撮影。毎年、同じ光景を目にする度、初参加の当時を回顧している。
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日課となっているコンビニ通いの道中、庁舎のそれより、もっと見応えありのサクラがある。春を実感。
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