ACのCMで使わない製品のコンセントを抜きましょう、と言っていますが、なかなか毎回毎回コンセントを抜くのは面倒ですよね。今回は全般的な待機電力削減方法を書いてみます。

・あまり使わない電化製品はコンセントを抜きましょう
 月に2,3回程度しか使わないものは、コンセントを抜いておく、というよりは、使うときだけコンセントを挿しましょう。コンセントの挿しっぱなしは、そこにほこりが積もって火災の原因にもなります。

・主電源を切りましょう
 毎日かそれに近い使い方をするものの場合、主電源があれば、主電源の方を切りましょう。例えば、我が家のテレビはリモコンで電源を切ると「待機モード」に入ります。この状態では、下の方でLEDが点灯しており、電気が通っていることが分かります。一方、本体に付いている主電源を切ると、完全に電気が切れます。この状態では予約録画もできなくなります。しかし、待機電力はほぼ0になっているはずです。テレビを切るためにリモコンを押す場合、リモコンが必ず決まった場所に置かれており、リモコンを押すためにリモコンを探さなくて良いお宅は少ないのではないかと思います。一方、主電源スイッチの場所は決まっていますから、全く探す必要がありません。一歩脚を踏み出して主電源を切る方が手間が少なく、また節電にもなります。
 
・スイッチ付きのテーブルタップを利用しましょう
 テーブルタップにスイッチが付いているものが売られています。そのテーブルタップ全体のスイッチを切ってしまうものや、個々のコンセント毎にスイッチを切れるものなど色々種類があります。主電源スイッチが無いものや、電源の前にAC/DCコンバーターが付いているようなものは、スイッチ付きのテーブルタップを使って、使うときだけテーブルタップのスイッチを入れましょう。主電源の代わりをしてくれます。我が家ではPCとPC周辺機器を同じテーブルタップに繋ぎ、PCを使わない時はテーブルタップのスイッチを切っています。
 また、設計の悪い機器の場合、殆ど使ってもいないにAC/DCコンバーター(電源ケーブルの途中に挟まっている暖かくなる箱です)が暖かくなるような事があります。そういうものは使っていないのにAC/DCコンバーターが暖かくなる程度に電気を使っていますから、できるだけコンセントを抜くか、スイッチ付きのテーブルタップを使って電気の供給を止めましょう。
 スイッチ付きのテーブルタップは、通電しているときにはスイッチのLEDが点き、切っているときには消えるものが多いですが、中には、切っているときにもLEDが点くタイプがあります。電気の無駄ですので、そういうものの購入は止めましょう。
 スイッチ付きのテーブルタップを置く場所は、壁コンの近くではなく、使う電気製品の側の方が利用しやすいと思います。壁にテーブルタップのコンセントを挿し、テーブルタップの線を電気製品の側まで引いて、電気製品のプラグを差し、電気製品の方の電源ケーブルはあまり引き回さないようにすると、電気製品を使うときにテーブルタップのスイッチを入れるのが楽になります。
 この状態では電気製品の方の電源ケーブルがとぐろを巻くことになります。見苦しいので、ついビニタイなどでくくりたくなりますが、電源ケーブルをくくると過熱して火災の原因になりますので止めましょう。輪っかになるように綺麗にとぐろを巻かせる程度にしておきましょう。

・時計には電池を使いましょう
 CDプレーヤー、iPodドックのようなものでは、使っていないときの時計表示を動かすために電源を通しておきたくなるかも知れません。こういったものは大抵電池を入れられるようになっていますので、時計を動かすためだけであれば電池を入れておき、本当に使うとき以外はコンセントを抜くか、テーブルタップのスイッチを切っておきましょう。


 私の実家ではポップアップ式のトースターを使っていましたが、オーブントースターをお使いのお宅の方が多いことと思います。オーブントースターよりポップアップ式のトースターの方が消費電力が小さいので、もしポップアップ式をお持ちであれば、そちらを利用した方が節電になります。しかし、ポップアップ式では四つ切りのパンもお餅も焼けないから、とおっしゃる方も多いのでは。

 私の実家のトースターはポップアップ式でしたが、だからといってお餅が焼けないということはありませんでした。では、どうしていたかというと、お餅はガスレンジの魚焼き用グリルで焼いていました。火力が強いので油断するとすぐ焦げるのが難点でしたが、特に問題なく美味しく焼けていました。実家ではお餅の他に焼きおにぎりも魚焼き用グリルで焼いていました。魚焼き用グリルで焼いたからといって魚臭いということは全くありませんでした。そこでネットで検索してみたところ、トーストも魚焼き用グリルで焼けるようです。

 魚焼き用グリルをオーブントースターの代わりに使う場合のポイントを挙げてみます。

・火力が強いので放置しないようにしましょう
 油断するとすぐに黒こげになります。火力を弱めてもオーブントースターよりもかなり早く焼けます。時間の感覚がつかめるようになるまでは、頻繁に覗き込んで焼き上がりのタイミングを逃さないようにしましょう。
・裏返しましょう
 オーブントースターと違って、魚焼き用グリルは下に水を張りますので、上面しか焼けません。片面ずつ焼いて下さい。

 今は計画停電が一段落していますが、また夏頃に再開されたら皆様トライしてみて下さい。

 ところで、オール電化などでガスがありませんという方も少なからずいらっしゃると思います。
 そういう方は、もし、焦げ目や表面のサックリ感にこだわらないのであれば、トースターの代わりに電子レンジを利用してみてはいかがでしょうか。切り餅1つなら、電子レンジで30秒程度、パンをほんのり暖かくするなら10秒から20秒程度です。
 
 なお、電子レンジはトースターより火力が強いので、お餅を温めるときは側を離れず、ふくらみ始めたらすぐに止めて下さい。油断するとお餅の形が無くなります。逆に、形が無くなるまで少し余計に温めると、つきたてのお餅でないとできないと思えた辛み餅やきな粉餅も作れたりします。焼き餅以外の調理の仕方を試してもいいかも知れませんね。
 パンもタイミングをつかめるようになるまでは10秒ずつ確かめるように温めると良いでしょう。
冷蔵庫もかなり電力を使う電化製品ですが、こればっかりは電源を抜くわけにはいきませんよね。そこで上手に使う方法を書き出してみます。

・ものを詰めこむのは止めましょう
 使う計画を考えて食品を購入しましょう。また、本当に冷蔵庫に入れるべきか考えて入れましょう。食べかけのスナック菓子のような常温で湿気よけのタッパーに入れておけばいいものや常温保存が可能な未開封の調味料まで冷蔵庫に入れるるのはやめましょう。また、綺麗に整理してすっきり使いましょう。

・冷蔵庫の周囲に十分な空間を取りましょう
 取説には必ず冷蔵庫の周辺は○○cm以上空けましょうと書いてあります。冷蔵庫が冷える原理はエアコンと同じです。エアコンの室外機は部屋の外にありますが、冷蔵庫での室外機に当たる部分は冷蔵庫の背面にあります。背面から室外機が出すような熱を逃がしているのです。また、背面と側面はほぼ熱的につながっていて、背面のみでなく側面、製品によっては上面から熱が逃げるようになっています。冷蔵庫の周辺に十分な空間が無いと、熱が逃げにくくなります。これはつまり、エアコンで言うなら外が非常に暑くなっているのと同じで、同じだけ温度を下げるのに余計に電力を使うことになります。また、エアコンと違って、室外機に当たる部分と冷やされる部分が断熱材を介しただけでつながっているため、外の放熱が上手くできないと中に熱が戻ってしまう可能性もあります。取説に書いて有る通りかそれ以上の十分なスペースを取るようにしましょう。

・熱いものをすぐに入れないようにしましょう
 外で室温に冷やしてから入れましょう。熱いものを冷やすためには余計な電力が必要になります。

・出し入れはまとめてしましょう
 頻繁に扉を開け閉めすると、そのたびに冷気が逃げてしまいます。冷蔵庫の中を整理し、入れる場所を決めておいて、入れるとき、出すときは素早くしましょう。また、まとめて出し入れしましょう。

・設定は弱めに
 以上のようなことを守っていれば、設定を少し弱くしても十分に冷えると思います。頑張って下さい!
 計画停電もだいぶ落ち着いて来たのですが、次に心配になるのが、夏の電力不足。長期予報ではこの夏は例年より暑い可能性が高いとのこと。心配ですね。そこで、夏に備えて今から準備をしておきましょう。

 部屋に太陽光を入れないようにするだけなら、カーテンやブラインドでいいのですが、できれば、太陽光を窓の外でシャットアウトしたいところです。単なる光よけなら「よしず」でもいいのですが、窓の外につる性の植物をはわせてグリーンカーテンにすれば、葉の蒸散効果によって気温を下げることもできて、より効果が高まります。葉から水分が蒸発するので気化熱が奪われて、打ち水と似たような効果があって、単なる光よけより少し涼しくできるのです。

 グリーンカーテンにする植物は、つる性の植物であれば何でもOKですが、葉の蒸散効果で涼しくしたいのであれば、ツタのような蒸発の少ない植物よりもゴーヤのような水分蒸発が多い植物の方が良いと思います。ただし、その分水やりの量は多くなります。
 グリーンカーテンにする代表的な植物はゴーヤですが、そのほか、アサガオ、キュウリ、カボチャなど、お好みで選んで大丈夫です。ゴーヤやキュウリ、カボチャなどにすれば、収穫も期待できて一石二鳥ですね。
 ゴーヤは比較的病害虫に強く、育てやすいですが、キュウリ、カボチャは、種類によっては手間がかかるため、自信がない方は園芸店などで病害虫に強いタイプの種や苗を購入するとよいでしょう。食べられなくて良いならアサガオは育てるのが比較的簡単です。
 
 種まき等々の時期は種類によって違うのですが、だいたいは4月からGWくらいまでだと思います。今から準備を始めましょう。

 グリーンカーテンは庭付き一戸建ての方が作りやすいのは確かですが、マンションでも可能です。我が家もマンションですが、グリーンカーテンを時々育てます。作り方は次の通りです。

・窓の前のベランダにプランターを置き、何本か支柱を立てるか、割り箸を深めに差し込んで下さい。
・次に、窓の上の「さん」の部分に両面テープで付くタイプの100均で買えるフックを取り付けます。付ける位置は、それぞれの支柱の上です。両面テープは強力なタイプが良いです。フックの耐荷重が大きいタイプを選びましょう。フックを取り付ける場所を予めぞうきんなどで綺麗にぬぐって汚れがないようにして下さい。また、両面テープが付く場所はできるだけ平らな面を選んで下さい。
 なお、フックは窓ガラスには付けないで下さい。綺麗にはがせなくなります。グリーンカーテンが役割を終えてフックを取りはず時にさんからフックが綺麗に取れない場合は、DIYなどで売られている強力な接着テープはがしを使ってはがして下さい。
・フックから支柱または割り箸の間をビニールひもで繋ぎます。これで縦縞状にビニールひもが並んでいる状態になります。フックに結び付けたら、フックの先に輪ゴムなどをくくりつけてビニールひもが抜けないようにしましょう。支柱側も同じようにしっかりくくりつけましょう。
・並んでいる縦のビニールひもを横に渡すようにさらにビニールひもを何カ所かにかけていきます。横のビニールひもが縦のビニールひもと交差するところで結んでしまうと良いです。横のビニールひもは少し遊びがあるようにゆとりを持って渡しましょう。これでグリーンカーテンを這わすネットの完成です。

 ここではビニールひもでのネットの作り方を書きましたが、出来合いのネットをくくりつけても良いと思います。我が家であえてビニールひもを使う理由は2つです。1つは出来合いのネットは色が濃すぎて、暑くなってグリーンカーテンが涼しさを演出する前から窓が暗くなってしまうことです。もう1つは、これは地域のゴミ収集の分類法にもよるのですが、ビニールひもで作っておけば、ひもごとまとめて捨てられるからです。ネットに絡みついた蔓を外すのは意外と手間なので。

 後は、お好みのつる性植物をプランターで育て、作ったビニールひもの周りに這わせるように蔓を絡ませてあげて下さい。窓の外にすこし透ける程度の葉っぱが生い茂っているのは見た目にとても涼しげで、気持ちを和ませてくれると思います。


大画面薄型テレビは結構電力使います。見たい番組が無いときはこまめに消しましょう。テレビでの節電のコツを挙げてみます。

・主電源を消しましょう
 待機電力がそれなりに高い機種もあるので、録画予約などが無ければ主電源から切ってしまいましょう。

・なんとなくつけるのはやめましょう
 特に見たいわけではないけれど、何もないと寂しいからという理由で、私も昔は良くテレビをつけっぱなしにしましたが、計画停電中は少しの電力も貴重です。点けっぱなしはやめましょう。代わりに、小型のCDプレーヤーやiPod用ドックのような消費電力の小さいもので音楽などはどうでしょうか。

・消してしまうのが怖い場合はラジオを利用しましょう
 もし、何かあったときに即座に情報が入らないと怖いという場合は、代わりにラジオがいいかもしれません。ラジオであれば何かあればすぐにアナウンスがあるはずです。

・携帯のワンセグなど小型のTVを利用しましょう
 最近は携帯もワンセグが普通に見られるようになりました。携帯を電源に繋げてワンセグをつけてもいいかも知れませんね。スピーカーで音を出せると思いますし、気になるところだけ画面を覗き込めば点けっぱなしの代わり程度であればそれほど困らないと思います。また、お風呂TVのような小型のTVをお持ちなら、ながら見は大画面TVではなく小型のTVにしましょう。また、地デジチューナー付きのPCも最近は増えているようです。PC利用中であれば、PCで地デジも見てしまった方が横でTVを点けているより電力は小さくなりますので、試してみてはいかがでしょうか。さらには、ニンテンドーDSにも地デジチューナーは付けられるようです。DSユーザーならば試してみてもいいかも知れませんね。

・震災時の映像を繰り返し見るのは精神衛生上好ましくないようです
 TVで大量に流される震災時の悲惨な画像や原発情報などで精神的にダウンしてしまう現象が問題になり始めています。不安で仕方なくなるのだそうです。特に、お子さんのいる家庭ではテレビのつけっぱなしは止めましょう。

 お風呂はガスの場合は計画停電的にはあまり問題がないのですが、オール電化やエコキュートなど電気で動いている場合には、工夫しましょう。ガスの場合は、お風呂の照明に白熱灯を使っている場合には蛍光灯型などに取り替えるようにしましょう。照明については別の記事で書きましたので、そちらを見て下さい。

 以下、主として電気給湯、電気乾燥の場合ですが、ガスの場合でも実行すれば省エネになります。

・家族で入る時間を近づけましょう
 調理でもそうですが、再加熱はとにかく電気を使います。温め直しを最小限にできるよう、家族で入る時間をできるだけ近づけましょう。特に、冬場に浴室暖房がある場合は、何度も浴室を温めては冷やして、を繰り返すと大変な電気を使います。前の人が出て、浴室、浴槽が十分暖かいうちに次の人が入ってしまいましょう。

・お風呂に入っていない時間は必ず蓋を
 蓋をして温度が下がるのを防ぐと同時に、水蒸気が壁や天井に付くのを最小限とどめましょう。壁についた水滴は浴室の温度を下げ、浴室乾燥機の必要時間を長くします。
 お風呂の温度を下げないためには、蓋の他に、浴槽のお湯の上に浮かべる保温フィルムを併用すると効果が高まります。

・お湯はこまめに止めましょう
 電気給湯の場合は特に、お湯の流しっぱなしはせず、必要なだけ出してすぐに止めましょう。

・浴室乾燥機の時間を短くしましょう。
 最後の人がお風呂を使い終わったら、窓ふき用のワイパーなどを使って壁面や床の水を排水溝に流し込んでしまいましょう。また、乾燥機の吹き出し口の方向を最も乾かしたいものがある方向に調整しましょう。これだけで、かなり乾燥時間を短縮できるはずです。

 洗濯機も結構電気を使います。できる限り計画停電予定の無い日や計画停電時間外に使うようにしましょう。最近の洗濯機はかなり静かですので、寝る前にセットして朝にはできているようにするのがよいと思います。

 とはいうものの、なかなかそうも行かないもの。洗濯機・乾燥機を使う上での節電のコツを挙げてみます。

・温水洗浄の利用は止めましょう
 温水を給水するのではなく、水温をヒーターで上げるタイプが多いようです。あれだけの水の温度を上げるには大変な電気を使います。温水で給水する場合も電気給湯器の場合はやはり電気を使います。それよりもお風呂の残り湯を利用しましょう。

・短いコースで洗濯しましょう
 汚れ落ちが悪い場合には、気になる部分に予めシミ用洗剤などを付けてから洗濯しましょう。シミ用洗剤は、油染み、汗染み、泥染み等々色々種類が出ています。良く合った洗剤を選べばかなり綺麗になります。
 全体的に汚れ落ちが悪い場合には、洗濯を始めて洗剤が水全体に行き渡ったら、一旦止めて、1時間程つけ置きの状態にしておき、再度動かしましょう。
 また、すすぎの回数が少なくて済む洗剤が出ています。そういうものを利用して短いコースで洗濯しましょう。

・まとめて洗って洗濯回数を減らしましょう
 こまめに洗濯したい方もいると思いますが、できれば、いっぱいになるまで待ってからまとめて洗濯し、洗濯の回数を減らしましょう。

・乾燥機の利用は必要最小限に
 乾燥機の電力消費は非常に多いです。高層マンションなどで外に干せない方の場合は、できれば部屋干しで対応しましょう。部屋干しでも臭いが気にならない洗剤も出ています。乾燥機は衣類が傷みますし、シワもできやすいです。綿の衣類は、温度が上がる所まで5分ほど温めたら取り出し、そのまま干せばアイロンが要らない程度にシワが取れ、アイロンに使う電気と手間の節約にもなります。乾燥機で全部乾かし切るのではなく、必要最小限にとどめましょう。

・本当に洗うべきか考えましょう
 我が家もそうでしたが、あまり考えずに一度使ったものは必ず洗ったりしますが、本当に洗う必要があるか考えて、洗う必要のないものの洗濯は止めましょう。
 食洗機は水をヒーターで温めるため、想像以上に電気を使います。食洗機の使い方で一番簡単な方法は、計画停電時間外に使うことです。が、なかなかそうとばかり行かないこともありますね。

 そこで、計画停電中の食洗機の使い方のコツを挙げてみます。

・ガス給湯の場合は高温で給湯を
 食洗機、給湯器ともに60度までしか対応しないものが多いと思います。ガス給湯の場合は、思い切って60度で給湯してみましょう。給湯器から蛇口までが遠い場合、60度で給湯しても60度のお湯が出ていない事があります。食洗機を使い始める前に、蛇口を開けてお湯を出し、暖かくなってきたら蛇口を止めずに食洗機を動かし始めて、食洗機が給湯を始めてから蛇口を閉めましょう。ガス給湯器は水の流れが止まると一旦火を消します。そのときに温度が下がってしまうのを防ぐためです。高温のお湯で給水すると食洗機を回している時間が減るためヒーターの分だけでなくモーターの分も節電できます。
 給湯器の温度設定を食洗機を使う度に変更するのは面倒、と思う方は、お風呂の方の給湯温度を40度程度にしておき、キッチンの給湯温度は60度にしておいて、「優先」ボタンを使って切り替えると良いと思います。
 なお、電気給湯の場合はエコキュートのようなヒーポン型であれば、やはり高温で給湯した方が節電になりますが、給湯がヒーター式であればモーターの分だけしか変わりません。その場合は、下記の方法を中心にして使ってみましょう。

・できるだけいっぱいにして回しましょう
 洗いたい食器が溜まってから、食洗機にいっぱいに詰め込んで洗い、洗う回数を減らしましょう。

・少しだけ洗いたい場合は、普通に手であらいましょう。
 ちゃちゃっと洗えば、少量ならば結構すぐです。電気式の給湯の方は、ゴム手袋をしてお湯ではなく水であらってしまいましょう。直接水が手に触れなければそれほど冷たくはありません。
 油汚れは予め丸めた新聞紙でぬぐって。また、アクリル毛糸のスポンジなどを使えば力もいらず時間もかからず綺麗に落ちます。短い時間でも予めつけ置きしておくと良いです。食事後間髪を入れずに、食器が乾かないうちに水につけておくと、洗うのがとても楽になります。
 電気給湯でお湯で洗う場合は、お湯を出しっぱなしにせず、こまめに止めましょう。また、お湯の温度を下げましょう。

・食洗機でもつけ置きしましょう
 上記の方法で食器を簡単に水につけておいたり、油汚れを新聞紙でぬぐってから食洗機に入れれば、最短コースでも十分に綺麗になります。小さな一手間で時間を短縮しましょう。

・乾燥の利用を止めましょう
 食洗機の洗いコース終了直後は食器類はかなり高温になっています。終了直後に食洗機の蓋を開けてそのまま放置すれば自然に乾いてしまいます。乾燥は必要有りません。乾燥のつかないコースで洗って節電しましょう。

 どこかで計画停電をしている時間に、一番守りたいことは、必要のない場所の照明はこまめに消すことです。でも、暗いときに無理に照明を使わずにいると事故の元となりますので、必要な照明はちゃんと使いましょう。ちゃんと使っていても節電する方法はあります。

 まず、簡単で手がかからない方法から。

・少しだけ照明を暗くしてみましょう。
 蛍光灯などはプルスイッチで少し暗くできるものが多いですので、一段階暗くしてみましょう。

・家族が同じ部屋ですごしましょう
 別々の部屋にいれば、それだけ余計に照明を使います。同じ部屋で過ごしましょう。家族の会話にもきっと良いはず。また、生活時間をできるだけ共通にし、照明を使う時間を短くしましょう。

・暗くなったらカーテンを閉めましょう
 窓の外が暗くなったら、カーテンを閉めましょう。カーテンが明るい色であれば、カーテンを閉めた方が部屋全体が明るくなります。また、暗い部屋と隣接している場合は、隣との仕切りを閉めましょう。仕切りが明るい色であれば、仕切りを閉めた方が部屋が明るくなります。そして、照明の明るさを一段階落としましょう。

 次に、少しお金がかかる方法です。

・蛍光灯の端が黒ずんできたら交換しましょう
 蛍光灯を一段階暗くするとどうにも暗いな、と思う場合は、蛍光灯が古くなっている可能性があります。蛍光灯の端が黒ずんでいたら古くなっている証拠ですので、思い切って交換しましょう。一段階下げても新しい蛍光灯なら十分明るいです。

・白熱灯の利用は避けましょう
 我が家のお風呂の照明が60W球2個でした。なんとこれだけで120W! お風呂という狭い空間を明るくするのに、10畳クラスの居間を煌々と照らせる電力を使っていました。そこでお風呂の照明を蛍光灯に取り替えました。
 調光器のついていない白熱灯でしたら大抵電球型蛍光灯や電球型LEDに交換できます。消費電力は白熱灯のおおよそ1/10程度で済みますので、思い切って交換してしまいましょう。

 蛍光灯、LEDには選び方のポイントが幾つかあります。
✓LEDの光は直進性が高くあまり広がらないので、上向きや横向きに電球がついている照明には不向きです。天井に設置されたダウンライトに向いています。
✓蛍光灯はつけてから明るくなるまで少し時間がかかります。すぐに明るくなって欲しいトイレや洗面所などはLEDの方が良いかも知れません。
✓電球型蛍光灯には密閉器具で利用できるものとできないものがあります。確認してから購入しましょう。
✓調光器に利用できるかどうかは製品によって違いますので、確認してから購入しましょう。
✓色は蛍光灯でもLEDでも昼白色と電球色があります。しかし、電球色の方が少し暗めのようです。お好みで良い方を選んで下さい。
✓蛍光灯の方がLEDより1/3~1/4程度安いですが、蛍光灯の寿命は数年、一方、LEDは何十年と持つようです。そのときの予算に応じて選びましょう。
✓LEDには豆電球型(E17口金、E12口金)もあります。小さな照明もLEDに交換してみましょう。

 なお、LED電球はまだ製品として成熟していないため、長寿命をうたいながらも数ヶ月で切れてしまうものもまれにあるようです。そういうときには、レシートが取ってあれば交換してもらえることが多いようですので、当面は購入したら必ずレシートを保存しておきましょう。
 可能な限りガスを利用したいところですが、ここ数年活発に推進されたオール電化住宅などではそうもいきません。カセットコンロは利用可能ですが、ガスが売り切れていて手に入りませんし、毎日の調理をカセットコンロでするのも考え物です。また、電子レンジはとても便利でこれ無しで過ごせと言われても、とおっしゃる方も多いでしょう。

 ちょっとした工夫で電気による調理も節電可能です。

・調理はこまめに必要最小限を
 大量に作って冷凍庫や冷蔵庫に保存したり、家族の食事時間がバラバラでそのたびに電子レンジで温め直したり。再加熱はとにかく電気を使います。一番良いのは、そのとき食べる分だけを作って食べきってしまうことです。

 しかし、なかなかそうも行かないもの。そこで、保存するにしても少しずつ工夫しましょう。

・冷蔵庫、冷凍庫に入れるのは完全に室温までさましてから
 冷蔵庫の仕組みはエアコンと同じです。中に暑いものを入れればそれを冷やすためにより沢山の電気を使います。冷凍庫、冷蔵庫に入れるのは、外で完全に室温までさましてから入れましょう。

・解凍は自然解凍を利用して
 冷凍したものをいきなり電子レンジで解凍すると、マイナス何度という温度から100度近くまで加熱する必要があり、電気を沢山使います。その日使う予定のものは前日のうちに冷凍庫から冷蔵庫に移しておくか、当日だったら冷凍庫から出して室温において、室温に戻してから温めましょう。

・保温器具を利用して
 お湯を沸かすのもできればその場で利用するだけにしたいですが、なかなかカップ一杯分だけいちいち湧かすのは面倒です。ガスが利用できる場合でもそうですが、多めに湧かしたら残りは保温性がある魔法瓶や水筒に入れておきましょう。数時間は十分に熱いです。電気ポットにも保温性があるものはありますが、冷えると利用する予定があろうが無かろうが自動的に再加熱したりするものもありますので、利用はできるだけ避けましょう。

 調理の工夫もいろいろあります。

・加熱量の少ない調理方法を利用しましょう
 煮物の仕方に保温調理という方法があります。専用の鍋も売られていますが、普通の鍋でも十分に可能です。材料を入れて火にかけ味をつけたら蓋をして蓋が暖まるまで加熱し、火から下ろします。古い毛布などで鍋をぐるぐる巻きにして2,3時間置いておきましょう。これで煮物は十分に柔らかくなり味がしみます。普通に煮込む場合と比べて水分が飛ばないので、予め水の量は少なめ、味は濃いめにつけておきましょう。煮崩れないし、計画停電とは関係なくお勧めの方法です。
 他には圧力鍋なども利用すると良いですね。

・土鍋ご飯を試してみませんか
 電気炊飯器もそれなりに電気を使います。ガスが利用可能な方はガスで土鍋ご飯を炊いてみませんか。作り方は簡単。といだら必要量の水を加えて30分程度つけ、蓋をして強火にかけます。沸騰してきたら弱火にして3分、さらに火を消して20分置きましょう。これだけでできあがりです。朝などは前日に水につけておけば30分で炊けてしまいます。とても嬉しいことに土鍋ご飯は非常に美味しいです! 10万円もするような電気釜には勝てませんが、そこらの安物の電気釜では太刀打ちできないうまさがあります。たまに失敗してできるお焦げもまた楽しいです。これも、計画停電とは関係なくお勧めの方法です。

 最後に荒技ですが、電気を沢山使う調理は計画停電時間外や計画停電予定の無い日に行う、というのもアリと思います。