夏の節電のポイントはなんと言ってもエアコンです。エアコンの電力消費量に占める割合は非常に大きいです。エアコンは外が暑くなる程、消費電力が大きくなります。別の記事で、ここ20年程でヒートアイランド化が進んだ原因を書きましたが、その中でエアコンを動かすこと自体が気温を上げていると書きました。
 これは正しくはエアコンの問題だけではなく、電力消費、エネルギー消費全体の問題です。つまり、昨夏の最大出力が6000万kWと言われていますが、これの意味するところは、猛暑日の昼間は6000万kWで関東地方全体を暖めていたことに他なりません。太陽光と空気の動きといった自然現象の影響だけでも十分暑い日に6000万kWで暖めたら、耐えられない暑さになるのは仕方ないですよね。この耐えられない暑さをしのぐためにエアコンを強くするとさらに外が暑くなる、という悪循環が繰り返されていました。

 ではどうしたら良いかというと、自然現象の方は人間にはいかんともしがたいですので、せめて暑い日にはエネルギー消費を減らして、外を暖めないようにしましょう。まず、電力消費を控えましょう。一番効果があるのがエアコンです。28度くらいまでは弱くしましょう。ただ、除湿は使わないで下さい。除湿は冷房以上に電力を使います。

 また、その他の電気製品もできるだけ使用を控えましょう。電力として消費されたエネルギーは最後は全て熱になります。電気を光に変換した結果、例えば、照明やテレビの画像も、一旦光になった後、すぐに熱になります。電気が音に変換した結果、つまり、スピーカーの音も、すぐに熱になります。光、音に限らず、パソコンで処理した情報すら最後は熱になります。電池や光合成のように特殊な方法でエネルギーを貯めるのでない限り、使われたエネルギーはすぐに全て熱になります。熱になった電気エネルギーで気温が上昇し、エアコンの効率を落とします。

 外が少しでも涼しくなれば、冷房の効率は上がります。つまり、エアコンの消費電力を押さえることができるようになります。ですので、エアコン以外の部分もできるだけ節電しましょう。

 また、冬の節電では、電気の代わりにガスを使えば良かったのですが、夏は少し事情が違います。ガスは直接的に熱エネルギーを出しますので、やはり、気温を暖めるのに一役買ってしまいます。ですので、単純に電気の代わりにガスを使うのではなく、エネルギー消費全体を押さえましょう。夏に節電するためには、節電だけではなく真の省エネが必要です。例えば調理にガスをご利用の場合でも、保温調理など熱をあまり使わない方法を利用し、作り置きの再加熱は極力控えるなど、エネルギーを使わないようにしましょう。

 また、よく冗談で、動きが鈍い人が自分のことを「省エネしてる」などと言いますが、実は、これも本当のことだったりします。人の生命活動で消費されるエネルギー、つまり、食物エネルギーも体温という形で熱になり、これも気温を暖めるのに一役買っています。分かりやすい例では、狭い部屋に沢山の人を集めると人いきれで暑くなったりしますよね。人間も結構な熱を出しています。エアロビクス教室から出た熱で発電ができるなどというジョークがあったくらいです。

 自分で動くのが面倒で、車を使ったりもしますが、車で使われるガソリンもそのまま全て熱になります。ですので、暑い日には車もあまり使わない方がいいかもしれません。

 とどのつまり、暑い日には極力動かない、頭も使わない方がいいのですが(人間のエネルギーの20%は脳で消費されているそうです)、なかなかそうもいきませんよね。まあ、暑い日には動き回るのもおっくうですので、体をこわさない程度にのんびりしてみてはいかがでしょうか。夏休みを長期化する会社も多いようです。8月はきっと天気もいいですし、7月程湿度も高くないと思いますので、南国リゾートにいるつもりで、のんびり過ごすのが一番かもしれませんね。

 夏の節電目標が発表されましたね。計画停電はバックアップとして計画しておくのだとか。ただ、23区除外を今の時点で明言したのは頂けませんね。23区内では節電しなくていいと思ってしまうし、23区外ではバカバカしくて節電を止めてしまう人が増えるでしょう。節電へのモチベーションが東電管内全体で落ちてしまいます。本当に節電して欲しいと思うなら、結果として23区は止めなくてもいいから、つまり、嘘でもいいから23区も止めると言っておくべきでした。この発表によって夏の電力不足がいっそう深刻化したのは否めません。

 夏に計画停電が行われるとすると、間違いなく猛暑日になります。計画停電中は扇風機すら動きません。お年寄りや体の弱い人、また、病院でエアコンを入れられなければ、大量の死者が出る可能性があります。こういった弱者は停電にあわせて、停電しない地域に移動することもままなりません。

 東電の拙速な発表に惑わされることなく、私たちは、自分たちを守るために節電をしましょう。一人の死者も出さないように。計画停電が行われないように。
 このGWは普通に電気が使え、普通に電気が使えることがこんなにもありがたいものかと改めて実感しました。しかし、この夏は厳しそうですね。いったいいつまでこの電力不足は続くのでしょうか。

 普通に考えて、今停止している刈羽などの原発を再稼働させることは殆ど不可能だし、ましてや新設は全く不可能です。60Hz-50Hz変換変電所を増設するにしても、今日のニュースで中部電力、関西電力も原発の幾つかを停止し、おそらく今の日本の状況では再開は不可能であることを考えれば、これもあまり期待できません。火力は今でもめいっぱい、びっくりするほどの増設は無理ですし、CO2的にも問題があって、いつまでも火力に頼り続ける訳にもいきません。水力や揚水発電の増設はダム建設が必須であることから、作るにしても10年単位となります。大物では、あとは、地熱発電がありますが、日本では実用化されている数は少ないですね。場所も選べません。

 小型の発電機では風力、太陽光、小型水力、バイオマスといったところですが、規模や電力の安定供給に問題があり、一気に解決という訳には生きません。小型水力、バイオマスでは原発分はまかないきれず、風力は規模の問題のみでなく、稼働の安定性に大きな問題があります。米国ではほぼ一年中安定して風が吹いている所に風力を置いていますが、日本ではそういうところは非常に少数です。日本にそういうところがあるとするとビル風くらい?

 太陽光ですが、太陽エネルギーを純粋にエネルギーとして計算すれば、原発はおろか世界の全電力をまかなうだけのエネルギー量を持っているのだそうです。しかし、現状ではそれを全部電気にはできません。問題は3つ。1つは十分なパネルが設置されてないこと。もう1つは、電気を貯められないこと。最後は太陽光パネルの効率が低いことです。
 現状の補助金システムでは太陽光パネルが関東地方中に設置されるのには20年はかかりそうです。太陽光パネルの設置には200万円~300万円程度かかり、補助金は現状ではあまり大きくはなく、よほど気持ちが大きくなっていないと、つまり家の新築や大規模な改築で出て行く金額の規模が太陽光発電システムよりも遙かに大きい場合以外はなかなか導入の思い切りが付かないのではと思います。思い切って設置費用の7割くらいの補助金を出して3年程度で元が取れるようにすれば導入に弾みが付くと思いますが、今の日本政府にはそれだけのお金を出す余裕はなさそうですね。
 蓄電池の技術は日進月歩ですので、今は電気が蓄えられない事が問題となっていますが、数年あれば、家庭単位では昼間に太陽光で発電した電力で夜の電気をまかなうことは可能になるように思います。ただ、曇りの日には発電できないのはいかんともしがたいように思います。1週間の間、曇りと雨が続いてもその前に蓄えた太陽光による電力でまかなえるようになる技術が実用化されるのは30年ではきかないように思います。
 最後に効率ですが、太陽光発電は今は効率10%ちょぼちょぼ程度と言われていますが、全く違う方法で70%を超えるようにする方法も提案されているようですが、まだまだ実用化にはほど遠い技術のようです。これも10年20年といった先のことでしょうか。効率が上がらないなら、太陽光を一旦全て電気にはせず、利用の最終形態に直接変換してしまう方法もあると思います。つまり、太陽光でお湯を沸かすような方法です。ただこれも、今まで実績が無いだけにこれから開発するにしても実用化まで10年20年はかかるでしょう。

 蛇足ですが、天候の影響のない宇宙にパネルを置くかパラボラミラーを置いて、電力や光を地球に送るという技術の検討が進んでいます。実現すれば確かに電力の問題をかなり根本から解決できると思いますが、私は個人的にはこの技術は絶対に実用化されないと思います。少なくとも、地球上に国や民族という概念が有る内には。なぜかと言うと、この技術を兵器に転用するのは、原発でできたプルトニウムで原爆を作るより遙かに簡単だからです。ほんの少しレンズやアンテナの向きを変えるだけで一瞬のうちに他国の中枢の建物を焼き尽くすことができるのですから。自国がいくら平和利用だけのつもりであっても隣国が許しません。ある程度以上の高さには制空権は存在しませんから、よその国から大反発されるようなものを宇宙空間に置くことは難しいと思います。

 報道などでは、電力不足は次の冬にも起こりそうだとか、本などではあと3年は終わらない、などと書かれていますが、こんな状況を見ると、3年どころか10年は続きそうな気さえします。

 では、どうしようもないのかというと、そうでもないかも知れません。ここまでに書いた話は供給を回復させる話でしたが、供給が回復しないならば、需要の方を調整すればよいのです。しかし、3年で関東地方中の電気製品が省電力商品と入れ替わるとは思えませんし、また、製品自体の極端な省電力化も難しいでしょう。私が個人的に思う電力不足を3年で解消する方法は、スマートメータの大規模な導入と、時間単位の電力料金の設定です。

 アメリカでは10数年前に電力が自由化されて新規事業者が大量に現れ、値引き合戦をした結果、電力の品質が落ちた、つまり、年がら年中停電するようになったそうです。これを解消するために、スマートメータを導入して、電力使用のピーク時間帯には電気料金が高くなるような料金体系を導入している事業者がたくさんあるのだそうです。米国ではスマートグリッドの主目的はピーク電力の抑圧であり、スマートメータの導入率も非常に高いそうです。
 
 一方、日本のスマートメータ導入数はまだ全国規模で数10万程度。殆ど入っていません。いまの電力使用量の測り方は皆様ご存じの通り、1ヶ月に1ぺん、前の月との差を測るだけの非常に原始的なやり方です。これでは、電力使用のピーク時間帯に電力料金を高くすることなど不可能です。

 しかし、スマートメータを導入すれば、そういったことが可能になります。ピーク時間帯だけ電力料金を高くし、今日使った電気料金をその場で確認できるようになれば、電力使用の時間帯をずらそうとか、この時間は節電しようとか、そういう気にさせられて、全体でピーク電力を押さえられるようになります。

 3年で今の状況から脱却する方法はこれしかないように思いますが、いかがでしょうか。
 未来のエネルギーとは原子力のこと。ただし、未来のエネルギーと言っても、将来の夢のエネルギーという意味ではありません。現在の原発は、遠い未来までの間にゆっくり放出されるはずのエネルギーを現代において一気に放出させてしまう発電方法です。

 現在の原発の主燃料はウランとプルトニウムですが、原発の燃料として使用される放射性ウランの半減期は7億年、プルトニウムの方は2万4千年なんだそうです。ということは、天然にあるウランやプルトニウムはそのまま置いておけば悠久の彼方にかけてゆっくりゆっくりとエネルギーを放出していくはずだったものです。しかし、これを精製して一所に固めておいて連鎖反応を起こさせて一気にエネルギーを放出させているのが原発、または原爆というわけです。

 そのために遠い将来の地球が冷えてしまうということは無いと思いますが、これもやはり不自然なエネルギーの取り出し方ですね。
 
 今の発電方法の大部分が化石燃料と原発であるということは、今の地球では、過去のエネルギーと未来のエネルギーを現代という一瞬に集めて燃やしている、ということになります。ここまで考えるとやはりそれで良いのか、と思わされます。

 最後におまけとして核融合ですが、核融合はクリーンなエネルギーだ、と学者先生方はおっしゃいますが、まあ、眉につばを付けて聞いておいた方が良いように思います。核融合は太陽で起こる反応です。それを地球上で起こさせるためにどれだけ不自然な事をしなければいけないかは想像に難くありません。実際、自然界には存在しない物質を最初に作るところから始めなければいけないとのこと。現在の原発が持つ危険と同じ危険はないかも知れませんが、違う危険があるのは間違いないと思います。どっちみち、核融合で作り出すエネルギーは、過去にも未来にも地球が地球であるうちには絶対に地球上では自然には得られないエネルギーです。地球温暖化的にも悪さをするのは目に見えていますね。まあ、実現性は薄いようなので、気にしなくて良いと思います。

 結局、再生可能エネルギーがもっとも人にも地球にも優しいようです。

 節電も夏までは一段落なので、しばらくはエネルギー問題について考えてみたいと思います。

 再生可能エネルギーを推進する人々は、なぜバイオマス発電は良くて、天然ガスなどの火力は駄目だと言うのでしょうか。どちらも何かを燃やして発電していることには変わりないのに。どちらも二酸化炭素を出すのに。その理由は、バイオマスは今地上にある二酸化炭素を回しているだけですが、LNGや石油などの燃料は何億年も昔に閉じ込められた二酸化炭素を現代に取り出しているからです。

 今回の電力騒ぎで、皆様、よく「電気は貯められない」という話を耳にすると思います。実際、電気に限らずエネルギーを人工的に大量に蓄えるのはあまり簡単な事ではありません。身近な例外は電池や揚水発電ですね。あとは、子供の頃理科の実験で、電気を流して水素を発生させたことがあるのではと思いますが、水に電気を流して作った水素を貯めておけば、エネルギーを蓄えることができます。しかし、どれも大量のエネルギーを蓄えるには少々不便だったり物足りなかったりします。

 しかし、この難しい問題に対して、生物は非常に上手な解決法で対応してきました。皆様ご存じの光合成は、太陽エネルギーを使って、二酸化炭素から炭水化物や脂肪を作ってエネルギーを蓄える仕組みです。植物がこうして作ったエネルギーを動物が食べて自分の体を作り、その動物をまた別の動物が食べて…、という食物連鎖ができています。全ての生物の体の殆どは元はといえば太陽のエネルギーにたどり着くのです。
 
 大昔に埋蔵されて長い時間をかけて液化天然ガスや石油となった燃料は、大昔の生物の死骸です。これは、何億年も昔の太陽エネルギーのなれの果てです。これを今取り出して燃やすということは、大昔の太陽エネルギーで現代を暖めていること、大昔の二酸化炭素を現代に放出していることになります。それで良いのか、と考えさせられるものがあります。

 一方、バイオマス燃料は現代の生物の死骸や排泄物を燃料としています。ということは、これは、現代の太陽エネルギーを現代に還元しているだけです。また、二酸化炭素にしても現代の二酸化炭素を現代に戻しているだけになります。つまり、一旦植物に光合成されなければ、単にその場で地球を温めるために使われたはずの太陽エネルギーを違う形で取り出しているに過ぎないことになります。バイオマスとして発電に使われないなら、発酵のような形でなんとなく熱に戻るエネルギーを発電に利用しているだけなので、問題が無いんですね。

 蛇足のエコな話ですが、地方で育った方の中には、秋に落ち葉が腐食を始めているところがほんのり暖かいのを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、春から夏にかけて植物が自分の体を作るという形で蓄えた太陽エネルギーを、発酵・腐食という形で放出しているんですね。人口が増えて多数の森林が開拓されて市街地になったことで、地球全体として春夏に植物が太陽エネルギーを蓄え、秋冬にそれを放出する力が減ったことが、地球温暖化、というか、夏は極端に暑くて、冬は極端に寒い最近の気候の原因ではないかと思うことがあります。まあ、エアコンの影響ほどではないと思いますが。
ブログ左のサイドバーに東電の消費電力量のブログパーツを貼ってみました。
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 30年前、40年前の夏は現代のように暑くはなかったという話を良く耳にすると思います。特に夏の都市部は耐えられない程暑くなっています。現代の夏がこんなに暑くなってしまった原因はいろいろあるのですが、主な原因は3つでしょうか。

・エアコンの廃熱
 エアコンはヒートポンプといって、家の中の熱を家の外に出すものですが、熱を移動させるためにさらに電気、つまり、エネルギーを使っています。熱を移動させるために使ったエネルギーも最後には熱になります。平たく言えば、冷房は、家の中を冷やすクーラーであると同時に、外気を温めるヒーターなのです。エアコンを使う家が100軒に1軒くらいのうちは全く問題有りませんでしたが、今のように全ての家、全ての部屋にエアコンが付いていると外気へのヒーター効果が無視できなくなります。
 ここでさらに問題なのが、ヒートポンプ、通称ヒーポンですが、ヒーポンは熱を移動させる場所の間の温度差が大きい程、余計に移動させるためのエネルギーが必要になります。つまり、外気温が高くなれば、部屋の温度を同じに保つのに余計にエネルギーを使うのです。それが、さらに外気温を上昇させ…、という悪循環を生み出しています。
 非現実的な話をすれば、関東地方全体でこの夏は絶対にエアコンを使わないことにすれば、真夏でもそれほど暑くならないのではとすら考えることがあります。

・アスファルトによる舗装
 アスファルト舗装された道路が夏場にはすごく熱くなっているのは皆様ご存じの通りです。大昔は道路は土であり、水分を含んでいたので、太陽光で暖まっても水分が蒸発して冷やしてくれたのであまり暑くはなりませんでした。今のアスファルトは特殊なものを除いては、そういった効果は全くありません。
 また、昔は小川というかどぶ川のようなものがあちこちにありましたが、今はそういったものは都市部ではほぼ全部、蓋をして暗渠になってしまっており、川の水が蒸発して涼しくなる効果も期待できません。

・気象変動
 最後は、エルニーニョ、ラニーニャといった気象変動ですが、こればっかりは大自然の事なので人の手ではどうしようもないと思います。全く不可能ではないとは思いますが…。例えば、中国では北京オリンピックの開会式が晴れるように、あれこれ人工的に手を打ったようです。しかし、こういうやり方は、後々しっぺ返しが有りそうな気がします。結局、大自然として調和が取れているところに局地的に無理な形でバランスを崩そうとした訳で、そのせいで他の部分に違う形で影響が現れると思いますが、それを全て予測して手が打てる程人間の知恵は進んでいないからです。
 そんなこんなで、こればっかりは諦めるより仕方がないように思います。

 
 以上のようなことを考えると、細かいことはとりあえず置いておくとして、この夏を電気を使わず涼しく過ごすために私たちにできることは、大まかには、エアコンの使用を最小限にとどめる、可能な限り使わない、打ち水をする、また、打ち水と同じ効果が期待できる、屋上緑化やグリーンカーテン、ベランダや庭で沢山の植物を育てる、といった事になるのでしょうか。
 細かいところでは他にも色々できることがあると思いますので、それは追々書いていこうと思います。
 計画停電終了宣言が出て、まずは一安心ですね。次に心配なのは夏場の電力不足です。今は、暖かくなってエアコンの使用が減り、電力にもかなり余裕があります。あまり今、節電に頑張りすぎて夏には疲れ果ててしまうようなことがないよう、無理はしないで下さいね。

 これからしばらくは、様子を見ながらそれなりに電気を使えば良いと思います。Yahoo!やMSN、朝日新聞といったサイトではトップ画面で現在の電力使用量を表示しています。本格的に暑くなるまでは、そういったサイトで現在の電力使用量を時々確認して、電力使用量が90%を超えるような時には、少し力を入れて節電しましょう。そうでなければ、普通に使って大丈夫と思います。人力スマートグリッドですね。
 なお、電力使用量の表示は、まれに、ブラウザにため込まれた古い情報を表示していることがあります。時間が一緒に表示されていますので、その時間が妙に古いと思ったら、シフトを押しながら、再読み込みボタンをクリックして下さい。最新表示になると思います。
 これらのサイトは東京電力のサイトの情報を加工して表示しています。直接東電のサイトに見に行ってもいいと思います。
 
 ただ、習慣化してしまえばストレスにならないような事、電灯をこまめに消す、といったことは、今のうちに習慣化してしまった方が良いかもしれませんね。電気代の節約にもなります。また、LED電球などエコな製品に取り替えるのも今のうちにやっておいた方がいいと思います。夏になってからでは売り切れて品薄、ということもあり得ます。実現されるかどうかは全く不明ですが、LED電球などのエコ製品に補助金を出すという構想も浮かびつつあるようです。購入したらとりあえずレシートは取っておきましょう。

 今は、今のうちに準備できることは準備し、また、すこし気持ちを休めて、夏場に向けて英気を養いましょう。
 ACのCMがいつの間にか「PCの電源を消そう」になったのは、少々苦笑を誘いましたね。TVのCMだから「テレビを消そう」とは言えなかったのだと思いますけど。はっきり言ってPCよりテレビの方が消費電力は大きいです。大型の薄型テレビの消費電力は100W~200W、PCはノートならば最大定格が100Wを超えるものは多くありません。デスクトップを家庭で使ってらっしゃる方は今どんどん減ってきていると思いますし。両方を同時につける必要は、少なくても利用者が同じ人であるならば、無いと思いますし、どちらが節電になるかと言えば、PCを使ってテレビを消した方が節電になります。

 それはともかく、PCの節電方法を書いてみようと思います。

・ディスプレイの電源をこまめに切る設定をしましょう
 ディスプレイの消費電力は意外と大きいです。スクリーンセーバーよりもディスプレイの電源を切るようにしましょう。デスクトップの何も無いところを右クリックすると「プロパティ」が選択できますので、そこのスクリーンセーバーのタブからモニタ電源の電源ボタンをクリックして、何分で電源が切れる、という設定をしましょう。1分とか2分とかで良いと思います。この設定は、マウスを動かしたりすればすぐにディスプレイが復帰します。
 スクリーンセーバーで特に模様が動くタイプのものはそれなりに電力を使いますので止めましょう。
 また、オフィスなどでは離席時には必ずディスプレイの電源を切りましょう。また、複数のディスプレイを併用して利用する際は、使う分だけディスプレイの電源を入れて使いましょう。

・スリープモードを利用しましょう
 1,2時間使わないときに、PCの電源を切るのは面倒です。ノートパソコンであれば、蓋を閉めればスリープモードに入るように設定ができるはずですので、そういう設定をして、半端な時間使わない場合には、蓋を閉めてしまいましょう。設定はおそらくタスクトレイの何かのアイコンあたりからできると思います。
 また、結果として30分くらい使わなかった、ということも有ると思います。そういうときのためにノートパソコンであれば、何分使わなければHDDの電源を切る、CPUの電源を切るという細かい設定ができると思いますので、15分くらいに設定して、こまめに電源が切れるようにしましょう。
 こういった設定はデスクトップでもできる機種はあると思います。できるようであれば設定しましょう。

・リアルタイムで動くものの利用は最小限に
 バックグラウンドで、画像がちょこちょこ動くようなアプリが多数あると思いますが、画像や音声が常に動くアプリは電力の消費が大きいです。ついでに動かしている程度のアプリであれば止めてしまいましょう。例えばWMPで音楽をかけるとプレイビュー画面で視覚エフェクトが勝手に出て来ますが、そういったものは電力を使いますですので、止めてしまいましょう。

・長時間利用しない場合は電源を切りましょう
 夜寝る前やお出かけ前には電源を切りましょう。付けっぱなしはシステム的にも不安定になりがちですし、火災の原因にもなります。
 掃除機って実はかなり消費電力大きいです。電子レンジの2倍程度あります。一番良いのは、掃除機を使うのは計画停電が予定されていない日または計画停電時間外にとどめることです。最近は、かなり静音設計の掃除機も販売されていますので、そういうものであれば夜間、早朝の利用もできると思います。

 普通の掃除機なので、夜間の利用はちょっと…、でも、毎日掃除したい、という方は、少し掃除の仕方を変えてみてはいかがでしょうか。ポイントは、掃除機は掃除機でしか綺麗にできない部分の清掃にとどめ、他の方法で代用できる部分は電気を使わない他の方法を利用する、ということです。

・フロアワイパーを使いましょう
 床が汚くなる理由が主としてホコリの類なら、掃除機は利用しなくてもフロアワイパーで十分に綺麗になります。平日のお掃除はフロアワイパーにして、掃除機がけは休日のみにしてみてはいかがてしょうか。

・化学ぞうきんやハンディワイパーを使いましょう
 床以外は、サッサやダスキン、ハンディクイックルのようなハンディワイパーを使ってみてはどうでしょうか。家の要所要所に幾つか置いておけば、気になったときにササッと拭いて綺麗にできます。

・大きめのゴミは箒とちりとりで
 毎日の掃除をフロアワイパーに変えると、手では拾いにくいけれども、フロアワイパーでは取り切れないゴミ類が部屋の角に溜まることがあります。そういうものは、100均で買えるような小さい箒とちりとりで。机上用の本当に小さい箒とちりとりも売られていますので、活用して下さい。

・ハンディタイプの掃除機を使ってみましょう
 部屋の隅に溜まったゴミを取るだけであれば、充電できるハンディタイプの掃除機を使ってみてはどうでしょうか。充電式なのでコードに煩わされることが無く、消費電力も小さいです。

・カーペットにはコロコロを
 私は、掃除機でカーペットを掃除するとき、糸くずの類がなかなか取れなくて、意地になってヘッドをぐりぐりといつまでも押しつけてしまって、くたびれ果ててしまうことがあるのですが、カーペット相手に意地になってもしかたないですよね。お菓子のかけらのような掃除機でしか取れないものを取るために掃除機をさっとかけたら、糸くず類はコロコロで取ってしまいましょう。掃除機で腹が立つほど取れなかった糸くずが簡単に取れます。最近は柄の長いタイプも売られており、かがまなくてもコロコロをかけられて便利です。

 私は、掃除機は、コードを引っ張り回すのが面倒だし、方向転換が上手くできなくて本体がひっくり返ったりするので、あまり好きではなく、昔からワイパー派でした。ワイパーだと掃除に力もいらず、部屋の隅に立てかけておいても邪魔にならないので、出したりしまったりの手間が無く、気になったときにササッと使ってすぐ綺麗になるので、結構気に入っています。計画停電とは関係なくワイパー生活はお勧めです。