次ページ、■自分がピアノで弾いている曲もスローで味わう / 深く感じると違って見えてくる
■浅田真央さん新プロ/ラフマニノフ/エレジー(悲歌)⇒初リサイタルで文字通りの想いで弾いた曲
■楽譜には、感情や雰囲気が書いてあってそれを感じ取ろうとしながら譜読みしていく
■羽生ファンも様々、愛も様々⇒人の気持ちも「先入観」を持たずに考えたい
★ピアノレッスン★レッスンについての考え方/レッスン内容と方向性について
歌舞伎の女形で人間国宝・玉三郎さんの
ホームページ内の
「私の考え」といういわばコラムの中の
語られる「演技」は、
演劇に限らず
表現すること(演技・演奏・舞踊)全般に
言えることです。
私が使う言葉とは違いますが、
同様のことを仰っていることを知って
初めて読ませて頂いた時は
大変嬉しく思いました。
「表現」する前に
まず、「感じる」という事の大切さ。。
玉三郎さんが使われる言語表現では
まず「きっかけ」があり、
それを「感受」して
感受したものが「浸透」して
その反応として「演技」になるのだということ。
つまり、
「きっかけ」を
「楽譜」や「音楽」と言い換えれば、
それを感じ取る「感受」があって
感じ取ったことが心身に「浸透」していき
それによって自分の心が動かされたことを
「表現」すると言えると思います。
「表現」しようとばかり思うのではなく
まず「感じる」ことが大切。
楽譜の変化や、
弾いてみて聴こえてくるメロディの
雰囲気の変化を
僅かなことも逃さずに「感じ」て
それを味わい(「浸透」)
そこで起こる感情の変化が
音楽の「表現」になるわけです。
「感受」や「浸透」がなくて
「演技」しようとばかりしていると
ヘタな(とってつけたような)演技になる
つまり浅い表現になる
といった要旨で語られています。
音符1個1個を、
ドとレとミがあると読むのではなく、
ドレミと上がって行くメロディーがあると
そのメロディの雰囲気をまず、
感じ取りたいですね。
それにしても、
歌舞伎や日本舞踊の枠から飛び出して
バレエでは、
モーリス・ベジャール、ジョルジュ・ドン
クラシック音楽では
ヨーヨー・マや、イツァーク・パールマン、
映画なら
アンジェイ・ワイダ監督等
世界の巨匠や天才たちと
お仕事されて来られた中で
吸収されたことも多かったのではないかと
拝察しますが
ずっと深い考察を続けて
こうして理論的に書かれていること、
素晴らしいと改めて思います。
京劇にも挑戦されて
中国で大変高く評価され
大人気でした。
現代劇も。
黒蜥蜴・・見たかった。。。
世の中には
凄い才能の方がおられるものです。
でも、才能だけではないのです。
お若い頃、「孝・玉コンビ」と言われた
片岡孝夫さん(現・片岡仁左衛門さん:下の写真右)
によると・・・
頭の中に常に歌舞伎のことがあり
大変な勉強家、努力家であると
エピソードを語られていました。
歌舞伎だけでなく
芸術全般かもしれませんが、
考え続けることも学びに繋がると
私は思っています。
スケートのことばかり
考え続けるチャンピオンが
日本にいらしたような気がしますが・・・(^_^)
こういう凄い才能の人間国宝に
似ていると言われたりして(記事)
将来への期待が高まりますね。
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Megumi(野谷 恵)
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