可能な限りガスを利用したいところですが、ここ数年活発に推進されたオール電化住宅などではそうもいきません。カセットコンロは利用可能ですが、ガスが売り切れていて手に入りませんし、毎日の調理をカセットコンロでするのも考え物です。また、電子レンジはとても便利でこれ無しで過ごせと言われても、とおっしゃる方も多いでしょう。

 ちょっとした工夫で電気による調理も節電可能です。

・調理はこまめに必要最小限を
 大量に作って冷凍庫や冷蔵庫に保存したり、家族の食事時間がバラバラでそのたびに電子レンジで温め直したり。再加熱はとにかく電気を使います。一番良いのは、そのとき食べる分だけを作って食べきってしまうことです。

 しかし、なかなかそうも行かないもの。そこで、保存するにしても少しずつ工夫しましょう。

・冷蔵庫、冷凍庫に入れるのは完全に室温までさましてから
 冷蔵庫の仕組みはエアコンと同じです。中に暑いものを入れればそれを冷やすためにより沢山の電気を使います。冷凍庫、冷蔵庫に入れるのは、外で完全に室温までさましてから入れましょう。

・解凍は自然解凍を利用して
 冷凍したものをいきなり電子レンジで解凍すると、マイナス何度という温度から100度近くまで加熱する必要があり、電気を沢山使います。その日使う予定のものは前日のうちに冷凍庫から冷蔵庫に移しておくか、当日だったら冷凍庫から出して室温において、室温に戻してから温めましょう。

・保温器具を利用して
 お湯を沸かすのもできればその場で利用するだけにしたいですが、なかなかカップ一杯分だけいちいち湧かすのは面倒です。ガスが利用できる場合でもそうですが、多めに湧かしたら残りは保温性がある魔法瓶や水筒に入れておきましょう。数時間は十分に熱いです。電気ポットにも保温性があるものはありますが、冷えると利用する予定があろうが無かろうが自動的に再加熱したりするものもありますので、利用はできるだけ避けましょう。

 調理の工夫もいろいろあります。

・加熱量の少ない調理方法を利用しましょう
 煮物の仕方に保温調理という方法があります。専用の鍋も売られていますが、普通の鍋でも十分に可能です。材料を入れて火にかけ味をつけたら蓋をして蓋が暖まるまで加熱し、火から下ろします。古い毛布などで鍋をぐるぐる巻きにして2,3時間置いておきましょう。これで煮物は十分に柔らかくなり味がしみます。普通に煮込む場合と比べて水分が飛ばないので、予め水の量は少なめ、味は濃いめにつけておきましょう。煮崩れないし、計画停電とは関係なくお勧めの方法です。
 他には圧力鍋なども利用すると良いですね。

・土鍋ご飯を試してみませんか
 電気炊飯器もそれなりに電気を使います。ガスが利用可能な方はガスで土鍋ご飯を炊いてみませんか。作り方は簡単。といだら必要量の水を加えて30分程度つけ、蓋をして強火にかけます。沸騰してきたら弱火にして3分、さらに火を消して20分置きましょう。これだけでできあがりです。朝などは前日に水につけておけば30分で炊けてしまいます。とても嬉しいことに土鍋ご飯は非常に美味しいです! 10万円もするような電気釜には勝てませんが、そこらの安物の電気釜では太刀打ちできないうまさがあります。たまに失敗してできるお焦げもまた楽しいです。これも、計画停電とは関係なくお勧めの方法です。

 最後に荒技ですが、電気を沢山使う調理は計画停電時間外や計画停電予定の無い日に行う、というのもアリと思います。