おばあちゃんのお菓子、 Mamie gateaux | お菓子教室S.F.O.B.

おばあちゃんのお菓子、 Mamie gateaux

6区はボンマルシェの近くにひっそりとある、お菓子屋さん。

ここは日本人パティシエールのサロンドテです。

ここパリで、日本人の、しかもパティシエールが活躍なさっているのは

とってもとっても嬉しいです。


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迷って迷って迷った末に(苦笑)、生のいちじくを焼きこんだ

いちじくのタルトを選択。

カフェイン抜きのカフェには、小さなマドレーヌが添えられて。


他にはモエルーショコラやマロンのケック、スコーンなどが

ずらりとカウンターに並んでいました。
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お店は広くもなく狭くもなく、ちょうどいい、居心地の良い空間です。

とってもサンパなフランス人女性が、てきぱきとプロフェショナルに動き回るさまも

見ていて気持ちがいいものです。

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お客様は、中のお席と外のテラス席どちらを見ても

私のほかにアジア人はおらず、言語はフランス語でした。

もし彼らがみなパリジャン・パリジェンヌだったなら

ここのお菓子や空間が、非常に受け入れられているということです。

それもとても嬉しいことですね。

帰りに、厨房で忙しくお菓子を仕込むオーナーに

一言おいしかった旨をお伝えしてお店を出ました。



決して広いとはいえない厨房でしたが、

自分の手でひとつずつお菓子を丁寧に仕込み、

召し上がる方のお顔を見ることができるこのスタイルは

私の目指すところでもあり、心が温かくなりました。


華美なお菓子、おしゃれなお菓子、奇想天外な組み合わせのお菓子、

贅沢な材料をふんだんに使ったお菓子、焼きっぱなしのお菓子、

素朴なお菓子、毎日のティータイム用のお菓子…

豪華ホテルで、大きなお菓子屋さんのラボで、小さなカフェで

レストランの厨房で、工場で、それぞれ作られるお菓子。

どれもみなそれを食べる誰かのために作られるお菓子だし、

どんなお菓子でも好きです。


でも作り手に回ったときは、

やっぱりどなたが召し上がってくださるのかが分かる方が

心をこめることができて好きだなぁ。


Mamie gateaux

66, rue de Cherche-Midi 75006

M:Sevre s Babylone

営業:11h30-18h

休み:日月