お菓子教室S.F.O.B. -459ページ目

La Vieille France

ビュットショーモン公園の近くにある、

とても小さな小さなお菓子屋さん La Vieille France。

Vieilleとは、女性に対する形容詞だから、

「古きよきフランス」、といった意味で使っているのではないかとはM談。


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店先のショウウィンドウには、クラッシックなお菓子。

おいしそうなお顔のミルリトン。

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現在同じ名前で東京にお店を構えるシェフが、

ここのシェフをなさっていたことがあるそうで

お会計を済ませた私に、マダムがちょっと恥ずかしそうに

日本語で

「アリガト」 
と言ってくれました。


焼き菓子が特においしいとの噂です。


でもだいぶいちごが甘く、おいしくなってきたこの季節。
やっぱりどうしても食べたくて、Fraisierを選んでしまいました…
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甘いいちごにぴったりの、少し柔らかめの滑らかなクリーム。

軽くもなく重くもなく、とってもバランスのいいおいしいFraisierで

あっという間に食べてしまいました☆



La Vieille France

5, Avenue Laumier 75019

M:Laumier



おいしいクレープを探せ!

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地下鉄サンジェルマンデプレを降りて階段を上ったところにいつもある、クレープ屋さん。

タイミングによっては行列をなしていることも、多々あり。

ここはおいしいと評判のクレープ屋さんで、私もレモン味のを買いました。

クレープにグラニュー糖をふりかけ、レモン汁をさっとかけただけの

とってもシンプルなクレープ。

焼きはあまめで生地が柔らかく、おいしいものでした。


ムフタール通りを上っていった左側にも、

すごいヴォリュームのガレットを出すお店があります。

何店舗か並んでいますが、行列しているのですぐ分かります。

どちらも焼き置きではなく、

注文を受けてから生地を焼いてくれるからおいしいのかもしれません。


研修中にお世話になったJ=Pが

早起きして私の出発の日の朝に焼いてくれたクレープは、

それはそれはおいしくて、忘れられない味。

今まで食べたクレープの中で一番です。


トゥールーズ出身のEが作ってくれたのはガレットとクレープの両方。

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まず、ハム&エメンタールチーズと、ハム&シェーヴルチーズのガレットがサーヴされました。

Eがずっとキッチンにこもらなくてもいいように、

先に焼いたガレットに具を包み、オーヴンで焼いている間にクレープを用意。



2年前にMが作ってくれたクレープの生地と違い、

Eのクレープにはオレンジの花水とラム酒が少し入ります。

各家庭にそれぞれのママの味があるそうです。

Eのクレープもとってもおいしかった!!



パリ中いたるところにあるクレープ屋さん。

お気に入りの一店を見つけるのも、楽しいと思います☆

おばあちゃんのお菓子、 Mamie gateaux

6区はボンマルシェの近くにひっそりとある、お菓子屋さん。

ここは日本人パティシエールのサロンドテです。

ここパリで、日本人の、しかもパティシエールが活躍なさっているのは

とってもとっても嬉しいです。


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迷って迷って迷った末に(苦笑)、生のいちじくを焼きこんだ

いちじくのタルトを選択。

カフェイン抜きのカフェには、小さなマドレーヌが添えられて。


他にはモエルーショコラやマロンのケック、スコーンなどが

ずらりとカウンターに並んでいました。
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お店は広くもなく狭くもなく、ちょうどいい、居心地の良い空間です。

とってもサンパなフランス人女性が、てきぱきとプロフェショナルに動き回るさまも

見ていて気持ちがいいものです。

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お客様は、中のお席と外のテラス席どちらを見ても

私のほかにアジア人はおらず、言語はフランス語でした。

もし彼らがみなパリジャン・パリジェンヌだったなら

ここのお菓子や空間が、非常に受け入れられているということです。

それもとても嬉しいことですね。

帰りに、厨房で忙しくお菓子を仕込むオーナーに

一言おいしかった旨をお伝えしてお店を出ました。



決して広いとはいえない厨房でしたが、

自分の手でひとつずつお菓子を丁寧に仕込み、

召し上がる方のお顔を見ることができるこのスタイルは

私の目指すところでもあり、心が温かくなりました。


華美なお菓子、おしゃれなお菓子、奇想天外な組み合わせのお菓子、

贅沢な材料をふんだんに使ったお菓子、焼きっぱなしのお菓子、

素朴なお菓子、毎日のティータイム用のお菓子…

豪華ホテルで、大きなお菓子屋さんのラボで、小さなカフェで

レストランの厨房で、工場で、それぞれ作られるお菓子。

どれもみなそれを食べる誰かのために作られるお菓子だし、

どんなお菓子でも好きです。


でも作り手に回ったときは、

やっぱりどなたが召し上がってくださるのかが分かる方が

心をこめることができて好きだなぁ。


Mamie gateaux

66, rue de Cherche-Midi 75006

M:Sevre s Babylone

営業:11h30-18h

休み:日月